▼人口と家族のダイナミズムを理解する
少子高齢時代における日本とアジアの家族や男女の働き方を詳細なデータに基づいた実証分析によって透視する。
序章 人口変動と家族ーー日本と東アジア(津谷典子)
第1部 低出生力社会における家族・人口変動のダイナミズム
第1章 出生水準が長期的な人口動向に及ぼす影響について(石井 太)
第2章 歴史人口学から見る低出生力社会の養子慣行
ーー近世東北農村1716-1870 年を中心に(黒須 里美)
第3章 国内人口移動の現状と変動要因(直井 道生)
第2部 低出生力社会における就業パターンの変化と格差
第4章 就業寿命
ーー戦後わが国における長寿化、晩婚・未婚化と就業パターン(菅桂太)
第5章 女性博士のキャリア構築と家族形成(小林 淑恵)
第6章 家族の変化と就労収入の格差(四方 理人)
第3部 低出生力社会における夫婦の生活時間
第7章 日本の夫婦の生活時間と子ども(吉田 千鶴)
第8章 韓国における有配偶夫婦の時間配分(ソウ 成虎)
第4部 東アジアにおける超低出生力の特徴と少子化対策
第9章 東アジア先進諸国における少子化の特徴と背景要因(松田 茂樹)
第10章 台湾における育児休業制度の利用と女性の復職(可部 繁三郎)
第11章 子育て支援施策の変遷と地方と国の予算の推移(前田 正子)
津谷典子教授 履歴・研究業績
本書には、全部で六つの講演記録が収められています。内容は、(1)異国から日本へ来て、高齢者の介護をする女性たちとその日本における対応について、(2)出産という行為(場所)が自宅から施設へと変化することによって、当事者の主客逆転が起こっていることについて、(3)女性の稼ぎとその財産の管理の方法と、その変化のことについて、(4)産業化とそれが家族に与えた影響について、(5)戦後日本の農村生活改善事業の特徴と生活改良普及員の生き方について、そして、(6)教育社会学の立場から見て、日本における「しつけ」がどのように変化してきたのかについてなど、となっています。一般の読者の皆さんだけでなく、学問に従事する若い人たち、あるいは女性の暮らしや生活に関心を持っている若い人たちにとって、本書が新しい研究や調査の分野を切り開いていく一つのきっかけとなることを願っています。
第1回 東アジアの高齢化とケアの国際移動 安里 和晃
第2回 出産の近代化がもたらしたもの -日本とアジアとの比較からー 松岡 悦子
第3回 女性の稼ぎと家財管理、そしてその変化 波平恵美子
第4回 岐阜既製服産地における縫製業の盛衰と家族 前田 尚子
第5回 戦後日本の農村生活改善と「女性の人生」 小國 和子
第6回 一九五〇〜一九六〇年代の社会変動と子どもの生活 広田 照幸
あとがき
福祉社会へのアプローチ 久塚純一先生古稀祝賀上巻
企業、会社、事業などの経営についてのエスノグラフィック(民族誌的)
な報告。これは経営学者と文化人類学者の両者に開かれたコラボレーショ
ン研究で、12の論文はいずれも国際人類学民族科学連合の大会ならびに中
間会議の企業人類学委員会において議論されてきた報告の記録。ビジネス
現場をフィールドとし、企業の経営システム、働き方、社会とのありよう
などを多角的に研究する。
序……八巻惠子
アジアにおける企業人類学/ビジネス人類学の意義……アン・ジョーダン
国際化する経営人類学……中牧弘允
第1部 ものづくりーーねうちづくり
第1章 グローバル社会での質実剛健な家族主義と信頼
--ブラザー工業株式会社の経営理念の継承と伝播……藤本昌代
第2章 経営理念は文化の壁を超えるのか
--パナソニックの初期インドネシア展開の事例から……住原則也
第3章 ブルガリアのヨーグルトをめぐる「聖」なる空間
--食ビジネスにおける価値形成……マリア・ヨトヴァ
第4章 会社の規範は社員に受け入れられるか
--京セラフィロソフィとアメーバリーダーの事例研究……寺本佳苗
第2部 働き方ーーふるまい方
第5章 東洋水産株式会社におけるMRSPARC(女性活躍促進戦略)と管理職意識
改革のエスノグラフィ……浜田とも子
第6章 雇用と自営の狭間にある働き方
--ヤクルトレディの働き方からみえるもの ……奥野明子
第3部 企業の社会的責任ーー世のため人のため
第7章 観光ビジネスにおける日本的サービスの受け取られ方
--中国広州市の日系・美高旅行社における異文化経営……田中孝枝
第8章 文化・芸術分野のフィランソロピー活動がもたらす社会経済的価値……高島知佐子
第9章 ホームホスピスの誕生ーーケアの経営人類学的研究 ……八巻 惠子
第10章 地域活性化におけるコミュニティ内企業の複数の役割
--美山ふるさと株式会社の事例より……堂下恵
第4部 フィールドワークのオルタナティヴ
第11章 パウダーメイカー問題
--またはビジネスエスノグラファーはなぜ業界紙誌を読むべき
なのか……ジョン・マクレリー
第12章 文化人類学の視覚と方法論を実務に活かす
--ビジネスエスノグラフィの可能性と課題……伊藤泰信
執筆者一覧
2018年に実施された公務員の本試験問題を掲載。なかなか入手できない地方上級の問題を数多く収録。必ずマスターすべき「必修問題」と、基本と応用の2つのレベルがある「実践問題」により、無理なくステップアップできる構成。「出題傾向分析」、「インプット(講義ページ)」、直前期に復習すべき問題をピックアップした「直前復習」など、メリハリをつけて必要事項をマスターするための工夫が満載。
女性のライフステージを通しての情報を生理学的に体系体立てて活用しやすくまとめた1冊.出生前の発生・生理の状態から,出生後のライフステージ各段階ごとに,ヘルスケアデータに基づき女性の身体の変化・精神的変化と,その対応策・なりやすい病気の予防などを解説した.
