経営者として1年間の育休取得し、元国際公務員(国連専門官)として、日本でダイバーシティ経営や働き方改革などがはやるはるか以前から、世界標準として実践し指導してきたダイバーシティ経営のポイントについて、体験談を織り交ぜて解説。「ダイバーシティ型社内通貨制度」や「ダイバーシティ経営BCP」「働き方改革BCP」などの著者オリジナルの経営手法の提唱・紹介や、LGBT(Q)・異文化理解・ムスリム対応・インバウンド対応など、その他のビジネスにおける各種ダイバーシティ&インクルージョンについてコンパクトにまとめたもの。
リベラル・アーツの多様性と現代への問題提起
文学、言語学、外国語教育学から
経済学、メディア論、教育工学まで──
『異文化のクロスロード』(2007)、『ポスト/コロニアルの諸相』(2010)、『ことばのプリズム』(2014)、『リベラル・アーツの挑戦』(2018)に続く、岐阜聖徳学園大学外国語学部の研究成果。
【目次内容】
▼ ジェンダーからみる太平洋戦争の記憶
--環太平洋文学の描く日本植民統治(河原崎やす子)
▼ ペーター・ハントケの『雀蜂』について
--「盲目性」の意味(熊沢秀哉)
▼ 病と不調の経験から他者としての女性の経験へ
--病者と労働者階級へのヴァージニア・ウルフの(非)共感性(四戸 慶介)
▼ 英語教育における批判的思考力の育成
--クリティカル・リーディングの指導(伊佐地恒久)
▼ 談話研究とその日本語教育への応用
--「のだ」疑問文を中心に(大塚容子)
▼ 恩師の取材とレジリエンス形成
──教職課程のアクションリサーチ(冨田福代)
▼ マインドセットと学習環境
──外国語を学ぶ学生たちを成功へと導く学習スペースの構築(テイラー・クレア/長尾 純)
▼ 教育における ICT(情報通信技術)の活用と考え方(長谷川 信)
▼ 分裂と統合のTwitter
──コロナ禍におけるトレンドの特性(宮原 淳)
▼ 功利主義と義務論
──社会科学の視点を進化理論から考える(蔵 研也)
▼ 現代アメリカ英語における whom に関する一考察(丹羽都美)
▼ 中国語の自由会話におけるメタ言語否定のストラテジー(李 嘉)
▼ ジェンダーからみる太平洋戦争の記憶
--環太平洋文学の描く日本植民統治(河原崎やす子)
▼ ペーター・ハントケの『雀蜂』について
--「盲目性」の意味(熊沢秀哉)
▼ 病と不調の経験から他者としての女性の経験へ
--病者と労働者階級へのヴァージニア・ウルフの(非)共感性(四戸 慶介)
▼ 英語教育における批判的思考力の育成
--クリティカル・リーディングの指導(伊佐地恒久)
▼ 談話研究とその日本語教育への応用
--「のだ」疑問文を中心に(大塚容子)
▼ 恩師の取材とレジリエンス形成
──教職課程のアクションリサーチ(冨田福代)
▼ マインドセットと学習環境
──外国語を学ぶ学生たちを成功へと導く学習スペースの構築(テイラー・クレア/長尾 純)
▼ 教育における ICT(情報通信技術)の活用と考え方(長谷川 信)
▼ 分裂と統合のTwitter
──コロナ禍におけるトレンドの特性(宮原 淳)
▼ 功利主義と義務論
──社会科学の視点を進化理論から考える(蔵 研也)
▼ 現代アメリカ英語における whom に関する一考察(丹羽都美)
▼ 中国語の自由会話におけるメタ言語否定のストラテジー(李 嘉)
驚異的に発展するアジアとイスラム圏に精通する気鋭のコンサルタントが、ポストコロナ時代の「美食ニッポン開国論」を提言。
ビジネス・ブレークスルー大学長の大前研一氏推薦!
おいしいダイバーシティをはじめよう
第1章 日本食の現在地
日本観光を楽しめないムスリムたち
ネギを取り分ける台湾人
買い物に2時間かかるムスリマ
引きこもる在住ムスリムたち
1人だけ弁当持参
飲み会に恐怖するムスリム
スキー旅行でインスタント食品
「キットカットはハラールですか?」
第2章 美食の国の不都合な真実
「ジャパン・アズ・ナンバー1」と機会の窓
「選ぶ側」ではないという認識はあるか?
