歯周治療を奏功させるには、患者さんと医療従事者の間の良好な信頼関係のもと、長期にわたる継続的な加療、管理が必要です。しかし、患者さんの治療へのモチベーションは、永遠には続きません。そこで本書では、患者さんが“納得”できる、かつ歯周治療へのモチベーションがアップするような説明を行うためのキーポイントを詰め込みました! 歯科医師のみならず歯科衛生士、その他のデンタルスタッフ必読の書です。
PART1 歯科治療に対する意識改革と信頼関係を築くために必要な9つの鍵
PART2 歯周病とその治療の説明の実際患者さんに伝えたい7つのコト
治療やセルフケアに対する患者さんのモチベーションが鍵を握る歯周治療。患者さんの変化を支援していく医科では世界標準のコミュニケーション技法「モチベーショナルインタビューイング(MI)」を歯科臨床に応用することで、患者さんのやる気を引き出し、効果的な医療面接やコミュニケーション、行動変容が可能に!確かでわかりやすい解説と歯周病専門医らによる実例で、自院の歯周治療にすぐ取り入れることができます。
PART 1総論編 歯周治療における"MI"(=PMI)その流れとポイント、そして理論
PART 2実例編 "PMI"は歯周治療でこんなに生きている! こんなに生かせる!
歯周病・インプラントの臨床と基礎研究で世界的に著名なCochran教授による、歯周病・インプラント周囲炎予防・治療の指南書。どんな手段でもいつの時代でも、すべきことは「プラークと歯石の除去」に変わりはない。これをベースに歯周治療の手順や評価、スケーラー、口腔清掃用具、薬剤等の器具・材料ごとの活用法、有効性等について科学的根拠をもとに簡潔に解説。おさえておきたいクラシック論文も交え日常臨床のよりどころとなる一冊。
1 プラークと歯石の除去に関する理論的根拠
2 患者によるプラークと歯石の機械的除去
3 専門家によるプラークと歯石の機械的除去
4 電動器具
5 器具のメインテナンス
6 プラークと歯石の化学的除去
7 インプラントに関する考察
完治しない病・歯周病と向き合い続けるには、日進月歩の歯周病学のアップデートが不可欠。たとえば現在では、個々の病原性に合わせた指導が可能になり、100%磨きは万人に必須ではなくなっている。2015年に刊行したベストセラーの改訂版である本書では、科学的メインテナンスに必要な歯周病の最新病因論をコンパクトにわかりやすく解説。歯周疾患新分類や今話題のジンジパインに関する最新情報まで網羅した、他に類を見ない一冊。
第1章 歯周病の病因論 20世紀 VS 21世紀の常識 第2章 もっと学ぼう! 歯周病の最新病因論1“歯周病のマイクロビオーム”の話 第3章 もっと学ぼう! 歯周病の最新病因論2“歯周病のバイオロジー” 第4章 歯周病の最新病因論に基づいた歯周治療 第5章 歯周病の予測:危険因子を見逃すな 第6章 口臭を見逃すな 第7章 歯周病と全身疾患 第8章 最後に重要なことを2つ
生まれながら画家の眼を持ち、強靭な意志と造形力に恵まれたクールベは理念と空想の芸術を否定し、芸術から神話・宗教・歴史・文学を追放し、現に自分の目で見えるもののみを描こうとした。…「私に師などいない。私は自然の弟子だ」という言葉を裏切ることなく、彼の絵画は自然界の快い響きと不気味な魔力、運命と永遠の生を高らかに謳いあげるー。
本書ではマグネットオーバーデンチャーの症例をビジュアルメインに17例供覧し、ポイントを解説する。補綴治療にオーバーデンチャーという選択肢があると、大掛かりな外科処置が回避でき、術者・患者双方の負担が軽減できる。そこにマグネットアタッチメントを用いることで、第三者である介護者等でも着脱や清掃のしやすい義歯が実現できる。さらに、インプラントオーバーデンチャーの場合、埋入方向等の規制が緩和される等の利点もあり、覚えておきたい手法である。
第1章 オーバーデンチャー総論
第2章 いまこそマグネットデンチャー
第3章 マグネットデンチャーを用いた症例
第4章 マグネットデンチャーQ & A
2012年度歯科診療報酬改定で誕生した周術期口腔機能管理は、その後、有効性を示す研究成果の蓄積や、がん治療等に加え整形外科手術や緩和医療等対象の拡充、医科診療報酬上での歯科との連携の評価など、医科歯科連携による取り組みが一層推進されている。そこで2013年発刊の『周術期口腔機能管理の基本がわかる本』を新著者陣で全面改訂。最新の知見をもとに基礎から実際までを網羅した歯科&医科関係者必携の実践ガイドになっている。
