ナチュラリストの動物写真家が北極から南極まで世界の海にアシカ・アザラシの生態を追う。水族館や動物園の人気者として知られるアシカ・アザラシは、野生ではどのように暮らしているのか。子育てをはじめ魅力的な生きざまを描写。すばらしい写真を多数掲載。
巻頭カラー図鑑
はじめに
第1章 極北のアザラシたち
第2章 アラスカの沿岸水路から
第3章 カリフォルニアの海で
第4章 コマンドル諸島
第5章 ガラパゴス諸島で
第6章 南アメリカ大陸へ
第7章 亜南極の島に暮らす
第8章 南極のアザラシたち
第9章 日本でアシカ・アザラシを観察する
おわりに
動物の生態に哲学のひとさじ。
映画化された世界的ベストセラー『あん』のドリアン助川、構想50年の渾身作!
動物の叫びが心を揺さぶり、涙が止まらない21の物語。
哲学の入門書よりやさしく、感動的なストーリー。
どんぐりの落下と発芽から「ここに在る」ことを問うリスの青年。
衰弱した弟との「間柄」から、ニワトリを襲うキツネのお姉さん。
洞窟から光の世界へ飛び出し、「存在の本質」を探すコウモリの男子。
土を掘ってミミズを食べる毎日で、「限界状況」に陥ったモグラのおじさん。
日本や南米の生き物が見た「世界」とは?
ベストセラー『あん』の作家が描いたのは、動物の生態に哲学のひとさじを加えた物語21篇。
その中で動物のつぶやき、ため息、嘆き、叫びに出遭ったとき、私たち人間の心は揺れ動き、涙があふれ、明日を「生きる」意味や理由が見えてくる!
●私たちの心に突き刺さる動物たちのつぶやき
サル「ボスになんかなるものじゃない。なんでこんなに苦しいんだ」
アリクイ「心は進化しないのですか?」
ナマケモノ「彼女と僕は同じ世界を見ているのだろうか」
ジャガー「私たちを苦しめるのは、思い出だよ」
バク「ママ、なんで僕のここはこんなに大きくなるの?」
ペンギン「天よ、いったいどうして、僕らにこんな苦しみを与えるのですか?」
●巻頭スペシャル口絵
多和田葉子の小説の装画・挿画で知られる溝上幾久子による、動物たちの銅版画作品をカラー掲載。
【目次】
第1話 クマ少年と眼差し
第2話 キツネのお姉さん
第3話 確かなリスの不確かさ
第4話 ボスも木から落ちる
第5話 一本角の選択
第6話 コウモリの倒置君
第7話 クジラのお母さん
第8話 モグラの限界状況
第9話 ウリ坊の恥
第10話 絶滅危惧種
第11話 スローな微笑み
第12話 最後の思い出
第13話 バクの茫漠たる夢
第14話 転がる小さな禅僧
第15話 ペロリン君の進化
第16話 おじさんにできること
第17話 ピクーニャとコンドル
第18話 イグアナ会議
第19話 ゾウガメの時間
第20話 飛べない理由
第21話 対話する鳥(あとがきに代えて)
【著者略歴】
ドリアン助川(どりあん・すけがわ)
作家、歌手。明治学院大学国際学部教授。1962年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科を卒業後、1990年にバンド「叫ぶ詩人の会」を結成。解散後、執筆活動を開始。2013年出版の小説『あん』(ポプラ社)は映画化に加え、22言語に翻訳され、フランスの「DOMITYS文学賞」「読者による文庫本大賞」の二冠に。『線量計と奥の細道』(集英社、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『新宿の猫』(ポプラ社)、『水辺のブッダ』(小学館)など著書多数。
日本史の時代ごとの生活や文化、政治や経済の特色を、動物を通して観ることで、歴史の大きな流れに気づき、自分にとっての新発見ができ、歴史を身近に感じられます。例えば人とイヌは、縄文時代は狩りの友、弥生時代は食料、奈良時代は番犬、江戸時代はお犬様、明治時代は軍用犬、戦後はペットと、波乱万丈の歴史です。縄文と令和の犬を並べてどう違うのかを想像するだけでも、歴史への興味が湧いてきます。
