1994年の初版以来、長きにわたり世界的に読まれてきたテキストの最新版。新型コロナの第二波・第三波に備えて現在もっとも読まれるべき一冊。著者はスウェーデンの「集団免疫戦略」をリードする専門家会議のメンバー。
第1部 感染症疫学への序
第1章 感染症の疫学ーーがんの疫学や循環器の疫学と何が違うのか
第2章 感染症疫学を学ぶための第一歩ーー定義
第2部 疫学の基礎
第3章 記述疫学ーー全ての疫学の始まり
第4章 リスクと相対リスクおよび発症率
第5章 ケース・コントロール研究ーー交絡について
第6章 コホート研究ーー偏りについて
第7章 感染症の臨床疫学ーー感度・特異度・分類間違い
第8章 多変量解析と交互作用
第9章 生存解析
第10章 感染症の数学モデル
第3部 感染症疫学への応用
第11章 アウトブレイクの発見と解析
第12章 感染症監視システム
第13章 「感染する」ということを計測する
第14章 感染症の自然史について
第15章 血清疫学
第16章 感染症と人々の暮らし、行動
第17章 ある疾病が感染症か否か、どうすればわかるのだろう
第18章 ワクチンの疫学
第19章 サブタイピングの使用
その無駄な医療、そろそろやめませんか?第一選択薬でうまくいかないとき、不必要な医療を減らしたいときの処方箋。
感染症・がん領域の臨床センスにグッと差がつく200症例!
薬剤師の臨床センスを身につける「薬トレ」の感染・がん編が登場!
感染領域,がん領域各100症例を取り上げ,臨床現場でよく遭遇するものから対応に悩むものまで,さまざまなシチュエーション・難易度の問題を掲載.
現場の薬剤師の自己研鑽・スキルアップに役立つだけでなく,薬学教育においても実践的な知識・スキルが身につけられる問題集です.
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【書評掲載】
「週刊金曜日」2023年10月13日号 武田砂鉄さん
「朝日新聞」2023年12月2日 山内マリコさん
【著者インタビュー・寄稿続々掲載!】
「週刊文春」2023年10月26日号
「毎日新聞」2023年10月28日
「朝日新聞デジタルRe:Ron」2023年11月1日
「朝日新聞」2023年11月22日
「日経新聞」2023年12月2日
【そのほかメディア出演】
YouTube「ポリタスTV」2023年9月11日、10月30日
音声番組「なんかIWAKAN!」2023年7月31日
音声番組「わたしたちのスリープオーバー」2023年11月3日
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コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、
バリエーションの少ない「デキる男」像。
公共空間にあふれる広告を読み解き、
「らしさ」の呪縛に抵抗する。
広告と経済の関係を考え、私たちのものの見方が、どれほどそれらのイメージから影響を受けているかを理解することは、消費社会の中で私たちがどのように生活しているのか振り返ることにつながるはずです。(まえがきより)
1 広告観察を始める前に
2 広告観察日記 2018-2023
3 脱毛広告観察 脱毛・美容広告から読み解くジェンダー・人種・身体規範
4 「デキる男」像の呪縛を解くために
5 性感染症予防啓発は誰のため?:広報ポスターから考えるこれからの性教育
6 対談:広告だけに文化のすべてを担わせてはならない 笛美×小林美香
7 対談:広告と公共性 消費者教育のためのメディアリテラシー 尾辻かな子×小林美香
8 「写真歌謡」試論
一時は「消えゆく疾患概念」と考えられていた気管支拡張症だが.欧米において嚢胞性肺線維症と関連しない症例の増加から大規模な患者レジストリへと進展し,近年目覚ましい研究成果をもたらしている.いまや呼吸器領域の一大カテゴリーとなった気管支拡張症について,欧米の最新知見を踏まえ,臨床像から病態,疫学,診断や重症度分類,治療と管理までを体系的にまとめた.
子牛の獣医療に関する情報を網羅した産業動物獣医療関係者必携の一冊。
出生後から育成期における子牛の疾病に焦点を絞り、徹底解説した子牛の総合医学書決定版!
草食反芻動物という特異な解剖学的・生理学的特徴を有する牛には、他の単胃動物と同様の疾患に加え、それらの特徴に対応した異常病態が発現する。さらに、出生段階ではそれらの特徴はまだ機能しておらず、育成段階においてはその特徴的機能へ移行しつつある状態にある。本書は、子牛の様々な疾病を臓器・部位別に整理し、最新の知見に基づいて各疾病の病態から治療・予防までをわかりやすく丁寧に解説。臨床現場で必要となる各種検査や処置の方法なども詳しく説明した産業動物獣医療に携わる方必携の一冊。
[本書のポイント]
◆子牛の疾病を網羅!
疾病ごとに、背景、症状、病態、診断、治療・予防の5つの項目に分けて詳しく解説。子牛の疾病を中心に掲載しているものの、成牛の疾病についても触れており、幅広い情報を提供。各疾患に対応したカラーページでは、明瞭な写真を豊富に掲載し、理解に役立つ。
◆臨床現場で必須の検査や処置についても詳しく解説!
