本書は、コース別雇用管理を、均等法などとの関連で法的政治的側面からのみ見るのではなく、能力開発やモチベーション、また職能資格給制度など労働条件を巡る側面からも学際的に分析し、その全体像を鳥瞰図的に浮き彫りにすることを意図している。さらに「女性雇用問題」に関連させ、広い視点から「仕組みと運用の問題点の所在」を析出し、「改善の方向」についても考察している。
少子化、高齢化の進行するなかでのジェンダー問題。労働・福祉・家族の各領域における新しい政策と理論の動向。
本書の第1篇では、ビジネス・ワーカーとして必要な普遍的能力の領域を掘り下げ、人間関係や共同作業を円滑にするためのビジネス・マナーに始まり、電話の応対・接遇、会議の持ち方、プレゼンテーション、ビジネス文書の書き方などを学習し、学生から社会人へとソフトランディングできるようバックアップする。また、第2篇では、ビジネス実務の普遍的領域部分に加えて、経営学の基礎知識、女性と労働、能力開発、金融・会計等に関する学習をし、ビジネス・ワーカーとしてよりブラッシュ・アップできるような構成となっている。
まちを元気づける新たな力!地域のつながりを再生させるコミュニティ・ビジネスから自分らしい居場所づくり・生活づくりのネットワークまで、女性たちの25の実践をヴィヴィッドに紹介。また、行政の女性の視点を生かすまちづくり・起業支援施策の現状とこれからを展望する。
雇用機会均等法の改正、育児・介護休業法の成立、労基法改正、パート労働法成立など、女性を取り巻く社会環境の整備が急速に進められている。本書では、最新の動向を視野に「男女共同参画経営と新しい労働のあり方」を検証、21世紀に求められる労働環境整備の方途を探究する。
本書は、第1部で男女共同参画の視点から見た教育の現状と課題について著者がこれまでに研究してきた成果を重点的に示すとともに、第2部では、教育の消費者に始まり、教育行政担当者を経て、教育・研究の生産者に至った著者のこれまでの実体験を踏まえ、男女共同参画の視点を含むより幅広い視点から、教育並びに教育行政のあり方について若干の提言を行ったものである。
輝きはじめた女性農業者たち。日本の女性農業者は、いま大きな自己変革を遂げつつある。これまでの農業労働・人間関係を超えて環境保全・地域問題を担う主体へと。その道程を独自のジェンダーの視点から論述し、女性学に新たな領域を拓く労作。
男女共同参画社会について関心のある全てのひと必携の資料集です。男女共同参画社会の実現を考える場合に、参照したい事柄を網羅。国際条約、世界的な宣言・行動計画、日本政府や地方自治体のプランや関連法規などを集めました。さらに、セクシャル・ハラスメントや女性に対する暴力(DV)に関連した情報・資料を収録-。
事例で示す政策の具体的な展開。現場の職員の実践に裏打ちされた言葉には、ズッシリとした重みがある。寝屋川市、枚方市、江東区、仙台市、箕面市、松戸市、伊丹市、川崎市、藤沢市、川西市、宝塚市、豊中市、横浜市、金沢市、ニューヨーク市、札幌市、大阪市…など、多数のケースを紹介。
政府白書33冊のうち基本的なデータ約700種を厳選して収録。新聞・テレビでは報道されにくい日本の現状を、客観的に分析したい方に最適。