平安時代に始まる京都の染織は、西陣織に友禅染が加わる江戸時代に頂点を迎えた。その後、明治の東京奠都で、一地方都市となった京都は、近代化の荒波の中でどのようにして危機を乗り越え〈染織の都〉たり得たのか。経営者、技術者・職人、画家たちの挑戦を通して近代染織業の歴史を辿り、「革新」が積み重なり「伝統」を形成していく姿を描く。
今を生きる京都染織品ープロローグ
〈染織の都〉誕生から開花へ 奈良時代〜江戸時代
〈染織の都〉の一二〇〇年
〈染織の都〉の誕生
開花する〈染織の都〉
江戸の成長と京都のゆらぎ
混乱する伝統と革新 明治時代前期
明治維新と京都織物業
維新期の西陣
維新期の友禅染
期待される新しい染物と織物 明治一〇年代
友禅染の革新
『興業意見』から見た京都織物業
皇后の洋装化と京都
機械織物か、美術織物か 明治二〇年代
明治宮殿室内織物への挑戦
大規模機械工場の登場ー京都織物株式会社
世界最優等の織物をー川島甚兵衞
美術織物と海外進出ー高島屋
内国勧業博覧会と京都染織品
国産化のススメ 明治三〇年代・四〇年代
変わる内国勧業博覧会ー明治三〇年代
デザイン開発と人材育成
西陣と日露戦争
綿ネルと機械捺染
台頭する京染と丹後ちりめん 大正期
第一次世界大戦のインパクト
京染の隆盛と宮崎友禅の顕彰
国産力織機と丹後
大正期の西陣と池田有蔵
流行をつくる百貨店と問屋 大正期
三越のキャンペーンー光琳から友禅へ
問屋の成長とモノづくり
大正末期の銀座ファッション
昭和恐慌と大衆ファッション 昭和初期
昭和大礼に沸く京都
大地震を乗り越えた丹後ちりめん
昭和恐慌期の京都
大衆化する絹織物
古都から産業都市〈染織の都〉へ 昭和戦前期
京都染織物見本市から染織祭へ
可視化される〈染織の都〉
近代における〈染織の都〉の終焉
伝統と革新に挑戦しつづけるーエピローグ
あとがき
参考文献
この一冊で、関西の三都〜京都・大阪・神戸〜観光を思う存分楽しめる、充実のガイドです。王道のスポットからいま行きたいお店まで、バッチリ紹介。京都の有名社寺のお参りをして、大阪の名物グルメで食いだおれ、神戸のカフェでくつろいだあと夜景を見る…なんてよくばりな旅にもピッタリです。さらに、待望の「SUPER NINTENDO WORLD」がオープンした「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を楽しむための付録つき。
【注目1】ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 攻略BOOK(付録)
2021年3月、待望の「SUPER NINTENDO WORLD」がオープン。マリオカートをはじめ、任天堂のゲームの世界を等身大でリアルに体験できるほか、「ミニオン・エリア」や根強い人気を誇るハリーポッター、スリル満点のライドアトラクション、迫力あるショーを大紹介します。
【注目2】巻頭特集 京都・大阪・神戸
それぞれ個性豊かな三都市の魅力を大きめの写真で紹介し、見開きページ完結で展開する巻頭ページです。おさえておきたい王道の観光名所や絶景スポットを、まずはココでチェックするのがおすすめです。
【注目3】京都 有名社寺お参りNAVI
京都観光のハイライトである社寺へのお参り。清水寺、伏見稲荷大社、平等院といった有名社寺のご利益スポットや、ご朱印集めも紹介していて、充実した社寺参り観光を後押しします。
●収録エリア
京都(清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社、祇園、嵐山、銀閣寺、四条河原町、銀閣寺、平等院、京都駅)、大阪(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、道頓堀、通天閣、大阪城、なんば、心斎橋・アメリカ村、新世界、梅田・JR大阪駅、海遊館、太陽の塔、新大阪駅)、神戸(北野、南京町、ハーバーランド・メリケンパーク、三宮、元町、旧居留地)
●無料のスマホアプリ付き
読者特典として、スマホでガイドブックと同じページが見られるアプリ「まっぷるリンク」がダウンロードできます(iPhone/Android対応)。
●旅への期待が大いに高まる、オールカラーの旅行ガイドブック
『まっぷる』は、国内・海外の旅行情報を紹介する、雑誌スタイルの旅行ガイドシリーズです。
すべてカラーページで“グッとくる”写真をふんだんに掲載。ページをめくりだすと旅への期待が大いに高まります。
●コンセプトは「王道」「定番」。旅のヒント満載の「おすすめプラン」とともに、リピーターも必見の最新トレンドも紹介
現地に詳しい編集者が、観光、グルメ、温泉、体験、宿泊などあらゆる旅ジャンルから、ビギナー目線で「王道」「定番」情報をセレクト。
いま話題の絶景スポットなど、リピーターもうれしい新しい旅のプランもいち早く紹介しています。
●お目当てのお店・スポットまで迷わない、とても見やすいマップ
『まっぷる』のマップは自社で制作のマップをベースに、旅先での「パッと見」における探しやすさ、見やすさをとことん追求。
旅先で迷わない、とても見やすい旅行ガイド専用仕様のマップです。
特殊能力持ちの女子高生とイケメン検察官、そして、最強のおじいちゃん弁護士ーー嘘が真実を呼ぶ法廷ドラマ!