ムスリムの市場規模は世界最大に
「勤勉さ」では計れない生産性
産業構造の変化に乗り遅れた日本
日本が小国から学ぶ点
多様性が生む競争力
各種調査から見える若者の姿
驚きの「留学したくない理由」
低下しつづける東大の世界ランキング
留学フェアのお粗末な実態
データから見える日本の閉鎖性
人生100年時代に学びは必須
難民認定に見る日本の非寛容さ
ムスリム社員の「生の声」
祈りのための”努力”
行政による排他性も
知られざるムスリム墓地問題
教育の問題ではないか
第3章 「食」からなら開国できる
日本食への意外な低評価
求められる「彼らもまた正しい」の姿勢
なぜ、日本のフードダイバーシティは遅れたのか
「食べられない」という多様性
文化・嗜好による「食べられない」
宗教上の理由での「食べられない」
ポリシー、思想に基づくもの
体質・体調による制限
「食べられない」にどう対応するか
おいしい対応法(個人編)
おいしい対応法(事業者編)
「正解はない」という基本
「ぶっちゃける」ことがおいしい
便利なビュッフェ
第4章 未来予想図
ポジティブシナリオ
ネガティブシナリオ
現在地はどこか
ハラール対応したラーメン店
クリケットタウンを目指す佐野市
ムスリムに大人気の大阪のソウルフード
東北の町がリードするSDGs
ハラールメニューを揃える学食
伝統を進化させた味噌煮込みうどん店
「いつまで拒むのですか?」
あとがき 食は世界の共通語
もっと知るためのコラム
1 ヒジャブは典型的?
2 進化するコンビニ、スーパー
3 もしイスラム教徒がハラームを食べたなら?
4 イメージの中のテロリスト
5 お祈りは歯磨きみたいなもの?
6 お清めの水とシャワートイレ
7 断食はつらいよ?
8 知っていると便利 ハラール認証
9 保育園を探して
はじめに
第1章 ダイバーシティ推進へ
--現場からのインタビューーー
インタビュー1 門川大作さん(京都市長)
インタビュー2 鈴木ゆかりさん(株式会社資生堂執行役員)
インタビュー3 青山恵則さん(株式会社島津製作所人事部長)/境浩史さん(同人事部マネージャー)
インタビュー4 伊藤みどりさん(積水ハウス株式会社執行役員)
インタビュー5 平井誠さん(大阪外国人雇用サービスセンター室長)
インタビュー6 寿マリコさん(池坊短期大学教授)
インタビュー7 菊池信孝さん(株式会社フードピクト代表取締役)
インタビュー8 篠田厚志さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン関西理事長)
インタビュー9 濱田祐太朗さん(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)
第2章 「共に生きる」が求められる現代社会
1 差別禁止から多様性の尊重へ
2 外国人からLGBTまで:日本社会のダイバーシティ化
3 排除から包摂へ:政府・企業の変化
4 ダイバーシティ社会への対応能力アップに向けて
第3章 人生設計におけるキャリア
1 キャリアに関する考え方
2 キャリアに関する二つの基準
第4章 就職活動とキャリアプランニング
1 「就活」で陥りやすい問題
2 キャリア全体における就職活動
3 就職活動の全体像と業種の決定方法
4 職種の分類と選択の方法
5 就職活動の対象とする企業のリサーチ
6 企業以外での仕事や働き方
第5章 将来に向けた自己分析・自己理解
1 過去の自分を振り返る
2 現在の自分と向き合う
3 将来の自分のイメージづくり
4 自分をよりよく知るためのグループディスカッション
5 大谷翔平選手が用いた目標達成法
第6章 社会人に求められる力と知識
1 社会人基礎力とは
2 社会人に必要な知識
3 多様な人びととのチームワークづくり
4 職場以外で求められる社会人としての知識
5 理奈さんの将来から考えるキャリアプランニング
参考文献一覧
「多様な性のあり方」について、小中学生が自分たちのこととして、みんなで一緒に学ぶことができる5巻セット。調査データ・最新事例・マンガ・ワークシートなど、学びを深めるたくさんのヒントが提供されており、誰にとってもLGBTQ+について知り、考え、行動するために役立ちます。
時短・介護社員を生かせば、チームがうまく回り出す!
