中国湖南省江永県を中心に伝えられてきた女文字。女性たちによって作られ、女性たちだけに使われてきたこの文字は、いかなるものなのか。これらの文字で女性たちは、何を伝えようとしてきたのか。日中の研究者による総合的研究成果。
フェミニスト経済学の目標は、すべての子ども、女性、男性の生活条件を改善することにある。従来の経済学において不可視化されてきたアンペイド・ケアワークの問題を分析し、ジェンダー、セクシュアリティのみならず階級、カースト、人種やエスニシティが交差して生じる差別や抑圧、経済的不平等の構造を解体するための50章。これからの政治経済・社会問題を論じるための基礎知識がここにある。
性が、いとも手軽にもてあそばれている今日、あなたの知識は間違いだらけではありませんか?男のからだも女のからだも、きわめて精緻な構造と生理によってつくられた賜物。深い愛と尊敬のなかで正しく理解されることが期待されているのです。若い世代に遺された笠井博士の「遺言」。
国際結婚により日本に定住することになった移住女性が抱える心理的問題について、臨床心理学的な視点から考察する。問題の背景にある異文化ストレスが精神的健康に及ぼす影響や異文化適応過程を明らかにし、必要となる心理社会的支援についての示唆を与える。
はじめに
第1部 本研究の問題と目的
第1章 日本で暮らす外国人の状況
第1節 在留外国人の推移と外国人政策
第2節 定住外国人の特徴
第3節 用語の定義ー結婚移住女性
第2章 結婚移住女性のメンタルヘルスに関する先行研究
第1節 移民女性のメンタルヘルス
第2節 アジアにおける近年の結婚移住女性研究
第3節 日本における結婚移住女性研究
第3章 本研究の目的
第1節 先行研究の課題
第2節 本研究の目的と意義
第2部 実証研究
第4章 外国人相談の傾向と心理的問題ー全国調査からー
第1節 問題と目的
第2節 方法
第3節 結果と考察
第4節 全体考察
第5章 外国人相談の傾向と心理的問題ー相談事例からー
第1節 問題と目的
第2節 方法
第3節 結果と考察
第4節 全体考察
第6章 結婚移住女性の異文化ストレス尺度作成の試み
第1節 問題と目的
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
第7章 結婚移住女性の精神的健康
第1節 問題と目的
第2節 方法
第3節 結果
第4節 考察
第8章 結婚移住女性の異文化適応過程
第1節 問題と目的
第2節 方法
第3節 結果と考察
第4節 全体考察
第3部 総合考察と今後の課題
第9章 実証研究の総合考察
第1節 実証研究の概要
第2節 結婚移住女性のメンタルヘルスと異文化適応
第3節 心理社会的支援への示唆
第10章 今後の課題
第1節 本研究の課題と今後の方向性
第2節 結語
引用文献
資料
おわりに
索引
2000年に62歳で斃れるまで、原発の危機を説き続けた「市民科学者」高木仁三郎が、その思想の全容を語りつくした名著、いま蘇る。
日本における移民の社会的統合状況につき階層論をベースに検証。移民受け入れをめぐる観念的議論を超え、具体的な課題を展望する。
国勢調査個票データを用い、日本における移民の社会経済的状況を定量的に分析、その傾向と特徴をナショナルレベルで明らかにする。文化的共生に重点が置かれてきた日本における移民研究を階層概念を軸に再構成、欧米の移民研究との理論的接続をはかり、移民の社会的統合を進めるにあたり具体的な議論につなぐ視点を提供する。
はじめに
第I部 問題の所在,及びその背景
第1章 現代日本における移民受け入れと社会学的課題
1 現代日本における移民受け入れとそれをめぐる政策論争
2 移民受け入れをめぐる社会学的課題
3 本研究の目的,及び構成
第2章 近代以降の日本における移民受け入れの歴史ーー国際移動転換の観点から
1 現代日本における国際移動転換と移民人口の増加
2 諸外国における国際移動転換
3 日本を取り巻く国際移動の歴史
4 社会変動の主要因としての国際移動転換
第3章 日本の移民研究における方法論的課題ーー移民の階層的地位に注目して
1 移民研究における移民の階層的地位
2 米国を中心とした欧米の移民研究における階層的地位の位置づけ
3 日本の移民研究における理論的枠組み
4 日本の移民研究における社会的統合アプローチの可能性
第II部 移民の階層的地位に関する実証研究
第4章 移民男性の労働市場への統合状況とその要因ーーImmigrant Assimilation Modelに基づく分析
1 日本における外国人人口の増加とその階層的地位
2 先行研究の検討
3 命題,及び探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 外国人の労働市場への緩やかな統合
第5章 ジェンダーの視点から見た移民女性の階層的地位
