疾患の原因と症状と食事療法をつなげて考えられるよう工夫したテキスト。特別食の献立作成や展開食をスムーズに行える献立例を豊富に掲載した。食物アレルギーや嚥下困難食など福祉施設での給食も充実。日本人の食事摂取基準(2020年版)準拠。高血圧治療ガイドライン2019対応。栄養管理プロセスの考え方を導入しているので実践的な考えが身に付く。栄養士実力認定試験に対応。
1.臨床栄養の概念
1.1 意義と目的
1.2 医療制度と栄養管理
1.3 医療と臨床栄養
1.4 福祉・介護と臨床栄養
2.栄養・食事療法,栄養補給法
2.1 栄養・食事療法と栄養補給法
2.2 経口栄養補給法
2.3 経腸栄養補給法
2.4 静脈栄養補給法
疾患・病態と栄養・食事療法編
3.栄養,代謝,内分泌系疾患
4.消化器系疾患
5.循環器系疾患
6.腎疾患
7.血液系疾患
8.呼吸器系疾患
9.筋・骨格系疾患
10.免疫・アレルギー疾患
11.摂食機能低下
付録1 血液生化学検査・尿検査(栄養素代謝系)
付録2 日本人の食事摂取基準(2020年版)
【シリーズ総編集】
木戸 康博(金沢学院大学 教授)
宮本 賢一(徳島大学大学院 教授)
【シリーズ編集委員】
河田 光博(佛教大学 教授)
桑波田雅士(京都府立大学大学院 教授)
郡 俊之(甲南女子大学 准教授)
塚原 丘美(名古屋学芸大学 教授)
渡邊 浩幸(高知県立大学 教授)
【編者】
友竹 浩之(飯田女子短期大学家政学科 教授)
塚原 丘美(名古屋学芸大学管理栄養学部管理栄養学科 教授)
【執筆者一覧】
石橋智奈美(医療法人社団さわらび会河崎クリニック 管理栄養士)
岩田 晴美(四国大学生活科学部管理栄養士養成課程 教授)
小島真由美(社会福祉法人西春日井福祉会 管理栄養士)
佐藤 昌利(元名古屋製菓専門学校 非常勤講師)
庄司 吏香(愛知学泉大学家政学部家政学科管理栄養士専攻 講師)
塚原 丘美(名古屋学芸大学管理栄養学部管理栄養学科 教授)
徳永佐枝子(東海学園大学健康栄養学部管理栄養学科 准教授)
友竹 浩之(飯田女子短期大学家政学科 教授)
橋本 賢(美作大学短期大学部栄養学科 准教授)
山田 紀子(岐阜市立女子短期大学食物栄養学科 専任講師)
体と心を整え、浄め、巡りをよくするための食事とは。発酵ヨギックレシピ、いろいろな食事法、グルテンフリーや糖質といった気になる食品との付き合い方など、体と心、プラーナを作る食事を指南する。
健康で長寿であるためには、栄養、体力、社会参加が大切です。全国で料理教室を開催するベターホームが、家庭で実践できる栄養バランスのよい食事方法を提案します。それは最新の健康長寿研究にもとづいた「栄養素密度が高い食事」。栄養素密度が高い食事とはどのようなものか、それを毎日続けるための具体的な方法を、簡単おいしく作れるレシピとともに紹介します。材料を余さず使う方法、料理に手間をかけないコツなど、健康に気づかう全世代におすすめ。バランスのよい食生活であるかのチェックシートつき。
・毎日食べたい10の食品群
・健康賢者になるために
・料理教室の先生の「うちの健康食生活」
・「10の食品群」をとる食生活の知恵とレシピ
・「10の食品群」をとる季節の食卓
ほか
和食の健康効果は、今や世界中の研究者が認めるところだ。中でも1975年に日本人の摂っていた食事が、ずば抜けて健康効果が高いことが、東北大学の実験によって判明した。10キロのダイエット効果。2割もの寿命延長。ガン、糖尿病、動脈硬化、認知症などリスクの大幅な減少。髪や肌のアンチエイジング効果……。純日本風の粗食ではなく、多少欧米化した1975年の食事こそが、人類史上最強の長寿ダイエット食なのだ。
日本は現在、世界一の長寿国であり、それをもたらしたのは食生活であることは間違いない。多くの海外研究者もそこに着目し、和食についてさまざまな研究を発表している。
しかし、「和食」の定義は、実にあいまいだ。日本が長寿になったのは最近であり、高度成長期以前の、白米と味噌を主体とした純粋な和食は、決して体にいいとはいえない。カロリーと塩分が多く、カルシウムとたんぱく質が足りないからだ。
日本は、1979年にオランダ、ノルウェーを追い抜いて以来、世界一の長寿国である。それを支えているのは「和食」であることは、世界中の研究者が着目している。
しかし、「和食」はあまりに漠然とした概念だ。特に寿命が延びた戦後は、欧米化がいちじるしく、年代とともに「和食」も大きく変化している。