管理職のための「働き方改革」の虎の巻
働き方改革を推進する企業にとって、長時間残業削減・子育て社員の両立・父親の育休推進・
女性活躍・介護と仕事の両立など、取り組まなければならない課題は多い。
本書は、子育て社員、介護社員の両立ノウハウと先進企業実例を豊富に掲載した
管理職や経営者が読むべき「ダイバーシティ時代のマネジメント教科書」の決定版。
社内研修でも活用できる書き込み式実践ワークシート付き。
「イクボス」とは?
職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと
人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司
(経営者・管理職)のことです。
<主な内容>
●あなたの「イクボス度」を判定!
●なぜ「イクボス」が求められるのか?
●イクボスのOKワード&NGワード
●イクボスの実践Q&A
●イクボス検定にチャレンジ!
●イクボスの介護両立支援
●イクボス実践企業実例
●図解&実践!今すぐ活用できる イクボス実践ワークシート
<事例掲載企業>
サントリーホールディングス/丸井グループ/ダイキン工業/アフラック/ユニリーバ・ジャパン
IDCフロンティア/トヨタファイナンス/アクセンチュア/楽天/三井住友銀行/ブラザー工業/花王
本書は、ダイバーシティ&インクルージョンの視点から、雇用・人材開発を日欧比較する。欧州の雇用・人材開発モデルは、日本のこれからの働き方を模索するうえで示唆に富む。
金属素材販売、加工販売の専門商社の天彦産業。経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた現場をつぶさに学びます
すべてのビジネスパーソンに役立つ最新人材活用の決定版。この1冊でダイバーシティを完全網羅。多様性を武器に企業の潜在能力が飛躍的アップ。
どのような職務特性や組織風土を整備すれば,性別ダイバーシティは職場のメンバーに好ましい心理的影響を与えることができるのか.コンテクストに注目し,機会平等の段階や状況の異なる複数企業の調査・分析から,日本型ダイバーシティ・マネジメントをめざす知見を提供する.
はじめに
第1章 日本の性別ダイバーシティに関する課題
第2章 「ダイバーシティ」とは何かーーその定義と分析
第3章 性別ダイバーシティに適した組織とは
第4章 実証研究の方法ーー企業間の比較と共通点・相違点
第5章 ダイバーシティと「日本的職務特性」の相性
第6章 ダイバーシティと組織風土の相性
第7章 日本型「ダイバーシティ・マネジメント」に向けて
あとがき
Appendix
1 「女性が増えると風土が変わる」のか
2 女性比率を用いた分析例
3 男女で結果は異なるか
4 ダイバーシティ風土の上位因子の有無
The Psychological Influence of Workplace Gender Diversity in Japan
Ikutaro MASAKI
日本政府は、大麻使用罪の新設を検討している。しかし、大麻の医療上の効用が科学的に証明されている。国際社会は、大麻使用の非刑罰化、非犯罪化に向かっている。
本書では、科学的エビデンスに基づいて、文化、医療、経済、刑事政策、社会政策の視点から、大麻使用の是非を徹底検証する。
はじめに
問題提起
大麻使用は犯罪か?--科学的エビデンスで考える………石塚伸一・加藤武士
第1部 論争・大麻使用
第1章 大麻とは何か?--禁止の歴史と医療大麻………長吉秀夫
第2章 薬としての大麻 正高佑志
第3章 医療政策でもなく刑事政策でもなく、社会的政策としての大麻政策………佐藤哲彦
第4章 最高裁と大麻………園田寿
第5章 取締られる側から見た大麻政策ーーすべては「夢の中」………高樹沙耶
第6章 大麻とCBD………吉田智賀子
第7章 「大麻等の薬物対策のあり方検討会」とは何か?--検討会を通じて考えたこと………松本俊彦
第2部 世界の大麻政策
第1章 アメリカ/薬物使用と非犯罪化ーー再使用と回復支援………イーサン・ネーデルマン
第2章 ポルトガル/ 日本の大麻問題とポルトガルの実践………丸山泰弘