1 日本における「移民の女性化」
2 移民研究におけるジェンダー
3 命題,及び探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 日本における「二重の障害」仮説の妥当性
第6章 移民第二世代の教育達成に見る階層的地位の世代間移動ーー高校在学率に注目した分析
1 移民第二世代の教育達成の重要性
2 先行研究の検討
3 本研究の命題と探究課題
4 記述統計による分析
5 多変量解析による分析
6 移民第二世代の教育達成に見る階層的地位の世代間移動
第III部 展望
第7章 現代日本における移民の社会的統合とその展望
1 本研究で明らかにされたこと
2 現代日本における移民の社会的統合とその展望
あとがき
初出一覧
参考文献
図表一覧
事項索引
人名索引
あなたを含め、身近なところに何かの、誰かのファンはいるだろうか。その人はいつファンとしての時間を過ごしているのだろうか
1990年に刊行が始まり、30年以上に渡り複数メディアでの展開が継続する人気作「スレイヤーズ」シリーズーーその長年にわたるメディアミックスとともに、女性ファンたちが自らのライフコースのなかで積み重ねてきた「スレイヤーズ」に関するファン経験やファン実践をていねいに描き出す。そうして、ファンたちが、それらの経験や実践にどのような意味づけを与え、どのようにそれぞれの〈作品〉を構築してきたのかを分析することを通して、ファン文化の持続を可能にしている条件について解き明かす。
実際のところ、私たちはいつでもファンとして(だけ)生きられるわけではない。日々の生活を成り立たせるために多くの時間を割かねばならないからだ。メディア技術の発展によってファンのフルタイム化が進んだ現在でも、1 日の時間配分や、1 週間の平日と休日のバランスなど、その人の生活リズムによってファンとして過ごすことのできる時間が決められてしまう部分は少なくない。こうしたファンたちの日々の生活は、これまでのファン現象に関する研究ではあまり注目されてこなかったが、これこそがファンをより深く理解するための重要な手がかりとなるというのが、本書の基本的な立場である。(「まえがき」より)
●著者紹介
杉山 怜美(すぎやま さとみ)
明星大学人文学部人間社会学科助教
主要著作・論文に、『アニメと場所の社会学ーー文化産業における共通文化の可能性』(編著,ナカニシヤ出版, 2024年)、「メディアミックスが支える〈保温〉状態のファン実践ーー 「スレイヤーズ」を事例に」(『メディア研究』(104):127-146, 2024 年)などがある。
ドラッカー、ポーターしか知らないあなたへ。
「ビジネススクールで学べる経営学は、最先端からかけ離れている!」
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第2章 「経営学は役に立たない」についての二つの誤解
【Part2】競争戦略の誤解
第3章 あなたの会社の戦略がうまくいかない、最も根本的な理由
第4章 成功しやすいビジネスモデルの条件とは何か
【Part3】先端イノベーション理論と日本企業
第5章 イノベーションの絶対条件!「両利きの経営」を進めるには
第6章 なぜ大企業は革新的イノベーションについていけないのか
第7章 「チャラ男」と「根回しオヤジ」こそが、最強のコンビである
【Part4】最先端の組織学習論
第8章 組織の学習力を高めるには、「タバコ部屋」が欠かせない
第9章 「ブレスト」のアイデア出しは、実は効率が悪い!
第10章 「失敗は成功のもと」は、ビジネスでも言えるのか
【Part5】グローバルという幻想
第11章 真に「グローバル」な企業は、日本に3社しかない
第12章 「世界がグローバル化した」「フラット化した」を疑え
【Part6】働く女性の経営学
第13章 日本企業に、ダイバーシティー経営は本当に必要か
第14章 男性中心職場での「できる女」の条件
【Part7】科学的に見るリーダーシップ
第15章 これからのリーダーシップに向くのは、どのような人か
第16章 成功するリーダーに共通する「話法」とは
【Part8】同族企業とCSRの功罪
第17章 日本最強の後継社長は「婿養子」である
第18章 CSR活動の思わぬ副次効果とは
【Part9】起業活性化の経営理論
第19章 日本の起業活性化に必要なこと(1)簡単な「キャリア倒産」
第20章 日本の起業活性化に必要なこと(2)サラリーマンの「副業天国」
第21章 成功した起業家に共通する「精神」とは
【Part10】やはり不毛な経営学
第22章 「もうかる理由って結局なに?」を突き詰める学者たち
第23章 「リソース・ベースト・ビューが捉えきれないこと」とは何か
【Part11】海外経営大学院の知られざる実態