これでは、いつの「和食」が最も体にいいのか、わからない。
そこで私たち東北大学の研究チームは、厚生労働省の資料をもとに、1960年から2005年までの日本人の食事を、年によって比較する実験を行った。そして、最も健康効果が高く、老化を抑制し、長い寿命をもたらすのは、1975年の食事であるという結論を得たのだ。しかもそれは、一番肥満を抑えることもわかった。
75年の食事は、ほかの年と比べて、突出してすぐれていた。その結果は、私たち研究チームに大きな興奮をもたらしたほどだ。
それらはすべて遺伝子レベルで確認できた。代謝をよくする遺伝子や、老化を抑制する遺伝子が、飛びぬけて多く発現するのだ。
私は75年型食事を、「スーパー和食」と名付けようと思う。(「はじめに」より)
栄養士・管理栄養士養成課程向けテキスト。初学者でも要点と全体像がつかめるよう平易にまとめる。サポートに必要な知識と,選手の特性に応じた目標摂取量の設定法を学び,実際の食事計画につなげる。
第1章 対象・目的に応じた栄養サポート
1.スポーツ栄養学を学ぶにあたって
2.種目特性
3.ピリオダイゼーション
第2章 目標摂取量の設定
1.目標摂取量設定のポイント
2.エネルギー
3.たんぱく質
4.糖質
5.脂質
6.ビタミン
7.ミネラル
8.水
第3章 状況に応じた留意事項
1.状況に応じた栄養サポートのポイント
2.体重管理と体重調整
3.疲労回復,リカバリー
4.スポーツ外傷・障害と予防のための栄養補給
5.サプリメント
第4章 選手に対する栄養サポートへの応用
1.栄養サポートのポイント
2.選手を対象とした栄養ケア・マネジメント上の配慮
3.食事提供の実際
4.発育・発達段階からみたジュニア選手への配慮
5.特別な配慮が必要な対象(菜食,宗教,食物アレルギー,FODMAP,免疫機能)
コラム
・プロフェッショナルチームにおけるスポーツ栄養士の活動
・食品メーカーにおけるスポーツ栄養士の業務
・給食会社におけるスポーツ栄養関連業務
・整形外科ではたらくスポーツ栄養士
・トップアスリートへの栄養サポート
・栄養教諭としてのスポーツ栄養士の活動
・公認スポーツ栄養士とは
“生活習慣病のなれのはて”心臓病を改善する最新の治療と生活療法。内臓脂肪型肥満の人で、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病が重なる疾病をメタボリック症候群と呼び、心臓病のリスクを増大させる疾病として注目されています。40歳以上の男性の4人に1人が該当するとのデータも発表されています。この疾病の恐ろしいところは、たとえ一つ一つの疾病が、異常とまではいかない症状の範囲内でも、複数の要因が重なることで、動脈硬化を急速に進展させるリスクが飛躍的に大きくなる点です。“生活習慣病のなれのはて”ともいえる心臓病を改善するには、あなたの食事と生活リズムを今日から変えるしかないと考えましょう。
保育士養成課程「子どもの食と栄養」のテキスト。第2版では、図解、イラスト、演習課題を豊富に収載した旧版の特徴はそのままに、「日本人の食事摂取基準」「授乳・離乳の支援ガイド」「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」など、各種ガイドラインや資料を最新版にリニューアルした。液体ミルクや偏食など、最近の食にまつわるトピックをコラムとして掲載し、さらに親しみやすいテキストになっている。
自身や患者の健康のための栄養知識が学べる1冊
120種類の食材の特徴と、80の症状に対する食・運動面でのアプローチ方法を掲載している大事典。「食」や「健康」の情報が氾濫している昨今、特定の食材やダイエット法が一過性のブームとなり、消費者を混乱させている。それに対して本書は、食材の良い面・悪い面の双方を示しており、客観的で偏りのない情報を学べる。
治療家自身のセルフケアのみならず、患者の症状やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの食養生指導に活用できる1冊。
●NUTRITION
Chapter1 栄養 食物はいかに毒となり、薬になるのか
Topic
プロバイオティクスとプレバイオティクス 有益な細菌
栄養補助食品(サプリメント) 本当に必要?
自然食品 その値段の価値があるのか?
ファストフード 手軽に健康的な食事をするには
食事制限 菜食、完全菜食、乳製品、またはグルテンなしの食事ーどれにするか?
