自治体が、治水から流域治水への水害対策の変化に対応した施策の立案、実施ができるよう、自然機能の活用や自然と人の生活との共生を目指した環境づくりに基づく政策立案の進め方、地域住民との合意形成、組織・人員体制の考え方等、先行事例を交えて解説。
・気候変動時代の治水について、事象・主体・法制の変化を踏まえ、流域治水の原理を押さえた上で、政策立案に向けた考え方や方策、検討すべき内容を解説。自治体担当職員は検討内容や業務の流れをつかむことができ、地域に応じた政策立案に着手することができる。
・具体的に対応する組織・人員体制をどのようにするか、条例整備や土地利用計画、防災・減災政策に必要な検討事項(市街化区域を中心とした都市部と、市街化調整区域を中心とした農村部)がつかめる。
・政策立案の考え方から具体的な検討事項までを踏まえ、そのために必要な合意形成・協働とコミュニティについても理解できる書。
・治水について事象・主体・法制の変化を踏まえ、流域治水の原理を押さえた上で、政策立案に向けた考え方や方策、検討すべき内容を解説。
1981年の初版以来、絶大な支持を受けてきた債券運用の決定版!
◆基礎から実務まで
・債券の運用・投資戦略の基礎から実務まで、必要な知識をこの一冊に凝縮した。用語の解説から、具体的な計算例、実務上のポイントを紹介。
◆時流に即したアップデート
・過去および現在において債券市場に影響を与えている要因を解説。さらに、グリーン・ボンドや新金利指標、バーゼル規制など、近年の重要な変化にも対応。
【主要目次】
第1章 わが国の債券市場
・1 債券とその市場
・2 わが国の債券市場の歴史
・3 国際債券投資
・4 債券の利回り変動
・5 日本銀行による金融政策
第2章 債券投資分析の基礎
・1 債券の利回りと価格の関係
・債券利回りの基礎/債券の価格変動特性
・2 利回り変動の実際
・銘柄間の利回り格差/残存期間による利回り格差/銘柄種別による利回り格差/金利予想に基づく運用/利回り格差に基づく運用
・3 債券投資の収益とリスク
・債券の収益評価尺度/債券投資のリスク/投資目的と銘柄選択
・4 デリバティブ取引
・債券先物/債券オプション/スワップ取引
・5 MBS
・期限前償還/OAS
・6 債券とサステナブル投資・ESG投資
・ESG債とSDGs債/ESG統合
・7 物価連動国債と変動利付債
・物価連動国債/変動利付債
第3章 債券のポートフォリオ運用
・1 債券ポートフォリオ
・ポートフォリオのリターンとその変動性/債券ポートフォリオと金利変動リスク/債券運用の基本体系
・2 債券ポートフォリオの運用方法
・債券の積極的運用/債券の保守的運用/ポートフォリオのデュレーションと金額デュレーション/キーレート・デュレーションとバリュー・アット・リスク
・3 外国債券投資
・4 資産・負債総合管理と債券ポートフォリオ
・金利変動と金融機関の資産・負債/銀行の資産・負債総合管理/生命保険会社の資産・負債総合管理/年金資金の資産・負債総合管理
・5 債券運用の評価
債券ポートフォリオの構築/債券ポートフォリオの管理指標/債券運用のパフォーマンス評価
第4章 債券の実務知識
・1 債券の種類
・国債/地方債/特殊債/金融債/普通社債/新株予約権付社債/資産担保型社債/非居住者債/ユーロ円債
・2 債券の償還と利息
・償還方法/債券の利息と経過利子
・3 債券の取引形態
・一般取引/現先取引/レポ市場と債券の空売り/債券の登録・振替
・4 債券の実務計算
・日数計算/利息計算/既発債の価格と最終利回り/現先取引計算/レポ(現金担保付貸借取引)の計算/外国債券の実務計算
児童虐待の原因の一つに親のメンタルヘルス不調がある。本書は、熟練の福祉職や保健師に行ったインタビュー調査をもとに、そうした親への育児支援に関する支援技術を疾患特性を踏まえて解説する。また、支援の受け手となる当事者の体験談もあわせて紹介する。
強制収容所の極限状態をへて、言葉を失っていく体験を根底に、沈黙に抗する詩を表した石原吉郎。1964年、H氏賞受賞し、今日さらに深く読み継がれる戦後詩の代表的名詩集を復刻する。資料集16頁添付。名著は常により新しいモチーフとテーマを啓示する。永久保存版思潮ライブラリー新刊。
人間も、あやかしも、全てにとことん向き合っていく。
不動産会社・阪神(はんしん)ホームズの「あやかし専門」部署で働く青年、水神導(みずがみとおる)。神様の上司・白澤(はくたく)と、付喪神(熊のぬいぐるみ)の同僚と、騒々しくも充実の日々を過ごしている。いつもの通り営業回りをしていると、とある地主のお屋敷が真っ黒に穢れていて…!?大きな厄災に、導はどのように向き合うのか?無茶をする導に、白澤は何を思うーー?あやかしと人間が織り成す物語、第2巻。
森口博子のベスト・アルバム。
1985年発表のデビュー・シングル「水の星へ愛をこめて」(アニメ『機動戦士Zガンダム』後期オープニング・テーマ曲)に加え、
「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」(映画『機動戦士ガンダムF91』主題歌)、「もっとうまく好きと言えたなら」
(ダイハツ『MIRA』CMソング)他を収録。
<収録内容>
【CD】
1.ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜
2.もっとうまく好きと言えたなら
3.Let’s Go
4.ホイッスル
5.あなたといた時間
6.スピード
7.水の星へ愛をこめて
8.あなたのそばにいるだけで
9.視線
10.LUCKY GIRL〜信じる者は救われる〜
11.夢がMORI MORI
12.愛は夢のとなりに
13.恋はタヒチでアレアレア!
