≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●低栄養の存在は入院、地域を問わず健康障害に直結するのみならず、治療を阻害し、入院期間の延長、医療費の高騰、生命予後の悪化につながります。対象者に適切な栄養管理を行うためには栄養状態の評価が必須であり、栄養スクリーニングと、栄養アセスメントを行い、その後のゴール設定、具体的な介入内容の決定、モニタリングといった栄養ケアプロセスにつなげていくことが求められます。
●令和6年度診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟入院料1において、世界各国の栄養の専門家のコンセンサスにより作成されたGLIM基準を用いた入退院時の低栄養診断が必須となるなど、栄養評価法を統一化する動きが加速しており、今後、GLIM基準の正しと理解と活用は病院管理栄養士にとって必須のスキルになることが予測されます。
●本特集では、これからの低栄養診断における共通言語となるGLIM基準に焦点を当て、本領域のトップランナーの先生方にご解説をいただきます。明日からの適切な栄養管理に向けた一助となりますと幸いです。
【目次】
低栄養診断におけるスクリーニングとアセスメント
栄養不良(低栄養)の共通言語GLIM基準ー策定の経緯、基準の概要、適用の注意点
病因:摂食量減少と消化吸収不良の原因と対応
病因:疾病負荷/炎症基準を理解する
表現型:筋肉量減少のとらえ方
回復期リハビリテーション病棟におけるGLIM基準の活用と栄養管理の実際
低栄養とリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の連携
●巻頭カラー
胃瘻からのミキサー食注入の実践
●病棟のプロフェッショナルたち
社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 整形外科病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(2)
調理現場におけるReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
大量調理の調理特性と食品成分表の調理後栄養成分値の検討
若年発症成人型糖尿病(MODY)について、管理栄養士が知っておきたい基礎知識
●ズームアップ
入院高齢者の安静時エネルギー消費量の予測式
連載
【新連載】谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(1)
栄養管理のさらなる質向上をめざして、体液管理を充実させよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(2)
血液検査結果を解釈するために、最低限の数値は記憶しておくのが「できる管理栄養士」
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(7)
腸管バリアシステム
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(28)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(1)-グルコサミンガイドライン合戦
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
トウガラシ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 焼きおにぎり茶漬け
医療法人徳洲会 武蔵野徳洲会病院
・20世紀最大の女性経済学者であるジョーン・ロビンソン。
・彼女がいかにしてケインズをとりまく学者たちの頂点に登りつめたか。その秘密が初めて明らかになる。
20世紀を代表する女性経済学者、ジョーン・ロビンソンは、男性社会であるケンブリッジ大学の知識人のなかで、いかにして自らの地位を確立し、研究成果を認められたのか。ケインズをめぐる人間模様を、膨大な書簡から詳細に描き出す。ケインズ『一般理論』の形成、そして「ケインズ革命」を知る上で重要な一冊。
プロローグ 男性経済学者たちが織りなすコラージュから浮かんでくる女性
