あの『小児感染症のトリセツ』が帰ってきた! 前版の構成を一新し『抗菌薬編』と『疾患編』の2 部作となってさらにバージョンアップ。
『抗菌薬編』では、小児感染症における問診・診察の方法、微生物検査の使い方や各抗微生物薬別の解説まで、抗菌薬の切り口で小児感染症を理解できる。
「薬剤」から小児感染症を学びたい方はまずはこちら。
姉妹本の『疾患編』もあわせて読めばさらに盤石! 圧倒的な情報量と現場で何をすべきかを両立した小児感染症マニュアルの決定版。
CONTENTS
Chapter 1 小児感染症診療の原則─ベーシック─
1 小児感染症診療のトリセツ
2 病歴・身体所見の取りかた
3 微生物検査の用いかた─迅速抗原検査,塗抹検査,培養検査─
4 感受性検査の用い方
5 抗微生物薬の選びかた
Chapter 2 抗微生物薬のトリセツ
1 抗菌薬
2 抗真菌薬
3 抗ウイルス薬
4 経口抗微生物薬の使い方
5 局所抗微生物薬の使い方
6 抗微生物薬の予防投与
Chapter 3 小児感染症診療の原則─アドバンスト─
1 診断の考えかた─検査・疫学情報の活かしかた
2 微生物検査の用いかた─ 質量分析,核酸増幅検査,血清抗体価検査─
3 PK/PD 理論と薬物血中モニタリングの使い方
4 抗菌薬アレルギーへの対応
診断のポイント,抗菌薬の処方,患者やスタッフと信頼関係を築くための秘訣などをエキスパートが伝授します!診断できる,処方がわかる,手技・対応もわかる・・・感染症診療に携わるスタッフへ贈る,すべてが詰まった1冊です!
●第1章 消化器系
●第2章 脳・神経系
●第3章 呼吸器系
●第4章 性感染症/性感染症関連疾患
●第5章 外科系
●第6章 小児科
●第7章 その他
●第8章 予防・検査等
●第9章 抗菌薬関連
周産期罹患に対して、積極的な薬物療法を行なうにはどうしたらよいかということについて考えてみたのが本書である。
小児看護に必要な医学的知識を、主要疾患別に「疾患の概念」「診断と治療」に分けて解説したハンドブック。看護のポイントを「ナーシングチェックポイント」として明記し、各疾患に関する基準値を示すとともに「成長と発達」の特徴を記した。巻末に和文と英文の索引を付す。
免疫学は生命の基本現象のなぞ解きに最も貢献した学問の一つである。生体防御としての免疫系には獲得免疫系と自然免疫系が存在することが明らかにされたが、これまでの免疫系の理解は、いわゆる獲得免疫系の理解であって、自然免疫系に関してはほとんど理解されていなかった。また獲得免疫系は多くの場合、タンパク質を抗原としているのに対して、生体の環境を取り巻く抗原は糖脂質、脂質などさまざまである。これまでの免疫学では取り扱われなかった問題の解決が、いま問われている。どのような生命基本原理がその中に隠されているのか。またこれまでの免疫系とどのようにかかわっているのか、その興味は尽きない。
免疫に関するもう一つの問題は、免疫の生命原理が他の生命科学領域の重要問題にどのくらい貢献できるかである。もちろん、リンパ球受容体遺伝子再構成によって多様性を獲得するという驚嘆すべき免疫メカニズムの発見だけでなく、受容体の架橋によってシグナルが伝達されるメカニズムのアイディアは抗原抗体複合体が生物活性を持つという発想がヒントになったし、ナノグラムレベルの物質を同定するのに生物活性を利用してついにはその構造決定までなしとげるなど現代生命科学の基本問題の多くが、免疫研究から提起されたことは、免疫系がいかに生命科学に普遍的な問題を包含しているかという証拠でもある。
本書は、免疫研究に携わる人々にとっては、複雑でしかも細分化して断片的にしか理解できなくなった免疫現象を系統的に考えるよすがとし、免疫研究の専門外の研究者にとっては生命科学の基本原理探求の一助となれば幸いである。
本書は、薬剤耐性菌制御の新戦略として近年特に注目されている“抗菌薬サイクリング療法”を扱っている。サイクリング療法に関して本邦初の著書であり、基礎から臨床まで、さまざまな分野でのサイクリング療法における考え方や新しい知見が網羅され、臨床現場において役立つよう編集されている。
泌尿器の解剖と生理、診察法と検査法などの基礎知識から、疾患の理解、検査・手術における看護ケアについて詳細に解説した新しい泌尿器科学の必修テキスト。
本書は、開業医のための呼吸器クリニックの実際を、著者が日々行っている臨床の現場から抽出し、呼吸器疾患を扱う開業医および若き臨床医の方々に読んで頂きたいと思い執筆したものである。