第24章 ハーバードを見て、米国のビジネススクールと思うなかれ
第25章 米国の大学の裏事情は、中国人が一番知っている
第26章 来たれ! 世界最先端の経営学を語る人材よ
【経営学ミニ解説】
(1) メタ・アナリシス
(2) リアル・オプション理論
(3) 知の探索
(4) トランザクティブ・メモリー
(5) AAA分析
(6) 組織の進化論
(7) 内発的な動機
(8) エージェンシー問題
(9) 四つの不確実性
青森県六ヶ所村での長期にわたるフィールドワークをもとに,日本社会が直面している原発問題を考える。東日本大震災以降の社会を見据え,歴史的な文脈を紹介し,原子力発電に必要とされる核燃料サイクル施設が内包する問題を,六ヶ所村での調査事例を中心に議論する。
序 章 むつ小川原開発と核燃料サイクル施設の歴史を解明する視点
第一章 巨大開発から核燃基地へ
第二章 開発の性格変容と計画決定のありかたの問題点
第三章 大規模開発下の地域社会の変容
第四章 開発による人口・経済・財政への影響と六ヶ所村民の意識
第五章 原子力エネルギーの難点の社会学的検討
第六章 地域社会と住民運動・市民運動
第七章 女性の環境行動と青森県の反開発・反核燃運動
第八章 日本の地域開発史における六ヶ所村開発の位置づけ
第九章 日本の原子力政策と核燃料サイクル施設
巻末資料/索 引
古代から近世にいたる台所空間の呼称を系統的にまとめることでその実像をとらえると共に、台所の原点である火と水の空間の成り立ちと地域性を建築計画的視点で分析。さらに戦後、「はれ」の空間となるまでの台所の発展過程と、そこで働く女性像の変容から、21世紀の家族のゆくえと台所のかたちを浮き彫りにする。
ポイントをおさえて、すっきり理解。臨床直結系!!わかりやすいカラー写真・イラスト250点。臨床に触れているという実感。
【特集】漁業・漁村の環境社会学に向けて
漁業をめぐる人と自然から見る環境社会学の展開可能性(富田涼都・吉村真衣)/共同漁業権と地域社会(吉野馨子)/海と漁村をつなぐ漁師の身体(村田周祐)/未利用魚の商品化を可能とした地域的な要因(前田竜孝)/環境を意識した漁村女性起業による小規模ビジネスの展開(副島久実)
【論文】エチオピア小都市におけるクリーンエネルギー移行の阻害要因(西崎伸子)/札幌市におけるヒグマの出没「問題」とその解決に向けて(伊藤泰幹)/世界農業遺産の動的保全における農業者の主体性についての考察(岩男望)/福島県外地域における原発事故後の健康不安放置の構造(鴫原敦子)
【書評およびリプライ】地域資源への新たな眼差し(『パインと移民』書評)(椙本歩美)/社会的承認の死角(廣本由香)/実践としての歴史的環境保全運動研究(『大邱の敵産家屋』書評)(青木聡子)/植民地期の建築物への環境社会学的アプローチの模索(松井理恵)/「低い島」の人びとによる環境利用とそのまなざしに映るもの(『隆起サンゴ礁島の環境史』書評)(黒田暁)/〈生〉の断片をかきあつめて(藤井紘司)
女性の就業を阻むものは、本当に結婚・出産や子育てなどのライフイベントなのか。自治体間でのさまざまな支援の相互作用をみながら、支援が女性の就業にもたらす効果も明らかにした。逆に、就業が女性に与える影響も、晩婚化、晩産化、子どもの不登校、虐待、貧困に着目して分けて検証し、行政の婚活支援が少子化に与えている影響、若年女性の社会移動の傾向もみている。今後の女性の就業支援を検討する素材が本書にある。
オンデマンド版につき、初版本にあったカバー・帯はありません。
女性のオーガズムは何のために進化した? オーガズムの本質と科学のバイアスにいどむ哲学者による、痛快な知的興奮の書。
様々な分野の科学者を魅了してきたヒト女性のオーガズム。多くの進化学者は「生き残りや繁殖に役立つ」と答えるが本当に?進化論に通暁する哲学者である著者は彼らの主張に潜む問題点に切り込み、その思考の背後にある男性中心主義などのバイアスを次々に暴いていく。「ニューヨークタイムズ」など全米で話題となった本書がついに邦訳!
【原著】Elisabeth Lloyd, The Case of the Female Orgasm: Bias in the Science of Evolution (Harvard University Press, 2005)
第一章 はじめにーーなぜ女性のオーガズムの進化を語るのか
第二章 ヒト女性のオーガズムの基礎
第三章 女性のオーガズムの〈ペアの絆〉説
第四章 女性のオーガズムについてのさらなる進化的説明
第五章 副産物説
第六章 適応についての対立するアプローチ
第七章 精子競争説
第八章 バイアス
注
謝辞
訳者あとがき
文献
索引
本書は、わが国で行ってきた労働衛生工学の各課題はもとより、欧米のインダストリアルハイジーンで扱っている課題まで広く網羅して、労働衛生の国際化にも対応できるように考えている。