ロビンソン夫人に乾杯!/職業的アイデンティティとアカデミックキャ
リアの形成/ローカル・ヒストリーの試みとミクロ的視点/本書が目指
す方向性、そして注意点
第1章 理論家らしからぬキャリア
1938年 2月、ケンブリッジにおける念願達成/名声を得る/成功を収
めるーーケンブリッジの経済学者になるための方法(1900-30年
頃)/男だけの世界/「分析的経済学者」--職業的アイデンティテ
ィの形成(1930-31年)/学界でのキャリア形成の戦略
補 説 ロビンソンとカーン
友情とキャリア形成/親しくなる二人/いつ帰国するの?/過ぎていく
だけの時間、1933-37年/精神疲労で倒れる/説明と再確認/アレク
サンダーの死
第2章 『不完全競争の経済学』の誕生
マーシャル・ギルド/対話としての研究/アメリカでのカーンとロビン
ソン/1930-33年のケンブリッジにおける業績主張/「ロビンソン時
代」について補足ーーその家事マネージメント術と金銭状況について
第3章 ケインジアンになる
パトロンのいない被保護者/ケインズ=ハイエク論争/トランピント
ン・ストリート学派宣言/党派主義者/マクミラン社長の評価/ケイ
ンズへの接近を模索する/ピグーの『失業の理論』への匿名書評/貨
幣理論を学習する/学内政治/『一般理論』の草稿を読む/革命的布
教者/講義リスト論争/あっけのない結末ーー講師への就任/
エピローグ 「ジョーン・ロビンソンとは何者なのでしょうか?」
歴史叙述における二つの方法/戦略的な賢さ/印象管理術/戦略として
の簡単化
2022年のエピローグ
訳者あとがき(安達 貴教)
原注
参考文献
索引
「腐女子」とは何者なのか? オタクとはどう違うのか? 大学生1万人以上の統計調査をもとに、心理学の方法論でその客観的な姿を描く若者文化・サブカルチャー研究。
序章 問題「オタクと腐女子」
第1節 腐女子とBL
第2節 オタクの歴史
第3節 腐女子の歴史
第4節 オタクと腐女子の関係
第5節 腐女子とBL志向に関する先行研究
第1章 オタクや腐女子はどのような人物なのか?
研究1「オタクと腐女子の基本的行動傾向」
第2章 オタクや腐女子はコミュニケーション能力が低いのか?
研究2「オタクと腐女子のコミュニケーション能力」
第3章 オタクや腐女子の外見は「残念」なのか?
研究3-1「オタクのファッションイメージと外見の不満」
研究3-2「オタクの体型とダイエット意識」
研究3-3「オタクのオシャレ意識」
第4章 オタクと腐女子のイメージを比較する
研究4-1「腐女子イメージの比較」
研究4-2「腐女子イメージとオタクイメージの比較」
第5章 オタクと腐女子の恋愛意識
研究5-1「オタクと腐女子の交際経験率」
研究5-2「オタクと腐女子の異性不安」
研究5-3「オタクと腐女子の恋愛観」
第6章 オタクと腐女子の大学生活
研究6「オタクと腐女子の大学生活満足度」
第7章 オタクの/腐女子の自己表象
研究7「オタクと腐女子のアタッチメント」
第8章 腐女子はBLに何を求めるのか?
研究8「オタクと腐女子の純愛物語志向性」
第9章 腐女子は猟奇的で異常な描写を好むのか?
研究9「腐女子の猟奇愛物語志向性」
第10章 腐女子はなぜ現実をBLとして妄想するか?
研究10「腐女子のBL妄想」
第11章 オタクや腐女子の趣味と幸福感
研究11-1「オタクと腐女子のQOL」
研究11-2「オタクと腐女子の受動的幸福感」
第12章 総合考察
第1節 研究結果のまとめ
第2節 オタクと腐女子の共通点・相違点
第3節 オタクの変態性
第4節 腐女子の変態性と「愛」の概念
第13章 腐女子とオタクの未来に向けて
第1節 少女マンガの呪い
第2節 少女マンガの呪いを解く方法
おわりに 半径5メートルから現実世界を変える革命
Intermission
社会科学としての腐女子研究
社会的マイノリティとしての腐女子の心理学的研究
趣味と幸福感
「自分たちだけが正しい」と主張する人たち
航空宇宙工学を初めて学ぶ大学生に向け、将来航空宇宙業界ですぐに役立つ知識に重点を置き編纂するテキストシリーズの1冊。
航空機開発においてとくに重要なフラッタ現象を中心に、空力弾性問題について纏められている。理論的な事柄から、実機の空力設計と構造設計の狭間で遭遇する実際の空力弾性問題とその対策、および実践的な空力弾性設計の手順まで解説する。