第1章 女性の特性─性的二形における女性
第2章 女性の誕生
第3章 女性のライフステージとその特徴
第4章 各ライフステージにおけるこころと問題
第5章 女性のライフステージと自然医療
環境共生、人間共生、多文化共生など、「共生」に関するさまざまな個別研究が広がるなかで、「共生学」という新たな学問の開拓に挑戦する。「他者との出会い」「グローバリゼーション」という基礎的概念から出発し、高齢者、食と健康、フェミニズムと地域史、性教育と学校、国際協力、宗教と科学技術をめぐる共創、災害復興とボランティア、死者、潜在的な他者、植物といった共生にまつわる諸課題への実践を包含・体系化し「共生のフィロソフィー」「共生のサイエンス」「共生のアート」として整序する。大阪大学大学院人間科学研究科が宣言する「共生学」とは何か。『共生学が創る世界』(2016年刊)発展編。
はじめに
序章 私たちが考える共生学
第1部 共生学とはなにか
第1章 共生の相互作用的基盤とはなにかー違和感、不快感と不断の交渉
第2章 「共生」の位相を巡る思想史ー小さな物語の横溢?大きな物語の欺瞞?
第2部 今を生きる
第3章 「地域共生社会」の再検討ー高齢者を起点とする多世代共生の実践
第4章 フィールド栄養学からみた食と健康ーインド・ヒマラヤ高地の遊牧民と難民を事例として
第5章 戦時性暴力と地域女性史ーフェミニズムが支えるスピークアウト
第6章 なぜ子供たちが知らないままでいることを望むのか?-学校で包括的性教育を実施することの困難とその解決に向けて
第3部 ともに生きる
第7章 国際的支援と住民の自助を再考するーケニア・スラムの無認可私立学校を事例として
第8章 共生社会に向けての共創ー宗教と科学技術による減災のアクションリサーチから
第9章 共生のグループ・ダイナミックスとその技法ー中越地震からの復興過程を通して
第4部 さまざまな共生のかたち
第10章 死者との共同体ー記憶の忘却と存在の喪失
第11章 消滅というリアリティに向き合うー非人間的な存在とのかかわりをとらえなおす
第12章 共に治すー人新世における人間と植物の共生をめぐって
補論 共生学はどこからきて、どこにむかうのか
おわりに
執筆者紹介
世界を認識する心の感動が芸術に表現され、芸術がその感動を再現させる。心は脳の働きであり、芸術を理解することは、脳の働きそのもの。芸術を通した新しい視点から、素晴らしい脳の働きを理解しようという、国際高等研究所の研究会をもとに、参加研究者が書きおろした。芸術を生み出し芸術に表現される、時間、空間、名前、錯覚などを、脳の研究者と芸術の研究者が快い文章で描きだし、編者がコラムで読者をナビゲートする。
【執筆者】大澤五住、岡田温司、小倉明彦、小倉孝誠、北澤茂、肥塚隆、小松英彦、佐々木閑、佐藤宏道、七五三木聡、手島勲矢、新美幸二、藤田一郎、山本登朗、若杉準治
第1部 脳は時間をどのように記し、理解するのか
1. 平安朝物語における時間の階層と語り手の多様な位置
2. 歴史叙述・時間・物語ー歴史はどのように書かれてきたか
3. 時空間記憶と夢の仮説
4. 仏教の時間論
第2部 脳による「もの」の記述と物語の表現
5. 名前を「見る」と文字を「読む」-錯視の解釈学
6. 絵巻の時間と空間の表現
7. 造形芸術と時間ー古代南アジアの説話浮彫を中心に
第3部 絵画に描かれた、視覚の脳内機能
8. 絵画の根源をめぐって
9. 色と質感を認識する脳と心の働き
10. 世界は脳が見ている
第4部 脳は世界をどのように見、そして自己を認識するのか
11. 女の身体と男のまなざしー19世紀フランスは女性をどのように表象したか
12 自閉症からみる世界
第5部 感覚がつかさどる世界
13. 頭の中野サイン、コサインー「波」による視覚情報の脳内表現
14. 三次元世界を見る
15. 見続けるということーアンドリュー・ワイエス
結びにかえてー新しい芸術がはじまるとき
