本書は、主に大学の2-4年の理工系学生を対象として、偏微分方程式に関する常識的な事項を一通り提供することを目的として書かれている。
本書では、太陽熱でお湯が沸く仕組みと、製作上の工夫点にポイントを絞り、個々の説明では写真やイラストを多用して、できるだけ分かりやすく解説しています。
本書は「乱流のクロージャ問題」を解析するために必要な手法をわかりやすく紹介することによって、初心者が乱流を学ぶときに最初に直面する「クロージャ問題」を解決することを目指している。
恋愛、妊娠の不安、セクハラ、性の悩みやからだの心配。悩める10代の質問に、「さらば、悲しみの性」の著者・河野美代子先生が全力で答えます。
熱力学・統計力学が物理学、いやもっと広く多くの分野の基礎に占める役割の重要さは、今も全く変っていないと考えられる。学問の進展に合わせての改訂はもとより必要であるが基本的なところでの理解、習熟を目的とする本書ではそれはあまり強く要求されない。一方、度重なる増刷のために原版の歪みも限界に近いので、今回、組方の刷新、活字の大きさの調整などを主として修訂版が刊行されることになった。僅かながら残っていた誤りの訂正はもとより、全体を再検討し、記述が荒削り過ぎたところ、読みやすさに対する配慮が足りなかった点などの修正を行った。
本書は、大学・高専などの機械系学生がこれから学ぶ種々の材料関連の科目の基礎入門書である。
本書は、世界的に高い評価を得ている熱力学の代表的な教科書である。公理に基づく熱力学体系の構築は他に類をみないものであり、熱力学を学び必要とするものにとっては必携の書である。上巻では、まず巨視的な観測から自然に導かれる巨視変数が定義され、エントロピー増大の原理に基づいて平衡状態を定める条件が論じられる。示量変数と示強変数の関係がわかりやすく説明された後、熱機関の効率がどのようにして決められるのかが詳しく説明される。ついで、温度や圧力の示強変数を独立変数とした場合の平衡条件が明快に説明される。この時必要となるルジャンドル変換の説明は、論理的で大変わかりやすく類書には見られない特色となっている。
大学初年度の自然科学系学生を対象として書かれた基礎化学に関する教科書または参考書。
基礎理論から応用技術までをまとめた、流動層技術に関するハンドブック。和文索引、欧文索引付き。
本書は、機械加工に関する基本的な事項を体系的にできるだけわかりやすく、また幅広く記述し、大学、工業高専の機械系学生、またこれから機械加工法を勉強しようとする人、あるいは機械加工に従事しようとする人に対する教科書または参考書として使用されることを目指した。
本書では、自己相似解とよばれる特殊解を通じて、主として拡散型非線形偏微分方程式の解の挙動を調べる方法を紹介する。とくにNavier-Stokes(ナヴィエ・ストークス)方程式をはじめ、各種の現象を記述する方程式を例に解説する。この方法は繰りこみ群的方法の一種とも解釈されるもので、非線形偏微分方程式の漸近解析において、近年強力な手法となってきている。漸近解析の形式的側面は、応用分野で広く用いられているが、本書はその数学的側面を厳密に述べることを目的とした。自己相似解とはおおざっぱにいうと、方程式を変えないスケール変換に対して、不変な解のことをいう。本書は、自己相似解が、一般の解のある典型的挙動を、漸近的に近似していることの数学的証明を、代表的な方程式について与えることを目指している。
金属材料、半導体材料、セラミックス材料を問わず、材料の多くは結晶性の固体からなっている。そして、結晶の力学的性質を支配する最も重要な結晶欠陥が転位である。転位を知ることなくして、材料の力学的性質を理解することはできない。本書は、大学の2、3年生の講義にも使える、基礎的な部分から始めて、内容を容易かつ系統的に理解できる教科書である。
機器分析化学の内容の理解と、その理解をより深めることを最大の目的とする。説明はできるだけ端的に述べ、基本的な理解を求めるために多くの例題を用意し、余白を設け、問題を解くためのキーポイントなどを記しより理解しやすいよう配慮し、基礎から応用へと段階的に配置。また、例題よりはより程度の高い演習問題、総合問題も設けた。
本書では、鋳造、塑性加工、溶接について、基本的な加工原理、加工の特徴、加工上の問題点とその対策など、基礎的な面に重点をおいているが、最新の技術についても簡単にふれる。そのほか、熱処理の概要についても述べる。
初学者である学生に材料科学の神髄を伝える、平易でしかも高度な内容を含んだ教科書シリーズ。本書では、材料組織の形成機構を基礎から理解することに重点を置いている。