外資系企業やアメリカの職場では、英語のネイティブスピーカーだけでなく多くのノンネイティブスピーカーが働いています。本書では外資系企業と合併した日本のゲーム会社を舞台に、職場で交わされるさまざまなコミュニケーションをダイアログで紹介。国籍も多種多様な同僚と円滑にやりとりするために、シンプルで分かりやすい表現を学びながら、働き方、チームワーク、実践的なスキルについてなど、職場・仕事に関するトピックに親しんでいきます。
付属音声も登場人物たちが話すさまざまな英語を収録。「ネイティブのような英語」「正確で完璧な英語」を目指すのではなく、「共通語としての英語」を自信を持って使えるようになることを目指しましょう!
2つの調査結果から、職場の人間関係による人材育成に着目し、人間関係を運や個人に任せるのではなく、職場レベルで成長に有効なマネジメントができる可能性を探求した労作。
「またパワハラ?」「今度はあの人が?」--5人に1人が「ハラスメントのある職場」で働いている現代。
加害者が異動して解決、と思ったらまた別の加害者が……なんてことも珍しくありません。
鍵となるのは、加害者を排除せずに始める組織全体の「ケア」でした。
本書の特色
・加害者への具体的な声かけ、指導がわかる
・ボトムアップ/トップダウンで会社の制度や文化を改善できる
・綺麗事ではない「ケアリング・ワークプレイス」のビジネス的なメリットがわかる
誰も責めず、病まず、辞めずに職場が変わる!
「パワハラ防止法」により、各企業はハラスメントの防止・対策が義務化された。本書は、職場のメンタルヘルスに関わる担当者のための、パワハラ対策に使えるアンガーマネジメント研修マニュアルである。一般社員対象、管理監督者対象の2通りのプログラムの進め方を紹介。具体的なタイムスケジュールと、それに沿った研修内容、研修資料が掲載されている。
職場のメンタルヘルス向上、パワハラ防止に大いに役立つ1冊である。
第1部 アンガーマネジメントの基礎知識
第1章 社会の中で必要とされるアンガーマネジメント
第2章 アンガーマネジメントとは
第3章 怒りの感情の理解
第2部 4つの領域を包括的に学ぶアンガーマネジメント
第4章 ストレスマネジメント
第5章 認知変容:考え方のくせを知り,変える,緩める
第6章 傾 聴
第7章 アサーティブコミュニケーション
第3部 対象別アンガーマネジメント研修の進め方
第8章 一般社員対象のアンガーマネジメント研修
第9章 管理監督者対象のアンガーマネジメント研修
第10章 職場で研修を実施する上での留意点
職場で上司に話が伝わらなくて、コミュニケーションが苦手で、緊張してしまう。会議で発表すると考えただけでお腹が痛くなってしまう。どうすれば職場でコミュニケーションがとれるようになるのか? そんな悩みをもっている人たちに送りたい本です。
職場で失敗ばかりで自信のない会社員だった私。上司にどうすれば伝わるかと思い悩んで、時には逃げ出すこともあり、悩みすぎた結果、自律神経失調症による休職を二度経験。
そこで、目の前の相手に対して素直にコミュニケーションをとった結果、自分の思いや考えがどんどん伝わり、仕事で結果が出るようになる。現在は人材育成コンサルタントとして独立し、多くのビジネスパーソンに、職場でのコミュニケーションにかかわるスキルを伸ばす方法を伝えています。
本書では、職場で大切なコミュニケーションにかかわるスキルを、人材育成の現場で17年間実感したことに基づき、「姿勢・態度」、「言葉の伝え方」、「文章の書き方」、「職場づくりの方法」の4つの観点からまとめました。「職場で伝わるコミュニケーション」にこだわって整理した、20個のスキルを習得できます。
もうコミュニケーションが苦手だと嘆く必要はありません。職場で断然伝わるためのコミュニケーションスキルを一つひとつ丁寧に身につけて、自信をもって仕事で結果を出せるようになりましょう!
【目次】
第一章 なぜ職場であなたの話は伝わらないのか?