第1章 序 論
第2章 空気力学の整理
第3章 定常翼理論
第4章 構造振動解析
第5章 静的空力弾性
第6章 非定常空気力
第7章 フラッタ方程式
第8章 安定解析
第9章 フラッタ
第10章 フラッタシミュレーション
第11章 実機空力弾性
補 遺 力学の諸原理
世界的な潮流となった#MeToo運動や男性社会への疑義など、性別に伴う差別や不平等への意識が今日、かつて無いほどに高まっている。
他方、「男性特権」への開き直りは論外として、多くの男性は、時には剥き出しの敵意にも直面しながら、己の立ち位置や与し方に戸惑っているのではないか。
自らの男性性や既得権、そして異性との向き合い方に戸惑い、慄くすべての男性に応えつつ、女性や性的マイノリティへ向けても性差を越えた運動の可能性を提示する一冊。
◆目次◆
まえがき
第一章 多数派の男たちは何をどうすればいいのか
第二章 ヘテロ男性とは誰のことか
第三章 『マッドマックス怒りのデス・ロード』を読み解く
第四章 ヘテロ男性は変わりうるか─複合差別時代の男性学
第五章 『ズートピア』を読み解く
第六章 多数派の男たちにとってまっとうさとは何か
第七章 男たちはフェミニズムから何を学ぶのか
第八章 ポストフェミニズムとは何か
第九章 剥奪感と階級─『ジョーカー』を読み解く
第一〇章 複合階級論に向けて─ラディカル・メンズリブのために
あとがき
註
◆著者略歴◆
杉田俊介(すぎた しゅんすけ)
1975年生まれ。批評家。
自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。また20代後半より障害者ヘルパーに従事。
著書に『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)、『ジャパニメーションの成熟と喪失』(大月書店)、『長渕剛論ーー歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)など。
差別問題を考える雑誌『対抗言論』では編集委員を務める。
この世に男と女がいる限り、恋だの愛だの修羅場だのは永久に避けられないもの。そして、わが国ニッポンにおいては、なんだか独自の男女生態系がハッテン中。
愛しているのに腹立たしいとはこれいかに? 女は本能で体感できることが男は10回生まれ変わっても理解できないのはこれいかに? 時代が流れようと事件が起きようと、進化してるのか退化してるのかどうかも曖昧な現代男女の実態を気鋭の書き手が分析。
もはや「涼美節」ともいうべき、独特の視点と描写と文体が浮き彫りにする男と女の最新エンサイクロペディア。
【目次より抜粋】
1分類●恋愛類天敵目シュラバ科
処女信仰男~20歳の責任とるなら30代の責任とってほしい話
聞かない女~男への平和的質問の手法なんてある? の話
メンヘラ製造男~すこーし愛してながーく愛してはキツイ話
前向きな女〜下手な魔法は使わない方がいい話 ほか
2分類●セクシャル類ニッポン目依存科
自称「卒業した」男~おじさんのマウンティングが見苦しい話
夢と現実の高低差女~性格が良いと身体を売る話
ニッポンの不倫男~罪悪感がないにもほどがある権利主張の話
パパ活培養女~不倫と売春で勘違いブスができるまでの話 ほか
3分類●意識高い類ポリシー目共食い科
思春期積み残し男~今更覚えたてのタバコをふかされてもな話
あえての根性論男〜「漢だねぇ〜」と言われたら落ち込んでほしい話
フェミニーナな女~自己主張も自己犠牲もなく来ちゃったよね、って話
俺ぁこんな村嫌だ女 ~イタさを恐れない田舎モンは強いという話 ほか
4分類●無敵類ハッテン目ガラパゴス科
元「めちゃモテ」女~ぷっくり唇がここに来て大火傷を負ってる話
代理店系メンタリティ男~独特のカタカナが名刺を彩ってる話
長文の女~メンヘラの強靭なメンタルの話
堀江ワナビー男~いいからお前は会議に出ろの話 ほか
【プロフィール】
鈴木涼美(すずき・すずみ)●1983年東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中からキャバクラ嬢などを経験。大学院卒業後は日本経済新聞社に入社し、都庁記者クラブや総務省記者クラブなどで5年半勤務後、退社し、著述家に。大学院での修士論文が2012年に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』として書籍化。他、著書は『愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~』『おじさんメモリアル』『オンナの値段』『女がそんなことで喜ぶと思うなよ 愚男愚女愛憎世間今昔絵巻』など。
