本書は、近代科学批評、現代文明批評を一つの焦点に据えつつ、神話の真理と自然哲学のアクテュアリティを模索しようとするものである。
芸術工学は「間に合う便利や」を創るのでなく、目的意識をもった人材を時間をかけて創るのである。
芸術と経営の接点は、それぞれの教育基礎に回帰し、己の人生観・世界観を探すこと。それを実感する方法は、ドラッカー、グローバル教育、歌舞伎、空港美術館などをテーマにして、当事者意識で、擦り合わせの技芸を磨き、超える力を己の中に培い、そして「“未来の場”づくり」へと自己開発すること。本書は芸術と経営の両分野を繋ぐ見えない糸(価値)を手繰り寄せる一つの試みである。
はみだすチカラ!を校是とする日本大学芸術学部。あらゆるジャンルに才能を輩出している日芸の秘密。各界で地歩を築いているOBたちへのインタビューを中心に、どのような風土から彼らが生み出されたのか?日本を変えていく力になりうる可能性を秘めた底力はどこにあるのか?に迫る。気鋭のロボット学者松井龍哉から元女子アナで現同大特任教授の近藤サト。不肖宮嶋(カメラマン)やらケーシー高峰、宍戸錠、同大初の代議士林幹雄に至るまで多士済々。
この20年を彩ったメディア芸術のベストセレクション作品解説と都内全域に広がるメディア芸術スポット101施設のガイド、マップ付。
絶えず時代を映してきた作品群が一堂に会する大祭典、メディア芸術祭。2016年10月15日から11月16日まで、アーツ千代田3331、ICC、UDX THEATER、国立新美術館他で開催。本書は、文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」の公式ガイドブックです。
■各監修者による各年の代表作紹介と、受賞作/審査委員会推薦作品一覧。
[アート部門]関口敦仁(愛知県立芸術大学教授)
[エンターテインメント部門]伊藤ガビン(編集者)
[アニメーション部門]氷川竜介(アニメ特撮研究科)
[マンガ部門]伊藤剛(東京工芸大学教授)
■上映作品、イベントガイド
■部門を代表するクリエイター同士の対談
メディアアート 真鍋大度×山口一郎(サカナクション)
アニメ 押田守×大友克洋
ゲーム 川島陸太×小島秀夫ほか
■歴代審査員によるオススメメディア芸術スポット
クワクボリョウタと巡る秋葉原
本田翼とめぐる最新型ブックカフェ「cafe-LAX」「SUNDAY ISSUE」ほか。
■メディア芸術祭の歩みクロニクル
各年の開催概要、関連イベントの情報をその年々の社会の動向やテクノロジーの進化と合わせて年表形式で紹介。
志望校攻略に欠かせない大学入試過去問題集「赤本」
ロシアの前衛芸術と共産主義をめぐり、思想家が語る現代史。
十月革命後(一九一七年〜四一年)、ロシア・アヴァンギャルド運動の旗手は、共産主義といかに闘ったか? すなわち、芸術の諸領域(文学、絵画、音楽、演劇、映画……)の創り手たちと国の政治指導者たちが、イデオロギーや多様なイズムとどんな関係を取り結んでいたのかという問題を、トドロフは、その遺著において探究する。
ゴーリキーをはじめ、メイエルホリドやマヤコフスキーからブルガーコフ……ザミャーチンやショスタコーヴィチ、エイゼンシュテインまで! 15人のロシアの前衛芸術家たちの人生とともに「時代精神」を鮮やかに描き出してゆく。
〈本書は、集団肖像と全体主義政権を前にした芸術家の個人肖像という、大きなふたつの部からなる二枚つづきの絵というかたちを取っている。[…]個人肖像のほうは、画家カジミール・マレーヴィチという、ひとりの芸術家の経歴を綿密にたどっている〉(「序文」より)。
ロシアの前衛芸術と共産主義を巡り、思想家が語る現代史。マレーヴィチ伝も白眉な、比類なき文化史。カラー図版10点収録。
序文 革命を前にした創造的芸術家たち 13
第一部 愛から死へ 33
第1章 革命の衝撃 39
ブーニン、言葉の批判 40
一九一七年のブルガーコフ 43
ゴーリキー、〈啓蒙〉の信奉者 44
メイエルホリド、熱狂 49
革命に奉仕するマヤコフスキー 52
自然の力に耳を傾けるブローク 56
パステルナーク、共感と留保 64
ツヴェターエワ、思想よりも人間を 71
第2章 自分の道を選ぶ 77
ピリニャーク、言い逃れをする抵抗者 82
マンデリシターム、匿名のビラ 87
ザミャーチン、最初のディストピア 91
バーベリあるいはありえない嘘 100
ブルガーコフ、悪魔を憐れむ歌 106
一致を求めるパステルナーク 115
第3章 文化的反革命 125
ショスタコーヴィチ──音楽と言葉 127
エイゼンシュテイン、勝った者が負けになる 136
第4章 死亡者名簿 145
