抗菌薬の使い方は若手ドクターが頭を悩ます共通のテーマです.本書では抗菌薬の基本的知識から,診療科/感染症別に抗菌薬使用のポイントを,ワンテーマ見開き2頁で解説します.どこから読んでもOK.前著『抗菌薬はこう使え!』と併せて読めば,あなたも抗菌薬使用のプロになれます.
Critical CareにたずさわるICU、救急、麻酔、外科、内科の医師向けた隔月刊行誌。今号の特集では、救急・集中治療領域の「血液凝固・線溶異常」の最前線について、血栓止血学的なマネジメントを含め、各領域のエキスパート医師が幅広く解説しています。集中治療医・救急医のみならず、関連するスタッフにとっても必携の一冊です。
<特 集>血液凝固・線溶異常の最前線 -血栓止血学的なマネジメントを的確に行うためにー
1.凝固と線溶の基礎・検査
1. 凝固と線溶のメカニズム
2. 自然免疫と血栓形成
3. 凝固・線溶検査
4. Viscoelastic deviceなどのpoint-of-care機器
2.播種性血管内凝固症候群(DIC)
5. DIC総論
6. DIC診断
7. 線溶抑制型DICと線溶亢進型DIC
8. 敗血症性DIC
9. 外傷性DICの最新知見 -病態,診断,治療戦略ー
10. 頭部外傷におけるDIC
11. 熱中症におけるDIC
12. 心停止後症候群
13. 産科DIC
14. DIC治療
3.血栓性微小血管障害と関連疾患
15. 集中治療領域の血栓性微小血管症(TMA)の診断と治療のフロー
16. TMA以外の疾患(HIT,APS,HLHなど)
4.その他の凝固・線溶異常とそのマネジメント
17. ECMO管理中の凝固・線溶異常 -なぜ出血と血栓は共存するのかー
18. 遺伝性血栓性素因
19. 抗凝固薬と拮抗薬(中和薬)
5.今後の展望:DIC・血栓止血研究のフロンティア
20. DIC研究の未来
<連 載>
[産褥出血患者に対する集学的治療]
第3回 産褥出血患者に対する産科治療(産科の立場から)
[集中治療領域における リハビリテーション]
第1回 ICUでの骨格筋評価とリハビリテーション
[症例から学ぶ 感染症と集中治療]
第2回 グラム陽性菌菌血症の診断と治療(その2)
[救急・集中治療の歴史]
第8回 日本救急医学会の歴史と展望
[施設紹介]
広島大学病院 高度救命救急センター
薬の効果とは「無意味」と「嘘」の間にある。患者にとって、本当に望ましい処方箋とは何か。11の処方箋をめぐり医師と薬剤師が「対話」から導く本当の「解」
パンデミック対策は何を目的とし、どのような基準と論理で行われるべきなのか? WHOの倫理指針の作成に携わった経験から分析。
医療資源が限られている状況下で、誰の治療と予防が優先されるのか? 隔離や移動の制限といった自由の制約はどこまで許されるのか? 国際的な倫理学者で、WHOでパンデミックの倫理指針を考える部会に参加した経験を持つ著者が、新型コロナウイルスの世界的流行を通して表面化した倫理的な問題をどう考えるべきかの筋道を示す。
はしがき
第一章 パンデミック対策は何を目的とすべきか?
1 競合する倫理理論と常識的判断
2 どうしてパンデミック対策に倫理指針が必要なのか?
3 救命数最大化と帰結主義
4 帰結主義を批判するとはどういうことか?
5 非帰結主義は救命数最大化を擁護できるか?
6 くじによる抽選
7 個人的属性と間接的便益
第二章 公平性と透明性
1 公平性の原則
2 本当に救命数を最大化するべきか?
3 救命数最大化は公平か?
4 救命数最大化と生存年数最大化の関係
5 透明性の原理
6 結 論
補論 「命の選別」について
第三章 パンデミック下の医療資源の分配
1 パンデミック対応策の倫理指針は誰を対象にしているか?
2 誰に人工呼吸器を優先するか?
3 他の重症者を救うために人工呼吸器を外すべきか?
4 誰にワクチン接種を優先するか?
5 誰に抗ウイルス薬を優先するか?
6 ワクチンの国際的分配
第四章 基本的な権利と自由はどこまで制限されるべきか?
1 人権とシラクサ原則
2 自由の制限についての五つの基準
3 三種類の「隔離」
第五章 COVID-19パンデミックの哲学分析
1 二〇二〇年の新型コロナウイルス感染症の経験
2 PCR検査と条件付き確率による推論
3 反事実的条件法による思考(1)─何が効果的か?
4 反事実的条件法による思考(2)─超過死亡
5 数理モデル予測の批判の仕方
結 語
注
索 引
白血病/MDS診療は,革新的な分子生物学的解析手法によって,大きな変容を遂げている.本書では,この最新の知見に基づいて,疾患概念や分類,検査などのほか,薬物や放射線,造血幹細胞移植などの完治をめざす治療法や支持療法について解説する.また,治療各論として,白血病/MDSのタイプごとに,臨床試験の結果を踏まえた最適な治療法を詳述し,書名にある“ここまできた”が実感できる内容にまとめている.