●FOODS
Chapter2 食材 食材の体に良い面、悪い面
Topic
カフェイン 最もポピュラーな興奮剤による高揚感
スーパーフード 誇大広告に流されていないか?
旅行 移動中に健康的なものを食べる
おやつを食べよう 食欲に打ち勝つ最善の方法
●AILMENTS
Chapter3 病気 病気を治す食材、患う食材
Topic
炎症 食物で炎症を和らげる
相互作用の警告 食物と薬物は混ざり合わない
血糖インデックスと血糖負荷 ひと口が持つパワー
年齢と段階
用語集
食材一覧・病気一覧
グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、アガリクス、ローヤルゼリー、プロポリスやダイエットサプリ──テレビや新聞のCMでおなじみの、あの健康食品や特定保健用食品はホントに効くの? けっこう高いお金払っているんだから、効果がないと困るんだけど……。 ほんとうに効果は確認されたのか、どうして効かないのか、副作用はないのかなど、商品別に徹底分析、ふだんの食事で健康力アップの方法を提案する。
うつ病・不安障害の治療で注目の精神科医が導く、その仕組みと完治への道!ちょっと元気がないかな?と思ったら、すぐに自己診断できるセルフチェックシート付き。
食後の血糖値って意識してますか? 健康診断で調べるのは、空腹時血糖値。けれども本当に気をつけなくてはならないのは食後血糖値です。ご飯大好きな日本人のほとんどすべてが「糖質中毒」! ここから脱出するには、やみくもに「糖質制限」をしてもダメ。ではどうしたらよいかを徹底解説!
昨今ブームの本格的な糖質制限を習慣化できる人はごくわずか。
糖質には強い「中毒性」があるためです。
さらに適切な糖質量は人によって違うため、画一的な糖質制限は非効率的。
そこで本書では、食後の血糖値と肥満の有無という二つの指標から、
科学的な知見を基に自分にあった適切な糖質量を割り出し、
今までの生活スタイルや食習慣を変えることなく、
無理なく健康を手に入れる方法を指南します。
メインターゲットは、糖質制限に興味を持ってはいるが、現在の忙しい毎日の中でそれを実践することが困難であると感じている人、または糖質制限ダイエットに挫折したことのある人たちです。⇒中年男性(特に健康診断などで血糖値が高めと言われたことのある人)
サブターゲットは、健康や身体が良くなる事に少しでも興味がある人です。
"常識を疑え!
「牛乳・果物・玄米は体にいい?」
「コーヒー・バターは体に悪い?」
「トクホで健康になれる?」
「サプリメントは必要?」
これらは、どれも正しくはありません。
科学(サイエンス)は、使われる文脈にもよりますが、一般には統計的なデータを重視します。
医療分野でいえば、科学的・統計的な手法で「病名」から診断・治療するのが西洋医学です。
一方、患者さんの心身をじっくり観察し、その人の「体質」やそのときの「状態」から診断し、試行錯誤をくり返して治療するのが東洋医学です。
データを重視する西洋医学的な手法と、事象を重視する東洋医学的な手法は、どちらも大切です。
そして、その両方を合わせて、初めて「ロジカル(論理的・合理的)」な手法が成り立つのです。
本書では、そういう手法で見出した、現時点で最もお勧めの食事法を「ロジカル食事術」として紹介します。
単に「こんな食事法がよい」というだけでなく、「なぜいいのか」「今、注目の栄養素や見直されている栄養素」「食と健康にかかわるトピックや常識のうそ」なども取りあげながら、わかりやすく解説しました。
食事以外の「セルフ治療」についても、第4章で紹介しました。
一読していただけば、「知識を知恵に変えるスキル」が身につき、情報の取捨選択もしやすくなるはずです。それは、あなたにとって一生の財産になるでしょう。
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体の疲労は脳疲れから!腸内環境を整えて体調不良を解決!!心療内科のドクターが教えるバテない体をつくる自律神経を整えるコツ。
肝炎、脂肪肝、肝硬変などと上手に付き合うための“食品と食事”。肝臓をいたわりつつ、食事をおいしく楽しむ3つの鉄則と、アレンジ自由な豊富なレシピを図解とイラストで紹介。毎日使える、ずっと続けられる、わかりやすい「食事療法読本」。
糖尿病治療の基本となる食事療法ならびに運動療法は生活習慣と表裏の関係で、生活習慣そのものを療養生活への変容へと導く栄養指導が求められる。糖尿病患者にかかわる管理栄養士に必要な知識を網羅し、個々に応じた食事提案が可能となる臨床に即した一冊。