自分の生命と性、相手の生命と性、そして生まれてくる子どもの生命を大切にする新しい“生命と性を尊重する教育”を提案する。
世界の法廷・病院・企業・行政などで交わされてきた多様な議論を総点検。最新の資料をもとに、エイズの時代を生き抜く企業・社会のありかたを追求する。
六月吉日。東京ベイエリアのホテル結婚式場に乱入した暴漢が刺殺され、ナイフを手に立ちつくす花嫁姿の原田萌子が逮捕された。犯行は一目瞭然だったが、探偵雷門京一郎は花嫁の父信雄に向かって高らかに宣言した。「誰を真犯人にお望みなんです?」雷門こそは、巨額の報酬で依頼どおりの人物を犯人に仕立て上げる探偵だった。しかし、名指された犯人候補は殺され、事件は急転した…。逆転につぐ逆転の大ドンデン返しで、前代未聞の名探偵の活躍を描く、異色の本格推理誕生。
突如として出現し、燎原の火のように広がった病気-梅毒そしてエイズ。数多くの患者と深刻な被害を出しながら、“タブー”とされる性病。この病気は、売春と切り離して考えることはできない。日本近現代の売春と性病の歩んだ跡を時代を追いながら探究し、売春取締りと性病予防の歴史をたどることによって、新しい病気“エイズ”の時代を生きるわれわれの進むべき道を探る。
アメリカの同性愛者から当初、発見され、世界を震撼させた後、サブサハラや南東アジアや開発途上国の人々を襲ったエイズ禍。今日、科学による解明が進む一方、社会的な取り組みが問われている。戦乱や貧困、麻薬・売春などによって助長されるウイルス感染と、人類はどのように向き合い、克服していかなければならないのか。はからずも浮き彫りにされた「生と死」の問題を背負いながら、エイズ問題と対峙する現代社会の実相を最新データとともに映し出す。
輸入血液製剤でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染、エイズを発症した石田吉明さん。彼のたたかいを中心に、エイズをめぐる日本の差別状況を問う注目の書。
生きものは「謎」のかたまりです。利き手と脳にはどうして深い関わりがあるのか。かかりにくい病気とかかりやすい病気があるのはなぜか。本書は、生命体・人体の不思議な現象や、さまざまな特徴的な行動の本質に、コミュニケーションの謎、脳の謎、免疫の謎などの「なぞ解き」をとおして迫ります。
本書は、いわゆる「血のスキャンダル」の現場から捉えた訴訟記録である。何千人という血友病患者や輸血を受けた人々が、何故、有害とわかっている血液製剤からエイズに感染したのか?本書の目的は、この問題を明らかにする点にある。
アメリカ・フィラデルフィアでエイズ医療にかかわった著者が、患者自身の本心、患者の家族、医師、看護婦などの本音・実態を明らかにする。
ロック・ハドソンの死、マジック・ジョンソンの引退。アフリカの人口減少。新たな差別。それをどう考え、どう行動するか。付録「エイズ・性科学関連英和小辞典」