胸部CT診断の基準となる包括的テキストのベスト&ロングセラー、7年ぶりの改訂。
胸部領域の新しい疾患概念や、肺癌のTMN分類、組織分類、癌取り扱い規約の改訂などを踏まえ、画像、記述内容ともに全面的にアップデート。臨床の現場で役立つ教科書を目指し、より疾患の解説に重点を置く構成となった。放射線科のみならず、呼吸器内科・外科、一般内科の医師にとっての必読・必備書。
初版でもある前版『小児の臓器移植および免疫不全状態における予防接種ガイドライン』の発行から約10年ぶりの改訂となります。この間、小児慢性疾患の長期予後が改善されて成人に移行することも多くなり、また、人の健康寿命は生涯を通したワクチン接種によって守る“Life course immunization”という概念も浸透してきました。小児期発症の疾患を抱えて免疫不全状態にある患者さんに対し安全なワクチン接種を行うことで、ワクチンで予防可能な疾患(VPD:Vaccine Preventable Disease)への感染・重症化を予防することが求められるようになったともいえます。
本書は、上記のような背景から対象とする疾患や年齢層を拡大し、免疫不全状態の患者さんや家族に望ましいワクチンを医師が選択できるように、日本小児感染症学会をはじめ関連学会(日本移植学会、日本小児栄養消化器肝臓学会、日本小児外科学会、日本小児血液・がん学会、日本小児循環器学会、日本小児腎臓病学会、日本小児リウマチ学会、日本免疫不全・自己炎症学会)が合同で作成しました。臓器移植・小児外科、炎症性腸疾患・肝臓病、血液・腫瘍、腎疾患、リウマチ疾患、免疫不全症を診る医師や無脾症患者を診る医師のほか、ワクチン行政に関わる方にもご一読いただきたいガイドラインです。
■序文
■ガイドラインサマリー
1推奨の強さとエビデンスの強さの考え方
2Clinical Question(CQ)と推奨文、推奨とエビデンスの強さ
■用語の解説
■主な略語一覧
■第1章 本ガイドラインについて
1.作成組織
2.本ガイドラインの特徴
3.本ガイドラインの作成過程
4.スコープ、外部評価の結果
■第2章 総論
1.予防接種制度と免疫不全者
2.抗体測定方法と抗体価判定基準
3.本ガイドラインで扱う一部のワクチンに関する補足事項〜肺炎球菌ワクチン、乾燥組換え帯状疱疹ワクチン、髄膜炎菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン〜
■第3章 各論
1.血液悪性腫瘍、固形腫瘍患者への予防接種
2.造血細胞移植後・CAR-T細胞療法後の患者への予防接種
3.炎症性腸疾患患者への予防接種
4.リウマチ性疾患患者への予防接種
5.腎疾患患者への予防接種
6.固形臓器移植患者への予防接種
7.無脾症患者への予防接種
8.原発性免疫不全症候群患者への予防接種
9.免疫不全状態にある患者の事項
■付表 国内で製造販売承認されている主なワクチン一覧
大震災、新型感染症などの災厄に襲われたとき、どのように社会の期待に応えるかーーーー。
AI、生命科学、宇宙科学の急速な進展のなか、いかなる規範を自らに課すべきかーーーー。
「科学者の責任」をめぐる13の視座。
〈目次より〉
【第1部 社会に開かれた研究倫理】
●第1章 野家啓一(東北大学名誉教授)
「3.11以後の科学と倫理」
●第2章 酒井邦嘉(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「ロボット三原則と科学者三原則」
●第3章 廣野喜幸(東京大学大学院情報学環/総合文化研究科教授)
「科学者の社会的責任ーー専門知の失敗と責任システム」
【第2部 これからの生命・AI・宇宙時代に問われるもの】
●第4章 須田桃子(NewsPicks副編集長)
「合成生物学の倫理とデュアルユース性」
●第5章 小川眞里子(三重大学名誉教授)
「感染症の科学と倫理」
●第6章 鈴木邦彦(米国ノースカロライナ大学名誉教授)
「遺伝病医療の倫理」
●第7章 前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
「AI時代の科学技術倫理」
●第8章 江間有沙(東京大学未来ビジョン研究センター特任講師)
