旧約「創世記」の天地創造からバベルの塔にいたるおなじみの物語をラディカルに読み直す。
こだわりがこだわりを呼ぶ家づくり、“超芸術”の旗手が放つ“超物件”小説。我輩、A瀬川源左衛門は新居建築の施主にして、“工事国家”の国王である。今度、使い勝手の悪い建売住宅を離れ、自分の好みに合った家を新築することになった。土地探しの右往左往、長野の山での材料伐り出しと、国王自ら出陣しての奮闘が続く。ぜひとも欲しいのは広いアトリエと中庭。だが、建築デザイン担当のF森教授からは、スレートだの跳ね橋だの奇想天外なアイデアが次々と飛び出して…さて、工事国家の命運やいかに。
めんどうな栄養計算がいっさいいらない。21万とおりの献立組み合わせが自由自在。
江戸中期に奉行職を歴任した根岸鎮衛(一七三七ー一八一五)が同僚や古老の話を書き留めた随筆集。猫が人に化けた話、安倍川餅の由来、塩漬にされた河童の事、都で欺かれた好色漢の話等々、珍談・奇談を満載した世間話の集大成。上巻には巻一〜巻三を収録。
なおが出会った、もうひとつの空は…山陰のふるさとの町で紡ぎだされた五つのファンタジー。小学校上級以上。
アメリカに適合できる人間だけが、生き残れる…。言葉、文化、生活そして、野球ーすべてが異なるフロンティアの地。日本人メジャーリーガーのパイオニアが歩んできた「挑戦と進化」の日々。メンタルタフネスと英語力を身につけ、セットアッパーそしてクローザーとしての地位を確立した男。頭で考え、イメージし、実行する、成功の全記録。
元来、人間にかかわることは面倒にきまっている。けれども、「ああすればこうなる」式の考え方に慣れた日本人にとってすべては論理と理屈。一寸先は闇ということさえ忘れている。あの事件、この出来事から語られる、現代人に取り憑いた重い、おもーい病い。果たして、あなたの脳は大丈夫だろうか。
お腹が痛いととさんは、かえるをペロリとのみこんだ。かえるが腹の中にいた虫をたべたけれど、今度はかえるがはねて苦しい。ならばへびを、きじを、猟師を、鬼を次々とのみこんでー。豆まきへと展開するゆかいな版画絵本。
「なぜモモは、泣いてるのー?」人のいのちを奪うとき、その少女は涙を流します。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
エブロ河を越えアルプスを越え、南イタリアの地カンナエでローマ軍団を打ち砕いたハンニバル。戦いに勝ちながら、最終的にローマという果実を刈り取らなかったのは何故なのかー。地中海世界の覇権をかけて大国ローマを屈服寸前まで追いつめたカルタゴの勇将、アレクサンドロス・カエサル・ナポレオンに比肩する天才の戦略と悲劇的な生涯を描く。
気持ちはポジティブ、身体は元気、肌はつややか、30代に入って、ますますハッピーの秘密。
まほうのせかいから、オシャレのべんきょうにやってきたラブとベリー。ふたりはなかよしだけど、「いちばんのオシャレまじょ」をめざす、ライバルどうしでもあるの。
御霊部存続の危機に柊一は焦っていた。だが、阻止する手立てもないまま、彼は仕事で鎌倉へ行くことに。そんな折、早紀子からメールが届いた。電車が不通のため、まだ横浜にいるというのだ。そこで早紀子と会うことになった柊一は、彼女から夢の話を聞かされる。百人一首の札が血に染まる夢だ。柊一は不安げな彼女に大丈夫だと言うが、彼と別れたあと早紀子は道に迷い、怪異に巻き込まれて。
事故、犯罪、性暴力、虐待、災害などで、心に傷をうけ、トラウマ=外傷後ストレス障害に苦しむ被害者が、自分で分析して「本来の元気な私」を取り戻すための対処法を知る、初めての徹底実践マニュアル。
あの大ヒット・ゲーム『ムシキング』が劇場用映画化。本作は、少年・未来ケントを主人公にした、劇場映画用完全オリジナル・ストーリー。灼熱のムシバトルが、いま始まる。
鼠・牛・虎・兎の四大定石の運用法から超高等戦術の研究まで、世界でいちばんわかりやすいオセロの基本図書。余裕手、一石返し、偶数理論などの“チャンピオンと考える108の問題”を解いて実力を付ける。
かつて御霊部存続の危機が迫った際、邪な企みをいだき御霊部を追われることになった山科時重。柊一は祖父たちの話から、時重を危険人物と感じながらも、その息子・時経までもが危険だとは考えられなかった。だが、あるトンネルで起きた大事故で、美也の母が目撃したという怪異が柊一に疑いをいだかせる。それは時経がみせた能力に似すぎていて…!?霊的バランスを失い、古の都が崩れ始める。