1986年の第1作『ドラゴンクエスト』発売以来、日本を代表する家庭用ロールプレイングゲームとしてお馴染みの
シリーズ最新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のために書き下ろされた音楽の魅力を余すことなく収録。
二胡の程農化がオリジナル曲に中国と日本のヒット曲を演奏。[1]は中国の、[2]は日本の楽曲。なんともいえない哀愁を感じさせる楽器だが「もののけ姫」はさておき、尾崎豊の(16)にはこんなふうになっちゃうのネ的新鮮な驚きが。一聴の価値あり。
コンサート会場などで販売されたアルバム『AMOR〜あなたへの詩〜』と、既発盤『初恋』のセット仕様で送る2枚組。「知りたくないの」などの大ヒット曲から「愛の讃歌」といったスタンダード曲まで、彼の幅広いレパートリーが堪能できる。
往年の名曲をスーパープライスで!
世界初出
ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』より、『神々の黄昏』より
ピエール・モントゥー&コンセルトヘボウ管弦楽団、ビルギット・ニルソン
「私のリヒャルト・ワーグナーへの愛情、ワーグナー作品への愛情がどれほどのものであるかは、決して誰にも理解されないであろう。その愛情は、常に私に付きまとい、時には、私自身が取りつかれてしまったかのように感じる。この状態はずっと続いているー私が15歳のころから。」〜ピエール・モントゥー〜
生涯、ワーグナーを愛したモントゥーが最晩年に行ったワーグナー・プログラムのコンサートの記録! カルロス・クライバーも舌を巻いたといわれる指揮法が生む、煽情的なワーグナー!
フランスとワーグナー。ワーグナー愛好家にとって、それは相性がいいとは言えないものであります。それ以前に、ワーグナーの音楽をパリの楽壇は「不協和音だらけの聴くに耐えない音楽」と評価していました。そんな中にあっても、モントゥーは15歳の頃からワーグナーを敬愛し続けてきました。超人的な記憶力を誇ったモントゥーは、ワーグナー作品のほとんどを諳んじていたといいます(モントゥーはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を楽譜に書き出すことができたといわれている)。
ヴィオラ奏者としてキャリアを開始したモントゥーは、弦楽四重奏団の一員としてブラームスの面前でブラームス作品を演奏したことがあります。この時、ブラームスはその演奏を「私の音楽を理解するにはフランス人が必要だ。ドイツ人の演奏は重すぎるのだ。」と絶賛したといいます。ドイツとフランス、時に対立する音楽性とも捉えられますが、実のところ、ブラームスの言うとおり、ドイツ音楽を理解するにはフランス的な演奏センスが必要とされるのです。
すでに高齢であったモントゥーは、指揮台の上でほとんど動きませんでした。しかしながら、そこから紡ぎだされる音楽のテンポの確かさと指揮者の意図が楽団に伝達される様は、後に映像を見たクライバーが舌を巻いたという逸話が残されているほどです。(メーカー情報)
【収録情報】
Disc1
ワーグナー:
1. 『タンホイザー』序曲
2. ジークフリート牧歌
3. 『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
Disc2
4. 『神々の黄昏』より
ジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲
ブリュンヒルデの自己犠牲)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ:4)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
録音時期:1963年7月1日
録音場所:オランダ、スヘフェニンゲン、クルザール
録音方式:モノラル(ライヴ)
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ワーグナー:『ニーベルングの指環』(分売)
クナッパーツブッシュ&バイロイト1958
素晴らしい音質で登場!
植村攻氏の著書『巨匠たちの音、巨匠たちの姿〜1950年代・欧米コンサート風景』で20ページに渡ってとりあげられ、その様子が克明に記されていることでも知られる「58年リング」がWALHALLレーベルから分売で登場します。
クナッパーツブッシュは、1951・1956・1957・1958年と4つの年度に渡ってバイロイト音楽祭で『ニーベルングの指環』を指揮しており、そのうちの1951年の上演に関しては『神々の黄昏』しか録音が残されていないため、全曲を聴けるのは1956・1957・1958年の3つの年度のものということになり、それらはすでにCD化されてもいます。
しかし1958年盤は廃盤で、価格もかなり高いものだったので、今回、廉価な分売で発売されるのは、入手できていなかったファンには非常に嬉しいところです。
クナッパーツブッシュの3つの『リング』については、これまでにもさまざまな議論が展開されてきました。特にオルフェオ・レーベルがバイエルン放送音源による1956年盤を発売してからは、同セットがHMVオンラインだけで1000セット近いベストセラーを記録するなど、クナの『リング』演奏の認知度が一気に高まった感じです。
ちなみに1956年は、クナはカイルベルトと二人で『指環』チクルスを担当したほか、クナ単独で『パルジファル』を指揮した年度で、1957年は、『指環』はクナ単独でしたが、『パルジファル』がクリュイタンスと二人、1958年は『指環』『パルジファル』共にクナッパーツブッシュ単独の指揮という年度でした。