「『本人らしさ』の探求と演出ーー人工知能技術による『よみがえり』をめぐる論点」
●第9章 神崎宣次(南山大学国際教養学部教授)
「人類の生存と宇宙進出の問題」
【第3部 文化としての科学倫理思想】
●第10章 村田純一(東京大学名誉教授)
「科学の創造性と倫理性ーーベーコン的科学の行方」
●第11章 岡本拓司(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「原子爆弾と『聖断』」
●第12章 正木晃(宗教学者)
「宗教由来の倫理は科学の倫理に応用できるか ? --嘘(捏造)をめぐる考察」
●第13章 安藤礼二(多摩美術大学美術学部教授)
「エコロジー思想の起源とその両義性」
あとがき 金子務先生を偲んで 酒井邦嘉
小児に特有の疾患や症状について「疫学」「疾病の概念」「診断と治療」にまとめ、看護に関するポイントだけでなく、所見を示す写真も豊富に掲載。「呼吸器疾患」「眼疾患」の章を新設し、発達時期ごとの代表的な疾患を学べる「成長期別にみる小児の疾患の特徴」を新掲載。
抗菌薬を選ぶときのコンセプト、現行のガイドラインを読むときにどうしても知っておいてもらいたいこと、感染症診療だけで決着をつけられないことなど、感染症にまつわる臨床的な問題を考える際、頭の片隅に置いておきたい、そんな内容を13のセクションに分けて掲載しています。
近年、COVID-19などの感染症との戦いで、人類の感染防御機能である“生体防御”がとても重要だと考えれられてきています。
その防御機能は多くの栄養素が関係しており、栄養状態によりその機能が低下してしまうことがわかっています。
本書では、COVID-19をはじめとする感染症の種類やメカニズム、生体防御機構などについて、免疫、運動、栄養素、食品の機能など様々な視点から解説しています。
コロナ危機の最中、リアルタイムで経済の動向をつかむために、政府統計などの「伝統的なデータ」とは異なる、新しく、そして多様なデータが活用されています。
たとえば、人流を捉えるための携帯位置情報や、消費動向をリアルタイムでつかむためのクレジットカード履歴などは、メディア報道や政府発表の資料などでも大きく扱われ、私たちも目にする機会が急増しました。
本書では、今まさに注目を集める、こうした非伝統的な「オルタナティブデータ」を徹底解説。データに関わるビジネス界動向、政策シーンでの活用事例などをふまえて、「このデータからどんなことがわかるのか」「どう使えばいいのか」「どんなビジネスチャンスにつながるのか」など、さまざまな視点から考えていきます。また、政策形成にオルタナティブデータがどう貢献しているかも詳しく解説します。
デジタル化が進み、社会のあらゆる場面でデータが溢れている今ほど、どんなデータが利用可能で、それを活用することのメリットが何なのかを知ることの重要性が高まっているタイミングはありません。ビジネスや政策の現場でデータ活用を推進するためにも、必読の一冊です!
第1部 オルタナティブデータ活用の新地平
第1章 「オルタナティブデータ」とは何か?【辻中仁士】
第2章 データ・ビジネスの最前線【辻中仁士・久保寺晋也・水門善之】
第3章 政策現場におけるオルタナティブデータの可能性【亀田制作・渡辺努】
第4章 オルタナティブデータを用いた経済活動分析【水門善之】
第5章 オルタナティブデータ活用に向けた政府の取り組み【宇野雄哉】
第6章 オルタナティブデータと政府統計のこれから【渡辺努】
第2部 オルタナティブデータの活かし方
第7章 オルタナティブデータが捉える現象とその使い方【今井聡】
第8章 新型コロナウイルス感染症は消費行動に何をもたらしたか?【ナウキャスト データ解析 今井班】
第9章 スマホ位置情報で捉える行動変容のカギ【渡辺努】
第10章 クレジットカードデータで捉えるオンライン消費の動向【渡辺努・大森悠貴】
第11章 From To指数を用いた人流に関わる消費動向分析【大森悠貴・梅木聖也】
看護学生にとって苦手分野である法律・制度をとことんわかりやすく解説!
医療法から労働法規まで、看護教育で学ぶ関係法規を豊富なイラストと平易な文章で整理しました。
あわせて条文、過去の国家試験問題も収載し、入門書、サブテキストとして最適。国試対策にも活用できます!