京都御所の袂に事務所を構える弁護士・吾妻正義は、腕こそ確かだが、強引でお金に汚い。
その孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える能力を持つ女子高生。
本人がクセモノなだけあって、正義が営む吾妻法律事務所に舞い込む依頼は、手強いものばかり。
つぐみは草司とともに正義に振り回される毎日だ。
今回も、勝手に婚姻届を出された男とその婚約者を巡る偽装結婚疑惑、偏屈な老人とワケあり母子家庭の間に起きたご近所騒音問題と厄介な依頼ばかり。
さらに、執拗につきまとう記者を名誉毀損で訴えたいと、かつての連続放火犯からの依頼が入るが、それは草司の過去にも絡み…?
京セラ、日本電産、ローム、村田製作所、オムロン、堀場製作所ーー。なぜこれらの京都企業はユニークな発想で経営を推し進めているのか? 本書は、小企業を世界に冠たる大企業に育てたカリスマ経営者である稲盛和夫、永守重信を比較し、両者の強み、共通点、限界を明らかにするかつてない比較経営者論。
第1部では、リーダーとしての人間的魅力とその背景を取り上げる。第2部では両者のビジネスモデルを解明し、共通点と強みを明らかにする。終章では両者の夢と限界について述べる。
二人とも、グローバルに活躍していること、B2B企業として世界トップシェア事業を数多くもっていること、未来創造に向けて自社にとどまらず幅広く種まきをしてきたことなど、数々の共通点がある。二人とも、独自の経営哲学と経営手法を確立している点でも共通している。稲盛の場合は「フィロソフィ」と「アメーバ経営」。永守の場合は「3大精神」と「3大経営手法」。ただ、それらの中身をよく知れば知るほど、両者の経営モデルの本質がぴたりと重なり合うことに驚かされる。そこで本書では、両者の経営モデルを「盛守経営」と呼ぶことにする。盛守経営には、以下の3つの共通点がある。
1「志」から出発していること。230年先、50年先といった長期目標を立てるとともに、短期的に結果を出すことにこだわり続けること。3人の心に火をつけること。
盛守経営は、コロナ後の新たな世界を拓く経営でもある。
第1部 二人のリーダー
第1章 リーダーの条件
第2章 リーダーの軌跡
第3章 リーダーの素顔
第2部 「盛守」経営の解明
第4章 アメーバ経営の本質
第5章 永守戦略の神髄
第6章 「盛守」モデルの共通点
第7章 大義と大ーーーMindfulness
第8章 経営の押さええどころーーObjective-driven, Results-oriented
第9章 魂を揺さぶるーーInspire!