ジェンダー、感情、遺伝子情報にいたるまで、あらゆるものが象徴資本として流通する現代。ブルデュー、フーコー、ドゥルーズ、アガンベンらを手がかりに、日常における権力の実態に迫る。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」は、動脈硬化性疾患の成因、病態、予防、治療の発展、向上を図るとともに、国民に対する啓発活動を行うことを目的に発行されています。
●本特集では、まずは今回のガイドライン改訂のポイントとして、食事療法、とくに脂質を中心に解説し、さらに動脈硬化性疾患予防のための食事療法・生活指導として、「エネルギーと脂質」「野菜・果物・果糖・大豆・穀物・食物繊維」「日本食」「地中海食とDASH食」「飲酒・アルコール」についても項目ごとにくわしく解説しています。
【目次】
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版の改訂ポイント
【動脈硬化性疾患予防のための食事療法・生活指導】
I エネルギーと脂質(脂肪エネルギー比率,脂肪酸,コレステロール)
II 野菜,果物,果糖,大豆,穀物,食物繊維
III 日本食パターン
IV 地中海食とDASH食
V 飲酒,アルコール
●巻頭カラー
ESPEN2022参加報告記
●スポット
食道癌化学療法におけるオーラルクライオセラピーの有用性
●レポート
第69回日本栄養改善学会学術総会
●ズームアップ
血中レプチン測定と脂肪萎縮症
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ラ・フランス
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション ファンスタディ
●Current Tech in the Kitchen
食品の品質を保つ冷蔵庫の最新テクノロジーー衛生除菌から鮮度・おいしさの保持まで
●こんだてじまん
じまんの一品料理 ちらし寿司(さんさ踊り行事食)/盛岡市立病院
●Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ
2.多職種に届け! 栄養診断(PES報告)の書き方
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 11 完全房室ブロック
●ビタミン栄養学UPDATE-新たな臨床的意義の確立に向けて
11.静脈経腸栄養におけるビタミン
●Medical Nutritionist養成講座
59.半固形経腸栄養剤はどのように使われているのか
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
18.タンパク質の逆襲(3)-脂質異常症のローブロー
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第43回 し好飲料類2
●日本栄養士会医療職域
第42回食事療法学会開催のご案内
自治体病院
周術期栄養管理実施加算取得への道
精神科病院
令和4年度 日本精神科医学会学術教育研修会「栄養士部門」(Web配信)報告ー「精神科医療での栄養サポートを見つめ直す」
厚生労働省・消費者庁
「令和4年版厚生労働白書ー社会保障を支える人材の確保」の公表・他
おしらせ
日本臨床栄養協会 卒後研修委員会主催「現場で行う臨床研究塾ーデータを料理して成果を見える化しよう」・他
時代のニーズに応えて心理臨床家が模索する、組織への臨床戦略とは?ストレスチェック制度のもとで何ができるか?など、組織ならではの取り組みを第一線に立つ執筆陣が語りかける。組織とともに歩んでいく、これからの心理職に贈る。第4章には、日本心理臨床学会第33回秋季大会において行われ、大好評を博した自主シンポジウム「『組織のメンタルヘルス体制作り』と『再就職支援』の最前線ー現場からのモデルづくり、ビジョンづくりをめぐって」を完全収録!