「看護師に法律・制度は必要?」
医療や福祉といった社会保障は、さまざまな法律や制度に基づいています。
患者や利用者が治療や看護、介護を受けられるのも、そうした法律・制度があるからです。
また、看護師という国家資格自体も、法律によって決められているもの。
看護師として働き、看護ケアを提供することには、多くの法律がかかわっているのです。
「国家試験にも出題」
ある年の看護師国家試験で、なんらかの形で法律・制度が関係する出題が、240問中40問程度ありました。
医療や福祉には多くの法律が関係しているため、看護師になるためには幅広く法律・制度を押さえておく必要があります。
「キーワードを解説、関連条文、過去問題も掲載」
法律や制度を成り立ちからひも解くと長く複雑でわかりにくくなります。
本書では、今知りたい事柄やキーワードを取り上げて、ワンテーマでコンパクトに解説しているので、知りたい情報にすぐにアクセスできます。
しかも、関連する条文(法律の文章)は必要最低限にしているので、読むのも苦になりません。また、最近の看護師国家試験に出された問題も掲載し、受験勉強の参考になります。
【主な目次】
第1章 看護と法律・制度
第2章 看護師の資格や働き方に関する法律・制度
第3章 医療提供の原則に関する法律・制度
第4章 医薬品や医療機器の安全に関する法律・制度
第5章 国民の健康・保健の向上に関する法律・制度
第6章 感染症の予防、まん延防止に関する法律・制度
第7章 公的医療保険と公費負担医療に関する法律・制度
第8章 介護保険に関する法律・制度
第9章 障害者や子ども、高齢者、生活困窮者の支援に関する法律・制度
第10章 精神障害者の保健・医療・福祉に関する法律・制度
第11章 地域の健康と母子の健康に関する法律・制度
【著者情報】
望月聡一郎(もちづき・そういちろう)
湘南医療大学保健医療学部看護学科教授
東京大学医学部健康科学・看護学科卒業、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程単位取得退学。国家公務員共済組合連合会虎の門病院に勤務後、厚生労働省健康局総務課保健指導室、医政局看護課、医政局総務課、東日本大震災現地復興対策本部、社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課などで勤務ののち、国際医療福祉大学成田看護学部教授に就任。2020年より現職。
若手から中堅の循環器内科医を対象に,基礎固めおよび実臨床でのスキルアップを目指す本シリーズ。(循環器内科医が知っておくべき知識とそれをどのように実践に活かすのかを具体的に解説したシリーズ。)各疾患,各検査の知識は有しているが,いざ実臨床の場面ではその知識をどのように使いこなせばいいのかわからない。実臨床での経験の根拠がわからない。そんな場面を想定し,各項目を「基礎知識 Knowledge」と「実践 Practice」にわけて解説。各項にリンク機能を付け,「基礎知識」がどのような場面で役に立つのか,実臨床での経験がどのような根拠に裏付けられているのかが目でみて理解できる構成となっている。
本巻は「弁膜症」の基礎知識,ケース別解説を弁膜症治療のスペシャリストが徹底解説。若手医師が苦手とする心臓解剖の知識も盛り込んだ循環器内科医必携の1冊。
症例から学び、腎機能低下患者に対して最良の薬学的介入を実践する!腎臓病・透析患者への薬物適正使用について、専門・認定薬剤師の考え方を学び、臨床に活かす!複雑・多岐にわたる腎臓病の症例を通じて「薬剤師としての気づきの能力」を養う!
日本が実践すべきSDGsとは? SDGsの視点から日本と世界の環境問題をていねいに解説! 環境問題を考え、解決するための一冊
著者・藤岡達也
滋賀大学大学院教育学研究科 教授
専門は防災・減災教育、科学教育、環境教育・ESD等。
第1章 SDGsとは何か
1.1 地球上の誰一人も取り残さない
1.2 「成長の限界」から「持続可能な開発」へ
1.3 教育が世界を変える
1.4 気候変動と自然災害
第2章 地球環境問題とSDGs
2.1 陸上の地球環境問題
2.2 生物多様性
2.3 海洋の地球環境問題
2.4 化学物質・有害廃棄物
2.5 地球温暖化とオゾンホール
第3章 日本の環境問題とSDGs
3.1 日本の環境問題
3.2 日本の自然の保全・保護
3.3 日本のエネルギー問題への取り組み
3.4 原子力発電をめぐって
3.5 日本列島での災害の捉え方
3.6 安全・健康と感染症対策
3.7 日本は豊かな国なのか?
