あの人物やこの事件が実は同時代!? 比べることで歴史観が変わる
学校の授業では、日本史と世界史をそれぞれ独立して学ぶため、同時代を比較することがない。しかし、同時代を並列してみると大陸やヨーロッパでは常に他国との戦争が繰り返されており、一方、日本は古くから比較的平和な歴史を歩んできたことがよくわかる。例えば、オスマン帝国と同時代である室町時代の日本の人口がほぼ同じだという事実は、人口が激減なく時代とともに緩やかに上昇していくほど平和だった証左だろう。日本と世界の歴史を並列的にみることで、これまで気づかなかった日本の強みもみえてくる。
●7世紀 聖徳太子とムハンマド
●8世紀 平城京と聖像禁止令
●9世紀 桓武天皇とカール大帝
●10世紀 平将門とオットー1世
●11世紀 院政と十字軍
●12世紀 源頼朝とインノケンティウス3世
●13世紀 北条時頼とポーランド騎士団
●14世紀 室町幕府とオスマン帝国
●15世紀 応仁の乱と百年戦争
●16世紀 織田信長とエリザベス1世
●17世紀 三十年戦争と鎖国
●18世紀 七年戦争と天下泰平の日本
本書は、学校の教科書では教えてくれない日本史と世界史を並べてみました。取り立てて奇抜な事実を引っ張ってきたのではなく、常識として知っておきたい、日本史と世界史の事実を並べただけです。その比較は読者自身で行っていただきたいと思います。あるいは、読者自身が本書の手法を参考に、別の並べ方、比べ方ができるようになっていただければ、この本の目的は達せられたことになるでしょう。(「はじめに」より)
『並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史』(2018年刊)を改題、加筆、修正して文庫化。
累計50万部突破の人気3作品から101を厳選!
本書は、著者の代表作ともいえるベストセラー作品『今日もていねいに。』『あたらしいあたりまえ。』『あなたにありがとう。』の中から、「暮らし」「仕事の工夫」「人づきあい」の3つの章にわけて、101のエッセイに再編集したものです。日々を大切に生きるためのヒントがたくさん詰まっています。いつも手元に置いて、何度でも読み返したい永久保存版!
(本書の内容)いつでも夢を語る/一人という贅沢/心のこもった食事/雨の日は花を買う/自分を整える/欲張らないルール/いさぎよく謝る/目で伝える/追いつめない/小さな約束ほど守る/筆まめになる/愛情を伝える/なんでもない日のプレゼント etc.
「この本に書かれたヒントは、僕の宝物です。めまぐるしい人生のなかで汗をかきながら探し、見つけ、掘り出した、小さな、だけれども僕にとっては特別な宝物。僕はその宝物を独り占めにしようとは思いません。あなたのお役に立てていただけるなら、喜んで差し上げたいのです。さあ、この本のページを開いてみてください。この本に書かれていることが、お読みになる方のお役に立つことを願っています」(本書「あなたのお役に立ちますようにーー『はじめに』にかえて」より)
千年間、読み継がれた日本最古の長編小説『源氏物語』。誰もが知る作品だが、作者・紫式部は生年も本名も、実のところは分かっていない。さらに、『源氏物語』のストーリーには明らかに矛盾がみられる箇所があり、「複数作者説」まで唱えられている。
本書は、そんな紫式部と『源氏物語』にまつわる55の謎を取り上げ、平安時代の実態とともに、その真実に迫る。
●第一章 『源氏物語』とはーー作品をめぐる謎
どんな内容なのか?/紫式部直筆の『源氏物語』は存在するのか?/最初から五十四巻だったのか?/平安時代の後宮とは?
●第二章 なぜ光源氏が主人公なのかーー物語をめぐる謎
時代設定はいつ頃なのか?/光源氏は実在の人物をモデルにしているのか?/なぜ皇室の不倫が大胆に描かれているのか?/なぜヒロインたちは出家してしまうのか?
●第三章 『源氏物語』はどうやって書かれたのかーー成立をめぐる謎
なぜ紫式部は『源氏物語』を書きはじめたのか?/藤原道長はスポンサーだったのか?/最初は短編小説だったのか?/『源氏物語』の作者は一人なのか?
●第四章 なぜ『源氏物語』は読み継がれたのかーー受容史をめぐる謎
なぜ「国宝源氏物語絵巻」が描かれたのか?/なぜ紫式部は地獄に堕ちたと信じられたのか?/信長・秀吉・家康は『源氏物語』を読んだのか?/海外でも『源氏物語』の擬作が書かれていた?