日本は今、働き方改革や女性活躍、男性の育児参加など、多くの課題に挑戦している。焦点を当てる角度や呼称は様々でも、職業生活と個人や家庭生活の調和をめざす基礎となる枠組がワーク・ライフ・バランスである。本書は、その概念や分析視角を考察した上で、主要各国の施策の特徴を析出し、日本における実態を検証する。多方面から取り上げる視点と事例から、未来志向的な働きやすい職場環境とは何かを探る。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●大規模災害時には、中長期的に生活環境が整わないことによる健康被害が発生することがあり、近年の災害においては、耐震化や事前避難などの対策や、救急医療対策の推進もあり、直接死よりも「関連死」が数的に上回るケースがあります。
●一般的に災害関連死は高齢者に多く、循環器疾患や呼吸器疾患が各30%程度を占めています。有病者や障害者など、「災害時要配慮者」と呼ばれる方たちを対象に、被災直後からの健康支援対策をとることが重要です。
●中でも栄養の摂取は重要な位置を占めており、地域在住高齢者も含めて、栄養確保の支援が望まれていますが、現状では安全かつ十分な食事の調達が主であり、個々の状態に合わせた健康支援を、多職種が連携して実現していくには、未だ多くの課題が残されています。
●本特集では、「大規模災害の“食べる”支援ー多職種による実践報告と今後の展望」と題して、前半では各専門職の立場から、実践報告を元に災害時の“食べる”支援について具体的に解説し、後半では保健医療支援へ関わる第一線の専門家による座談会を収載しています。
【目次】
【第1部 各職種から】
総論:災害時の多職種での“食べる”支援体制の必要性
災害栄養の領域から─エビデンスが明らかにする災害時の栄養課題
医師の視点からー発災直後からの摂食支援活動を通して
保健領域からー災害時の地域マネジメントと連携推進
歯科領域からー被災地でのNST活動と平時からの多職種連携
リハビリテーションの領域からーとくに言語聴覚士として
【第2部 座談会】
“ 食べる”支援のtransdisciplinary approach-みえてきた課題と多職種で結ぶ未来
●巻頭カラー 病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門
全体の印象と手足の観察
●スポット
フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言と80GO運動
食の情報リテラシーー一般者と組織における「情報フィルタリング」
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.3 胃全摘出後長期経過した高齢者で,転倒骨折を契機に低栄養が進展したことが疑われる症例(栄養ケア・ステーションイベント参加者の症例)
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
たけのこ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
たけだ認定栄養ケア・ステーション(機能強化型)
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
基礎から臨床まで総合的視野をもって栄養学研究に取り組む/大阪公立大学大学院 生活科学研究科 統合栄養グループ
●こんだてじまん
医療法人健康会 介護老人保健施設ぬくもりの里
●対談 佐々木 敏教授退任記念対談
栄養は健康を支える科学になりえたか?-30年の個人史と社会史
●Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ
6.改善がむずかしい低栄養認知症高齢者への対応 -経口的栄養補助(ONS)や食事環境調整等により経口摂取が維持できた一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 15 胃穿孔
●Medical Nutritionist養成講座
輸液の投与方法:輸液バッグ容量と投与速度の設定
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
糖脂質の逆襲(1)-1898年 ライソゾームの偶然
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第47回 調理済み流通食品類2
●日本栄養士会医療職域
コンサルテーションデスク事業
自治体病院
自治体病院協議会2021年度栄養部会オンラインセミナーの紹介
精神科病院
第11回日本精神科医学会学術大会の報告
厚生労働省・消費者庁
第20回医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会・他