第1章 周術期等口腔機能管理の基礎知識
第2章 周術期等口腔機能管理の実際
第3章 周術期等口腔機能管理システムの構築
第4章 周術期等口腔機能管理に役立つ製品等
日本における逆根管治療(外科的歯内療法)の第一人者による待望の初単著。ザ・クインテッセンス誌での掲載論文を修正・加筆し再構成した。逆根管治療によって救える歯は多いものの、大学などでも習う機会が少ない本術式について、適応症の見極めから実際の術式までを多数の症例とともに解説。また、テクニックの動画も見られ、逆根管治療の"真髄"が学べる。歯の保存の意義が見直される現在、全歯科医師必読の書である。
1逆根管治療(RetrogradeEndodontics)とは
2歯性上顎洞炎の原因歯に対する逆根管治療
3上顎前歯部大型根尖病変への外科的対応
4垂直歯根破折の外科的診断
5上顎大臼歯への逆根管治療
6下顎大臼歯への逆根管治療
顎矯正手術でよく用いるエッセンシャルな手術の最新の術式を、各領域で多くの症例数をもつトップランナーの筆者らが、多数の美麗な症例写真・イラストで解説した。今まさに顎矯正手術に臨もうとする読者、独り立ちしようとしている中堅口腔外科医には、臨床に直結して手術技量の向上につながる1冊。また、これから顎矯正手術を学ぼうとする若い口腔外科医には、手元に置いて学ぶ拠りどころとなる入門書となるだろう。
PART 1 顎変形症治療のフロー
PART 2 上顎の手術
PART 3 下顎の手術
PART 4 トラブル対応と画像診断
規格性のある口腔内写真撮影を行うには、理屈だけでなく実際に手を動かし、繰り返し練習することが欠かせない。本書は基本的な写真用語の解説はもちろん、部位別の撮影手順やそのコツをときに成功例・失敗例の○×形式でレクチャー。さらに、歯冠修復に欠かせないシェード写真の撮影法に至るまで、知識と実践の両方がバランスよく学べるレッスン書。また図の一点一点が大きく、見やすさを重視したレイアウトも類書にない魅力。
Lesson 1 口腔内写真の規格性とは
Lesson 2 基本的な撮影用語
Lesson 3 カメラシステム
Lesson 4 口角鈎の使い方とミラーに求められる条件
Lesson 5 撮影を始める前に
Lesson 6 部位別撮影編
Lesson 7 シェードテイキング
2020年の特集の「成人の反対咬合を考える」は3部構成。総論は成人の反対咬合の治療オプションを解説。第1部は9スタディグループが成人の反対咬合にアプローチした方法を提示。第2部は関連企業協力のもと、各社製品の特長や臨床例を紹介。国内学会抄録では2019年の日本矯正歯科学会学術大会で注目を集めた「あなたの抜歯の考え方は?」を収録。トピックスとして矯正歯科統一専門医制度の現状と今後の課題を巻頭掲載。
[特集]成人の反対咬合を考える
【総論】成人の反対咬合
【第1部】スタディグループによる症例提示
【第2部】メーカーによる商品紹介&臨床応用
海外論文
国内学会抄録(第78回日本矯正歯科学会学術大会より事後抄録)
2020年の最新矯正歯科事情
マイクロスコープが効果を発揮するのは何も歯内療法や歯周形成外科、支台歯形成に限ったことではない。本書では、抜歯やインプラント埋入、骨造成、サイナスアプローチ、トラブルシューティングといった場面でも応用可能であることを、多くの写真とともに解説。使用器具も紹介しており、マイクロスコープの拡大視野下でより安全で確実な治療を行い、さらなるレベルアップをめざす臨床家にとって格好のガイドブックといえる。
Chapter1 マイクロスコープ総論
Chapter2 マイクロデンタルサージェリーの環境づくりと使用器具
Chapter3 マイクロスコープ下の抜歯術
Chapter4 マイクロスコープ下の口腔内科診療
Chapter5 マイクロスコープ下のインプラント埋入術
Chapter6 マイクロスコープ下の骨造成
Chapter7 マイクロスコープ下のサイナスアプローチ
Chapter8 マイクロスコープ下のインプラント補綴とトラブルシューティング
Chapter9 マイクロスコープを用いた低侵襲治療
Chapter10 マイクロデンタルサージェリーの将来
質の高いアライナー矯正治療のために、確かな技術とデータに支えられた情報をお届けします。矯正歯科に携わるすべての歯科医師向けに、アライナー矯正歯科を伝える唯一の国際誌JAO英語版の論文を厳選して翻訳・掲載するほか、日本版オリジナルページでは日本の歯科臨床に応じた治療オプションや矯正歯科の学術・技術についてお伝えします。