沼のほとりに棲む綿尾ウサギの母と子のまわりには危険がいっぱい。子ウサギは蛇と遭遇、母のおかげで助かったものの、耳は咬まれてぎざぎざに。以来「ぎざ坊」は生存競争を生き延びる知恵を懸命に学んで、一人前になっていくのだが…。表題作以外に、飼い馴らされた美しい野性の馬の物語「黒いくり毛」、イノシシの子供の成長を描いた「あぶく坊や」、狩猟で本領を発揮する犬の話「ビリー」を収録。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『The Cove』(ザ・コーヴ)。本作が映し出したのは、小型漁船がイルカの群れを入り江に誘導して捕殺する「追い込み漁」だった。そして現在、生き物をめぐる新たな運動が日本と世界に広がりつつある。
キーワードは「ビーガン(vegan:完全菜食)」と「動物の権利(アニマルライツ)」。「水族館には行くな」「肉食は恥」「ビーガンになると、人間は優しくなれる」。ビーガンはいまや、女性のあいだで隠れたブームの一つでもある。
さらに地球温暖化対策を訴えるスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリは、畜産動物の保護を求める理由に気候、生態系、健康の危機があるという。「もしも私たちが今のやり方で食物を作り続けたら、ほとんどの野生動物と植物の生息地も破壊し、無数の種を絶滅に追いやります」。現場の取材を通じ、アニマルライツ運動の本質に迫った本邦初の新書。
戦争で空っぽになった動物園に、動物たちを!船の上で死んでしまったシマウマ、飼育箱からにげ出したダチョウ、荒れくるう海…さまざまな苦難をこえながら62頭の動物たちと約2ヶ月かけて、アフリカから日本までを旅した、実話を基にしたお話。
好評の『森が奏でるラプソディー』『幸せのメヌエット』の待望の続刊!イギリスでも大人気の著者の新作ぬりえです。
動物たちの自由気ままな日常を描いた、ファンタジーな世界観です。ぬりえをしながら、かわいい動物たちに癒されるでしょう。ポストカードやメッセージカードなどの巻末付録も充実させました。
手塚への想いを徐々に自覚し始めた亜希。ただ恋愛経験の亜希は、その気持ちに戸惑うばかり。求愛ダンスをする、つがいのコノハカメレオンに気持ちを聞いてみる亜紀だがーー大人気シリーズ第5弾!
特集:ネコのズーロジー(動物学)
古くから日本人に身近な動物の一つであり,多くの作品やグッツほか「ネコノミクス」といった造語ができるほど人気を誇る生き物,ネコ。
本特集では,生き物としてのネコそのものを理解するための研究(遺伝学,考古学,行動学,生化学等)や,昨今問題となっている野生化したネコへの対策とその実態,これからの獣医療に貢献するネコiPS細胞の樹立に向けた取り組みについても,各研究者たちが紹介・解説する。
巻頭グラビア6頁は「動物園で見られる野生のネコ」,ツシマヤマネコやマヌルネコほか動物園で見られる野生のネコ科動物たちを紹介,生態や行動ほかイエネコとの関わりや共通点を解説する。生物・遺伝学や生き物関係者はもちろん,獣医学に興味のある方やペット関係の仕事の方,一般の猫好きの方も必読の1冊。
新企画のリレー連載「科学捜査と遺伝学」ほか,各連載も必見(「植物を集める‼」「高校生物・ワクワク宣言‼」「実験観察の勘どころ」)。
◎巻頭グラビア
動物園で見られる野生のネコ(松本 悠貴(アニコム先進医療研究所株式会社)/佐藤 哲也(那須どうぶつ王国))
◎特集:ネコのズーロジー -ネコをめぐる科学研究と社会問題
総論:ネコのズーロジー -最新研究から社会問題まで(松本 悠貴(アニコム先進医療研究所株式会社))
[コラム]バイオロギングデータから見えてきた飼い猫の行動特性(渡辺 伸一(RABO))
1.ネコの多様性とその遺伝基盤(荒堀 みのり/松本 悠貴(アニコム先進医療研究所))
2.ネコの動物考古学 -日本列島における研究成果(佐藤 孝雄(慶應義塾大学))
3.ネコはリビアヤマネコから進化しているのか? -ネコの社会的認知能力(高木 佐保(麻布大学))
4.ネコにマタタビ -その特異な行動の謎(上野山 怜子(岩手大学)/西川 俊夫(名古屋大学)/宮崎 雅雄(岩手大学))
5.イエネコ問題の本質に迫る -あふれるネコを生み出す人間社会(亘 悠哉(森林研究・整備機構 森林総合研究所))
6.iPS細胞・ES細胞を活用したネコ獣医療への応用 -研究の現状と今後の展望(鳩谷 晋吾(大阪公立大学))
◎リレー連載
科学捜査と遺伝学
[第1回] DNAを用いた個人識別 -DNA型鑑定と法遺伝学の今とこれから(綿引 晴彦(科学警察研究所))
◎連載
植物を集める!!