●おしらせ
日本臨床栄養協会 卒後研修委員会主催「現場で行う臨床研究塾ーデータを料理して成果を見える化しよう」・他
うつ病による休職者の増加に伴い社会復帰のための心理的支援が求められるようになり、現在ではグループ介入も数多く行われている。本書では「異質性」という分析心理学の概念に着目し、グループサイコセラピーにおいて、自分にとって異質なものと出会い、関わることが、復職支援においていかなる意義を持つのか、個人療法・グループサイコセラピーの事例および参加者へのインタビュー調査を通じ、多角的な視点でその可能性に迫る。
第1章 序論ーー本論の背景と目的
1.本論の背景および構成
2.本論の目的
第2章 分析心理学における異質性について
1.ユングと異質性
2.ユングの描いた「心の地図」
3.影とトリックスター
4.「異人」「異界」イメージについて
5.復職支援と異質性
6.本研究における異質性について
第3章 復職を目指す男性との夢を用いた治療過程ーー事例研究1
1.事例概要
2.面接過程
3.考察
第4章 復職支援における研究の動向ーー集団介入に焦点を当てて
1.精神疾患に対する復職支援の集団介入のレビュー
2.グループサイコセラピーにおける異質性について
第5章 青年期休職者の事例ーー事例研究2
1.「復職支援のためのグループセラピー」の概要
2.グループの記述的統計
3.青年期休職者への復職支援の背景
4.事例概要
5.グループの経過
6.考察
7.まとめ
第6章 異質性の高いメンバーのいるグループの事例ーー事例研究3
1.事例
2.考察
第7章 「復職支援のためのグループセラピー」
参加者へのインタビュー調査
1.問題と目的
2.方法
3.結果
4.考察
第8章 総合考察
1.復職支援をスモールグループサイコセラピーで行う設定の利点と限界
2.“異界”としてのグループ
3.復職支援になる理由ーーエナンチオドロミア
4.セラピストの役割とは
5.本研究の限界と今後の展望
第9章 要約
註
引用文献
索引
初出一覧
謝辞
生存を賭けた共同性の創造/想像とは何か?トランスナショナルな移動をなすコリアンの歴史と現在。
GLAYがAERAの表紙に登場「4人の揺るぎない自信と誇り」
AERA 5月5-12日合併号の表紙には、国民的ロックバンドのGLAYが登場します。デビュー30周年を迎えたGLAYが語る「30年のあゆみとこれから」は必見です。
ミリオンヒットを連発し、時代を築いてきたGLAY。今回のインタビュー記事からはメンバーへの信頼や仲の良さがあふれ出て、GLAYが30周年を迎えてなお、一線で活躍している理由が伝わってきます。撮影はもちろん、AERA表紙フォトグラファーの蜷川実花。貴重な写真とロングインタビューを誌面でご覧ください。
●巻頭特集:老後のお金が心配です
物価高や低賃金など将来への不安はつきません。そこで、年金の受給開始年齢別「損益分岐点」のほか、若い世代に根強い「年金はもらえないか・もらえても少ない」という不信感に応える検証結果を紹介。さらに、「老後2千万円問題」に対して、結局いくら必要なのか、最新データで試算しました。
●百田夏菜子×浅田真央
ももクロの百田夏菜子さんによる対談連載「この道をゆけば」は、新たにプロフィギュアスケーターの浅田真央さんをゲストにお迎えします。小さい頃から浅田さんの大ファンで、「輝いている姿を見て、たくさん救われた」という百田さん。浅田さんにとってのあこがれの人についても話が及びました。
●現代の肖像・石田明(NON STYLE)
創刊から続く人物ルポルタージュ「現代の肖像」は、お笑い芸人の石田明さん(NON STYLE)。漫才の分析が注目され、昨年の「M-1グランプリ2024」では審査員も務めました。板前の修業をしていた石田さんがどのように現在にたどり着いたか、本人へのロングインタビューと周囲の証言を積み重ねて人物像を描き出します。
ほかにも、
・女性×働く メディア界に蔓延する性被害
・DV被害の夜逃げ相談 4割が「男性」の現実
・丸山隆平インタビュー「優しい世界、忘れてません?」
・Snow Man 初の国立競技場ライブ徹底レポート
・佐藤 優 実践ニュース塾
・田内 学 経済のミカタ
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
などの記事を掲載しています。
新アイドルユニット・PiKiがAERAの表紙に初登場
「ダメなところもすべて“KAWAII”
AERA 7月14日号の表紙には、アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の松本かれんと、「CUTIE STREET」の桜庭遥花による新ユニット「PiKi」(ピキ)が初登場! AERA表紙フォトグラファー・蜷川実花とのコラボが生み出す“KAWAII”世界観をお楽しみください!