臓器別の疾病の解説だけではなく、子牛の病態診断に必要な検査・診断法や検体の採取・処置に必要となる保定方法、また特に子牛に対して必要とされる処置の手法の概要など、臨床現場で役立つ技術について解説。
◆薬剤一覧など、便利な付録が充実
主要な薬剤の投与量などをリスト化した便利な「薬剤一覧」のほか、出生後の各種血液検査における値の変化などを整理した「各種血液検査」、「略語一覧」を収録。
◆総勢64名の豪華執筆陣!
臨床現場の最前線で活躍している経験豊富な臨床獣医師、大学・研究機関の専門家による、64名の「知」を集結。
診療指針シリーズに初めて「皮膚疾患」が仲間入り。
日本皮膚科学会が監修するガイドラインは、診療の手引きを含めると66疾患に上り、皮膚科専門医であっても専門領域以外の領域のガイドラインを熟知することは困難になってきています。
本書は「ガイドラインへのガイド」というべき本であり、コンパクトな内容で疾患ガイドラインの概略をしっかり把握できる内容になっています。
本書の執筆陣はガイドライン編纂に関わった専門家が中心になっています。
またガイドラインがない皮膚疾患については、専門の先生に標準的な治療であると考えられる診療指針をご提示いただき、内外のガイドラインの現状についてコメントしていただきました。
実臨床で非常に役立つ強力な一冊です。
1. 湿疹皮膚炎群
接触皮膚炎
手湿疹
アトピー性皮膚炎
脂漏性湿疹
2. 紅斑症
多形滲出性紅斑
Behçet病
結節性紅斑
3. 膠原病
全身性エリテマトーデス
全身性強皮症
限局性強皮症
皮膚筋炎
4. 血管病変
下腿潰瘍(末梢動脈疾患,静脈血栓塞栓症,下肢静脈瘤)
皮膚血管炎(IgA血管炎,皮膚動脈炎)
5. 蕁麻疹・痒疹類
蕁麻疹
痒 疹
6. 水疱症
天疱瘡群
類天疱瘡群
7. 膿疱症・膿皮症
掌蹠膿疱症
壊疽性膿皮症
化膿性汗腺炎
8. 遺伝性角化症
魚鱗癬
9. 炎症性角化症
尋常性乾癬
乾癬性関節炎
膿疱性乾癬(汎発型)
扁平苔癬
10. 色素異常症
眼皮膚白皮症
尋常性白斑
肝斑・日光黒子
11. 物理化学的皮膚障害
色素性乾皮症
熱 傷
褥 瘡
12. 薬 疹
薬 疹
Stevens-Johnson症候群
TEN
薬剤性過敏症症候群
13. 肉芽腫症
サルコイドーシス
14. 母斑症
神経線維腫症1型(NF1)
結節性硬化症
15. 皮膚悪性腫瘍
有棘細胞癌
基底細胞癌
乳房外Paget病
悪性黒色腫
皮膚血管肉腫
皮膚リンパ腫
16. 真菌感染症
足白癬・爪白癬
皮膚粘膜カンジダ症
癜風・マラセチア毛包炎
17. 細菌感染症
蜂窩織炎・丹毒・ 壊死性筋膜炎
伝染性膿痂疹
18. スピロヘータ感染症
梅 毒
19. ウイルス感染症
帯状疱疹
疣 贅
20. 寄生虫
疥 癬
21. 付属器疾患
痤 瘡
酒 皶
円形脱毛症
男性型および女性型脱毛症
限局性多汗症
22. 皮膚瘙痒症
皮膚瘙痒症
コロナ危機の最中、リアルタイムで経済の動向をつかむために、政府統計などの「伝統的なデータ」とは異なる、新しく、そして多様なデータが活用されています。
たとえば、人流を捉えるための携帯位置情報や、消費動向をリアルタイムでつかむためのクレジットカード履歴などは、メディア報道や政府発表の資料などでも大きく扱われ、私たちも目にする機会が急増しました。
本書では、今まさに注目を集める、こうした非伝統的な「オルタナティブデータ」を徹底解説。データに関わるビジネス界動向、政策シーンでの活用事例などをふまえて、「このデータからどんなことがわかるのか」「どう使えばいいのか」「どんなビジネスチャンスにつながるのか」など、さまざまな視点から考えていきます。また、政策形成にオルタナティブデータがどう貢献しているかも詳しく解説します。
デジタル化が進み、社会のあらゆる場面でデータが溢れている今ほど、どんなデータが利用可能で、それを活用することのメリットが何なのかを知ることの重要性が高まっているタイミングはありません。ビジネスや政策の現場でデータ活用を推進するためにも、必読の一冊です!
