2023年度から全国の学校で「生命(いのち)の安全教育」が本格的にスタートしました。
これは文部科学省が、「子供たちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないよう、全国の学校において」推進する、「性教育」です。一方、世界に目を転じると、2009年、ユネスコが中心になって作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」が発表されました。これは、性教育についての新たなとらえ方とその具体的な実践の在り方を提示したもので、「包括的性教育」の進め方を記したものとして、いまや性教育の国際的指針となっています。
さて、本書のタイトルにもなっている「包括的性教育」とは、何でしょうか。それは、これまでの身体や生殖の仕組みだけを教える「性教育」でなく、人間関係、性の多様性、ジェンダー平等、幸福など幅広いテーマを含む教育のことです。文科省が推進する「生命(いのち)の安全教育」は、いわば包括的性教育の一部分といえるでしょう。
男女共同参画および人権政策を進める上で、今後は「包括的性教育」が学校現場で主流になってくると考えられます。けれども、いきなり明日から「包括的性教育」をやってくださいと言われても、その背景、教育理念がわかっていなければ、ただマニュアルをなぞるだけの授業になってしまいます。
本書は、タイトル通り「包括的性教育」をはじめる前に、教師や保護者が知っておきたいことを簡潔にまとめたものです。小中学校での「包括的性教育」の実践例も掲載しており、理念と実践を同時に学べる本となっています。
教育関係者だけでなく、教師を目指す学生、ジェンダー平等社会の実現を願う人たちに、ぜひとも読んでほしい一冊です。
自律的に生きる「個」を育てるデンマークの多様性教育の実態に迫る!昨今の日本に漂う成長無き閉塞感を打開すべく、教育現場では「主体性」・「協働性」と並び第3の学力要素として「ダイバーシティ(多様性)」が叫ばれるようになった。しかし子供らが持つ個性・多様性を学校教育で均質化し、学力テストの結果が学校での序列化を招く我が国の教育でそれを浸透させることは難しい。本書では、日本と同様に国際学力調査PISAショックを受けた北欧・デンマークの「多様性を認め育てる教育」、他者とのコミュニケーションを通じて自らの考えを深め、単一解答にとどまらない複合的な課題に取り組む能力に着目。北欧デンマークが子どもたちの多様な生き方を可能にする学力とその評価方法を緻密な現地調査から明らかにした新進気鋭の良作。
性への興味・関心は自然な発達の一部。だからこそ、ていねいな学びが不可欠です。
障害のある子ども・青年たちへの包括的性教育を実践するための一冊。
性教育の具体的な取り組み方を、実践例と学びの意義をまじえ、からだ、いのちの誕生、おつきあい、性と社会など、おさえておきたいテーマでまとめています。
実際の授業後の様子を紹介する「授業を終えて」からは子ども・青年たちのリアル反応や変化が見え、さらに、各題材のポイントをおさえた「解説」では、学びの意義をしっかりと確認することができます。本書を参考に授業づくりができる紙面展開、教材紹介も豊富です。
ユニセフやユネスコ等国際機関の、5歳〜18歳までの子どもたちへの性教育指針「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」をうけた包括的性教育、刑法改正による「不同意性交等罪」などをふまえ、新項目「からだの権利」を追加。『生活をゆたかにする性教育』(2015年)の情報を最新にした改訂増補版です。
本文で紹介する教材(一部)はダウンロードできます。
1 「快」の体験
2 からだ
題材1 大人になったからだとこころ
題材2 からだのしくみ・内臓
題材3 男性のからだ
題材4 女性のからだ
題材5 からだの権利
3 いのちの誕生
題材1 いのちの誕生1
題材2 いのちの誕生2
4 おつきあい
題材1 いろいろな好き・告白
題材2 デートコースを考えよう
題材3 セックス(性交)・妊娠・避妊
題材4 セックス(性交)・中絶・性感染症
題材5 デートDV
題材6 2人で暮らす
5 性と社会
題材1 ジェンダー
題材2 多様性
題材3 性情報──スマホ・インターネット
題材4 性の商品化──アダルトサイト・性風俗
6 障がいについて
題材1 自分をみつめる
題材2 等身大の自分・自分史
日本で性を語ることはタブー視されがちですが、海外に目を向けてみると、実は当たり前に性教育が行われています。
効率的な節税や投資のために「お金」を学ぶことが必要なように、男女が円滑にコミュニケーションを取り、楽しく付き合うために「性教育」を学ぶことは大切です。
よく「なんでそんな行動を取るの!」「全然わかってくれない!」といった悩みの声を聞きますが、それはお互いが相手の「性」を知らないから。
反対に、「性」を知れば相手の言動や行動がわかり、男女がすれ違うことがなくなり、より楽しい人生が歩めるでしょう。
ただ、性の悩みはなかなか人に聞くこともできませんし、その悩みが自分の中でどんどん大きくなりがちです。
でも大丈夫、本書では、YouTubeで18万人の登録者を持ち、充実した性教育を受けてきた瀧本いち華が正しい性知識を紹介します。
何歳になっても人生を思いきり楽しめる!