第3章 ドイツ/ドイツの薬物政策ーー抑止政策から容認政策への転換………金尚均
第4章 国連/忖度する国連ーーハームリダクションにほど遠い日本。蔑ろにされる当事者たち。………古藤吾郎
第3部 大麻論争と「えんたく」から見えてきたもの
第1章 大麻論争と「えんたく」の意義………土山希美枝
第2章 諸外国と日本の大麻政策・薬物政策を考える………暮井真絵子
第3章 大麻論争とダイバーシティー(多様性)………山口裕貴
「持続可能な開発目標(SDGs)」の関連を考えて「生物多様性」と「多様性」を解説。生物の絶滅危惧種、少数派の人や個性が違う人が集まって暮らす多様性社会が分かる。
長時間労働の解消のみが働き方改革の目的ではない。社員ひとり一人が高い時間意識を持った働き方へ転換することと管理職の職場マネジメントの改革を進めるための方策を示す。
【目次】
序章 ダイバーシティ経営の土台作りとしての働き方改革
第1章 日本の労働時間の変化と現状
第2章 ワーク・ライフ・バランスに関わる労働時間の多様な側面
第3章 企業における働き方改革の現状と課題
第4章 働き方改革の担い手としての管理職
第5章 勤務場所の柔軟化:在宅勤務などテレワーク
第6章 働き方改革と生活改革
序章 ダイバーシティ経営の土台作りとしての働き方改革
第1章 日本の労働時間の変化と現状
第2章 ワーク・ライフ・バランスに関わる労働時間の多様な側面
第3章 企業における働き方改革の現状と課題
第4章 働き方改革の担い手としての管理職
第5章 勤務場所の柔軟化:在宅勤務などテレワーク
第6章 働き方改革と生活改革
多様な人材が未来をつくる。「ダイバーシティ経営」のトップランナーたち。
会社経営者、テレビプロデューサー、タレント、学校長、講演家とまさにダイバーシティな顔を持つ著者が、様々な場所でリーダーとして活躍した経験から学んだ、「今」そして「今から」の時代のリーダーに必要なマインド・スキルを提供するリーダー応援本
好評既刊『心根(マインドウェア)の経営学』4論考を一新し、
閉塞突破の鍵となる新稿4本を加えた待望の再編集版
日本は最近、内向きになっているとよく言われますが、はたして本当にそうでしょうか? 筆者は最近の企業の動きを見ていて、必ずしもそうではないと思います。
たとえば、昨年2010年は、日本企業の海外現地法人の現地化が本格化した年です。これまでも数の上での現地化は進んでいましたが、日本企業が本腰を入れてトップに現地の人を据えようと動き出したのは昨年ではないかと思います。その意味で「現地化元年」と呼ぶことができるでしょう。またこの年は日本を代表する大手企業がこぞって、外国人社員の採用に踏み出した年であり、その意味では「外国人社員活用元年」でもあります。さらに、日本企業数社が英語を社内の共通語化することを打ち出した年で、いわば「英語社内共通語化元年」でもあります。
経営のグローバル化が進むにつれ、多国籍チームでの仕事が増え、様々な文化的背景の人材を活かすことが企業の競争力と社会的評価の鍵を握るようになってきました。これまで比較的均質な社会構造で、あうんの呼吸で仕事をしてきた日本人も、これからは、積極的に異なる価値観の人々と交わる必要があります。そのため、「異文化」や「多様性」に対して「寛容」であり、かつ「耐久力」を身につける必要があります。
日本の良さを保持しながらも、自分の“快適ゾーン”から一歩外に出て、適度な競争環境に身をおくことをためらわず、「広い世界観と深い教養を備えて、世界の人々と対峙する人」が今、求められています。国籍、民族、ジェンダー、言語、宗教、障害の有無、性的志向など、あらゆる“属性”を越えて、互いの価値観や考え方を学びあい、創造力を駆使し相乗効果を生み出す「マインドウェア」を実践し、人と連携して経営を行なう「ダイバーシティ・マネジメント」と「異文化経営」の担い手こそが、この二一世紀を切り開いていくに違いないと確信しています。本書はそういった「グローバル・リーダー」の育成の一助になることを願って執筆しました。
経営の最前線で仕事をされているビジネスマンのみならず、就職難の折、苦労しながら仕事を探し、これから社会に羽ばたこうとしている学生さんにも、是非読んでいいただきたい本です。(まごし・えみこ)