プロセスなき成功は、失敗よりも恐ろしい。無欲は、究極の欲。感性とマイナス思考は比例。「変化」は「勝負」。負けたと思わなければ勝利につながる。チームが先か、個が先か。三流は無視、二流は賞賛、一流は非難。胸ぐらをつかむか、襟首をつかむか…仕事がわかる。野球がわかる。そして人生がわかる。
スパイ容疑で逮捕されたフランス亡命貴族のロンドンでの裁判。とある医師の娘が証人となり、弁護士の奇策もあって被告は罪を免れる。一方パリの居酒屋では血腥い計画が着々と練られ…。二つの首都の間で絡み合った因縁の糸が解けていくなか、革命の足音が近づいてくる。(全2巻)
ルーシーと結ばれロンドンで幸せな家庭を築いたダーネイだが、元の使用人を救うべくパリに舞い戻るや、血に飢えた革命勢力に逮捕されてしまう。彼の窮地を救うため、弁護士カートンは恐るべき決断を下す…。時代のうねりの中で愛と信念を貫く男女を描いた、ディケンズ文学の真骨頂。
変人として有名なチャレンジャー教授は、南米に絶滅動物たちの生息する台地が存在すると主張する。真偽を確かめるべく、新聞記者の「ぼく」、懐疑派のサマリー教授、スポーツ万能のロクストン卿は探検隊を結成し、アマゾンの奥地を目指すが…。胸躍るSFの大傑作を読みやすい新訳で!
腕利きドライバーのケインが受けた仕事は、ごくシンプルな依頼だった。大西洋岸からフランスとスイスを車で縦断し、一人の男をリヒテンシュタインまで送り届けるのだ。だが行く手には、男を追うフランス警察、そして謎の敵が放った名うてのガンマンたちが立ちはだかる。次々と迫る困難を切り抜けて、タイムリミットまでに目的地へ到着できるか?プロフェッショナルたちの意地と矜持を描いた名作冒険小説が最新訳で登場。
私立探偵リュウ・アーチャーは怪しげな人物からの依頼で、失踪した女を捜しはじめた。ほどなくその女が喉を切り裂かれて殺されているのを発見する。現場には富豪の青年が消息を絶ったことを報じる新聞記事が残されていた。二つの事件に関連はあるのか?全容を解明すべく立ち上がったアーチャーの行く先には恐ろしい暗黒が待ち受けていた…。錯綜する人間の愛憎から浮かび上がる衝撃の結末。巨匠の初期代表作、新訳版。
「ぼくの『理想送り』ときみの『幻想殺し』。ぶつかったらどっちが勝つのかな?」神をも凌駕する右手を持つ少年二人の激突から一夜明け。上条当麻と上里翔流は、譲れない想いを胸に、学校の食堂で献立片手に睨み合う!?世界を賭けた戦いよりも留年の脅威を感じ、それどころではない上条。一方の上里も、なぜかフレンドリーに接してくる。これは意外にも熱き友情路線にルート変更か?と感じた刹那。街に半裸レインコートの少女が現れた。その半裸少女の正体は、謎の第三勢力…ではなく、あの上里さえも畏怖する妹・去鳴でー!?
深夜、東京の街をさまよっていた植草治夫は、オフィスビルに次々と女性が入っていくのを目撃する。つい中に入ってしまい、明かりの洩れる会議室を覗いてみると、何やら彼女たちには秘密があるようで…。一方、大学生・塚川亜由美は、母の頼みで迎えに来た殿永刑事と、男の叫び声を聞く。駆けつけると、喉をかき切られた死体が夜道に転がっていた。花嫁シリーズ第23弾!表題作の他、「花嫁は荒野に眠る」を収録。
ある日、広太がテレビを見ていると、水族館から脱走したペンギンのニュースが流れてきました。いったい、どこへいこうとしてるのかな…。日本の海で、ちゃんと生きていけるのかな…。ペンギンのことが気になった広太は、その日から、ペンギンさがしをはじめます。
フランス宮廷に完璧な美を備えた女性が現れた。彼女は恋を知らぬままクレーヴ公の求婚に応じ人妻となるが、舞踏会で出会った輝くばかりの貴公子に心ときめく。夫への敬愛、初めて知った恋心。葛藤の日々に耐えられなくなった夫人は、あろうことかその恋心を夫に告白してしまう…。
本書は、バスク料理と食文化について、料理の作り方や食材、また背景となる歴史まで触れ、プロの料理人の方によっても貴重な資料となるような料理本を目指しています。料理の奥深さは、まさにバスクの文化を象徴するもの。バスク料理を知り、口にすることで、バスクの魅力をも味わっていただきたい。本書には、そうした願いもこめられています。レシピ本としての役割だけでなく、現地の風土や文化に触れ、さらにレストランでのオーダーなど旅行や生活に活用できるよう、地域の解説なども数多く盛り込みました。
山中先生が初めて語った、「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」。「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代、臨床医から研究者への転向、留学後にかかった「アメリカ後うつ病」、発見を認めてもらえないもどかしさ、熾烈な「ヒトiPS細胞」開発競争ーそして山中先生が見つめる再生医療の未来とは?やさしい語り口で中学生から読める、山中先生の人生と科学の可能性!
陰鬱な屋敷に旧友を訪ねた私。神経を病んで衰弱した友と過ごすうち、恐るべき事件は起こる…。ゴシックホラーの名作「アッシャー家の崩壊」、名探偵デュパンの類稀な洞察力が発揮される「盗まれた手紙」、暗号解読と宝探しが痛快な「黄金虫」など、ポーの代表的短篇7篇と詩2篇を収録。
カトリックとプロテスタントの対立がつづくなか、実子殺しの容疑で父親が逮捕・処刑された「カラス事件」。狂信と差別意識の絡んだこの冤罪事件にたいし、ヴォルテールは被告の名誉回復のために奔走する。理性への信頼から寛容であることの意義、美徳を説いた最も現代的な歴史的名著。
時代の移り変りの中で、チップス先生が守り続けた大切なものとは?英国のパブリック・スクールで教鞭をとる、懐しくも愛すべき老教師の姿を描いた不朽の名作を、流麗にして味わい深い新訳で。豊富な訳注とルビで、名作が読みやすく、より深くあなたの心に届きます。原本初版の挿絵つき。