大好評の「1.正常解剖」「2.代謝・脱髄・変性・外傷・他」に続いて、血管障害・腫瘍・感染症・全身性疾患・頭蓋骨の異常を収載した待望の1冊が登場!豊富な画像ととても詳しい解説で、日常臨床や読影をする際に必ず役立つ1冊。
2000年代以降、日本における数学を取り巻く環境は激変している。数学の必要性・重要性が産業界や省庁などで見直され、産学官の連携も出来上がりつつある。しかし一方で、STEAM教育などの取り組みはなかなか浸透しておらず、AI産業なども後手に回っているのが現状である。
本書では、数学が自然科学、工学など他分野や産業界にどのように関わって社会の問題解決に貢献しているか、また、新たなイノベーションを創出しているかを紹介する。
第1巻では、最適化理論、耐量子計算機暗号、数理ファイナンス、力学系、感染症の数理、ネットワークなど、産業界と協奏する研究を紹介し、それぞれの分野における数学の役割を紐解いていく。
また巻頭では、長年数学と産業界に軸足をおいて活躍されている研究者が考える、キャリアパスや人材育成についての提言を座談会として掲載した。
本書をきっかけに、数学・数理科学とその応用分野の発展に多くの方の深い関心が寄せられることを期待する。
座談会 産業と数学におけるキャリアパスと人材育成
小磯深幸+佐古和恵+高田 章+高橋桂子+若山正人+吉脇理雄+高島洋典(司会)
序章 数学の展開に期待してーー人類の知識財産の活用(若山正人)
第1章 社会、産業と最適化
第2章 量子情報処理
第3章 耐量子計算機暗号
第4章 数理ファイナンスと金融工学
第5章 力学系と安定性、制御、感染症の数理
第6章 不確実性:数学・数理科学の視点から
第7章 ネットワーク、グラフとSNS
第8章 数学のひろがりーー行列式と因数分解の視点から
感染症の病態把握に活きる!適切な抗菌薬使用の用心棒。
近年,国内外で様々な感染症が発生している。感染症は地球規模でとらえるべき環境問題であるとともに,社会問題でもある。感染症は病原生物・宿主・環境が複雑に関係しあっておきる。したがって,感染症を予防し拡大を防ぐためには、診断と治療に役立てる従来の病理学的知見はもとより,病原生物と宿主と環境との相互作用を解明する生態学的知見が不可欠である。
自然環境中の病原生物をどのように検出・定量したらよいのか? 潜伏感染期間の体内でなにがおきているのか? 病原遺伝子はどのようにして広まるのか? 病原生物と宿主と環境要因のどのような相互作用が感染症をひきおこすのか,あるいは制御するのか? ヒトのインフルエンザをある一定期間内に終焉させるためにはどのようなタイミングでワクチンを投与すればよいのか? 効果的な感染症の対策はどのようにしたらよいのか? ヒトはこれから感染症とどのようにつき合っていけばよいのか? 病原生物の生態系における役割は何か? これらの様々な問題に答えるヒントが,感染の分子レベルから病原生物・宿主・環境との相互作用までを幅広く扱った本書から見えてくる。本書の生態学的考え方にもとづいた感染症の理解は,感染症がもたらす社会問題を考えるための基礎となるであろう。
本書がきっかけとなり,従来にはなかった新しい生態学の分野が切り開かれていくことを期待している。
1部 基礎知識
第1章 微生物の多様性・系統分類・検出方法(山口進康・那須正夫)
第2章 病原生物の生活史と宿主:ウイルスと細菌(北村真一)
第3章 病原生物の生活史と宿主:寄生虫(浦部美佐子)
第4章 感染症の発症メカニズム(源 利文)
第5章 感染のダイナミクス:伝播と免疫(梯 正之)
2部 感染症の生態学的機能と進化
第6章 病原生物と宿主の種間相互作用(佐藤拓哉・鏡味麻衣子)
第7章 病原生物の食物網・物質循環における機能(鏡味麻衣子・佐藤拓哉)
第8章 病原遺伝子の水平伝播(谷佳津治)
第9章 侵入生物としての病原生物(五箇公一)
第10章 病原生物と宿主の進化(加茂将史・佐々木顕)
3部 感染症事例
第11章 藻類の感染症(外丸裕司)
第12章 野生植物の感染症(佐橋憲生・田中千尋)
第13章 マツ材線虫病(二井一禎)
第14章 ナラ枯れ病(伊藤進一郎)
第15章 栽培植物の感染症(水本祐之)
第16章 動物寄生虫(佐藤 宏)
第17章 貝類の感染症(良永知義)
第18章 魚介類の感染症(湯浅 啓)
第19章 コイヘルペスウイルス病(内井喜美子・川端善一郎)
第20章 鳥インフルエンザ(長 雄一・大橋和彦・村田史郎)
第21章 ヒトの真菌感染症(広瀬 大)
第22章 ヒトのインフルエンザ(佐々木顕)
第23章 AIDS(岩見真吾)
第24章 マラリア(中澤秀介・門司和彦)
4部 対策と管理
第25章 防除対策:隔離?ワクチン?環境管理(浅川満彦)
第26章 院内感染(河野梢子・梯 正之)
高齢者施設の医療職・非常勤医師のために施設での感染対策の基本がこの1冊に!