6月21日に開催された大型ファッションイベント「OKINAWA COLLECTION 2025」のステージでサプライズ発表された、新アイドルユニット「PiKi」。7月4日にはデビュー曲「Kawaii Kaiwai」が配信リリースされます。二人の所属するグループ、「FRUITS ZIPPER」と「CUTIE STREET」はありのままの自分を肯定するメッセージを内包し、日本ならではのアイドル文化を牽引する存在です。自らの「KAWAII」を作る活動を続けてきたお二人へのインタビューでは、お互いの印象や尊敬する点、自身の内面の変化など、たっぷりと語っていただきました。
●巻頭特集:家事シェアの最適解
家族で話し合って決めたはずなのに、結局は自分ばかりが負担を強いられているーー。家事分担を、そんなふうに感じている人は少なくないと思います。アンケートでも共働き夫婦の家事分担の割合に満足している割合は、男性と女性で大きな差があるようです。どうすれば、家事分担で揉めずに、快適な日々を過ごせるのでしょうか。AERAの今回の特集では、みなさんのエピソードを交えながら、専門家や、お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優さん、タレントの渡辺満里奈さんの「家事シェア」5カ条など、家事シェアのヒントを紹介しています。また、チャートで診断する四つのタイプ別最適解や、野々村友紀子さんの「家事リスト」全211項目、『対岸の家事』著者の朱野帰子さんのインタビューも掲載。ぜひご夫婦やご家族で一緒にAERAをめくりながら、家事シェアを見直してみてください!
●向井康二が学ぶ「白熱カメラレッスン」
Snow Manの向井康二さんが第一線の写真家に撮影の神髄を学ぶ大好評連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は、本誌に連載が移行してから5周年を記念し、本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花さんを先生にお迎えしました。初回は、蜷川さんといえば誰もがイメージする艶やかな花を使っての撮影。その「世界観って、唯一無二」だと感じる向井さんが、「生まれたきっかけ」を尋ねます。また、「絶対に本人めちゃくちゃ素敵だけど、さらに素敵に撮るために私がいる」という蜷川さんが明かしてくれた、向井さんの「素敵なところ」は? 向井さんのメンバーカラーであるオレンジを基調に大人っぽく仕上げた花を背景に、蜷川さんが撮影した向井さんの「素敵なところ」に目を奪われる写真の数々や、「このセットのなか、入ったことない」と照れる蜷川さんを向井さんが撮り下ろした「レアです!」(向井)な写真も必見です。
●カラーインタビュー:藤原丈一郎(なにわ男子)
大阪を舞台としたドラマ「ロンダリング」で、単独初主演を果たした藤原丈一郎さん。演じる緋山との共通点を「正義感があるところですね。駄目なものは駄目!と思うところ」だと語ります。実際、その信念に従って自分の考えをきちんと口にするものの、マイナスの印象を与えることがない藤原さんに、人に伝えるときに気をつけていることをお聞きしました。また、「売れない俳優」である緋山と、デビューまでが17年9カ月と長かった自身とは似ている部分があると言います。緋山のセリフに重なった、過去の経験とは? ほか、小学2年生で事務所に入ったときに説かれた言葉や、デビューの「支えになった」先輩の言葉など、心のうちを明かしてくれたインタビューです。
ほかにも、
・ダライ・ラマ15世が 「2人」に現実味
・核攻撃の標的は「核の傘」の国 日本のリスク
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