食物アレルギーの子どもが増えています。一方、新しい研究が進み、「今までのやり方はちがう!?」なんてことも。
子どもたちが安全で楽しく生活できるように、「コレだけは」というポイントを解説します。
アレルギー疾患全般にわたり包括的かつ実践的に解説した定評あるロングセラー、初の日本語訳。近年の治療法の進展を踏まえ、免疫系や治療薬の作用機序など基礎知識から紐解き、疾患別に病理、診断、治療を詳述。全身的・各科横断的に診ることが求められるようになったアレルギー疾患を、専門医はもちろん、呼吸器科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科・消化器科等各科医師が連携して治療する際に共有すべき知識を網羅。
とてもかわいい転校生のみおちゃんは、重度の猫アレルギーがあることを秘密にしていたが、猫のいる雑貨店でみおちゃんの誕生日会を開く計画が勝手に進んでしまう。
見えない病気や困難と配慮を考えるきっかけの一冊に。
【神戸 遥真先生より】
朱梨のクラスメイトのみおちゃんは、とってもかわいくて完ぺきな女の子。だけど、じつはみんなにかくしていることがあって……?
人には、見た目だけではわからないさまざまな困難があることがあります。それを知ったとき、自分には何ができるのか。世の中にはどんな工夫があるのか。朱梨たちといっしょに考えてもらえたらうれしいです!
【担当編集者より】
みおちゃんと親しくなるうちに、見た目ではわからないアレルギーや病気、困難などについて朱梨は考えるようになっていく。自分の見えてる世界や好きなものが、ほかの誰かにとっても同じとは限らない。配慮を求めること、誰かのために配慮をすることを考えるきっかけの一冊に。
6年ぶりの改訂となる2024年版では、以下多くのアップデートがなされています。
肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)のエビデンスの強化や、従来からの抗菌薬適正使用に基づいた一部抗菌薬の用量・選択候補薬の見直し、
軽症・中等症・重症のアルゴリズムを合体した「アルゴリズムのまとめ」の追加、重症度判定などの参考用の鼓膜画像の更新など、
本ガイドラインの「中耳炎診療の基本を伝える」使命に則った大改訂版となりました。
【目次】
第1 章 作成の経緯と概要
1.要約
2.作成者
3.資金提供者・スポンサー
4.作成の背景および沿革
5.作成目的ならびに目標
6.利用者
7.対象
8.急性中耳炎の定義
9.本邦における小児急性中耳炎難治化の細菌学的背景と現況
10.エビデンスの収集
11.推奨および推奨度の決定基準
12.エビデンス統合のための手法
13.リリース前のレビュー
14.更新の計画
15.推奨および理由説明
16.患者の希望
17.治療アルゴリズム
18.実施における検討事項
第2 章 Clinical Questions(CQ)
1.診断・検査法
CQ 1-1>急性中耳炎はどのような状態のときに診断されるか
CQ 1-2>小児急性中耳炎の診断に問診は必要か
CQ 1-3>急性中耳炎の診断にティンパノメトリーは有用か
CQ 1-4>急性中耳炎の重症度はどのようにして判定されるか
CQ 1-5>反復性中耳炎はどのような状態のときに診断されるか
2.予防
CQ 2-1> 肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)は小児急性中耳炎の予防に有効か
3.治療
CQ 3-1>急性中耳炎に抗菌薬を使用する場合に何を使用するか
CQ 3-2>急性中耳炎の鎮痛に抗菌薬は有効か
CQ 3-3>抗菌薬の投与期間はどのくらいが適切か
CQ 3-4> 軽症の急性中耳炎の治療として、抗菌薬非投与は妥当か
CQ 3-5>鼓膜切開はどのような症例に適応となるか
CQ 3-6>点耳薬は急性中耳炎に有効か
CQ 3-7>抗ヒスタミン薬は急性中耳炎に有効か
CQ 3-8>鼻処置は急性中耳炎に有効か
CQ 3-9>反復性中耳炎に対して鼓膜換気チューブは有効か
CQ 3-10>反復性中耳炎に対して漢方薬は有効か
CQ 3-11>反復性中耳炎に対して免疫グロブリン製剤は有効か
4. 小児急性中耳炎症例の治療アルゴリズム
第3 章 参考資料
1.用語の定義と解説
2.薬剤感受性による肺炎球菌の分類
3.薬剤感受性によるインフルエンザ菌の分類
4.細菌学的検査
5.抗菌薬略号と一般名一覧
国立病院機構福岡病院で25年にわたって「食物アレルギー教室」を指導してきた専門家による「きちんと知って、きちんと治す」入門書
はじめに
食物アレルギーと診断されたら、どう向き合う?
食物アレルギー教室 1日目 食物アレルギーを正しく理解する
食物アレルギー教室 2日目 食物アレルギーにはどんなタイプがあるの?
食物アレルギー教室 3日目 食物アレルギーの正しい診断を受ける
食物アレルギー教室 4日目 アレルギーを引き起こしやすい食物アレルゲンの特徴を知る
食物アレルギー教室 5日目 食物アレルギーは治りますか? 予防できますか?
食物アレルギー教室 6日目 食物アレルギーでも楽しい食卓を
食物アレルギー教室 7日目 食物アレルギー児の園・学校生活の過ごし方
食物アレルギー教室 栄養満点! おいしい! 国立病院機構福岡病院の人気レシピ
おわりに
子どもアレルギー診察室
子どもにアレルギー症状があると、親としては不安でしかたないものです。「あゆみクリニック」(春日部市)の院長である著者自身も3人の子どもを育てる時に、それぞれにアレルギー症状を経験し、また校医、園医としても多くのアレルギーに悩まされる子どもたちを診てきた経験から、アレルギー症状を改善する手立てを誌上診察室Q&A方式でお応えします。家庭だけでなく、信頼できる主治医、園や学校の職員との三位一体で取り組めば、必要以上に神経質にならなくても大丈夫だということが確信できる内容です。
【編集担当からのおすすめ情報】
幼児誌、学年誌のウェブサイト「HugKum」にも著者藤川先生のコンテンツが好評掲載中です。
学術論文やガイドラインなどでは埋められないヒントやコツが満載!
