フレーゲとラッセルに始まる現代の言語哲学、そのエッセンスを分りやすく集約する。
言葉はなぜかわるのか。人間活動の所産であることはもちろんだが、巨視的にみれば、自然環境が重要である。なぜなら、気候の変動によって民族移動が起こり、それが言葉の変化をもたらし、ひいては現在の世界の言語分布にいたっているからだ。本書は、地理学の碩学が言語年代学の成果をふまえながら、気候と言語のダイナミックな関連性を一万年の人類史の中で実証するという野心的試みである。
翻訳家という情熱家の姿を追いかけ、中世のアラビアから現代のヨーロッパまで訪ね歩くユニークな文化史。資料の森に分け入って、異文化接触の知られざる立役者に光を当てる。
アメリカの天才的言語学者サピアが、天馬空を行くような想像力と透徹した洞察力をもって、言語の特質、言語と思考の関係、言語の要素、言語の音声、文法的過程、文法的概念、言語の類型、言語変化、音法則など、言語学の諸問題を原理的に考察し、さらに言語と人種・文化・文学とのかかわりに説き及んだ言語学入門。
朗読・ナレーションに挑戦しながら相手に届く「声」と「表現」を基礎の基礎から身につけます。正しい発声。美しい発音。豊かな表現。プロの実演を参考に、楽しみながらトレーニングできるオリジナルCD付。
「言語の本質」とは何か?現象学によって「言語の謎」がはじめて解明される。
口で話すか、頭で話すか。あなたの評価はそれで決まる。できる人の話し方、その思考フレームに学ぶ。
なぜか会話が途切れたり、うまく話に入っていけない人と、会話上手の人とでは、何が違うのでしょうか?それは、「雑談の技術」を身につけているかどうかです。どんな人とでも何気ない雑談を楽しむための、知っておきたいルール、マナー、テクニックをご紹介します。
勤めていた工場の廃業によって、小関さんが50年間誇りにしてきた肩書「旋盤工・作家」が消えた。仕事を守りつつ、生活と現実から実感する喜びと悲しみを作品として書くことは、人生にどんな意味をもつのか。いま、自分と社会について深く考えるために文章を書こうとする人々に表現することの精神と方法を、自らの体験をもとに語る。
本書に取り上げた幸田露伴作の小説「五重塔」は、岩波書店刊『露伴全集第五巻』をもとに、筑摩書房刊『現代日本文学大系4幸田露伴集』岩波書店刊『岩波文庫五重塔』なども参考にしながら、音読しやすいように、さまざまな工夫を加えたものである。
本書は、言葉づかいで命とりになるビジネスシーン、電話や手紙、冠婚葬祭で、多くの人が間違いを犯しやすい日本語を取り上げた。
累計アクセス1億以上の子供にも優しいサイト、「僕の見た秩序。」の人気コーナー書籍化第2弾!くだらなかったり、シュールだったり…バカなパソコンが生み出す誤変換の数々が一冊に。
英文の意味を的確に理解するポイントは?自然でセンスのいい日本語に訳すコツは?-学校で、仕事で、翻訳が必要な場面はたくさん。でも、初心者も英語に自信のある人も、日本人なら誰もが陥りやすい落とし穴があります。辛口の翻訳批評『誤訳迷訳欠陥翻訳』で名高い翻訳の達人・ベック先生が、そんな落とし穴のありかを指摘。学校英語の「ハンコ訳」をきっぱり捨て、「英文和訳」の悪癖から脱出して、実際にスッキリといい翻訳に仕上げるための技を伝授します。巻末に翻訳演習100題を収録。
伝説の名講義を明快な翻訳で正確に再現、ソシュールの真髄に迫る。
「発展」「コミュニケーション」「近代化」「情報」など、ブロックのように自由に組み合わせて、一見意味ありげな文を製造できることば。メディアの言説や政治家の発言、そして日常会話にまで侵入しているこのことばの不気味な蔓延を初めて指摘した話題の書、待望の邦訳刊行。