[第10回]植物学説の興亡から -フロリゲン(長田 敏行(東京大学名誉教授,法政大学名誉教授))
高校生物・ワクワク宣言!!
ハゼ科魚類がテッポウエビ類と共生に至るまで -自らの疑問を自らの力で解き明かす生徒と仲間たちの研究(真野 佳余(富山県立富山中部高等学校))
実験観察の勘どころ
ミナミヌマエビを用いて体液の浸透圧調節を理解する(富川 光(広島大学)/椋田 崇生(鳥取大学))
◎フォトコンテスト
生物科学学会連合「第四回 生きものの“つぶやき”フォトコンテスト」-審査結果⑴
ミニチュア・ダックス、トイ・プードル、アメリカン・ショートヘアー、三毛猫…。犬や猫を中心にした動物たちのスケッチ集。種類・ポーズも豊富で動物を描くための資料にも。
あなたもペットと「心の会話」をしてみませんか?
ペットは「愛」でできている!!
多くの飼い主さんは、アニマルコミュニケーションを人間同士のおしゃべりのようにイメージなさっていますが、ちょっと違います。感覚器官である五感や第六感をすべて使って「感じる」ことを言葉に変換して伝えます。動物の思いが直接心に届き、その「ふわっとしたエネルギー」を瞬時に日本語に置き換える……というようなものです。
かずかずの感動エピソードが伝える
[体調][好きなもの][飼い主から伝えたいこと][亡くなったペットの思い]
ペットとあなたの心のやり取り、アニマルコミュニケーションをぜひ会得してください。きっと、あなたもペットも幸せに輝くに違いありません。
CONTENTS
●ステップ1 ペットの気持ちを聞いてみたいと思いませんか
猫のミズ君に体調を聞く
外猫メーちゃんの猫生哲学
男気あるダン君、17歳のハートにしまってあったもの
突然はじまったソアラちゃんの問題行動のわけ
フェレットのカンタ君のトラウマ
●ステップ2 ペットの気持ちを知る10日間のレッスン
ペットと飼い主は深い絆でつながっている
ペットとおしゃべりしよう
1日目:環境を整える
2日目:アニマルコミュニケーションの手順を覚える
3日目:ペットの合図を言葉に換える
4日目:ペットに質問してみる
5日目:ペットの思いを受け取れるよう、「場(環境)」を整える
6日目:からだを浄化する
7日目:心の幅を広げる
8日目:イメージする力を養う
9日目:エネルギーに触れる練習
10日目:ペットから直接返事を聞いて言葉にする
●ステップ3 光の国へ旅立ったペットの声を聞く
亡くなった動物たちからのメッセージを聞く
光の国の動物たちと話す方法
ペットと飼い主の特別な関係
光の国の動物たちからのメッセージ
●ステップ4 なぜ、あの子は我が家にきたの?
ペットは人間の魂を育てるためにやってきた
クリスマスイブに天使になったチワワのモコちゃん
転生を重ね、飼い主をサポートしていたマルー君
100日しか生きられなかったサクヤちゃんが伝えたかったこと
愛するペットが光の国へ還ったら
簡単でリアルな、どうぶつの紙工作!
リアルな紙工作が作れる「りったいシリーズ」第22弾。ミシン線の入った部品を手で抜き取り、はさみやのりをほとんど使わずに完成。1冊で作れる動物は、チーター、カバ、オランウータン、アザラシ、シャチなどの人気動物からマレーバク、ホシバナモグラ、ワオキツネザルなど少しマニアックな動物まで。既刊『りったいどうぶつ館』『新りったいどうぶつ館』に未掲載の動物22種類を楽しめます。図鑑データが記載されたプレートつき。
【編集担当からのおすすめ情報】
小学館の図鑑NEOのクラフトぶっくは、ついに総発行部数100万部を突破!『りったいどうぶつ館』『新りったいどうぶつ館』をはじめ、『りったい昆虫館』『りったいさかな館』などシリーズ既刊と一緒に、たくさんの生き物を組み立ててください!
