季節を呼びこむ植栽をどうすればよいか、坪庭に欠かせない庭石、灯篭、つくばいなどの常識と扱い方の実際、水の楽しみ方、維持管理の問題点など、小さな空間の常識を満載。京都御所・藤壷から、京の名刹、町家の坪庭まで54点のカラー写真、多数の実例設計図など、小庭園づくりのヒントがいっぱいです。
ベトナムから日本へ…。たったひとりで故国を離れた13歳の少年ティエン。日本でたくましく生きる姿を描いた涙と感動の物語。
本書でとり上げる公園や広場は、「自然」をとり込み、世代による使い勝手や目的に応じた機能性をもっているのは当然であるが、併せて、新しい都市景観、新しい都市環境の芽生えや先取りを予感させる彫刻や造形物を選び出している。
中国で、造園のみならず、こうした「天のみが成し得る所業」を人間が代行することは、古くから人々の間で求められてきたことである。天の産物とされていた不老の秘薬の生産を志した錬金術もまたその一つである。錬金術においては、自然産物の変化・生成する時間を操作することにより、目的の物質を生成しようとしている。園林においても、自然を模写するだけでなく、自然の技を模写しようとする。であれば造園とは、自然風景の錬金術であると言ってよいかもしれない。
日本庭園における眺望は、風景を遠望する行為から発達した。それは平安貴族の別業(別荘)の選定条件となり、浄土庭園では不可欠なものとして展開する。本書は、庭園遺跡の発掘をもとに、古代人の景観眺望に対する意識を分析する。
経済学の最新理論と計算問題。最新の経済理論を駆使したハイレベル演習書。国家1種、外交官1種、公認会計士など、高難度の試験対策に絶大な効果を発揮する。
本書は、ランドスケープデザインとは何か、その目的とするところは何か、といった課題を、著者の実例の作品群を通して、どのような思想のもとに、どのような手法でつくられたかを七つのジャンルに分けて紹介する。さらに、そのデザイン内容、デザインの部位・詳細などを含めた様々な角度から見ることによって、より具体的に、よりわかりやすく理解できることを狙いとした。
ふだん誰も目にすることのできない深い海の底。潜水船に乗り込んで眺めれば、そこには山あり谷あり、熱水噴出孔にはエビやカニが群れる。地磁気異常や微化石の分析から海洋プレートやマグマ上昇流の動きを実証する地球科学の最前線。
おしゃれな洋食から伝統の和食まで、料理のレパートリーがぐんと広がる、食卓の彩りが豊かになる。
渋沢龍彦没後八年、完結した全集の編集委員の一人として、旧制高校以来の親友・喧嘩仲間・深刻なライバルの著者にして初めて語れる渋谷龍彦の実像。ほかに、安吾、谷崎、三島など、仏文学者の著者が〈親愛の情〉かたむけた作家論を併録。
居ながらにして味わう「名庭観賞」の旅。全国各地の名庭・名園を一流カメラマンが特撮。幾多の茶匠が創造してきた、非公開の露地とわびの名席を多数収録。