幼い人に、いったいどうして時計が必要でしょう。幼い人こそ刻の糸を紡ぐ主人公なのです。スベリ台も要りません。ブランコも不要です。赤ちゃんの部屋には、歩行器も無くていいのです。それらの無いことが自慢の、置かないことを誇りにする保育園、時計のない保育園を私たちは創りだそうとしていました…。18年間の保母生活を通して“いちえさん”がつかんだ「子育て心がまえ篇」。いつか母になるあなたにも、子どもを持つあなたにも、そして、先生たちみなさんにも、ちょっと聞いていただきたくて贈ります。
生をめぐる女たちのしなやかな闘い。捨てた男へ架空の手紙を送り続ける女、離婚した夫との再会に男の本性を見いだす女、暴君の夫と別れぬことでみずから立て直す女、惚けを演じて息子一家の仕打ちに対抗する女…。そして、その闘いの結末は…?最新作品集。
いなかの古い屋敷にあずけられた少女、グリゼルダ。ある日のこと、その屋敷に代々伝わる時計の中に住んでいるかっこうに出会い、不思議な世界への冒険に旅立ちます。-1877年の初版以来、世界中の子供たちに愛読され、“ファンタジーの元祖”と評される幻の作品。待望の初邦訳。
自然と人間のファジィな関係、ゆらぎの本質を明らかにする。イリヤ・プリゴジン博士(ノーベル化学賞受賞)との対談を収録。
〔地名〕への偏執と〔形式〕への強固な意志により周到に構築された物語が、全的崩壊の予兆をはらみつつ目眩めく反転する、全篇、荒唐無稽の愉しさにみちみちた、トポロジカルな架空幻想旅行譚。
人間や動物の生物時計の役割、特徴、存在場所などを追究するとともに、食習慣や脳へのエネルギー供給との関係、リズム病などについて易しく解説。
序論 時空に生きる
第一章 生物時計の役割
第二章 生物時計と人間生活
第三章 生物時計の特徴
第四章 明暗サイクルを環境同調因子とする概日時計の存在場所
第五章 子供のリズム
第六章 食習慣と概日時計
第七章 脳へのエネルギー供給との概日時計
第八章 リズム病ーその1リズムを人為的に乱した場合ー
第九章 リズム病ーその2リズム発生機構に原因がある場合ー
第十章 概日時計の時刻信号発生機構
座談会 概日リズムの発生機構を考える
昔、ヒトは体内に流れていた時間を生きてきた。月の光からヒトの時間を読む。
意味不明の母の言葉。謎を追うあずさに迫る魔の手。三つの殺人事件が浮き彫りにする悪夢の日。書き下ろし推理長編。
「そう、あたしってひねくれてるから…」良子はそっけなくいった-。明るい海べでの夏。少年たちはひとりひとり心にわだかまるもやもやと、もがいていた。小学上級から。
「二日酔い主義」PART3、人々とのふれ合いは楽しく、哀しい。日々が過ぎてゆく、伊集院静の第三エッセイ集。
タイバーズウオッチから宝飾時計まで豊富にとり揃えられた商品群。ハイテク技術を駆使しスイス、香港などの攻勢に立ち向かう各社の戦略を徹底分析。