ぜひ本書を読んで、日常生活で実践してみてください。
第1章 男性の「性」を知ろう
第2章 女性の「性」を知ろう
第3章 男女のコミュニケーションですれ違わないために
第4章 お互いが気持ちいい性交をしよう
第5章 大人になったら絶対に知るべき感染症の話
第6章 年齢で性を諦めるのはまだ早い
メーカーHapitopi社企画制作の下、オリジナル1/6スケール塗装済み完成品フィギュア「性教育の先生」が登場!
予約特典として差し替え表情パーツが2点とリアルに使える黒板も付属予定です!
魅力的な先生を是非お手元にお迎えください!
予約特典:差し替え表情パーツ×2、黒板×1
※予約締切日を過ぎてからのご注文は、特典が付かない場合もございます。予めご了承ください。
※海外仕入商品の為、多少の箱潰れが発生する可能性がございます。
箱潰の交換は出来かねます。ご了承ください。
©Hapitopi.All Rights Reserved.
・ホビー系商品についての諸注意
メーカー都合により発売の大幅な延期が発生する可能性がございます。
予約商品についてはメーカーから順次入荷次第の発送となります。メーカー公表の発売日とは異なる場合がございますのでご了承ください。【対象年齢】:15歳以上【商品サイズ (cm)】(高さ):16.4
子どもたちが知りたい「からだのこと」「自分がどこからきたのか」「男の子と女の子の違い」「友だちや家族」などについて、絵とマンガをまじえてやさしく説明します。この絵本をきっかけに親子で対話が始まるでしょう。
もくじ
バードとビーはどうぶつえんへ
1 わからないことがいっぱい!
2 おんなのこのすること おとこのこのすること
3 どこがおなじ? どこがちがう?
4 つまさきから あたまのてっぺんまで
5 あたまのてっぺんから つまさきまでおとこのこにあるもの
6 おとこのこにあるもの
7 おんなのこにあるもの
8 おんなのこも おとこのこもせいちょうするよ
9 らんしがいっぱい! せいしがいっぱい!
10 コウノトリじゃなかったんだ!
11 たくさんのせいしがおよいでいく
12 しきゅうはおおきくなっていく
13 ちっちゃなつぶが、おおきなスイカに
14 へそのお
15 ひるも、よるも、ずっと
16 おとこのこ? おんなのこ? ふたご? もっとたくさん?
17 あかちゃんだ!
18 ハッピー・バースディ!
19 だっこしたり、キスしたり
20 いろいろなかぞく
21 いいタッチと、だめなタッチ
22 おんなのこも おとこのこもみんなともだち
23 おとなになっていく
バードとビーはとしょかんへ
さくいん
監修者あとがき この本を子どもたちと読まれる方々へ"
どこまで見守る?管理する?
迷いながら辿り着いた私なりの答えーーー。
性の知識をどう伝える?
洋服選びはどうする?
アニメはどこまで見せる?
家庭での性教育に悩み、時に潔癖になりながら試行錯誤。
子どもを見守りながら親子で自然に「性」を話せる関係を育てていく性教育実践コミックエッセイ!