●第五章 本当に紫式部が書いたのかーー作者をめぐる謎
紫式部の本名は?/藤原道長の愛人だったのか?/清少納言の関係とは?/『源氏物語』作者複数説とは?
いまからでも遅くない。
第二の人生を満足して生きるために。
一生懸命に働いて、ようやく手にした第二の人生。誰もが豊かな老後を送りたいと考える。
ところが、現役時代にがんばった人ほど、過去の栄光にしがみつき、会社の肩書や人間関係をそのまま引きずってしまう。
いつまでも他人と比べて一喜一憂し、思いどおりにいかないとキレて、不機嫌を周囲にまきちらす……。そんな、みっともない老い方をしていないだろうか?
どんな人もリタイアすれば「ただの人」。この自覚がないと第二の人生はつらくなる。
60歳になったら「昔はよかった」と言うはやめて、「素」の自分で今を楽しもう。人生100年時代の「老いの作法」を紹介。
【こんな年寄りは嫌われる!】
●かつての肩書にこだわる
●人と比べて文句を言う
●やってもらって当然と考える
●不機嫌を周囲にまきちらす
●家事をパートナーに丸投
9年ぶりのシリーズ第4弾! 「日本語にはなぜ母音が五つしかないのか」「氷河期、日本人はどこにいたのか」などの謎を解く。
「頼りすがる信仰」から「3つの義に基づく信仰」へ。霊的幼児の教理解釈から卒業し、「真の信仰者」に成長するための「御言葉の真理」に迫る方法を徹底解説。
「おふくろの味」のディスコース分析。新聞記事のほか、昔なつかしい映画や小説、ドラマを分析!
伝説の気功家が教える究極の気功とは?
こころを浄化し身体を健康にする18の練功(初級編)を約80分のDVDとともに懇切丁寧にわかりやすくお教えします。DVDの内容は、本文中のQRコードよりWebでも見ることができます!
気功の6つのメリット
1自宅でできる、簡単にできる、一人でできる
2運動不足の解消
3ストレスの軽減、リラックス効果、精神面での安定
4未病(病気になりかけた不調の状態)を、未病のうちに治していく
5慢性病の改善
6免疫力アップ
前作『病気にならず長生きできる気功DVDブック』(入門編)に続く、初級編ついに登場!
気功に興味をお持ちの方はもちろん、「ちょっとやってみたいな」という初心者にとっても本書は最適です!!
●気功の練習を通して自分自身を高め、平安で喜びにあふれた真の自己を取り戻すことが可能になります。
本書で紹介の気功の一例
大雁気功「尋食」/丹田の使い方/「捵筋抜骨」/ 「拗動六環功」/ 「行者下座」「撕拉錦」「行者起座」/ 「腹式完全呼吸・順式」/ 「観音沐浴」/ 「玄亀摆尾」/ 「腹式完全呼吸・逆式」等々
芸能界での生き残り戦略は雑草の戦略と同じ!?
小島よしおさんの芸能界での処世術をみて雑草っぽいと感じた稲垣先生。「強者がいない場所を探す」「誰もやっていないことを最初に始める」「弱い者同士で集まって対抗する」など、人生の戦略に活かせる雑草の戦略を、小島さんの人生エピソードを通して解説する。
雑草の戦略は人生に意外と応用できる!
●予測不可能な環境では、小さなタネをたくさんばらまくことが大切
●植物は環境を受け入れて、自分を変えていく
●「得意なところ」の周辺に「ナンバー1になれそうな場所」がある
●競争しない努力もある
●持っているものを出し惜しみしていると、新しいものは入って来ない
●自分が伸びていく方向が間違いなく「前」なのである
●大切なことは誰かより優れていることではなく、誰かとは違うこと
●大切なことを見失わないことが、本当の雑草魂
抜かれて、刈られて、踏まれても、へっちゃらです!
エジプトと互角に戦った古代帝国ヒッタイトの実像に迫る!
人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、20世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が徐々にわかってきた。
本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。
●ヒッタイト人はどこからやってきたのか?
●王位をめぐる混乱とミタンニ国
●ヒッタイトからみたカデシュの戦い
●敵国の神も取り込んだ「千の神々」の世界
●発見されていないヒッタイトの王墓
●ヒッタイトは製鉄技術を秘匿していなかった
●動物はウシを重視、パンへの愛も
●聖書の中で記憶されたヒッタイト
●ヒッタイト帝国で製鉄は始まったのか?