第2部 カジミール・マレーヴィチ 159
第1章 革命の陶酔 169
第2章 ユートピアを生きる 177
第3章 アヴァンギャルド芸術家の旅程 185
第4章 芸術それ自体 197
第5章 幻滅の年月 211
第6章 共産主義の批判 221
第7章 逃亡と監禁 229
第8章 絵画への回帰 239
第9章 最後の探求 249
エピローグ 革命後 261
巨匠のナラティヴによって芸術を定義しうる時代が終わったポスト・ヒストリカルな現代に可能な美術評論の原理とは? 芸術の哲学的歴史観を踏まえ、「芸術とはなにか」を探究したダントーの予言的著作ついに邦訳。
緒言 7
謝辞 14
第一章 序論 --モダン、ポストモダン、コンテンポラリー 23
第二章 芸術の終焉のあとの三十年間 51
第三章 巨匠のナラティヴと評論の原理 80
第四章 モダニズムと純粋芸術批判 --クレメント・グリーンバーグの歴史像 109
第五章 美学から美術評論へ 137
第六章 絵画、そして歴史の境界 --純粋なものの消滅 167
第七章 ポップ・アートと過ぎ去った未来 192
第八章 絵画、政治、そしてポスト・ヒストリカルな芸術 218
第九章 モノクローム芸術の歴史博物館 244
第十章 美術館と渇いた大衆 278
第十一章 歴史のさまざまな様相 --可能性と喜劇 303
訳注 345
解説 山田忠彰 348
あとがき 359
索引 I
砂漠の風土と芸術創造の関連性を探究する──
映画を含む芸術を、和辻哲郎が論じた風土と環境から読み解く
芸術人類学の新たなる試み。
人類の文明は砂漠で成立した。古代エジプト、イスラームの美術、
唐草文様、オリエンタリズム、シュルレアリズム、ランドアート、
アメリカ写真史、ロードムービー、西部劇……
逆らいようのない苛酷な砂漠の環境は、宗教を成立させ、
芸術の創造にも数々の影響を及ぼしてきた。
砂漠のなかで生まれた芸術、砂漠へ挑んだ西洋画家たち、
砂漠を背景に描いた映画やランド・アート、
そして砂漠に影響を受けた日本人作家まで、
「砂漠」を軸に芸術を読み解く画期的研究。
帯文は伊藤俊治氏!
序章 砂漠の環境と芸術の関連性
第1章 砂漠始原の芸術
1 砂漠はどのような場所なのか
2 移動する民族
3 古代エジプト文明と美術
4 イスラーム教の文化と美術
5 砂漠から始まった宗教
6 砂漠の抽象
第2章 ヨーロッパの近代絵画とアメリカの現代美術
1 オリエンタリストが描いた中東
2 想像の風景画 シュルレアリスム
3 ヨーロッパ人と砂漠
4 ジョージア・オキーフの眼差し
5 ビル・ヴィオラの覚醒
6 ランド・アート
7 アメリカの写真芸術
8 砂漠の国のカウンター・カルチャー
第3章 西部劇と砂漠の映画史
1 西部劇とアメリカ
2 マカロニ・ウエスタン
3 荒野を移動する ロバからロケットへ
4 ローカルタウン
5 SF映画とデス・フューチャー
6 西部劇の惑星 スター・ウォーズ
7 砂漠を越えて成立した西部劇 ハリウッドの功績
第4章 砂漠の映画によって表象された人間
はじめに
1 ロードムービー
2 ニコラス・ローグ
3 大地と生命 土から生まれる魂と、砂漠からの生還
4 砂漠と戦争
5 人害の砂漠
6 大地に抵抗する人間の物語
第5章 日本と砂漠
1 極東の砂漠幻想
2 黒澤明と荒れ地
3 奇想の砂漠
4 淨土 照らされた大地
終章 砂漠と創造
1 砂漠芸術の現在
2 風土と思想
3 大陸を移動すること
あとがき この世界を砂漠の環境から思考する
付録
砂漠の所在
砂漠地帯の名称と分布地図
参考資料一覧
近代資本主義下の科学と科学技術に支配された人間と時代の病弊を芸術と芸術家に論及し暴き出し、プラトン、ゲーテ、ユングらを援用しつつ、真の芸術と呼ぶ創造的営為および人間的回復への方途を探った記念碑的著作。
近代美術を退廃と決めつけた「美術あらし」は、ドイツ全国の美術品、支持者の美術館長、作者、ユダヤ系芸術家を吹き飛ばし、美術品焼却事件まで引き起こす。ナチ体制が、健全な美術としたものは何か。その退廃と健全を象徴する2つの大展覧会を中心にナチ前夜から戦後までの歴史を詳細に追いながら、笑うことのできない集団心理と、芸術とは何かを問う。
20世紀ー機械の時代、網目構造のメディアの時代ー。モダニズムからポストモダニズムまで、芸術・デザインの実践と思想の変遷を追う。
本書は、〈存在論的エートス論〉と〈世界述語論〉を構造契機とする〈存在論〉の枠組みにおける芸術的なるものの存在論的研究であり、プラトンにおける〈解釈〉の問題に手を染めて以来〈存在と意味〉という問題意識のもとに考察してきたものの一つの流れを芸術的なるものの存在論的位置づけを中心として綜合したものである。