終 章 「盛守」経営の未来
〈従来のイメージをくつがえす、多種多様な京町家の姿が見えてきた──〉
〈京町家が明かす近世・近代の住宅事情、都市計画の歴史〉
京町家の保存・再生を目指して、公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター(まちセン)では約5年にわたって京都の町家の実態を調査する「京町家カルテ」の事業を行い、多数の町家のうち、間取りや広さもさまざまな308件について詳細なデータを集積しました。これを元に、まだ広く知られていない京町家の多様な歴史性や地域性、魅力や価値をあらためて解説します。
また、個々の物件の調査から見えてきた、近世・近代の京都における住宅事情や都市計画の歴史についても考察を進めます。
伽藍や仏像を鑑賞しながら、季節の花やおいしい料理を楽しむお寺めぐり。ご住職に御朱印を頂きながら、お寺の由来や歴史にまつわるこぼれ話が聞けたり、ありがたいお話をうかがうこともできます。本書では、京都の約3100寺のなかから厳選した100以上のお寺とその御朱印を紹介しています。
本書には以下の内容が収録されています。
『地球の歩き方御朱印シリーズ』は2006年、日本ではじめて御朱印をテーマにした書籍として誕生しました。鎌倉、京都、奈良、東京、高野山、秩父などの古寺を中心とした「お寺シリーズ」、全国の知られざる御朱印だけを集めた「凄いシリーズ」、全国、関東、関西、東京、神奈川、埼玉、北海道、九州、千葉の「神社シリーズ」を発行してきましたが、「京都のお寺だけを集めた本はないのですか?」という読者の皆さんの声にお応えし、京都のお寺の御朱印本、登場です。
もともと、お寺で納経をした時に、その証として授与していた御朱印。今では参拝の証として、気軽に頂けるようになり、最近では女性を中心に集める人が増えています。
旅の基本はおいしい料理と観光、季節の花。本書ではせっかく御朱印を頂いたのに何て書いてあるのかがわからない、印の意味が知りたいという方のために御朱印の読み解き方を説明しています。また歴史、意味の解説はもちろん、そのお寺の名物やGOODSエトセトラにも触れています。
御朱印はこれからの人も、すでにの人も、本書と御朱印帳を持って旅に出れば、もっと楽しめる。もっと幸せになる。京都在住者と旅行者は必携の一冊になっています!
予告なく一部内容が変更される可能性もあります。予めご了承ください。
変貌する“戦国京都”。
平安京の衰退、長きにわたる応仁の乱により、失われていった大路・小路。 一方、「上京」・「下京」の成立や、大路・小路から「通」への変化など、現代につながる新たな動きが。 次々に変化していく“首都”京都を、信長や秀吉たちはどのように支配したのか!?
2018年11月1日から2019年3月31日までの募集期間で開催した、淡交社創立70周年企画「ぼくらの京都」マンガコンテスト。日本だけでなく、海外からも多数の応募作品が届きました。京都の本屋さんを中心とした書店審査員10名と、特別審査員であるロックバンド「くるり」・岸田繁氏による厳正な審査の結果、7点の受賞作品が決定。これらの受賞作品をまとめたコミックムックがついに刊行されます。
〈ドラマ化『鴨川食堂』の人気作家がおくる、幕末京都時代小説〉
作家・「下鴨茶寮」主人 小山薫堂氏推薦!
粋を尽くした絶品料理と京の町に息づく人情。ああ、私もこんな茶屋に通いたい。
ー岡崎琢磨氏(作家・シリーズ「珈琲店タレーランの事件簿」)
料理を作る目的はひとえに相手の心を豊かにするため。
料理屋そして京都文化を知り尽くした著者だから描けるハンナリ、
ほっこりの京情緒溢れる文章の中で、そんな一番大事なことを教えられました。
ー森川裕之氏( 板前割烹「浜作」三代主人)
風情漂う京都の町と京ことばとお料理、そして十二支巡り。これぞ京都人の小説です。
ー中澤めぐみ氏(「大垣書店京都本店」店長)
あらすじ)
駆け出しの落語家・桂飯朝の小噺のネタ元は、京都のとある古本屋でみつけた幕末のころの日記。
『小鍋茶屋の大福帳』と題された帳面には、若女将・月岡サヨの小料理屋での出来事が絵入りで
わかりやすく描かれている。おもてなしの成就を願い妙見菩薩へのお参りを欠かさない信心深いサヨの、
今宵のお客は幕末明治に名を馳せたあのお方。サヨは幸運で手に入れたレシピ本〈豆腐百珍〉から
とっておきの豆腐料理を披露し、お客と料理人が直に対面するカウンター式のお店にも驚かれる。
しかしお客の最後の一言は、サヨにとっては意外に手厳しいものだった。
麟太郎、小五郎、楳太郎、リョウさん……「お忍び」で茶屋に通う、あの志士や女たちの意外な横顔。
落語の小噺をまくらに、幕末の京都でひっそり繁盛した小料理屋をめぐるペーソスあふれる感動の時代小説。
(シリーズ第1作『京都四条 月岡サヨの小鍋茶屋』は講談社文庫から発売中)
●本書の特長
5ヵ年収録…2020〜2024年に実施された入試過去問を収録。
本書に掲載の試験種別については、「もくじ」のページをご確認ください。
1.くわしくていねいな解説(英語長文問題の全訳)
※古文が出題されている場合は口語訳付き
2.使い易い別冊解答用紙付き(配点付き)
※解答用紙は、書籍発刊後に英俊社HPからダウンロードすることが可能になります。
3.来年度の傾向と対策
4.入試データ、募集要項など受験に役立つ情報
京都で出会ったのは神使と謎の拝み屋さん!?