つまり1958年のクナは久々に伸び伸びとバイロイトで振舞えたということになるのかもしれません。肝心のキャスティングは、1957年盤が最も良いという意見が多いようですが、1958年盤も1956年盤も豪華であることに変わりはなく、このあたりは歌手の好みの問題になりそうです。
懸念される音質は当時のライヴとしては最上級の部類に入るもので、生々しいオーケストラ・サウンドと個性豊かな歌手たちの声がつくりあげるクナ独特の巨大なうねりを感じさせる演奏の姿を過去最高の音質で伝えてくれるのが嬉しいところ。
先にリリースされた1957年盤もかなり聴きやすいものでしたが、録音技術が日進月歩だった時代ということもあってか、情報量の飛躍的な増大ぶりには驚くほかありません。WALHALLは良質なヒストリカル・オペラ録音をこれまでにかなり多くリリースしていますが、今回のはまさに金字塔と呼べるクオリティです。
クナッパーツブッシュ・ファンのみならず、往年のオペラ演奏やワーグナーの音楽に魅力を感じる方すべてにオススメしたい見事な『指環』の登場です。
・ワーグナー:『神々の黄昏』全曲
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)
ヨゼフ・グラインドル(ハーゲン)
フランス・アンデルソン(アルベリヒ)
エリーザベト・グリュンマー(グートルーネ)
オットー・ヴィーナー(グンター)
ジーン・マデイラ(ヴァルトウラテ)
ドロテア・ジーベルト(ヴォークリンデ)
クラウディア・ヘルマン(ヴェルグンテ)
ウルスラ・ベーゼ(フロースヒルデ)
ジーン・マディラ(第1のノルン)
ウルスラ・ベーゼ(第2のノルン)
リタ・ゴール(第3のノルン)
バイロイト祝祭管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
録音:1958年8月1日(モノラル)
録音場所:バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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生誕150周年記念!
ドヴォルザークに師事し、ブラームスが認めた作曲家、
ノヴァークの作品をフルシャ、バルトシュが録音!
チェコの作曲家といえばドヴォルザーク、スメタナ、ヤナーチェク、スーク、マルチィヌーが代表格ですが、その陰に隠れてしまいながらも才能豊かな作曲家として今年(2020年)生誕150年を迎えたヴィテツラフ・ノヴァークがあげられます。そのノヴァークの作品を現在チェコのクラシック界を牽引するヤクブ・フルシャと注目のピアニスト、ヤン・バルトシュが録音した新譜の登場です。収録作品はピアノ協奏曲、ピアノ小品集『たそがれ』、そして交響詩『トマンと森の精』です。
ノヴァークはプラハ音楽院でドヴォルザークに師事。その後、ブラームスに認められ作品を出版しました。作風はドイツ・ロマン派から出発し、その後国民楽派的様式で作曲。モラヴィア民族音楽の要素を取り入れた温かい音楽が特徴といえます。教育者としても功績を残し、1909年から1920年まで母校プラハ音楽院で教鞭を執り、20世紀チェコの作曲家を門下から輩出しております。
ノヴァークが20代半ばに作曲したピアノ協奏曲は若さ溢れる溌剌さとともにヴィルトゥオジックな作品。この度スタジオ録音としては初録音となります。一方、4つの小曲からなるピアノ独奏曲『たそがれ』はチェコの詩人J.S.マチャル[1864-1942]の同タイトルの詩からインスピレーションを得て作曲。詩情あふれる旋律美が魅力です。
30代半ばに作曲された交響詩『トマンと森の精』は、F.L.チェラコフスキーの詩による作品。ノヴァークの管弦楽曲の中で最も野心的といえる作品で、「抑えきれないほどの激しい情熱を表現した」とノヴァークは語ったと言われております。生誕150周年にあたり、母国の作品を再提示する使命があると語るフルシャが思いを込めて演奏しました。
チェコの新星ピアニスト、ヤン・バルトシュはブレンデルも激賞する若手実力派。バルトシュは14歳のときにビエロフラーヴェクの指揮で輝かしいコンサート・デビューを成功させ、以後数々の国際コンクールの受賞歴を誇ります。スプラフォン・レーベルからリリースしているヤナーチェクのピアノ作品集、モーツァルトのピアノ協奏曲集、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集ではきめ細かく丁寧な音楽づくりで高い評価を得ております。(輸入元情報)
【収録情報】
ノヴァーク:
1. ピアノ協奏曲ホ短調(1895)
2. たそがれ Op.13(1896)
3. 交響詩『トマンと森の精』 Op.40(1906-7)
ヤン・バルトシュ(ピアノ/スタインウェイ:1,2)
プラハ放送交響楽団(1,3)
ヤクブ・フルシャ(指揮:1,3)
録音時期:2019年5月23,24日(1)、2020年1月30,31日(3)、2020年6月8日(2)
録音場所:プラハ、チェコ放送第1スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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永遠の音楽ビートルズを、クラシックの眼で解読。聴きなれたビートルズ・ナンバーの風景が一変!!