毎回コミカルなベッド・シーンが人気を呼んだドラマ『特命係長・只野仁』の主題歌。ブルーハーツの名曲カヴァーだが、人気タレントの白羽が、楽曲の根底にある切なさを初作品とは思えぬほど上手く引き出している。清水信之によるアコースティックな編曲も◎。
“ジャニーズきってのお笑い系”というキャラが定着してきたせいか、メンバーが重複するNEWSより生き生きして見える今日この頃。スベり気味のコントをフィーチャーした(1)も、勢いで歌い倒す。いっそ吉本と合併して、歌う漫才映像を作ってはいかが。
1975年夏のコンサートの模様を収録したライヴ盤で、前半がエレクトリック・トラックス、後半がアコースティック・トラックスの構成。もっとも、両者に極端な差別化はされておらず、いずれも、ディランの作品を軸に、澄みきった歌声を力強く響かせる。
(1)は非常に有名な曲で録音は多いが、この演奏はその中でも最美ではあるまいか。特に第1ヴァイオリン、フィーツのしたたるような艶やかな音色は絶品。全体のアンサンブルも典雅で暖かい雰囲気がいっぱいにあふれている。(2)も同様の名演。音質もまだまだ現役。
ソング集に続く初のサントラ・スーパーベストは、2曲の未発表曲を含む全30曲収録。番組中ではズタズタにコマ切れされた劇伴だが、トータルして聴くとブラスを大フィーチャーした摩天楼をキーワードにしたスリリングな世界が展開されている。
大自然の中で生きる動物や鳥など生きものを取材したNHK-TV『生きもの地球紀行』のサントラの3作目。エンディング・テーマの合唱ヴァージョン(8)も収録している。ピアノやオーケストラにより演奏される杉本竜一の音楽が、のどかにゆったりと流れていく。
CD化によってクライバーの非常に繊細な表現、目のさめるようなダイナミズムが完璧に再現されるようになった。このCDは当分この曲の決定盤となるだろう。クライバーの指揮に聴きほれてしまうが歌手陣ももちろん素晴しく、特にコトルバスの空前の名唱が圧巻だ。
万物流転して行く浮世なれど、オーソドックスなゴリ押しハードロックをやりつづけている人は、ちゃんといるわけだ。このテラ・ローザのように。これは87年暮れにインディーズからリリースされたファースト・アルバムのCD再発。どこか家庭的なのが味。
謎のテーマ曲を集めているこのシリーズもはや第4弾。売れているんだなぁ。やっぱプロレス・ファンは奥が深い。さて今回も垂涎のブロディものから、抱腹絶倒の隠しアイテムまで豊富な品揃え。よく探したなと思える未発表のモノが多いのが嬉しいです。
これぞ湾岸ロックの開祖73年作。現ムーンライダースの前身。アコースティックな主体に臭い立つ、まとわりつくような饐えた音と言葉はとても一筋縄ではいかぬ十重八十重の腰の強さ。うかつに聴くと今でも吸い込まれてもどれなくなる。厳然たる伝説的超名盤。
落語界の中でも立川談志と並び異色の存在として知られている柳家小三治。その十八番だけを集めたライヴ・レコーディング。独自の臨場感あふれる笑いの醍醐味が十分に堪能できる内容だ。
ラジオのDJやエッセイの出版など多方面で活躍する小森まなみと、声優の活動もスタートさせ、確実にステップアップしている高橋直純の二人が参加するユニット“AsR”の初アルバム!
ガイナックスの新作OVA『フリクリ』のサントラ第1弾! アレンジは『ラブ&ポップ』『少女革命ウテナ』で、常に新しいものを作り出す光宗信吉があたり、ザ・ピロウズの曲も多数収録。