第4章 世界から見た日本のSDGsの課題
4.1 環境を多面的に捉える
4.2 SDGsと教育の課題
4.3 多様な資源とその活用
4.4 AI、ロボットの時代に向けて
4.5 地球環境問題とグローカルな生き方
4.6 健康的な生活のための日本と国際社会の課題
4.7 SDGsのさまざまな課題
第1章 SDGsとは何か
1.1 地球上の誰一人も取り残さない
1.2 「成長の限界」から「持続可能な開発」へ
1.3 教育が世界を変える
1.4 気候変動と自然災害
第2章 地球環境問題とSDGs
2.1 陸上の地球環境問題
2.2 生物多様性
2.3 海洋の地球環境問題
2.4 化学物質・有害廃棄物
2.5 地球温暖化とオゾンホール
第3章 日本の環境問題とSDGs
3.1 日本の環境問題
3.2 日本の自然の保全・保護
3.3 日本のエネルギー問題への取り組み
3.4 原子力発電をめぐって
3.5 日本列島での災害の捉え方
3.6 安全・健康と感染症対策
3.7 日本は豊かな国なのか?
第4章 世界から見た日本のSDGsの課題
4.1 環境を多面的に捉える
4.2 SDGsと教育の課題
4.3 多様な資源とその活用
4.4 AI、ロボットの時代に向けて
4.5 地球環境問題とグローカルな生き方
4.6 健康的な生活のための日本と国際社会の課題
4.7 SDGsのさまざまな課題
小児の救命救急・ICU領域における標準的な治療、最新の知見・エビデンスに基づく治療の選択肢を提示するシリーズ第4弾。多くの小児患者に関与し内容が多岐にわたる感染症の中でも、敗血症を併発する重症感染症病態を中心に、1)感染症診療の基本、2)疾患別、3)微生物別、4)場面別に分類、重要項目をピックアップし解説。小児科医、集中治療医をはじめ、感染症科医にも役立つ管理のコツを提供する。
薬剤師国家試験の要点チェックに使える一問一答形式の問題集。同著者の既刊『薬剤師国家試験のための薬単』『薬剤師国家試験のための病単』とセットで利用できます。
「6年生になるまでに医療分野に強くなっておきたい」、「少しでも早く得点力を上げたい」、「年明けから国家試験までの最終チェックがしたい」という方におすすめです。
【本書の特長】
CBT対策や実習時にも使える!
繰り返し問題を解いて知識の基礎固めを!
● 長年出題がない分野をカット&「新傾向」の問題に対応!
●「重要度」マークで学習効率アップ!
●「実践問題」のポイントを抜き出し一問一答にアレンジ!
●「キーワード」「ひっかけポイント」は赤字印刷で赤シートに対応!
● 繰り返し学習に便利な「チェックボックス」付き!
※本書の問題は主に第97回から第108回の薬剤師国家試験から作成しています。
必要に応じて、第96回以前の薬剤師国家試験問題やその他の医療系国家試験問題からも出題しています。
【もくじ】
第0章 薬理学の基礎
第1章 自律神経系に作用する薬
第2章 体性神経系に作用する薬
第3章 中枢神経系に作用する薬
第4章 循環器系に作用する薬
第5章 泌尿器系に作用する薬
第6章 呼吸器系に作用する薬
第7章 消化器系に作用する薬
第8章 内分泌系に作用する薬
第9章 代謝系に作用する薬
第10章 血液系に作用する薬
第11章 眼に作用する薬
第12章 抗炎症薬
第13章 免疫系に作用する薬
第14章 感染症の薬
第15章 抗悪性腫瘍薬
第0章 薬理学の基礎
第1章 自律神経系に作用する薬
第2章 体性神経系に作用する薬
第3章 中枢神経系に作用する薬
第4章 循環器系に作用する薬
第5章 泌尿器系に作用する薬
第6章 呼吸器系に作用する薬
第7章 消化器系に作用する薬
第8章 内分泌系に作用する薬
第9章 代謝系に作用する薬
第10章 血液系に作用する薬
第11章 眼に作用する薬
第12章 抗炎症薬
第13章 免疫系に作用する薬
第14章 感染症の薬
第15章 抗悪性腫瘍薬