疾病構造の変化、新しい微生物による感染症、新しい抗菌薬、新しい検査法や迅速診断法の開発など、感染症は常に変貌してする。本書はこうした進歩、変化に医師として充分対応できるための知識、実地のための指針をコンパクトな中に盛り込んだものである。
小児眼科学は、わが国でも日本小児眼科学会がすでに12回の学術集会を開催しており、年々会員も増加し、発展してきている。また、国際小児眼科学会も、8年前の1978年、京都で開かれた第1回国際会議を皮切りに、本年5月もアムステルダム国際眼科学会のサテライトシンポジウムとして開かれた。米国では斜視学会と合同で学会がもたれている。本書では、幼年期および小児期における視覚発達と密接に関連する疾患がとりあげられ、また上記のような最近の進歩も記載されており、日本弱視斜視学会、日本視能訓練士協会の会員に貢献するところ大なるものがあるといえよう。
本書は高い専門性とより詳細な知識を求める看護職の方々を対象とし、婦人科疾患についての基礎事項や実地臨床において行われている最新の検査法、診断法、治療法などのさらに深い理解をめざしたテキストである。
本書ではまず「症候」篇において症状の背景についての基礎知識を述べて、診断の進め方のコツを記載しながら、その上で当座の治療の原則、医薬品使用の必要な場合の基本的処方を挙げて、忙しい診療、特に外来診療時に役立つよう配慮した。各個別の疾患の項では、疾患についての基礎知識から診断確定へのポイントについて記載し、まず診断を確定することの重要性を強調している。次いで、医薬品治療を含む治療一般の原則について述べている。その上で医薬品を使用するときの原則について述べ、基本的処方を例示して解説を加えた。しかも、病態に応じた複数の処方例を具体的に示して解説し、診療の場で直ちに役立つよう努めた。さらに、医薬品の適正使用のために心得ておくべき副作用および相互作用について、これらの点の知識に乏しい医師が処方時に留意すべきポイントを簡潔にまとめた。最後に、患者への服薬指導についてその具体的内容を解説した。
本書は、糖尿病療養指導士受験のための参考書と問題集。患者向けテキスト「これだけは知っておきたい糖尿病」(総合医学社)およびコメディカル向けテキスト「糖尿病MY NOTE」(総合医学社)に対応し、自己学習をより深めることができる。
本書は、小児科の臨床でしばしば問題となる主な症状について、その考え方と主な疾患を簡潔に述べたものであり、さらに各章に実際の症例が提示されて各章のまとめができるように工夫されている。
呼吸器、循環器、消化器、肝・胆・膵、血液、内分泌・代謝、神経、腎臓、膠原病、アレルギー、感染症などの内科系疾患をとりあげたコンパクトな処方集。外来で遭遇する機会の多い、精神科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科、産婦人科、中毒についても収載。約300疾患別症候に対して、約1000の処方例をあげて解説した。医薬品索引付き。
本書では、第1部で薬物相互作用の基礎をまとめ、次いで第2部では14の疾患等を取り上げ、それぞれで用いられている薬物と他の薬物との相互作用の実際例を示し、さらに相互作用の機序、使用上の注意点および服薬指導の内容について述べた。
本テキストでは皮膚科に関連する過去9年分、平成12年度医師国家試験までの問題129問をすべて抜粋し、問題そのものの解き方だけではなく、登場する皮膚科用語についても簡単に解説しました。
著者が帝京大学で使っていた学生への授業用プリントを本にしたもの。過去の国試の出題を基に、今後の予想される問題傾向も見据えながら、各項目の重要度をランク付けしている。
食中毒の適切な対処法、狂牛病の最新情報、食の安全と危険性を平易に解説。