チーター
ハツカネズミ
オオカミ
カバ
ニホンイタチ
タイリクモモンガ
ホシバナモグラ
ベローシファカ
ワオキツネザル
ニホンカモシカ
ニホンアナグマ
イボイノシシ
リカオン
ジェレヌク
オリックス
ボルネオオランウータン
マレーバク
ヘラジカ
ココノオビアルマジロ
ノルウェーレミング
ゴマフアザラシ
シャチ
思いがけないきっかけでチンパンジーの原野からボノボの森に身を移すことになった著者。森を遊動する複数のボノボ集団が出会う瞬間を求めて追跡をつづけた先に目撃したものは、集団どうしの出会いを避けるチンパンジーとは対照的に、異なる集団が交わり一緒のときを楽しむボノボたちの姿だった。コンゴの森で綴られた、瑞々しい動物記。
健康と若さの維持に必須な栄養素「たんぱく質」。
たんぱく質をたくさん食べたいけれど、お肉は脂肪も気になるし、たくさんは食べられないという人も多い。
本書では、たんぱく質の重要性と植物性たんぱくのよさをふまえつつ、大豆や大豆製品、麩などのシンプルな食材を活用し、植物性たんぱく質に足りなかった食べ応え、旨味、ボリューム、華やかさなどを、動物性たんぱく質を少しだけ加えたWたんぱく質のおかずとごはんを提案。植物性たんぱく質がとにかくおいしく食べられるレシピ集です。
アノマロカリスからドードーまで、6億年の全記録!
35億年以上にわたる生命の歴史の中で、動物の歴史は6億年。この間、壊滅的な大量絶滅が5回あり、そのたびに全生物種の4分の3以上が姿を消した。生命の歴史は絶滅の歴史でもある。
本書は、絶滅してしまった動物や、絶滅したと思われていたがその後再発見された動物を、それぞれの時代背景を踏まえつつ紹介する。カンブリア紀の不思議な生き物から人類の祖先まで全87種を、豊富なイラストとわかりやすい解説で堪能するビジュアル図鑑。
序文
第1章 最初に現れた動物たち
第2章 陸上への進出
第3章 恐竜の時代
第4章 哺乳類の台頭
第5章 人類の登場
第6章 最近の1000年
索引
逃げるが勝ちのナメクジ、カタツムリは?イカの吸盤はガブッ、タコはキュッ!?シマウマの縞は防虫、トラは?比べるとおもしろさ1000倍アップ。
子どものとき親と行く、若い時にカップルで行く、親になってから子どもと行く。
人生で3回は行くといわれる動物園。動物好きなら3回どころか、何十回と行く方もいるかもしれません。
動物と触れ合うことで人は癒され、明日を生きる活力となります。
本書はそんな動物園を舞台にした心にしみる12編のストーリーを収録したものです。
ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ優しさ溢れるアンソロジー、ぜひ本書で気持ちの良い涙を流していただければ幸いです。
Step by Step 楠谷佑
血の繋がりがない父子。「親子割引クーポン」で来た動物園で、二人の心は繋がる。
猿山と登山 溝口智子
車椅子で猿山を見る老婆、彼女のネガティブな心は娘たちの手を借りて変化していく。
番い鳥のフォレルスケット 烏丸紫明
丹頂鶴の番いの前で足を止めた貴之は、恋人の真琴に向かって想いを打ち明ける。
そこにはきっと宝物があるから 猫屋ちゃき
絵の題材を探しに動物園に来た泰樹は、一人無表情でサイを見る少年に気が付き…
ちいさなぼくとネコのあいだに、クマがはいってゆきました 鳩見すた
飼い猫シッタが亡くなり親子で初めて来た動物園、息子はシッタの声が聞こえると言う。
パンダが来た!
霜月りつ
動物に喩えて
水城正太郎
ライオン、子ライオン、孫ライオン
那識あきら
わたしは檻の中
朝比奈歩
私に似た人
浅海ユウ
願掛けバナナ
一色美雨季
俺の会社は動物園! ?
編乃肌
S t e p b y S t e p
楠谷佑
猿山と登山
溝口智子
青い鳥のフォレルスケット
烏丸紫明
そこにはきっと宝物があるから
猫屋ちゃき
パンダが来た!
霜月りつ
ちいさなぼくとネコのあいだに、クマがはいってゆきました
鳩見すた
動物に喩えて
水城正太郎
ライオン、子ライオン、孫ライオン
那識あきら
わたしは檻の中
朝比奈歩
私に似た人
浅海ユウ
願掛けバナナ
一色美雨季
俺の会社は動物園! ?
編乃肌
『だれの手がた・足がた?』『だれのうんち?』に続く、小宮輝之さん監修「だれの」シリーズ3巻目。動物の体の、模様や形を見て、なんの動物のものかを当てるクイズの本。動物の体の写真は、本の監修も担当している、元上野動物園園長の小宮輝之さんが、40年にもおよぶ動物飼育の経験のあいだにこつこつ撮影したもの。説明やヒントをたよりに、だれのものか、当ててみよう! クイズに答えていくうちに、だんだん特徴をつかめてきて、体の模様や形が、その生きもののくらしにどれだけ適したつくりなのかもわかる。