第二章 職場で断然伝わる姿勢や態度
第三章 職場で断然伝わる言葉の伝え方
第四章 職場で断然伝わる書き方
第五章 話が断然伝わる職場をつくる
【著者プロフィール】
著者:増田和芳
合同会社富士みらいクリエイション代表、人材育成コンサルタント、国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー
教育研修サービス会社在籍時に実績を残し入社5年で管理職に昇格する。昇格直後は結果を出すも、職場の人間関係で悩み自律神経失調症を発症してしまう。一時回復し転職するも再発し休職。再度転職したコンサルティング会社で復活し、計800名以上の営業パーソンの育成に携わり結果を出す。2019年に独立。「自分自身と周囲の人たちの可能性を信じること」を使命に、職場の未来を担う人材の育成に尽力している。研修講師として通算530回以上の研修に登壇、延べ7900名以上のビジネスパーソンの育成に貢献。コミュニケーションスキルを高めて仕事で結果を出すことを目的にした研修は、具体的でわかりやすいと好評を博している。
もっとラクに人付き合いはできる!
3000人のカウンセリングでわかった、無理しないコミュニケーションの取り方が身につく1冊。
仕事中イライラ…買い物中イライラ…家の中でもイライラ……
あなたも職場でも日常でも、イラっとくる場面は1日に何度かあるのではないでしょうか。
自分のミスを部下になすりつける上司、常識の枠を超えた行動をする人など、イライラしやすい環境が何かと多い現代社会に生きている私たち。コロナ禍で人との関わり方が変わり、ストレスの度合いも内容も変化しました。
本書では、「わけがわからないイライラのなぜ?」に迫り、「もしかして、これってそういうこと?」の理解ができます。ノウハウだけでなく、ノウホワイがあることで、あなたにあったコミュニケーションスタイルを構築できるようになるでしょう。
この本はステップ形式で、自分を観察するところからはじまり、誰かの言動でイライラを感じなくなるための聴き方、話をするときに自分がイライラしないために押さえておきたいこと、イライラ心を予防するための方法などをまとめ、最後にはある程度の他人理解ができる構成になっています。相手に対する謎のイラつきは、少なくとも減ることでしょう。
さらに、ワークを取り入れていることで、アウトプットによる理解の定着が期待できます。成功の事例や経験上の結果があることから、単なる机上の空論ではないことがわかり、よりリアルで納得しやすい内容です。
読んでいくごとに、イライラの根本原因と、あなたがイライラしないことのメリットがわかっていくでしょう。
あなたと、あなたの周りの人たちが、いつも笑顔でいられるよう、本書がお役に立ちますように!
【目次】
ステップ1:なぜイライラするかを観察する
ステップ2:自分を知り、他人の言動の「なぜ?」を理解する
ステップ3:相手の話や行動でイライラしなくなる
ステップ4:伝えたいことが誤解なく伝わる
ステップ5:予防する
巻末付録:コミュニケーションに役立つ福袋 イライラしないちょっとした習慣
【購入者特典】
すぐに役立つ! 人間力を上げるあいうえお
【著者プロフィール】
斉藤ひろ美
Green&heart代表
産業心理カウンセラー、コミュニケーションコーディネーター、女性活躍推進コンサルタント
幼少期のトラウマからあがり症になり、学生時代は赤面症や体の震えなどに苦しむ。大人になってからは、信用していた人からの裏切りといじめにより人間恐怖症に陥る。保険営業から、宴会場の配膳かたづけ、飲食店スタッフ、ビジネスホテルベッドメイク、婚活パーティー司会および運営などのアルバイトも経験しながら、独自のメソッドを開発し、人への恐怖を小さくすることに成功。現在は「産業心理カウンセラー」「コミュニケーションコーディネーター」「女性活躍推進コンサルタント」「研修講師」など、人と関わる仕事に従事している。人にやる気を出させるスペシャリストである。
社内のどんよりした空気を変える素敵な方法を伝授!
