浦沢直樹の原作を唐沢寿明をはじめ豪華キャストで映画化する3部作のシリーズ第1弾。昭和30年代に少年ケンヂと仲間たちが考えた“よげんの書”が30年後に現実化。地球の危機にケンヂたちが立ち向かう。
二つの異なった物語が並行して展開する僕と影の行きつく果てはー。谷崎潤一郎賞受賞の長篇小説。
あまりに強烈な光景のショックにより、生まれる以前に痕跡となってまったモダニズム建築ー世紀転換期のアドルフ・ロースから、ドイツ統一後を生きるダニエル・リベスキンドまで、「われわれ」の欲望の対象であり、20世紀という時代精神そのものとして直立した過激な建築群を鋭利に読みとく。思想史・表象文化論の俊英による第一評論集。
著者は無限の運動としての「悟り」を媒介に西洋と東洋の止揚を構想する。言う所の悟りは、おそらく「霊性」を介するものであろう。世界征服を夢想する「驕れる科学」に“救済”という新たなる神の創造を構想し、「宇宙」という神性と人性を往復可能にする世界の構想が本書である。
ジョージ・マクティアは、番組制作会社のプロデューサー。16,575ドルという破格の週給を得る彼は、苦労のすえ、新番組の契約をとりつけた。妻のリジー・ジンバリストは、ソフトウェア会社の社長。自社株を売却するため、マイクロソフトと交渉を重ねている。家族で過ごす時間が限られた二人は、Eメールを交わして子供たちとコミュニケーションをとる。慌ただしい一日のあと迎える二人だけのわずかな時間。秘密はいっさい持たないけれど、互いのビジネスには干渉しない-これが夫婦の信条だ。そんな二人に衝撃が走る。ジョージの母の事故死、リジーの父の容態の急変。二人は会社で用意してくれたジェット機で、斎場から病院へと駆けつける。そして、心を休める暇もなく、次の仕事に奔走するのだった。帰路、ホテルの部屋で一人悲しみにふさいでいたジョージは、夫婦で共有しているコンピューターを立ち上げた。誤って開いた妻のファイルには、彼の上司のファーストネームが。突然持ちあがった妻の不倫疑惑。彼の日常を揺るがすこの事件は、世紀の変わり目までつづく混乱の序章にすぎなかった…。舞台は2000年2月28日から2001年年明けまでのニューヨーク。時代の最先端に立つ夫婦を通し、現代社会の断面が鮮やかに描かれる。21世紀を迎えるまでを現在進行形で体験できる画期的小説。
公害、薬害はなぜ繰り返されるのか。日本の環境政策の大転換をせまった四日市公害。数々の秘話を明らかにしつつ、世界的な視野で四日市公害の本質とその意味を説く。医師として行政側責任者として終始四日市公害に取り組んできた著者による回想と総括。
3万余の生産を誇るルフトヴァッフェの翼、メッサーシュミットBf109の1機、G-2/Trop“黒の6(ブラックシックス)”。北アフリカで捕獲され、英空軍の基地でまさに朽ち果てようとしていた機体を、19年の歳月をかけて復元、再び空へと誘った男達の悪戦苦闘の物語。さらに“黒の6”の戦歴、連合軍による飛行テストのレポートなど、ヒストリカルな面も網羅。また1997年10月に起きた着陸事故以降のエピソードも新たに書き下ろし、収録している。
難病は克服できるのか?人間の寿命は延ばせるのか?クローン人間づくりはどこまで来ているのか?最先端バイオテクノロジー研究の先陣争いにしのぎを削る研究者と起業家たちの姿を通してアメリカの虚実に迫る「ノンフィクション巨編」。
物理法則は自然界のどこかに書かれているわけではない。人間の創造的な心の働きを通して見出されたものである。では、物理法則を創り出す心の働きとは一体いかなるものなのか。その謎解きに、十数年にわたって脳科学の面白さに魅せられてきた物理学者が挑む。「複雑な脳の働きは単純な仕掛けの複雑な組合せとして理解できる」という信念を根底に据え、脳科学の最新の到達点から推論する。未知に挑戦する科学の醍醐味がここにある。
エグゼクティブ・コーチングの仕組みを組織内にどのように構築するのか!中高年世代のリーダーの能力開発、ベンチャー企業の経営幹部の能力開発、グローバル・リーダーの能力開発、どのように支援するのか。
青年誌、女性誌で幅広く活躍する小野塚カホリの伝説的ボーイズ・ラブ作品の中から、人気の高い4作品をドラマCD化。各作品ごとのキャラクターは森川智之、堀内賢雄ほか豪華声優陣が担当。
もともとはゲームからスタート。2006年初頭にはアニメ化されるほど、非常に人気の高い作品のドラマCD盤。萌え系な物語として始まったはずなのに、どんどん恐怖な事件が繰り広げられてゆく。気がついたら舞台の中に没頭し、謎を探ってしまうはず。