いま新たに問う、男子・男性の性のあり方。悩み多き男子の性の実態を明らかにし、再生への道を示す。
性教育ってやったほうがいいの? いつからはじめればいいの?--実際に子どもに性教育をするとなると、親のほうがわからないことだらけ……。からだ、性、命のことなど、生きていく上で大切なことを伝えるときの、大きな手助けとなる一冊です。PART1 おうちで性教育をはじめようそもそも性教育ってなに?/性教育ってやったほうがいいの?/性教育はいつからはじめる?/性的なことを聞かれたらどうしたらいい?/話すときに気をつけなくてはいけない言葉はある?/からだの名前を知ることからはじめよう/性器の名前はどうやって教えたらいい?/「赤ちゃんはどこからくるの?」という質問にどう答える?/水着ゾーンを教えたほうがいい?/一人ひとりの「違い」を大切にしよう/「人は生まれかわるの?」と聞かれたときは/一緒にお風呂に入るのはいくつまで? ほかPART2 なぜ今、性教育が必要なの?性の知識、正しく知っていますか?/性教育は子どもの権利を守るもの/子どもはセックスについて知りたいわけじゃない/一番やってはいけないのは、子どもの自信をしぼませること ほかcolumn 子どもといっしょに読みたい性教育絵本PART3 子どもを性被害から守るために「変な人」とはどんな人?/「知らない人について行ってはダメ」で防げる?/どんな大人の行動が危ないの?/子どもだちはどんなところで狙われる?/自分で自分を守る力をどうつける?/イヤなとき、どう言う?/被害にあわないために、どんなことを伝えたらいい?/子どもが性的被害を受けてしまったらどうする? ほかPART4 子どもといっしょに学ぶメディアリテラシー子どものSNSとのつき合い、どうしたらいい?/子どものネット利用、ここに注意!/ネットからどうやって子どもを守ったらいいの?ほか Column 万が一トラブルに巻き込まれたらPART5 <実践編>性教育をはじめよう!自分のからだは自分できれいにしよう/おとなのからだになるってどういうこと?/おちんちん(ペニス)のこと教えて!/子どもの包茎はどうしたらいい?/人を好きになるってどういうこと?/身近なつながり「家族」のことを話そう/赤ちゃんのこと教えて!/赤ちゃんはどうやってできるの?/赤ちゃんはどうやって大きくなるの?/人が死ぬって何? ほかcolumn 死の悲しみをどう乗り越えるか PART6 こんなとき、どうしたらいい?おっぱい大好き!/おちんちん大好き!/小さい子どもの性行動/おっぱいの大きさ/エッチなサイト/性と心の一致/友だち? 恋人?/いのちが生まれるところ/親に似てる? ほか
性教育というのは、誰とどのように関係を築いていくかを考えていくことも大切な学びでもあるのです。
「性」は人間にとって豊かに、そして幸せに生きるためのもの。(略)からだや生殖のしくみだけでなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー平等、幸福など「人権」を基盤とし幅広いテーマを含む性教育を包括的性教育と言います。(プロローグより)
「赤ちゃんはどこから来たの?」「LGBTQってどういう意味?」「付き合っていたら手を繋ぐのは当たり前?」
心とからだに変化が訪れる思春期、わたしたちは沢山の「なぜ?」に出会います。あなたなら何と答えますか?
まずは科学的に自分自身のからだを知ること。それはあなたを守ることにも通じます。からだの仕組みのほか、「男らしさ」「女らしさ」の根っこにある思い込み、性感染症、デートDV、バウンダリーといった他者との関係づくりのルールなどなど、現場の教員や大学研究者と作り上げてきた性教育プログラムの実践内容をぎゅぎゅっと一冊の本にまとめました。
性を学ぶことはあなたにとって大切な権利。心とからだが発達し始める中学一年生から、どこから伝えればいいかわからないという家庭や教育の現場まで、幅広い世代にこそ手に取ってほしい、人との豊かな関係を作るための「性の教科書」です。
プロローグ
1 性について学ぼう
2 いのちのはじまりと誕生
3 いろいろな性のあり方
4 大人に向けて変わりつつあるからだ
5 人間の性行動
6 恋愛とデートDV
7 日本の性教育を変えていこう
エピローグ 対等で尊重し合える社会を目指すために
巻末資料 事前アンケート・授業内アンケート/情報サイト・書籍・相談窓口
日本で初めての企画・編集となる〈講座 包括的性教育〉(全5巻)。世界の性教育の理論と実践の主流は、包括的性教育の時代を迎えているが、第1巻は総論編として、その入門的内容と概説、特徴、現在の中心的課題などについて多角的に論じる。
監修者まえがき.
はじめに[第1巻編者:浅井春夫・田代美江子・堀川修平].