「笑談力〜思わず微笑むダジャレ108選〜」の筆者による待望の第二弾!日本経済新聞社広告局長、日経BPアド・パートナーズ社長、日本経済社社長などの華々しい経歴を持つ著者が、自己の経験に基づく仕事術、コミュニケーション方法を伝授。労働時間を短くするだけが、働き方改革ですか?商談を笑顔で満たす笑談力! 考えながら行動する考動力の重要性を説く!
自分の未来を「好き」から選ぶ、キャリア教育の新定番。「スポーツが好き」なキャラと一緒に、の仕事場に潜入!巻末に「職場体験完全ガイド」(全75巻)で紹介した仕事も掲載。人生の先輩たちの仕事ぶりや価値観に触れることで、自分のキャリアをイメージする過程をサポート。見返しに、自分の価値観を認識し、なりたい自分をイメージするためのワークシート(「自分のキャリアをイメージしてみよう」「自分にとって大切なことを考えてみよう」)付き。
*ワークシート監修:
株式会社NCSA 安川直志(キャリアデザインアドバイザー)・安川志津香(キャリアデザインアドバイザー)
◎「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」6巻:スポーツが好き!
サッカー選手(相馬勇紀さん)/野球監督(藤本博史さん)/eスポーツチーム運営(チョコブランカさん)/スポーツジャーナリスト(吉田佳央さん)
「『このくらい説明しなくてもわかるだろう』と思っていたら、さっぱり伝わらない、話が噛み合わない」
「キレイなミッション・ビジョン・バリュー・パーパスはあるけど、だれも行動が変わらない」
「大事な情報を一部の人だけ握ってまったく共有されない」
「役職者や社歴の長い人、年上の人の言うことは絶対」
「目先のことで精いっぱい、雑談すらできないし、業務改善や未来の話なんて遠くの星の夢物語」
「1on1ミーティングなんてイヤだ、一方的に詰められるだけだから」
「やたら時間や手間をかけて伝えるだけで、意味があると思えない」
そんな職場の“あるある”、どこから変えていく?
問題の全体像と、半径5m以内から変えていくためのアクションを集大成!
【巻頭付録】コミュニケーションの問題 全体マップ
職場の健康管理はこの本から!職場に置いておきたい、安心の一冊。
■1,200点以上のイラスト・図表でわかりやすい、産業保健のビジュアルテキスト!
・労働衛生の3管理や安全衛生管理体制といった基本的事項から健康経営、メンタルヘルスケア、過重労働対策、両立支援まで1冊で網羅。
■産業保健スタッフも人事労務担当者も使える!
・産業医、産業保健師、人事労務担当者、衛生管理者、経営者、管理監督者など職種を問わず利用可能。
・「産業医とはどういう職種か?」「安全配慮義務とは何か?」「法定労働時間の定義は?」「生活習慣病とは何か?」など基礎の基礎から丁寧に解説しており、初学者にも最適。
■法令根拠がしっかりわかる。
・事業主が行わなければならない労働衛生対策を網羅的に解説。
・義務規定、努力義務規定に関する内容には対応する法令の条文番号を明記しており、根拠が明確。
・働き方改革関連法、パワハラ対策法制化、受動喫煙対策など2019年11月までに成立した最新法令・ガイドラインにも完全対応。
産業保健総論
・職場における健康
・産業保健スタッフ
・産業保健に関わる法令・制度
・産業保健に関わる法律用語
健康経営
・健康経営総論
・職場における代表的な健康問題
・健康経営の実践
安全衛生管理体制
・安全衛生管理体制総論
・各役職の選任と職務
・衛生委員会/安全委員会/安全衛生委員会
・労働安全衛生マネジメントシステム
・安全衛生教育
作業環境管理
・作業環境管理総論
・作業環境測定とその後の対応
・事務所の環境管理
・快適な職場環境の形成
・受動喫煙対策
作業管理
・作業管理総論
・作業管理の具体的手法
過重労働対策
・過重労働対策総論
・長時間労働者に対する面接指導
労働災害
・労働災害の定義と認定要件
・労働災害発生時の会社の対応
健康診断
・健康診断総論
・一般健康診断
・特殊健康診断
・事後措置
・その他の健康診断
メンタルヘルスケア
・メンタルヘルスケア総論
・職場復帰支援
・ハラスメント対策
・ストレスチェック制度
配慮が必要な労働者に対する職場の支援
・妊娠・出産・育児に関する健康管理
・海外派遣労働者の健康管理
・高年齢労働者の健康管理
・障害者雇用と合理的配慮
・治療と仕事の両立支援
外部機関
・職場の健康に関わる外部機関
一歩先行く障害者雇用のリアル
障害がある人もない人も ともに活躍できる
職場づくりをすすめた9つのストーリー
法定雇用率の達成にむけ、精神障害・発達障害のある人の雇用は右肩上がりですが、
雇用を足踏みする企業も少なくありません。
一方で、障害のある人もない人もそれぞれの強みを活かしながらともに働き成長をつづける企業も存在しています。
その成功の秘訣は何か?