家庭医/プライマリ・ケア医のための総合誌■総 論
コロナ禍とアフターコロナを見据えての咳診療のあり方 倉原 優
もう一度振り返る,臨床に役立つ咳のメカニズム 長尾大志
咳の診療にあたり,考えること 亀井三博
■診断編
問 診 松村榮久
問診ツール 森川 昇
情報のとり方 横田雄也
身体所見のポイント 喜舎場朝雄
画像検査 藤田次郎
呼吸機能検査 寺田邦彦
喀痰の診かた 佐田竜一
鑑別診断 坂本 哲,志水太郎
■コモンな原因疾患の診療編
新型コロナウイルス感染症を考慮した急性咳嗽 藤岡遥香,中島 啓
感染性咳嗽 宮下修行,尾形 誠,福田直樹,矢村明久
結核・非結核性抗酸菌症 露口一成
喘 息 新実彰男
COPD と喫煙 丸毛 聡
副鼻腔気管支症候群と上気道咳症候群の周辺 倉原 優
■ライフステージごとの診療編
小児の咳の診かた 永田理希
高齢者の咳の診かた 吉松由貴
連載
1 問1 答! 在宅報酬必須知識(1)
在宅医療の5 つの呪文(永井康徳)
えびさんぽ(4)
抗菌薬にプロバイオティクス(整腸剤)は併用した方がよいですか? (青島周一)
─ ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─ 臨床での使い方
メンタル産業医が教える! 今月の筋新たな時代の咳診療の道しるべ
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症により、診療様式は大きく変わりました。特に咳を診ることに関しては、従来の肺機能検査やグラム染色が行いにくくなる場面も多く、困難な状況が続いています。
本特集ではプライマリ・ケア医として、限られた環境の中で咳診療に望めばよいか、この一冊ですべてわかるようにまとめました。明日からの現場で使える、そして今知っておきたい知識が満載となっていますのでぜひご一読ください!
オペに専念したい外科医を悩ませる専門外の問題のひとつ「感染症」。院内に感染症のプロがいなければ、いかに専門外といえども術後感染症や抗菌薬の適正使用について正しい知識を知っておく必要があります。本書は感染症診療の大原則や各科でよく診る感染症のピットフォールについてわかりやすい語り口で解説しました。
薬剤師国家試験の要点チェックに使える一問一答形式の問題集。第110回薬剤師国家試験の出題内容を踏まえた最新版。同著者の既刊『薬剤師国家試験のための薬単』『薬剤師国家試験のための病単』とセットで利用できます。
【特徴】
1)定番の参考書・問題集に比較して判型・厚みがコンパクト。
2)定番の問題集にはない「一問一答形式」で、ポイントを簡単解説!
3)ひっかけ問題に対応。解説もひっかけポイントを太字にするなど多くの工夫で使いやすく!
4)過去問題を中心に新傾向問題も掲載。4年生時のCBT受験段階から国家試験レベルの知識を習得!
5)6年生で国試対策の学習をするまでのつなぎに使える!
6)著者の既刊『薬単』『病単』ユーザーの学力チェックアイテムにも!
第0章 薬理学の基礎
第1章 自律神経系に作用する薬
第2章 体性神経系に作用する薬
第3章 中枢神経系に作用する薬
第4章 循環器系に作用する薬
第5章 泌尿器系に作用する薬
第6章 呼吸器系に作用する薬
第7章 消化器系に作用する薬
第8章 内分泌系に作用する薬
第9章 代謝系に作用する薬
第10章 血液系に作用する薬
第11章 眼に作用する薬
第12章 抗炎症薬
第13章 免疫系に作用する薬
第14章 感染症の薬
第15章 抗悪性腫瘍薬
第16章 新傾向&予想問題
欧米で最も読まれている病理学の定本!疾病の病理pathologyと病因論pathogenesisを理解するための必須情報(解剖生理から病態生理後の臨床的事項まで)を要領よくまとめた、基礎医学と臨床医学のかけはしとなる病理学の決定版。
私たち人間がやっている行動や、築いてきた社会・文明によって生じた物事は、ほとんど昆虫が先にやっている。狩猟採集、農業、牧畜、建築、そして戦争から奴隷制、共生まで、彼らはあらゆることを先取りしてきた。特に面白いのは繁殖行動。相手と出会うため、あの手この手を使い、贈り物、同性愛、貞操帯、子殺し、クローン増殖と何でもアリだ。どうしても下に見がちな私たちの思考を覆す、小さな生物のあっぱれな生き方を気鋭の研究者が大公開!