世界初、イタリア・ファッションの原点クラシコ・イタリアの全貌をこれ1冊で。フィレンツェ市長よりベスト・ペン・プライズ受賞。
共産主義を鼓舞しながら、その裏切りや挫折のうちに潰えていったものは何だったのか?今世紀を貫く政治的文学的体験における「共同体」をめぐる思考を根底から問い直し、「共に存在する」ことの裸形の相に肉薄する。それはいっさいの社会的関係の外でこそ生きられる出来事であり、そこで分かち合われるのは逆説的にも複数の生の「絶対的分離」である。ハイデガーの「共存在」を換骨奪胎し、バタイユの共同体の試みやデュラスの愛の作品、そして「六八年五月」の意味を問いながら、「共同体の企て」やその政治化の厄々しい倒錯を照らし出し、「共同体」を開放系へと転じる20世紀のオルフェウス、ブランショの思想的遺言ともいうべき書。
さようならは決して言うまいーたとえ孤独の指を組んでも。暮れ方の季節を詠う女歌!注目の新歌集。
近年発掘の新出土の資料を可能な限り収録し、新たな書道史を検証する画期的労著。好評を博した「上巻」に続く本冊は、東晋の王献之より唐・五代十国までの重要な資料を満載。650点あまりの図版を収録。
ハッとする教訓が、随所にちりばめられた人生の参考書。
敗戦の日から半世紀。戦後派短歌、前衛短歌から、「はっぱふみふみ」、ライトヴァースまで。斎藤茂吉、釈迢空、寺山修司、俵万智ー。現代短歌をリードする著者が選ぶ戦後の名歌百首。時代の素顔を描き、日本人の心象をうつす定型詩の世界に、簡潔にして適切な注釈と解説で導く、待望のアンソロジー。
本書に載せた絵は、絵本の原画ではない。著者が仕事のあいまをぬって、キャンバスにアクリル絵具で描いたものだ。
時は元禄、バブルの世。意地がからんだ恋のたてひき。好いた女に費やす家産。店を傾けようと妻子に見限られようとも悔いぬ人生。せつない心をおもしろく読ませる現代語版西鶴作品。ポスト・バブルの時代にうってつけ。
本書は15cm角のおりがみを基本に、実物大の展開図でわかりやすく作品を紹介しています。
みずみずしい詩情・美しいことば。恋の歌も反戦の詩も、詩人たちのことばは真実に満ちている。