当事者、企業の担当者、就労支援者の9つのインタビューから、ひも解きます。
成功に導くキーワードの解説に加えて、合理的配慮をふまえた支援者の視点、合理的配慮の提供に関するわかりやすい解説を収載し、これからの障害者雇用について欠かせない情報を多面的にまとめました。
【主な目次】
序 章 障害者雇用を成功させたいすべての人へ
第1章 精神障害・発達障害のある人が活躍する職場はどのようにつくられたか
ー9つのロングインタビュー
第2章 障害者雇用を成功させるためのキーワード
第3章 合理的配慮をどう考えるか
仲間たちと事業主のグループ討議で、すぐアクション!
仕事のしやすさや仕事まわりの条件を広く取り上げ、仲間たちの話し合いですぐに改善策を決定していく、
いま世界で注目の「参加型改善」方式とは何か?
「参加型改善」は、製造業、農業、建設業、サービス業、ゴミ収集業、医療・介護の現場など多様な業種で採用されている。仕事上の安全・健康リスクの発見と対策に有効とされ、最近ではメンタルヘルスへの適用が話題。参加型改善を基にした日本発祥の「職場ドッグ」も、地方自治体、企業、そして韓国へと広がっている。
「参加型の職場改善」4大特徴
1.ポジティブ視点でまわりのグッドプラクティスに学べ!
2.作業方法・作業場・休憩制・福利設備など、多面対策!
3.労使の直接対話ですぐに改善策を決め、アクションへ
4.改善策は低コスト中心、有効な改善策はすぐにシェア
日本の組織と働く人たちが、思考停止ひいては行動停止に陥っている。およそ400以上の日本の企業・自治体・官公庁などの職場を見てきた著者が痛感しているリアルです。日本企業の国際競争力、生産性、賃金レベルの落ち込みを見れば、従来の成功モデルは明らかに賞味期限切れ。私たちはそのリアルに正しく向き合い、正しく思考し、正しくアップデートする必要があるのです。
本書では「思考停止ジャパン」の背景には何があるのか? 私たちはどこからどう、思考停止、行動停止から脱していけば良いのか? 「組織カルチャー」「能力」「人事制度」「コミュニケーション」「管理・間接業務」「社会構造」の6つの側面から解決策を提示していきます。日本全国、全部署回覧!
自分と向き合い、相手と信頼し合える関係を結べれば
職場の“しんどい”から抜け出せる
上司の言動が怖くてつらい、
先輩の冷たい態度が憂鬱、
同僚と価値観が合わない……
職場のストレスを解消するヒントが詰まった一冊。
人は社会でほかの人と関わることなく生きていくことはできず、職場でも人との関わりについては今も昔も悩みの種が尽きません。特に昨今では、コロナ禍以降リモートワークが推奨されるなかで、相手の表情が読み取りにくかったり、チャットの短い言葉に真意がくみ取れなかったりして、思い込みや誤解から人間関係にストレスを感じる人もいるかもしれません。
こうした職場の悩みを解消するためには、相手に原因を求める前にまず自分を見つめ直すことが第一歩といえます。
本書では職場の人間関係に行き詰まったときどういう解決策があるのかを具体的に挙げ、すぐに実践できるヒントを提示しています。人間関係のストレスを解消し、職場を幸福感いっぱいの場所に変えるための一冊です。
女性社員の心を動かす人が出世する!?
