親子で、そして夫婦で語れますか。心をなごませる人間らしい性。性へのめざめから、子離れ後の夫婦関係まで、人間と人間のつながりに温かな風を通わせる性のあり方をみつめます。
偏狭なナショナリズムを脱皮した、21世紀を担う地球市民をいかに育成するか。従来の欧米志向の研究を超え、目下教育の大改革を進めつつあるタイ国の研究者と日本のタイ教育研究者を結集した、初のアジア圏市民性教育共同研究。国民教育も視野に、日タイ両国の市民性教育の原理、現状、課題等の全てを、意識調査の分析も交え比較・考察し、両国に対し提言を行うと共に、今後の学習単元モデルを提示した、関係者必読の労作。
少年の性犯罪、幼児虐待、少子化、ニート…現代日本を脅かす社会問題の数々。関連がないように見えるこれらの現象は、すべて同一の原因によるものなのである。その原因とは「現在、小・中学校で行われている性教育」だ。
どうしていいかわらかない教師・親のための性読本。あなたは子どもたちの“悩み”ベストワンが,「性」であることを知っていましたか?正しい“性”を語ることは,子どもたちの心身を健全に育て,円満な人格を形成する。
性教育入門講演と公開授業も収録。
10年に及ぶ資料収集・現地訪問・実態調査に基づき、仏独英等の学校には教科学習以外の役割はないという、わが国に広くみられる既成観念を打破し、それら諸国で、教科においてのみならず教科外活動を通じても多彩に展開されている、社会性を育て市民性のスキルを培うための教育の実態研究を通じ、今日のわが国の教育に大きく示唆する7つの具体的提言を行う労作。
本書は、教師と親が気軽に子どもたちに性教育について語りかけよう、というものである。
この本は、性教育理論や指導展開例ではありません。ひとつの学校における性教育実践の記録です。はじめ、小人数で投げた石が波絞をひろげ、全校のとりくみになっていった様子をまとめたものです。
子どもが育つわたしも育つオーガニックな育児雑誌性教育が大事とわかっていても、どう伝えたらいいのか迷う、という声が寄せられています。世界的には、乳幼児期からスタートするのがスタンダードになってきています。大事なことは、性交や性器のことより先に自分のからだを大切に思う気持ちと、いやなときは「NO」と言ってもいいことを学ぶこと。性暴力や性虐待から自分を守れることがファーストステップです。専門家のアドバイスを参考に、わがやの性教育、スタートしましょう!
性的マイノリティの生徒(または教員、その他)とかかわりをもちながらも、その対応に行き詰まっている方、性教育に興味をもち、そこに性的マイノリティのことも入れたいが、どう取り入れればいいかわからない、現在の学校での「しがらみ」の中で性的マイノリティを扱うことに不安を感じている方、これまで性の問題、性的マイノリティの存在など考えたことがなかった方などに役立つ実践・情報・理論を紹介。
PART1 セクシュアリティをめぐる現実と課題
【解説】性的マイノリティの子どもたちが直面する4つの課題
【母親の手記】自分に誇りをもち、堂々と生きてほしい
【論文】多様なセクシュアリティと「性の体制」
【論文】 学校文化と異性愛主義
PART2 多様なセクシュアリティを学ぶ授業
【小学校】刷り込まれた偏見と差別に気づく
【中学校・学級活動】好きになる人はいろいろ、想いの純粋さは同じ
【中学校・社会科】ナチスドイツによる同性愛者虐殺について学ぶ
【中学校・英語】ハーヴェイ・ミルの実話を教材に他者理解を深める
【高校・生物】自然界の多様で豊かな性を知っていますか?
【高校・国語】同性同士のセックスはいけないの?
【聾学校・高等部】同性愛者からの「家族への手紙」で学ぶ
【高校・保健科】自慰からセクシュアリティの多様性を考える
【高校・家庭科】自分が家族だと思ったものが家族
PART3 さまざまなサポートグループ
●性的マイノリティの子どもたちのためのグループ
●多様なセクシュアリティをもつ人々のためのグループ
●他者と出会い自分を語り合う場
●親のゆっくりとした自然な受容をめざす活動の場
●セクシュアルマイノリティ・教職員ネットワーク
PART4 海外情報/性的マイノリティ関連団体・書籍紹介
●世界の性的マイノリティの人権保障と教育事情
●性的マイノリティ関連団体情報
●おすすめの書籍
高校生の性に友人関係はどのような影響を与えているか。また、性に関する援助に友人関係の機能は活用可能かについて、教育臨床の視点から検討した実証的研究。
リプロダクティブ&セクシュアル・ライツの視点から「ピル・避妊・性」をめぐる考え方を深める本。