14.もうひとつの未来〜starry spirits〜
15.誘惑してよね夏だから
16.その胸の中でずっとずっと
17.やさしい星で
ページを開けばきっと、声に出して読みたくなるーー詩人たちの〈歌う喜び〉を感じさせてやまない、イギリスの名詩の数々。一六世紀のスペンサーから二〇世紀後半のヒーニーまで、もっとも愛され親しまれている九二篇を、英語の原詩・和訳ともに堪能できる対訳で編む。日本の読者の理解を支える注釈・解説も充実、待望の新編。
本物の森田療法の魂は、本質は、忘れられずに生きているのだろうか。「苦痛を苦痛し、喜悦を喜悦す。之を苦楽超然と言ふ。」安易に癒やし過ぎる、癒やし幻想のこの時代に、森田正馬の教えを味わい直す。
本当に居心地のよい住宅のつくり方が分かる!
住まいを心地よくしたい。美しい空間をつくりたい。
そんな住宅設計の悩みに応える、実力派設計者のテクニックを大公開します。
豊富な写真と間取り図を見開きで掲載・解説しているので、
手法が視覚的に理解できる構成になっています。
床レベルの操作で場をつくる方法、
適度にほの暗い空間をつくる開口部廻りのデザイン、
内部と外部のつなぎ方、素材感の引き立たせ方……
心地よいすまいづくりのテクニックが満載です。
【PART1 居室】
床高の操作でワンルームを仕切る
凹凸プランでワンルームを仕切る
床高を操作して場をつくる
空間に複数の機能をもたせる
気軽に腰を下ろせる内部開口部をつくる
床高を操作して空間を広く見せる
視線の抜けをつくり空間を広く見せる
壁を活用して空間を広く見せる
広めの玄関が生活の質を高める
前面道路と玄関に適度な距離感をとる
キッチンのつくり方で住み心地をよくする
落ち着きのある浴室を設える
トイレの手前には間をつくる
狭い土地でも緑を積極的に取り入れる
コートハウスの中庭に植栽を設ける
【PART2 中間領域】
室内に土間空間を設ける
外部から室内への視線を遮る
掃出し窓+窓ベンチで室内外をつなぐ
外と距離をとって室内に落ち着きを与える
【PART3 開口部】
開口部の位置と大きさで採光量を調整する
開口部廻りの壁面形状で光を操作する
開口部の位置で見える景色を操作する
大開口でも外部の視線が気にならない工夫
窓の役割を分けて考える
密集地ではハイサイドライトを活用する
トップライトで室内に光を採り込む
既製サッシを使いつつも、その存在を隠す
【PART4 素材】
露し天井を美しく見せる
素材ならではの質感を生かす
一工夫で素材感を引き立てる
素材を組み合わせて美しく見せる
低コストの素材で空間を美しく見せる
日本植民地時代の「国語」教育、およびその「成果」をめぐる、当時から現在までの様々な言説を分析。台湾人の苛立ちと諦観、教育者の焦りと自己満足、旅行者のノスタルジー、言語学者の興奮など、日本語を話す台湾人という現象からあぶりだされるのは、むしろ日本人の日本語観である。ことばをめぐる政治・歴史・他者像を明らかにしてきた著者の最新書下ろし。
大正昭和を通じて話題沸騰空前の超ベストセラー、賀川豊彦の出世作小説『死線を越えて』上中巻収録。貧困、格差の拡大に悩む現代社会への感動の福音。
アブー・ヌワースは8世紀から9世紀にかけてアッバス朝イスラム帝国の最盛期に活躍し、酒の詩人として知られる。現世の最高の快楽としてこよなく酒を愛した詩人は酒のすべてを詩によみこんだ。その詩は平明で機知と諧謔に富み今もアラブ世界で広く愛誦されている。残された1000余の詩篇から飲酒詩を中心に62篇を選訳。
無差別爆弾テロを阻止せよ! 第二次世界大戦直前、1930年代後半のパリとその近郊を舞台に繰り広げられるテロリズム小説。
ブリュッセルの小劇場で舞台監督助手として働くピエール・シャヴには、無政府主義者グループの主要メンバーという別の顔がある。ある日、活動仲間の〈男爵(バロン)〉がパリからやってきて、グループの新入りメンバーであるセルビア人の活動家K某が組織を掌握し、仲間を危険な過激派へと導き、近々無差別爆弾テロをしかけるという。しかも実行役はシャヴが目をかけてきたロベールだ。テロを止めさせるため直ぐパリに向かったシャヴだが、テロ計画の密告をうけた公安警察からは共謀者として疑われ追われる身となり、仲間からは裏切り者と見なされ、警察が動いているのも彼のせいだと思われてしまう……。シャヴは爆弾テロを阻止すべく、ひとりパリの街を奔走する。
これぞシムノン流エンターテインメント
サスペンス溢れるミステリー
本書を今回選出したのは、中期シムノンならではの“軽み”を発揮しつつ、ジャンル小説愛好家の嗜好にも応え、当時のパリの様子も鮮やかに感じ取れ、読後の充実感も優れており、これなら多くの小説愛好家の皆さまにご満足いただけるだろうと考えたためである。「シムノンってこんな面白い小説も書けるのか!」と嬉しい驚きの笑顔が広まることを願う次第だ。--「解説」より