古都京都で始まる人生どん底OLの恋物語
●本書の特長
2020〜2024年に実施された5か年分の入試過去問を収録。
本書に掲載の試験種別については、「もくじ」のページをご確認ください。
1.くわしくていねいな解説
2.使い易い別冊解答用紙付き(配点付き)
*解答用紙は、書籍発刊後に英俊社HPからダウンロードすることが可能になります。
3.来年度の傾向と対策
4.入試データ、募集要項など受験に役立つ情報
京都・祇園甲部の人気芸妓さんに聞いた、ひと味違う京都ガイド!
芸妓さんおすすめのお店はもちろん、伝統文化や、内緒にしたい秘密の映えるスポットまで、
京都ビギナーはもちろんヘビーリピーターも大満足の、王道ガイドブックにはない、ホントの京都をご紹介します!
【本誌掲載のおもな特集】
●うちのお気に入りのおさんぽコース
・お稽古帰りや休日は、東山を中心にお気に入りのスポットへ
●芸妓なかまと食べたいお昼ごはん
・ホントは教えたくないとっておきランチ
・おしゃべりはずむ、気軽なカウンター
・和食/洋食/カジュアル系 etc.
●旦那衆に聞いたおすすめ夜ごはん
・これぞ、京都が誇る和食
・大人な寿司店・割烹へ
・食通が通うおばんざい、居酒屋
・京都人が愛する肉料理 etc.
●ときには早起きモーニング
・THE京都な、和の朝ごはん
・喫茶店のモーニング
●なかよし舞妓とおやつ時間
・祇園の人気店
・定番の老舗
・大好きな和甘味
・伝統もニューウェーブも京都味
●内緒にしたい、ひみつの映えスポット
#絶景
#隠れ家スポット
#京都映え
#早朝
●うちのおつかいもの
・大切な方へのとっておきのお品
・みんな大好きチョコレート
・本日中に食べておくれやす etc.
●日常遣いのええもんどうぞ ・ごはんのおとも
・おいしい愛用品
・京暮らしのいろいろ
●芸妓さん24H/京のいろは/花街のあつらえもん/芸妓さんと遊ぶには? etc.
ドラマに登場するお店&場所をまとめて紹介。
「ちょこっと」どころか頻繁に京都に通いたくなる、知られざる名店ガイド。
東京在住のヒロイン(木村文乃)が、京都の町家暮らしの大叔父(近藤正臣)の元に身を寄せ、
束の間の京都暮らしを楽しみながら成長する様子を描いた、
話題のドキュメンタリー×ドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』の公式ガイド本。
ドラマに登場する、京都に住んでいる人しか知らないような
魅力的なお店や場所の数々を、ドラマのシーンも織り交ぜながら紹介します。
町家など、京都ならではの暮らし方コラムも必見。
古くて新しい京都を感じながら「ちょこっと」どころか
頻繁に通いたくなる、リピーター必携ガイドです。
ドラマ紹介
Part1 毎日の食卓をまかなう小さな専門店
Part2 自分だけの“お気に入りの和菓子屋さん”を見つける
Part3 気軽に出かける、いつものとこ
Part4 昔ながらの暮らしを彩るもの
Part5 古くて新しい次世代ギャラりーショップ
Part6 とっておきの散歩道
Part7 京都から足をのばして大阪へ
地図
どんな時もあたたかい。月白邸に、いつでも帰っておいで・・・!
