K医科大学付属病院勤務の京橋、楢崎と、カリノ製薬の研究開発員・茨木、まんぷく亭の万次郎。変わらぬ日常の中でそれぞれの未来を思い描きはじめた四人。海外で行方不明になった茨木と再会した京橋は遠からずの開業を考え始め、急病から復活した万次郎は跡継ぎ話がいよいよ現実味を帯びてきた。滅多に本音を見せない楢崎も、京橋への愛を惜しみなく語る茨木も、互いのパートナーに対する思いは同じで…。「あの人」も登場、シリーズ第四弾!
「典道、なずなちゃんが今晩、ウチに泊まるからよろしくね」マジかよ! 小学6年の同級生、なずなが典道の部屋の二段ベッドで寝ることに!? 典道はあわてふためくが、なずなは、家庭のことで悩みをかかえていた。花火大会の日、二人が夜の学校に忍びこむと、打ち上げ花火が……。彼らに何があったのか? 映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか』の原点! なずなと典道の忘れられない恋のストーリー。
第一章 プラネタリウム
第二章 二段ベッド
第三章 自転車
第四章 登校日
第五章 プール
第六章 破傷風
第七章 逃走
第八章 爆発
第九章 バナナ
第十章 かけおち
第十一章 花火
あとがき
ねぇ母ちゃん、
父ちゃんはどこにいったの?
人間の父ちゃん&母ちゃん、犬の兄ちゃん、猫の姉ちゃんと暮らす、
おしゃべりが大好きな末っ子猫「はなび」。
走りまわって一緒に眠って、家族と遊ぶ楽しい日々だったけど、
ある朝、父ちゃんが体調を崩しはじめてーー。
●はなび…まっくろだけどお腹に白い模様がある。
●紅葉(もみじ)…世話焼きな犬の兄ちゃん。
●文(あや)…妹たちにカリカリをゆずる、我慢強いおすまし姉ちゃん。
●楓(かえで)…おチビのはなびと本気で遊んでくれる。
【目次】
第一話 仇討ち桜
第二話 片棒担ぎ
第三話 花嫁の母
第四話 月の松山
第五話 大名花火
ひ孫から見た戦争を描く絵本。激戦地で戦い、生き残った人がかかえる苦しみを、子どもたちはどうとらえるのか。戦争を知らない児童文学作家と、戦争をよく知る漫画家とが、戦争を語り継ぐために合作。
独自の手法で打ち上げ花火を撮影する、人気写真家・金武武氏をモデルに、カメラと花火に魅せられた若者の生涯をつづる、清新な小説。
一流のスゴウデ職人たちをほのぼのイラストで徹底解説!現代日本の39職種と10人の職人さんを『とろける鉄工所』の登場キャラクター・小島さん&さと子と一緒に学ぶ、プロたちの愉快なオフタイム&妥協しない働き方。
関西詩人協会 日本語・英語アンソロジー
An Anthology of Japanese and English Bilingual Poems from the Kansai Poets' Association
日本語・英語対訳詩集『言葉の花火』第一号が出版されたのがちょうど2000年であり、今回は第七号となる。三年に一回のペースで制作されているので、当初からは18年が経過したことになる。関西詩人協会の設立は1994年に遡るが、協会の事業として設立当時から国際交流を掲げていた。継続は力なりという言葉があるが、号を重ねるごとに、一冊まるごとルーマニア語に翻訳されたり、世界詩人会議の会長をはじめ国内外の詩人から多数の書簡をいただいたほか、海外の図書館に所蔵され、イタリアで書評が新聞に掲載されるなどさまざまな反響を呼び、認知されるようになってきた。(略)詩のことばは本来、それぞれの国の母国語の国境を越えてゆく必然性と普遍性をもっている。すなわち、詩情(ポエジー)は翻訳という言葉の翼を得て、世界中を駆け回ることができる。詩とはなんと素晴らしいものであろうか。願わくはこの一冊のアンソロジーがまさに言葉の花火となって世界の空に輝かんことを。
関西詩人協会代表 左子真由美(「はじめにー詩は国境を越えて」より)