従来の理論的枠組みや対象、アプローチ等に対し、現代の実証研究やこれまでとは異なった実態への考察によって、どのような視座を投げかけ、現実的課題を解決できるのか。
序章 現代農業経営学の到達点と課題
第1部 農業経営を取り巻く環境の変化
第1章 ソーシャルなものを農業経営に活かす…………… 立川雅司
第2章 オーガニックマーケットの実態と有機農産物…… 李ジェヒョン
第3章 後発途上国と農業経営学 ………………………… 安藤益夫
第2部 農業経営の新たな主体
第4章 家族経営研究の国際的展開と女性農業者論 …… 内山智裕
第5章 日本の農業における女性の役割の検証
……… A.M.タマラ・P.アタウダ
第6章 農業経営における女性の経営参画 ……………… 藤本保恵
第7章 韓国の女性農業経営者の成長過程と要因
………… 川手督也・鄭 銀美
第8章 家族農業経営と女性のライフヒストリ - ………… 原 珠里
第3部 農業経営の成長と経営戦略・経営管理
第9章 認定農業者の経営管理に関する現状分析と課題
…………… 鈴村源太郎
第10章 農作業のタイムスタディと農業経営研究………… 平泉光一
第11章 水田経営の規模拡大と農地集積戦略…………… 八木洋憲
第12章 北陸地域の集落営農の新たなビジネスモデル … 宮武恭一
第13章 韓国の大規模水田経営における農家間の協調戦略
……………… 李 裕敬
第14章 中国吉林省における稲作構造変化と大規模経営の成長
……………… 劉 徳娟
第15章 パラグアイの稲作を先導する大規模農場の技術と経営
…… ヨコタ・Y.J..ヨシフル
第4部 農業経営の事業多角化
第16章 「村おこしアグリビジネス」再考…………………… 竹本田持
第17章 農商工連携,6次産業化における製品開発と市場対応
……………… 杉田直樹
第18章 6次産業化の実態と農業の経営改善に及ぼす影響
……………… 小林俊夫
第19章 農林漁業経営の多角化方策としての子ども宿泊体験活動
…………… 鈴村源太郎
第20章 震災からの水産業再構築と6次産業化 ………… 飯坂正弘
特集は「継承の在り方を再考する」。「移民をめぐる人々と記念及び継承」「『中国残留』の歴史は継承され得るか」「日系をめぐる違和感」「多文化共生をめざす川崎歴史ミュージアム」「だれが、なぜ『越境の経験』を継承するのか?」の他に公募論文2本を掲載。
日本の教員・学校管理職をめぐる人事制度の真実に迫り、女性教員をめぐる「システム内在的差別」の実態を解明する。全国調査、複数の自治体への調査・分析を通じて、「管理職任用制度」と「教員個人のキャリア形成への契機」という2つの視点から、「女性学校管理職はどうすれば増えるのか」への答えを導き出す。
生命と環境をめぐる最前線テーマ、「誕生前の死」を初めて捉える。
女性を働きにくくしているものは、なにか?「子育ても仕事も」可能な社会を実現する方策を問う。働く女性の結婚・出産・子育ての現実。
本書は、10年、100回以上にわたって行われている「精神分析的精神療法セミナー」の実践記録を基に、今までの類書にない新しい効果的演習方法を公開するものである。神経症圏からパーソナリティ障害、精神病圏といったあらゆる精神疾患を取り上げ、スーパーヴィジョンによる症例の徹底検討とそこから浮き彫りにされる基本的精神分析概念の学習討論を通して、精神分析的精神療法の基本的技法を身につけることができる。
ホットフラッシュ、疲れ、気分の浮き沈み、不眠、頻尿、更年期太り、肌や髪のトラブル…その症状は、女性ホルモンの分泌を司る「腎」の働きが原因だった。ふだん食べがちな腎を弱くする食べ物(パン、パスタ、スイーツなど)を控えて、腎を強くする食べ物(発酵食品、青魚・海藻など海の食べ物)をとると、体のエネルギーが整い、ラクになる。毎日の食事をちょっと変えるだけで実践できる陰陽五行の食事法を紹介した一冊。いつもの食材で簡単につくれるレシピ動画(QRコード)付き。