ひとはなぜ、何かをせずにはいられないのだろう。どうして作業がひとを癒すのだろう。キールホフナー理論の集大成、待望の新訳。
性同一性障害をめぐる論点の白地図を埋める
第1章 総論 性同一性障害
第2章 性別に違和感を抱える人びとは特例法をどう受け止めたのか
第3章 「言いたかったこと」を探る
第4章 性同一性障害を抱える人びとの見解(1)
第5章 性同一性障害を抱える人びとの見解(2)
第6章 「金八」放送以降の知識の広まりは何をもたらしたか
第7章 当事者主権と「間違う権利」
第8章 間違う権利
第9章 創られる「争点」、消される〈争点〉
第10章 性同一性障害特例法の再評価
終章 性同一性障害の何が問題か
なぜ夢はかくも知識人たちの心をとらえたのか?そして、精神医学にとって夢とは何か?20世紀フランス精神医学界の碩学が厖大な文献にあたった重要論文。
人間ははたして男と女の二つに区分できるのか。身体は男、心は女の人。身体は女、心は男の人をどう考えるべきか。精神科医から性同一性障害と認定された食品販売会社勤務の中堅社員と、その妻と子ども二人がたどった魂の遍歴。文明の狭間を突く純文学作品の感動の物語。男と女の次元でなく、それを越えた存在として生きたい…。
第一部は、“大震災と原発事故”を背景にした上嶋守と79歳で念願を果して女性になった矢矧章子の記録。第二部では医学・法律・子どもの世界・欧米の動向等「性同一性障害」の直面している課題に迫る。男・女を取り戻すドキュメント。
性同一性障害者の願いで戸籍上の性を変更することを認める特例法が、2004年から施行された。これにより性別変更ができた人がいる反面、未成年の子どもがいないこと、性別適合手術の有無など、同法の定める性別変更の要件を満たせず、未だ苦しんでいる人もいる。
本書は、精神科医や弁護士などの専門家と当事者が「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」をやさしく解説、具体的な戸籍の性別変更手続き、戸籍変更後の問題、そして同法の問題点などをQ&Aで答える。 増補改訂版では、2008年、2013年の特例法改正を踏まえ内容を刷新し、最新情報も加えた。(2013.02)
スーパードクターなんか、いない。医者だって迷う。医者だって悩む。怒ることもあるし、泣きたくなるときもあった。絶望しかけたことだってある。それでも走ってきた。仲間がいたから、走り続けてこられた。十年間走り続けて、周囲の景色はまだ変わらない。それでも、また走りだす。
自分の性別に違和感を抱く子どもに親と先生ができることとは?大切な未来をよりよく考える!
発達障害の概念は、精神医学のパラダイムを覆すほどの影響をもたらし、発達障害や、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)に関する研究は、精神病理学の中でも大きな柱をなす重要な領域となっている。
発達障害の概念が精神医学に与えた大きな影響を目の当たりにした精神科医や児童精神科医や心理学者など総勢18人が、2018年3月、相互討論ワークショップを行った。
本書には、そこでの徹底した議論を踏まえ書き下ろされた9編の論考が収められている。単にひとつの疾患概念の出現ということを超え,精神医学のパラダイムに深甚な影響をもたらした「発達障害」の精神世界を探究する。
ICD-10,DSM-IVに準拠、臨床・研究での実用性を極めた必携の基準書。
脳の発達に伴ったヒトの性の特殊性を考えるには、多くの学問領域からのアプローチが必要である。性はいうなれば人間科学領域における大きなテーマといえよう。そのようなことで、早稲田大学人間総合研究センターに、生命科学医科学を中心とした「性と生殖」研究プロジェクトを1993年に発足した。本書は、性機能とその性分化が脳とホルモンによりどのように制御されているか、プロジェクト研究員の所属している大学・研究所で行われている生命医学研究結果を中心として、それぞれの研究者が解説したものである。
性転換をめぐる法的諸相を解明。最新の動向を分析する論説を収録。ほかに国際会議での報告の紹介、わが国および諸外国の裁判例の紹介、諸外国の立法例を紹介する。また、当事者からの質問に答えるQ&Aを掲載した、論文集と資料集の両方の性格を併せもつユニークな書!性同一性障害(性転換)の法律問題をまとめた我が国で最初にして唯一の本。
本書は、かねてより受験生諸君から要望の強かった『100%シリーズ』の傍用問題集として、既出問題から各科目100問程度を厳選したものである。本書の問題は、各科目、これだけはおさえておくべきという最重要問題のみであり、かつ、解説もできるだけ最小限におさえ、「とにかく解けるようにする」ことを最優先にしたつくりとなっている。