最新の成果を集大成。理論の核心がよくわかる本格テキスト。
精緻な実践論を展開。スキル・アップを図る戦略テキスト。
市場経済はいかにして驚異的な経済成長を可能にするのか。そうして社会が豊かになっても貧富の格差が拡大するのはなぜだろうか。また、資本主義が不可避的にバブルや不況を繰り返す原因はどこにあるのかー。スミス、マルクスから、ケインズ、ハイエクを経てセンまで、本書は厳選された30冊の核心を明快に解きほぐすブックガイドである。それぞれの時代の経済問題に真っ直ぐ対峙することで生まれた古典は、私たちが直面する現下の危機を考えるうえで豊穣な知見に満ちていよう。
自然には何一つ無駄なものはない。私は自然が喜ぶようにお世話をしているだけですー。絶対不可能と言われたリンゴの無農薬・無肥料栽培を成功させ、一躍時の人になった農業家が、「奇跡のリンゴ」が実るまでの苦難の歴史、独自の自然観、コメや野菜への展開を語るとともに、農薬と肥料に依存する農のあり方に警鐘を鳴らす。
今や経済学にとどまらず社会学・生物学など様々な分野において、現象の分析や意思決定の方法論として応用されるようになったゲーム理論。その歴史は本書をもって始まった。複雑な人間行動を厳密かつ数学的に記述する新たな可能性を開き、後世に絶大な影響を与えた記念碑的著作。本巻は“戦略ゲーム”の形式的記述、およびゼロ和2人ゲームの理論と実例について論じる。
現代の企業社会のキャリア発達は、研修やOJT等による、在籍している組織における発達がその中心である。つまり、組織を抜きにしてキャリアの問題を語ることはできない。組織を渡り歩いてでもキャリア発達を図ろうとする従業員と、従業員を引き留め(リテンション)、業績をあげ続けてもらおうとする組織は、いわば合わせ鏡の関係にある。本書では、組織の側に軸足を置き、高業績人材のマネジメントの観点から、多くの企業の現代的課題であるリテンションの問題を体系的に論じる。
金融危機と世界同時不況。今日の世界経済は第2次大戦後最大の危機に瀕している。こうなったのはどうしてか。資本主義経済のどこにその原因があるのか。その答えを求めて、いまマルクスの『資本論』が再読されている。本書は、マルクスの説く、商品・貨幣と資本の関係、労働力と賃金、剰余価値の生産など、資本主義の考え方と仕組み、資本主義社会の矛盾などを平易に解説。今日的な視点で読み直すとよくわかる「資本論」入門。
未来予測を切って捨て、経済学とファイナンス理論を根底から揺さぶり、ベル型カーブでは扱えない不確実性の核心に迫る。
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。
「ケース面接」を擬似体験、模擬解答例から現役コンサルタントの思考プロセスが学べる。
不況、賃金カット、ワーキングプア、派遣切り…資本主義の現在と未来を読み解くカギが見えてくる。
22万人を超える読者の支持を受ける合格請け負い講師・石川秀樹先生が、君たちを強力にサポート。わかりやすいと評判の石川先生の講義を読むだけで、単位なんか簡単に取れる。日常の数学で解説するから、数学が苦手でも安心。
四〜五世紀、楽浪・帯方から渡来し、大和政権に貢献した人々。六〜七世紀、律令国家成立に寄与した韓民族。日本が新しい段階に足を踏み入れ、豊かな精神世界の展開を可能にする、大陸や半島の高度な技術や知識をもたらした彼らこそ、古代の日本人そのものだったー。帰化人の実像に迫り、古代東アジア史研究に多大な影響を与えた、不朽の金字塔。
経済学に数学を用いるには、物理学者が行うようにまずは特殊な個別の問題を数学的に記述し、厳密な証明を与えつつ理論を一般化していかなければならないーヒルベルトを師と仰ぎ、量子力学の数学的基礎付けで若くして不朽の業績を挙げたフォン・ノイマンは、経済学をも厳密な“科学”と捉えた。第1巻におけるゼロ和2人ゲームの定式化を踏まえ、本巻ではプレイヤーが3人以上の場合のゼロ和ゲームについて議論を展開し、n人ゲームの一般論へ向けた基礎をさらに積み上げていく。全3巻の中核をなす議論である。
課題設定ができるようになれば、あなたはプロフェッショナルとして認められ、「またあなたに仕事をお願いしたい」と言われる人材になれます。と同時に、これまで磨き上げてきた問題解決力や、業務知識や、あるいは常日頃の頑張りが、非常に効率的かつ効果的に、仕事の成果に反映されるようになるのです。
世界的大不況の中、今あらためて注目されているマルクスの「資本論」。池上彰が高校生との14時間の集中講義で、「資本論」とは何か、を解き明かす。
日本の水は飲んでも大丈夫?日本は石油を産出するの?日本の家はどんな造り?伝統的日本が残っているもの、何かある?ゴルフをする人、日本には大勢いる?日本の健康保険の実情を教えて。特に外国で、実際に外国人が尋ねた質問の中から、代表的なものを100選出。質問は、最初に質問の核を成す項目。次がトピックに関連する日本語のエッセイ。それに続く質問と答えは3部に分かれている。
思想弾圧が狂暴化するなか、新たな理論発展を遂げた河上が『貧乏物語』の弱点を一掃して、科学的社会主義の普及に大きな役割を演じた『第二貧乏物語』。当時、伏せ字を余儀なくされながらも、全編に溢れる社会的正義感とマルクス主義の真理性の主張で、読者の魂をゆさぶった名著を、元原稿による戦後の完全版をもとに、読みやすい新体裁で刊行。解説は『貧乏物語』で名解説の林直道氏。
介入的自由主義の思想と、それが反映した政策や制度がいかなる社会的文脈で登場し、個人の自由・尊厳との緊張関係でいかに正当化され、定着したのか。その可能性と限界を検討する。