第1部 オルタナティブデータ活用の新地平
第1章 「オルタナティブデータ」とは何か?【辻中仁士】
第2章 データ・ビジネスの最前線【辻中仁士・久保寺晋也・水門善之】
第3章 政策現場におけるオルタナティブデータの可能性【亀田制作・渡辺努】
第4章 オルタナティブデータを用いた経済活動分析【水門善之】
第5章 オルタナティブデータ活用に向けた政府の取り組み【宇野雄哉】
第6章 オルタナティブデータと政府統計のこれから【渡辺努】
第2部 オルタナティブデータの活かし方
第7章 オルタナティブデータが捉える現象とその使い方【今井聡】
第8章 新型コロナウイルス感染症は消費行動に何をもたらしたか?【ナウキャスト データ解析 今井班】
第9章 スマホ位置情報で捉える行動変容のカギ【渡辺努】
第10章 クレジットカードデータで捉えるオンライン消費の動向【渡辺努・大森悠貴】
第11章 From To指数を用いた人流に関わる消費動向分析【大森悠貴・梅木聖也】
PART2は,「小児看護学」「母性看護学」「老年看護学」「在宅看護学」「地域看護学」で構成され,最新の医療状況や看護教育の現状を踏まえた内容を加筆しより誌面を充実.クリティカルシンキング,問題解決思考,科学的思考を身につけ実践能力を養う
臨床医の素朴なギモンをふまえ、病理像の見かたのコツを病理医が伝授。病理像には→や「囲み」を多用して、注目すべき部分が迷わず理解できる!症例をイメージしやすいよう、臨床経過、X線写真・CT写真も掲載。
日本小児血液・がん学会による公式ガイドライン.出生直後から成人までに血小板のみの減少から出血症状を呈する疾患は,造血器腫瘍,感染に伴うもの,遺伝性疾患まで実に様々である.本ガイドラインは,小児と成人における免疫性血小板減少症の病態と治療の相違点を明確に示し,正しい診断と適切な治療法の選択ができるよう記載されている.専門医のみならず,小児科や一般内科の現場で活用しやすい包括的かつ実践的な1冊.
私たち人間がやっている行動や、築いてきた社会・文明によって生じた物事は、ほとんど昆虫が先にやっている。狩猟採集、農業、牧畜、建築、そして戦争から奴隷制、共生まで、彼らはあらゆることを先取りしてきた。特に面白いのは繁殖行動。相手と出会うため、あの手この手を使い、贈り物、同性愛、貞操帯、子殺し、クローン増殖と何でもアリだ。どうしても下に見がちな私たちの思考を覆す、小さな生物のあっぱれな生き方を気鋭の研究者が大公開!
抗菌薬を選ぶときのコンセプト、現行のガイドラインを読むときにどうしても知っておいてもらいたいこと、感染症診療だけで決着をつけられないことなど、感染症にまつわる臨床的な問題を考える際、頭の片隅に置いておきたい、そんな内容を13のセクションに分けて掲載しています。
小児に特有の疾患や症状について「疫学」「疾病の概念」「診断と治療」にまとめ、看護に関するポイントだけでなく、所見を示す写真も豊富に掲載。「呼吸器疾患」「眼疾患」の章を新設し、発達時期ごとの代表的な疾患を学べる「成長期別にみる小児の疾患の特徴」を新掲載。
大震災、新型感染症などの災厄に襲われたとき、どのように社会の期待に応えるかーーーー。
AI、生命科学、宇宙科学の急速な進展のなか、いかなる規範を自らに課すべきかーーーー。
「科学者の責任」をめぐる13の視座。
〈目次より〉
【第1部 社会に開かれた研究倫理】
●第1章 野家啓一(東北大学名誉教授)
「3.11以後の科学と倫理」
●第2章 酒井邦嘉(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「ロボット三原則と科学者三原則」
●第3章 廣野喜幸(東京大学大学院情報学環/総合文化研究科教授)
「科学者の社会的責任ーー専門知の失敗と責任システム」
【第2部 これからの生命・AI・宇宙時代に問われるもの】
●第4章 須田桃子(NewsPicks副編集長)
「合成生物学の倫理とデュアルユース性」
●第5章 小川眞里子(三重大学名誉教授)
「感染症の科学と倫理」
●第6章 鈴木邦彦(米国ノースカロライナ大学名誉教授)
「遺伝病医療の倫理」
●第7章 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
「AI時代の科学技術倫理」
●第8章 江間有沙(東京大学未来ビジョン研究センター特任講師)
「『本人らしさ』の探求と演出ーー人工知能技術による『よみがえり』をめぐる論点」
●第9章 神崎宣次(南山大学国際教養学部教授)
「人類の生存と宇宙進出の問題」
【第3部 文化としての科学倫理思想】
●第10章 村田純一(東京大学名誉教授)
「科学の創造性と倫理性ーーベーコン的科学の行方」
●第11章 岡本拓司(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「原子爆弾と『聖断』」
●第12章 正木晃(宗教学者)
「宗教由来の倫理は科学の倫理に応用できるか ? --嘘(捏造)をめぐる考察」
●第13章 安藤礼二(多摩美術大学美術学部教授)
「エコロジー思想の起源とその両義性」
あとがき 金子務先生を偲んで 酒井邦嘉
症例から学び、腎機能低下患者に対して最良の薬学的介入を実践する!腎臓病・透析患者への薬物適正使用について、専門・認定薬剤師の考え方を学び、臨床に活かす!複雑・多岐にわたる腎臓病の症例を通じて「薬剤師としての気づきの能力」を養う!