年代別に大きな変化や違いのある「食物アレルギー」.乳児期,幼児期,学童・思春期,成人期に分け“診療の手引き”や“ガイドライン”では埋められないヒントやコツを,多くの症例を通して学べる実践書.さらに一歩進んだ「食物アレルギー」の診療が可能に!「食物アレルギー」の診療にあたるさまざまな領域の医師必読の一冊.
卵・乳・小麦・そばなど、知っておきたい27の食べ物をキャラクター化! 食品表示に関わる27品目のほか、アナフィラキシーやアレルギーマーチなど、食物アレルギーについての基本知識を、親子で楽しく、この1冊で学べます。
★キケンが多い7つの食べもの(特定原材料)
卵/乳/小麦/そば/落花生/えび/かに
★気にしておきたい20の食べもの(特定原材料に準ずるもの)
キウイフルーツ/バナナ/オレンジ/もも/
りんご/カシューナッツ/くるみ/大豆/ごま/やまいも/まつたけ/
いか/あわび/いくら/さけ/さば/鶏肉/牛肉/豚肉/ゼラチン
★こんな食べものにも注目!
パイナップル/マンゴー/すいか など
★くわしく知ろう!
アナフィラキシー/アレルギーマーチ/食品表示の見方 など
食物アレルギーキャラクターリスト
外来に突然訪れる各種食物によるアレルギーを開業医の立場で診る。熱意ある開業医達の診療を知り、医療連携の大切さを学ぶ一冊です。
食物アレルギー診療の診断や治療方針を考える、皮膚科医必携です。
発症や重症化の機序が次々と明らかになり,それに基づく患者の層別化や分子標的薬の臨床応用が行われるなど,アレルギー疾患研究は近年新たな局面を迎えています.本書ではこのような病態解明・新規治療法開発の最前線を紹介します.
概論 これからのアレルギー疾患研究と治療
第1章 アレルギーのメカニズム研究
1.遺伝情報と環境
2.免疫細胞とサイトカインなど
3.新たな視点
第2章 疾患研究から次世代の治療に
1.気管支喘息
2.アトピー性皮膚炎
3.アレルギー性鼻炎
4.結膜炎
5.食物アレルギー
今、「アレルゲン回避」から世界の治療法は大きく転換している。
免疫を再訓練することで食物アレルギーを治す。
スタンフォード大学アレルギー・喘息研究センター長による最新研究レポート&治療法。
過去一世紀の間、食物アレルギーの研究者たちは新たな大陸を開拓してきた。
そしていま、ようやく免疫システムへの理解が深まり、新たな選択肢を増やせる豊かな土壌が形成されてきた。
この新たな世界の中心にあるのが、免疫療法だ。摂取した食べ物を敵と見なさないよう免疫システムを訓練するこの治療法は、きわめて効果が高い。
命にかかわる激しいアレルギー反応の原因になるナッツや小麦、卵、 乳製品などの食物は、本来まったく危険なものではない。
それをゆっくりとだが確実に免疫システムに教え、体を正常な状態に戻していくのである。
(「本書の概要」より)
[免責]
食物アレルギーの治療は、医療の専門家の綿密な監視のもとでのみ行なわれるべきであり、免疫療法などの治療を家庭で試してはならない。
家庭で独自に免疫療法を試みるのは、絶対にしてはいけない。
特に自分の子どもが食物アレルギーなのではないかと懸念している人は必ず、固形食を導入する前に小児科医や小児アレルギー専門医に相談すること。
本書の出版社と著者は、本書に書かれた方法を独自に実践した場合に起こりうる健康状態に関するいっさいの責任について、これを放棄する。
診療科の枠にとらわれずにまとめたアレルギー疾患の本!
子どもから大人,急性期から慢性期までどんなアレルギー疾患にも対応できるようまとめた書籍.
「臨床編」ではよくある質問から成り立っており,著者の日々の診察で得た指導に役立つエッセンスが簡潔にまとめられている.
多様な患者を診るプライマリ・ケア医やアレルギー疾患を一通り学びたい方におすすめの一冊.
花粉症や食物アレルギーに関する従来の「指針」は誤りだと声をあげ始めた研究者たち。予防と治療の常識が根底から覆り始めている。大反響の「NHKスペシャル」を書籍化!世界中の最新研究を丹念に取材し、アレルギーの予防と完治に向けた実践的な情報が詰まった一冊です。
アレルギーっ子が安心しておいしく食べられる手間なしレシピ集。卵・乳製品・小麦・大豆を完全除去、代替食材と栄養価の表示、アレルギーの基礎知識や食事療法、暮らしガイドも充実。日々の食事作りが楽に。
多くの耳鼻咽喉科疾患ではアレルギーや免疫が関与しており、何がきっかけで症状が起こるのか、原因は何であるのか?がわかることにより、的確な治療へと結びつく。病態解明から治療まで詳しく解説しました!
アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそく…。アレルギーの原因は不健康な腸にあった。クスリは不要!乳酸菌、ビフィズス菌…etc.注目の「善玉菌」プロバイオティクスでアレルギーを撃退する!乳酸菌・ビフィズス菌は効果で選ぶ!自分に合う菌の選び方を徹底解説!善玉菌パワーは子どもや妊婦にも効果大!!