ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来は、プロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
ぼくはまだちいさいんだよ。だけどね、もっともっとおおきくなったらね、あめのひに、スカイツリーにかさをさしてあげるんだ。それからね、それからね…
お日さまがのぼって1日がはじまりました。こうさぎはみんなに「おはよう」とごあいさつ。日がしずみはじめると、こんどは「おやすみなさい」をいう時間。おやすみ、こねこちゃん。おやすみ、こぐまちゃん。……『おやすみなさい おつきさま』でおなじみのマーガレット・ワイズ・ブラウンの未発表の文章に、ローレン・ロングが愛らしいイラストをつけた絵本。
トモヤは、病気のためにベッドで過ごすおじいちゃんと「地球観察隊ごっこ」をしている。まわりのものをしっかり観察して、発見したことを隊長のおじいちゃんに報告するのがトモヤの仕事。土手にたんぽぽが咲いたこと、苦手なクラスメートのことや、通学路の変化など、小さな発見を分かち合うよろこびは、ふたりの心をあたたかくつなぎ、主人公の成長を導いていく。
研ぎすまされた文章とオールカラーの光あふれる色彩で、春から夏への季節のうつろいの描写も鮮やかに、生きることのよろこびを強く訴えかける作品。『センス・オブ・ワンダー』訳者の上遠恵子さんとJT生命誌研究館の中村桂子さん推薦・折り込み解説付き。
全国学校図書館協議会選定図書。
ぼくの町の動物園はチャーミングな動物がいっぱい。キリンさんはヘリコプターになってくれるし、ペンギンさんはスケボーにのって、ペンギンじまをひとっとび。ぞうさんがバケツの水を鼻から飲んで噴き出すと…。
節分の日。はたけむぐらのなみだが、コロコロころがって、大きく大きくなって、なみだおにになってしまいました。
くまたくんは、朝おきたときからむねがどきどき。きょうははじめて飛行機にのるんです……。初体験の興奮、喜びを描きます。
5歳から6歳までの「とっちゃん」のお話。みんなと一緒のことができない子供たち、そしてそんな子供時代を過ごした全ての大人たちに、マイペースなとっちゃんが教えてくれる大事なこと。
「朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある」
苦手な音をどもってしまうぼくは、クラスの朝の発表でもまったくしゃべることができなかった。放課後にむかえにきたお父さんは、そんなぼくを静かな川べりにつれていって、ある忘れられない言葉をかけてくれた。
吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。
デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描いている。
ジョーイは小学四年生の男の子。いつも考えるより先に行動してしまい、騒ぎをおこしてばかり。悪気はないのに、どうしてもじっとしていることができず、まわりから「問題児」だと思われている。幼いときに別れたきりだったお母さんがもどってきて、新しい生活がはじまったのもつかのま、教室で事故をおこして、クラスの女の子にケガをさせてしまい、しばらくの間、「特別支援センター」にかようことになった。もう、もとの学校にはもどれないかもしれない、と落ちこむジョーイ。ところが、支援センターはジョーイが想像していたようなこわい場所ではなかった。自分に合った治療やカウンセリングを受けたジョーイは、考え方や行動を少しずつ自分でコントロールできるようになり…。個性豊かな少年の内面を、ユーモアあふれる筆致でこまやかにすくいとった、一気に惹きこまれる物語。全米図書賞最終候補作。小学校中・高学年から。
命が尽きるその瞬間まで、新たな曲を作りたい。世界的音楽家、最後の言葉。自らに残された時間を悟り、教授は語り始めた。創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、坂本家の歴史と家族に対する想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界についてーー。『音楽は自由にする』を継ぐ、決定的自伝第二弾。坂本氏の最期の日々を綴った、鈴木正文氏による書き下ろし原稿を収録。
沖縄の霊能者(ユタ)である「おば〜」の元には
毎日、悩みを抱えた相談者さんがやってくる。
土地、家族、友達…霊が媒介する問題を見て
視える少年「ヤースー」は子供なりに考えて……
「やさしい」「かわいい」「こわい」の大人気シリーズ最新刊!!
あなたは生きていい。著者渾身の人間賛歌!
