アジアの東の端に生まれ育ったキリスト者にとって、自らの内にある宗教意識、文化、生活規範は信仰とどのように切り結び和解するのだろう。本書は1998年2月16〜20日行われた、ルーテル学院大学公開講座第32回教職神学セミナー「対話」の講演録をまとめたものである。
生命の多様化の過程。原核細胞から真核細胞への化学進化と、ヒトの出現まで。
本書では、微生物を中心とするまさに多様な対象について、それぞれの方法で挑戦している第一線の研究者たちが自分自身の研究について執筆している。
自然遺産の4つの登録基準の一つに「生物多様性の本来的保全にとって最も重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点からすぐれて普遍的価値をもつ絶滅の恐れのある種が存在するものを含む」という基準がある。本書では、この登録基準を満たしている主な世界遺産を特集。
近年、爆発的な人口増加や大規模な土地利用の改変などによる自然生態系への人為的な撹乱が地球規模で進み、生命史上かつてない速さで数多くの生物が絶滅の一途をたどっている。それに伴う生物多様性の喪失は、自然生態系の機能の低下だけでなく、未来資源としてかけがえのない生命情報の消滅そのものであり、人類にとって計り知れない損失をもたらしているーこのような生物多様性の危機を踏まえて、生物多様性の創生・維持機構およびその生態系にはたす役割、さらに、生物多様性と人間社会の相互作用の解明をめざすのが、いま、注目を浴びる「生物多様性の科学」である。
E・O.ウィルソンはじめ、著名生物学者23人へのインタビューで、21世紀最も重要となる思想の本質に迫る。
比較制度優位、制度補完性、企業中心的政治経済論を軸に、比較政治経済のための新しい分析視角を提供する「資本主義の多様性」論の基本文献。
人間の尊厳、普遍的人権、文化多様性…。生命倫理の「明日から」をめぐる議論!第12回ユネスコ国際生命倫理委員会総会の記録。
グローバル企業経営者は、何を考え、何を変え、そして今、何を目指すか。
本書では、植物細胞のオルガネラのダイナミックな世界を、それぞれの分野の最先端で活躍している研究者に描いてもらった。動物細胞や酵母細胞ではみえてこない細胞の全能性やオルガネラの分化・多様性は、生命現象を分子レベルで語るための鍵を与えてくれる研究対象となることはまちがいない。
著者は1990年から97年までの7年間、カリフォルニア大学のアファーマティブ・アクション主任アナリストという仕事をしていました。その仕事の主な内容は、大学の教職員に差別と偏見、人権問題、多様性・多文化共生社会の研修指導をすることでした。そのために、研修のカリキュラムやビデオ教材を開発し、執筆・製作するのも著者の仕事でした。本書は、その仕事を1冊のテキストにまとめて英文で出版した本、“Diversity Awareness Training Guide”(カリフォルニア大学、1994年)を著者自身が翻訳し、さらに日本の読者向けに大幅に加筆したものです。