1 包括的性教育の基本的な理解のために
1 包括的性教育概説[田代美江子]
2 8つのキーコンセプトと学習目標の全体像[福田和子]
3 性教育におけるテーマ主義と課題主義[関口久志]
2 性教育をめぐる日本の現状と課題
4 いま包括的性教育が必要なワケ[浅井春夫]
5 現代日本にはどのような性教育が存在したかーー「2つの思い込み」を解きほぐす[堀川修平]
3 包括的性教育を深めるために
6 人権教育としての包括的性教育[田代美江子]
7 青少年の性行動・性意識の実態と包括的性教育の必要性.--全国調査に基づくエビデンス[林雄亮]
8 子ども・若者の性的発達段階論を考える[浅井春夫]
9 包括的性教育を進める実践者論ーー学校性教育の視点から[村末勇介]
4 包括的性教育の重点課題
10 ジェンダー平等の現実と課題[北田佳子]
11 日本の子どもの現代的健康課題とウェルビーイング(幸福)の現在[野井真吾]
12 からだ学習とボディイメージ[水野哲夫]
13 暴力と同意をめぐる課題と実践[染矢明日香]
14 セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス&ライツの課題と展望[塚原久美]
15 包括的性教育を実践・研究し始めるおとなのための基礎文献[堀川修平]
執筆者紹介
卵子と精子の出会いから命の誕生まで、子どもがわくわくしながら読める。「赤ちゃんてどうやってできるの?」「体の内側と外側」「月経・射精」も科学的に図解とマンガで説明。多様な性や家族、養子、性虐待、エイズも解説。
もくじ
バードとビーは図書館へ これってほんと?
1 知りたい? はずかしい? わからない? あかちゃんて、どうやってできるの?
2.卵子+精子=あかちゃん 生殖って?
3.おなじところとちがうところ 男性のからだ・女性のからだ
4.成長すると…… あかちゃん、子ども、10代、おとなへ
5.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 女性のパーツ
6.からだの内がわにあるのは? 外がわにあるのは? 男性のパーツ
7.すごいぞ! 卵子の旅 卵子はなにをするの?
8.精子の旅もすごいぞ! 精子はなにをするの?
9.セックスってなに? 男性、女性、愛、性交、あかちゃんのつくり方
10.愛ってなに? 愛はいろいろ
11.精子と卵子が出会う!
12.子宮はあたたかくて、いごこちいい 妊娠
13.しんせんな食べもの! しんせんな空気! 健康な成長
14.のびて! パンチ! キック! しゃっくり? ゲップ? 胎児は育つ
15.ふたごだけじゃないよ! ふたご、みつご、よつご、いつつご
16.さあ、でておいで! 出産
17.きみをきみにしてくれるもの 染色体と遺伝子、ほかにもあるよ!
18.家族になる 生まれて、また、養子縁組で
19.からだの安全のために 「いいタッチ」と「ダメなタッチ」
20.話してみようよ HIVとエイズのこと
21.「バブバブ」、ヨダレだらだら それはうれしいってこと! あかちゃんと遊ぼう
22.おめでとう! 誕生日おめでとう! 養子になった日、おめでとう!
とってもわくわく! もっと話したい!
さくいん
監修者あとがき
実践者を応援する新たな性教育ガイド
境界線や性的同意ってなんだろう?
性教育って,いつから,どこからはじめればいいの?
「はどめ規定」って本当にあるの?
おとなの価値観や態度を見直すプログラムからはじめる、安全・安心な関係性づくりに向けた対話のすすめ
小西聖子・藤岡淳子による〈性暴力〉対談も掲載!
ここからはじめる包括的セクシュアリティ教育
ーー性の価値観・態度を見直す対話型アプローチ
【内容紹介】
実践者を応援する新たな性教育ガイド
境界線や性的同意ってなんだろう? 境界線や性的同意をどう教えればいいの? 「はどめ規定」って本当にあるの?
おとなの価値観や態度を見直すプログラムからはじめる、安全・安心な関係性づくりに向けた対話のすすめ
小西聖子・藤岡淳子による〈性暴力〉対談も掲載!
【目次】
[第1部 性について語る・学ぶ・教える]
第1章 日本の性教育のいま
学校の性教育,役に立った?