●カデシュの戦い後、70年余りでなぜ滅んでしまったのか?
【特集】
新刊『戦国武将伝 東日本編/西日本編』発売記念!
作家・今村翔吾の軌跡
【ブックガイド】「羽州ぼろ鳶組」シリーズから『塞王の楯』、『戦国武将伝』まで
歴史・時代小説の新旗手による・骨太・な作品たち…細谷正充
●老若男女の心を掴んで離さない熱い作品/テクニックと迫力ある筆致で人間の魅力を描き切る/今村翔吾でしか書けない斬新な物語を読みたい人に/小説以外で「歴史小説」の世界を楽しむ
【特別寄稿】今村翔吾 『戦国武将伝 東日本編/西日本編』について
【連載小説】
●あさのあつこ おいち不思議がたり 誕生篇4 六間堀で見つかった男の死体について、新吉はひっかかりを覚えていた。
●寺地はるな 世界はきみが思うより4 木曜日のサンデー(後編) アプリで知り合った水田と食事に行った桂は、その席で飲みすぎてしまう。
●村山早紀 桜風堂夢ものがたり2 5 第一話 秋の旅人 ある秋の台風の日、透のクラスに転校生として、長い髪の少女が現れた。
●瀧羽麻子 さよなら校長先生6 うちわ(後編) 希実は、「ミラクルズ」のライブで出会った高村さんの家に泊まることに。
●西澤保彦 彼女は逃げ切れなかった9 それは彼女が逃げ切れなかったから(前編) 古都乃はほたるから、亡くなった旧友である孝美の実家が放火されたと聞く。
●宮本昌孝 松籟邸の隣人17 第十四話 結の人(後編) 天人は米国のグラント将軍から、日米の和平に尽力するよう申し渡される。
●宮部みゆき きたきた捕物帖47 気の毒ばたらき その十三 おたまがお染に、やめる時にはお金を包むと言っていたのを知った北一は。
【インタビュー】推し本、語ります3
●河村拓哉(QuizKnock) 法律のおもしろさを体感できるミステリー!
平安貴族が歌うのは、色恋や「花鳥風月」だけではない!
『紫式部集』『清少納言集』などの個人歌集や、『更級日記』などの日記には、王朝貴族の日常が刻まれている。出世を望むも左遷されて泣く男。ストレスをため込み、ライバルの悪口を書き連ねる女。銭のために家を売り、無常を歌う歌人……。
欲、嫉妬、不満、焦り、嘆きなどを、赤裸々に記した平安文学から、王朝人の真実の姿をあぶり出す。
●紫式部は女房生活が心底憂鬱だった
●性格の相違で離婚した清少納言
●地方官就任は僥倖か、都落ちか
●官位が高まれば富は集まり、女も集まる
●禁じられた恋の愉悦
●浮気が発覚!? 取り繕う男たち
●「長生きしたくない」と嘆く歌人たち
●老いてもなお、情念は埋火のごとく
●病は物の怪
●妻や子に先立たれる者の悲しみは
●死出の旅路へ
和歌・日記・物語で読み解く、王朝人の「生老病死」。
通史で読み解くからこそ、見えてくるものがある
家康から綱吉の時代は戦後の高度経済成長、新井白石の「正徳の治」は平成のバブル崩壊といったように、江戸時代の経済変動は現代と似ている点が多い。デフレからの脱却に繋がった、吉宗による「享保の改革」の功罪とは。田沼意次の構造改革が成功しなかったのはなぜか……。徳川幕府の経済政策の成功(光)と失敗(影)に学ぶ。
●第一章 家康の経済戦略“エドノミクス”
●第二章 幕府を揺るがした政治危機と大災害
●第三章 “元禄バブル”の実相
●第四章 正徳の治ーー“バブル”崩壊でデフレ突入
●第五章 吉宗の「享保の改革」--元祖・リフレ政策
●第六章 田沼時代の真実ーー成長戦略と構造改革の試み
●第七章 「寛政の改革」--超緊縮で危機の乗り切りを図るが……
●第八章 「化政バブル」--“最後の好景気”
●第九章 「天保の改革」--“最後の改革”だったが……
●第十章 幕府崩壊と近代化の足音