10タイプ別対処法、ダメな叱り方やよいほめ方もわかる!
なぜかイライラしている、
まわりの言うことを聞き入れない、
相談にのったのにどこか不機嫌…。
そんな人、職場にいませんか?
それには筋の通った理由があり、対処法もあるのです。
本書では特に「女性社員とどう接していいかわからない」
という悩みにこたえるべく、女性独自の心理をふまえて、
会話や仕事をスムーズに進める方法を明らかにしていきます。
女性が活躍する職場で人間関係に悩む人、必読!
【好評書籍の最新改訂版】
心の健康問題を抱える労働者が増え続ける現在のストレス社会で重要性が増している「企業のメンタルヘルス対策」について、『具体的に何をすればよいのか』をわかりやすく解説し好評を博している書籍の4訂版。
【対応に必要な知識・ノウハウを広く提示】
*主著者の吉野聡先生は、医学と法務の博士号を持ち、産業精神医学と労働関連法規が専門。
多くの民間企業・団体・自治体などで産業医を務める一方で、「人と企業を成長させる戦略的メンタルヘルス対策」を専門とする会社を設立するなど、予防・成長施策にも精通している。そのノウハウが、本書ではわかりやすく提示されている。
*労災認定基準・裁判例・各種統計データ等、最新の情報と相談事例、厚労省指針・手引きをもとに、現場で活躍する医師が『企業は今、何をすべきなのか?』を具体的・実践的に明かしている。
*今いちばん関心が高いと思われるコロナ禍でのテレワークによるメンタルヘルス不調について大幅加筆。
〔テレワークにおけるメンタルヘルス面での注意点〕
テレワーク固有のストレス/テレワークにおけるメンタルヘルス面でのセルフケア/テレワークにおけるメンタルヘルス面でのラインケア/テレワーク時代のメンタルヘルスの展望
〔困難事例への対処法〜適応障害(テレワークうつ)〕
テレワークのストレスでメンタルヘルスが悪化した事例/心の健康問題は「適応障害」/適応障害を理解する/適応障害の症状と予後/適応障害に対する治療/適応障害に対する職場対応
お茶くみや受付係、秘書等の補佐的な仕事をさせられる、リーダーとしての経験を積ませてもらえない……。
そんな「性役割に関するハラスメント」、すなわちジェンダー・ハラスメントを防止する研修をおこなってきた著者が、組織におけるジェンダー・ハラスメントの実態を分析し、対策方法を説く。
セクシュアル・ハラスメントという言葉は社会的に浸透しており、「性的な欲求に起因するハラスメント」であることはある程度理解されている。
一方ジェンダー・ハラスメントも少しずつ認知されてきてはいるが、具体的な定義はあまり理解されていない。
ジェンダー・ハラスメントは多くの職場で発生しているものの、加害者/被害者ともにハラスメントであることを気づかないケースも多い。
本書ではハラスメントの具体例や、研修後のアンケート、落語研修の台本など、研修の意図と内容を丁寧に紹介しているので、読みながら自身の偏見に気づき、対策を講じていけるはずである。
著者は特に「自分には偏見があることに気づいていない」状態のアンコンシャス・バイアス(潜在的ステレオタイプ)に着目して研修プログラムを作成している。
その研修プログラムはジェンダー・ハラスメントだけでなくあらゆる差別解消にも効果が期待できるため、今後ぜひとも広がっていってほしい。
内閣府男女共同参画局や連合が近年アンコンシャス・バイアスを紹介するようになったが、「自分の考えが偏見にあたることに気づいていない」といった誤った意味で使用しており、著者はその問題を指摘している。
具体的な実践事例を豊富に掲載し、職場単位で取り組める「働き方改革」=限られた人員・時間・経費で成果をあげ続ける秘訣とその手法を紹介。