日本の性教育小史
国連勧告と日本政府の対応
第2章 国際基準で考える性教育
性教育とセクシュアリティ教育
包括的セクシュアリティ教育(CSE)
性教育をめぐる5W1H
第3章 性に対する価値観・態度を見直そうーーSAR(性に対する態度の再評価)プログラム
性に関する「正しい知識・正しい理解」とは
セックス・ヒエラルキーが生む排除
SARから学ぶ実践者のためのスタートアップ
第4章 ポジティブアプローチで行こう
変化する性教育のアプローチ
フィンランドにおけるセクシュアリティ教育
CupOfTherapyからのメッセージ
対話を通したセクシュアリティ教育のために
[第2部 安全・安心な関係性ってなんだろう]
第5章 子どものそだちと境界線の発達
関わりのなかでそだつーーアタッチメント
境界線はどうやってつくられるの?
境界線と自己決定
第6章 同意と安全な関係性
同意と関係性
性的同意と性暴力
YES is YES アプローチ
第7章 性暴力の話題を安全に扱うためにーートラウマインフォームドな性教育
性教育における性暴力の学習
子どもへの性暴力
性暴力に対する誤解
性問題行動のある子どもの理解
トラウマインフォームドケア
トラウマインフォームドな性教育
[第3部 性の価値観と態度を見直す実践ワーク]
第8章 自分の「ものさし」を横に置いて性の話を聴くために
“ 性の三ざる”の影響をほどく
対話をはじめるまえに -- 性について安全に話す
第9章 「教える」から「つながる」へーー対話型アプローチのすすめ
性の対話をポジティブアプローチではじめよう
心理的安全性を高めるアクションプランを立てて,実践しよう
第10章 気づきをかたちにーーわたしの実践をここから変える
性の話を安全にポジティブアプローチで聴こう
ポルノやセクスティングについて,ポジティブアプローチで対話する
慌てず,騒がず,否定せず -- 問題の改善と予防
[対 談]
性暴力の被害と加害ーー断絶か,つながりか? 支援の現場からみえること:小西聖子・藤岡淳子
日本で初めての企画・編集となる〈講座 包括的性教育〉(全5巻)。世界の性教育の理論と実践の主流は、包括的性教育の時代を迎えているが、第3巻は、日本の学校教育で培ってきた実践の記録が網羅され、教育現場での実践に役立つヒントが詰まっている。
監修者まえがき
はじめに[水野哲夫]
1 総論
1 子ども・若者のセクシュアリティをめぐる現実とニーズ.[染矢明日香]
2 包括的性教育実践とはどういう実践か、そしてそれをどうつくるか[水野哲夫]
3 子どもを変え、おとなを変え、誰もが過ごしやすい学校(社会)をつくる包括的性教育[樋上典子]
2 実践報告
からだを学ぶ
4-1 (実践1)5歳児クラス「自分のからだを知る」[荒武美保]
4-2 (実践2)「からだの権利」を学ぶことは言葉を持つこと語ること.[浦野匡子]
4-3 (実践3)好きがいっぱいーー快・不快を知って自分を大切にしよう、人を大切にしよう[多田直子]
4-4 (実践4)小学校6年生「みんなで学ぼう!からだの権利」[長谷川まき子]
4-5 (実践5)「虎視眈々と」性教育[河合玲香]
4-6 (実践6)吉祥女子高等学校における包括的「月経」教育[楢原宏一]
多様性を学ぶ
5-1 (実践7)世界にはいろいろな人がいて、みんな違っていい[荒武美保].