交通事故で体に傷を負って以来、人目を避け孤独に生きてきた祥司は、行きつけの居酒屋で一人の女性に出会う。祥司には眩しいほどに快活に見えた千尋だったが、人に言えないトラウマを抱えていた。スクラッチの宝くじを削ることだけを生きがいに、父親の文具店を手伝う孝志朗。文具店の試し書きノートで絵を描き続ける、不登校の絵美。文章で学校の様子を絵美に伝える、口がきけない少年。 心を閉ざした若者たちの繊細な人間関係を描き、読む者すべての人生を肯定する大傑作。
【編集担当からのおすすめ情報】
デビュー作『まったく、青くない』では、生々しい青春をリアルに描き、本読みYouTuberが絶賛して話題になりました。あれから3年、ついに完成した今作には、ジャングルポケットの斉藤慎二さんと作家の町田そのこさんが推薦コメントを寄せてくださいました。書籍の帯を、ぜひご覧ください!
ぼくは、しょうたくんちのトイレ。「うんち、おしっこ、どーんとこい!」 でも、しょうたくんはトイレを使わずに遊びにいってしまいました。「それなら、いいさ」 ぼくは、トイレを使ってくれる子を探しに旅へ出ますが……。愉快なストーリーは、トイレトレーニング中のお子様におすすめ! うんちやおしっこが上手にできる子もできない子も、トイレはいつでも待っています!
ある日、子猫がやってきたーー。5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。15歳で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し鮮烈デビューした獣医師が描く、大切なお話です。
ニケがうちにやってきた!
ニケ、いきなり改名の危機
母子バトル、ぼっ発
シロ姉とみいちゃんと
またもや、嵐の予感?
ぼくたちとニケ
おまけ
ぼくじょうで、ひつじたちが くさを たべています。
あれれ? こひつじが いっぴき、どろのなかに いますよ。
「へんてこりんな こひつじだな! 」ひつじたちが さけびます。
「おかしな こひつじだね!」ぶたたちも さけびます。
「ぼくは へんてこりんじゃないぞ!」
こひつじが さけびかえします。
「ぼくは こぶたなんだ!」
いくら笑われても「ぼくは こぶたなんだ」というこひつじ。獣医さんのところに連れていくと…。オランダ、ベルギーでたちまち話題となった、自分らしさとは何かを問いかける絵本。
「非モテ」男性たちが、「女神」「ポジティブ妄想」「自爆型告白」などのキーワードを軸に自分自身の実態と「生きづらさ」を赤裸々に語る。生きる困難や加害/被害の経験と真摯に向き合ってきた当事者としての研究報告をてこに、新しい男性学の到達点を提示する。
序 章 生きやすくなったと言っていいのか
1 戸惑いの内側から 西井 開
第1章 「ぼくらの非モテ研究会」ができるまで
1 実践に学ぶ:1 「メンズリブ研究会」 西井 開
2 「ぼくらの非モテ研究会」のはじまり 西井 開
3 実践に学ぶ:2 精神障害者コミュニティ「べてるの家」 西井 開
4 「ぼくらの非モテ研究会」の実践 西井 開
5 非モテ研用語辞典 ぼくらの非モテ研究会
6 個人研究 セブルス・スネイプの研究ーーあるいは“恋と不器用さ”について 足達龍彦
第2章 痛みを言葉にする
1 実践に学ぶ:3 薬物依存者回復施設「三重ダルク」 西井 開
2 男性の被害経験 西井 開
3 個人研究 パワハラ被害の夢の研究 西井 開
4 個人研究 不本意出家からの研究 リュウ
5 「非モテ」と身体嫌悪、そしてマスターベーション 西井 開
6 個人研究 いわゆる女装と夢見非モテの童貞世界、その研究 ゆーれいさん
第3章 影響を与えるメディア
1 「非モテ」に影響を与えた一冊 西井 開
2 個人研究 一発逆転の研究 ハーシー
3 個人研究 非モテ幽霊の研究 歌男
第4章 加害と責任
1 実践に学ぶ:4 DV加害者脱暴力グループ「メンズサポートルーム大阪」 西井 開
2 個人研究 自己破滅願望の研究 たぬき(聞き手:西井 開)
3 加害の研究とつぐないについて 西井 開
終 章 男の悩める場所
1 個人研究 人を頑張ってバカにしてしまう病の研究 マイル
2 聞き届けられる場 西井 開
3 共同研究 解釈押し売りの研究ーー非モテ研の課題について 明日葉/西井 開
座談会 非モテ研とはどういう場か 明日葉/足達龍彦/歌男/たぬき/西井 開/ハーシー/マイル/ムロ/リュウ(聞き手:山本和則[カフェフィロ])
解説 語りだした男たちに乾杯 村本邦子
あとがき 西井 開