「いろいろ家族」のほっこりじんわり京都物語・・・!
身よりをなくした茜とすみれの姉妹が京都岡崎の「月白邸」に暮らすようになって早や2ヶ月。
屋敷の主で人嫌いと噂される若き天才日本画家・青藍はいつのまにか、すみれに叩き起こされ、茜の作る朝ご飯で一日を始める毎日を送るようになっていた。
初雪が舞い散る年末のある日、大掃除中に茜は美しい清水焼きの酒器を見つける。
屋敷の元主、月白さんが雪の降る日に愛用していたというこの酒器を修理するため、茜と青藍たちは清水に住む「遊雪」という名の陶芸家のもとを訪ねるのだが……?
その他、「花なき里」という名の舞扇の物語、亡き父母の思い出の詰まった喫茶店の物語など、京都の美しい季節と人の〈色〉と〈色〉が織りなす、優しい3つの再生物語……!
室町幕府最盛期〜幕末維新期の出来事の歴史的舞台となった京都の寺社仏閣を解説。「いつ、どんな歴史的経緯で建てられたのか」のポイントを知り、知的に京都を旅するためのガイドブック!
京都の物語。
林真理子さん、佐々木蔵之介さん
あらゆるテーマで旅ができる場所。
洋食、割烹、肉、和菓子… 。
古都の美味を食通が深掘り!
京都人の厳選アドレス。
友を案内したい最新&穴場スポット。
喧騒から離れて気ままな街歩き。
注目の三宅八幡、北大路、五条南へ。
一日をたっぷり使いたいから、
早朝から大満足の朝ごはん。
職人の丁寧な手仕事が生み出す、
大切に使い続けたい暮らしの道具。
旅行に必携!京都の人気スポットやお店の場所が、
スマホ地図ですぐに確認できます!
人々が愛するおいしい日常がここに。
京都の100 年食堂が紡ぐ物語。
人と人をつなぐコンパクトな街、
私たちがここに移り住んだ理由。
旅の続きを味わいたいから、
京都ツウが選ぶ弁当と手みやげ31。
花房観音さんと一緒にたどる、
京の旧跡が伝える人間ドラマ。
今も昔も人の心こそおもしろい。
散策に興趣を添える平安ガイド。
今も街のあちこちに息づく、
ふしぎの痕跡を訪ねて異界巡り。
源氏物語に傾倒した現代の女官がつづる京都滞在の日記物語。皇族の若い女宮さまを主人公に、マスコミ・バッシングによる心の傷をいかに癒すのか。皇室にゆかりの寺社仏閣や源氏物語にちなんだ洛中洛外を舞台に思わぬ出逢いが女宮さまの、そして女官達の心をほぐし、新たな人生の扉を押し開けていく。「やまとことば」と自作の和歌十首ほどを織り込むことで、源氏物語の趣をほのかに再現しているのも、この著作の魅力のひとつ。皇室とマスコミ、皇室と国民の関わりや在り方に対しても国民的議論に一石を投じたいという作者の意欲作。
《第一週》起す;一帖 鴨川;二帖 宇治;三帖 離宮;四帖 伏見;五帖 嵯峨;六帖 祇園;七帖 篭り;八帖 東山;九帖 近江;《第二週》承ぐ;十帖 今出川;十一帖 明石;十二帖 野兎;十三帖 観世音;十四帖 奈良;十五帖 先斗町;十六帖 豊国;十七帖 建勲《第三週》転ず;十八帖 作業場;十九帖 門跡;二十帖 糺の森;二十一帖 銀閣;二十二帖 芸術家;二十三帖 洛中洛外;《よりあと》結ぶ;二十四帖 談義;二十五帖 御寺;二十六帖 御所;二十七帖 清明
紀元前後に活動したローマ人による百科全書的な大著『学術誌』の一部をなす医学書。早い段階で忘れられたが、ルネッサンス期に再発見・出版された後は、時代を越える実践的ハンドブックとして大いに好評を博した。おそらく著者は医師ではなく、先人の業績に多くを負うが、ギリシアの医学用語を、相当する語彙のないラテン語で翻訳・解説するという功労により、「医学分野のキケロ」と称された。