5-2 (実践8)「一人ひとりが違う存在」を当たり前に[松崎利香]
5-3 (実践9)小学校2年生「こころとからだの学習」からーー「わたしたちのたん生」をたがいに学ぶ[中村晴佳]
5-4 (実践10)子どもたちに、キラキラ輝く人生を[瀬野史織]
5-5 (実践11)低学年の子どもと考えるジェンダーーーTシャツ作りを通して[塩塚秀美]
5-6 (実践12)中学校「多様な性」[樋上典子]
5-7 (実践13)性の多様性を知る授業[荻野雄飛]
性と人間関係を学ぶ
6-1 (実践14)「だれもがたいせつな存在」[小島淳子]
6-2 (実践15)子どもとつくる人間関係[松崎利香]
6-3 (実践16)「だれとでもできるわけじゃないんだ」--みんなで考えた「ふれあい」の学習[池田元]
6-4 (実践17)高学年の子どもたちと学ぶ“同意”と“尊重”[北山ひと美]
6-5 (実践18)中学校3年間の思春期教室の中での人間関係の学び[菊池準子]
6-6 (実践19)「人間関係」を高校生と考えるーーワークショップで楽しくリアルに!![谷村久美子]
3 「協働」でつくる包括的性教育
7 保護者と教職員でつくる「性と生を語る会」[北山ひと美]
8 学校での協働の可能性とビジョンーー2つの学校の実践事例の検討を通して[村末勇介]
9 「協働」での包括的性教育実践ーー富士見特別支援学校の取り組みをもとに[門下祐子・櫻井裕子・飯村恵・狩野正子]
おわりに[水野哲夫]
執筆者紹介
現代の若者の性の実態をリアルに映し出す
2023年8月から2024年3月にかけて、全国の中学生・高校生・大学生、約1万3,000人を対象に実施された「第9回 青少年の性行動全国調査」の結果をまとめた論考集。
この調査は、1974年の第1回から50年以上にわたり継続されている、国内外でも類を見ない貴重な調査であり、青少年の性行動や性意識の変化を捉えるうえで、欠かせない基礎資料です。
今回は、コロナ禍を経た若者たちの性に関する実態を詳しく分析・報告。性教育や性科学に関わる方々はもちろん、青少年と関わるすべての人にとって必読の1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
巻末に67ページの基礎集計表を収録。「デートDV」「性的同意」など、近年注目されている事項についても詳しくレポートします。
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第1 章 現代の青少年の社会環境と性行動
-第9回「青少年の性行動全国調査」の方法と概要ー・・・・・・・・・・・・・・・・11
第2章 学校での性教育と性に関する知識・態度・行動との関連・・・・・・・・・・・・・43
COLUMN 1 中学校でセックス(性交)について教えるべきか……………… 60
COLUMN 2 性の規範意識の変容ー変化するものとしないもの……………… 62
第3章 性的同意の認知と意思の確認
-青少年の現状と教育的課題ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
第4章 暴力被害および性的被害の現状と性教育や性行動の経験・・・・・・・・・・・・83
第5章 正しい避妊の実践における性情報源とジェンダー規範の影響・・・・・・101
第6章 青少年の性感染症予防に関する知識・態度・行動・・・・・・・・・・・・・・・・・・119
COLUMN 3 「性の多様性」への理解の実態とその課題………………… 132
第7章 家庭環境・親子関係と青少年の性のかかわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・135
第8章 多様な若者文化と恋愛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・153
COLUMN 4 青少年の性のイメージーその変容と個人の経験との関連……… 172
第9章 青少年の性についての「悩み」
-自由回答欄の内容から見えるものー… ………………………………… 177
COLUMN 5 女子の自慰につきまとう〈否定的なもの〉………………… 198
基礎集計表(学校段階別・男女別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 201
子どもを守るために、まずはおとなが知る!
「子どもの行動範囲が広がってきて成長を感じる一方、心配…」
「性教育に対してどうしても抵抗がある...」
「気にはなっているけど、何から始めたらいいかわからない…」
そんなママ・パパ必読!
いま世界で学ばれている「包括的性教育」は、
多様性や人権を軸に、自分や相手を大切にすることからスタートします。
子どもが幼い頃から自分で自分の身を守り、
自分らしくハッピーに生きていくために、親が日常でできることとは?
ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の翻訳者である浅井春夫先生監修のもと、
性教育のイメージががらりと変わる新しい視点で、
おさえておきたい最初の30項目をお伝えします。
●子どもが「自分のからだは自分だけのからだ」と知るために
→3歳頃から自分のからだを自分で洗う習慣をつける
●子どもが嫌なことに対し「NO!」と言えるようになるために
→親子で日頃から快・不快の気持ちを言葉にして伝え合う
●子どもが「性別に関わらずみんな平等」と知るために
→親がジェンダーに縛られず、選択の自由を子どもに与える など
生と性の“いのちの教育”のために・・
たかが「性の相談」と片付けてはいけません。相談を受ける側は、子どもたちに対して常に一人の人格ある人間として認めるとともに、人間的な温かい気持ちで接してほしいものです。
SNSなどを通して誤った性情報や差別的言動が拡散される昨今、ますます性教育の必要性が認識されています。そんな中、注目されているのが「包括的性教育」です。本号では、包括的性教育とは何か、性教育を提供する側にどんなアップデートが求められているのか、あわせて授業実践も紹介しています。包括的性教育を始めたい人の必携の書です。
自分と異性のこころとからだを知りたい!障がいのある人たちの性教育の具体的な取り組み方を、実践例と学びの意義をまじえて、テーマごとに取り上げる。授業の指導案づくりに!豊富な教材紹介!実際の授業後の気づき&解説。