99年から2001年まで彼女の定番14曲のベスト・テイクを収録したディスク1と88年6月ドイツSWR放送局の録音による「ラ・カンパネラ」と「愛の夢第三番」の2曲を収録した2枚組。聴き比べも一興。生き様が鍵盤から凄みを帯びて語りかける。★
まったくとんでもない処女作である。ストイックでいながらなお湿り気を残した歌声が、聴き手の感情の源泉に強烈な爪痕を刻みつける。全曲シングル・カットOKのポピュラリティと、詩に象徴される寒気すら覚えるアナーキズムが絶妙に絡み合った大傑作。★
気楽にクラシックを楽しめるようにと、バッハから近代までの有名曲を、CD2枚に36曲も収録したお徳用アルバム。全曲に解説が付き、子供はもちろん、クラシック初心者までが楽しめる。
自選ベストでお茶を濁していたバービーの隠し玉的なリアル・ベスト。男と女のラヴ・ゲーム的なクドイ歌詞を、彼ら特有のセンスで自由に闊歩していた姿が雪崩式に連発されている。この独創性のトラップは否定すればするほど深みにはまる呪縛だった。
日本のジャズ・シーンにおいて欠かせない存在の大野雄二。彼のトリオによるシリーズ第6弾。『ルパン三世』のテーマ曲関連2曲のほか、大野自身の選曲によるジャズ・スタンダードを収録。
タイトル通り、これまでのシングルに6曲を加えたべスト盤的内容の作品。ほとんどのシングルがヒットしているだけあって、聴いたことのある曲ばかり。と同時に、ボピュラリティとクオリティの両立に彼らのキャパシティの広さを感じてしまう。
小林亜星作曲、“サントリーウィスキー・オールド”の名CMソング「人間みな兄弟」をレゲエ風から口笛ヴァージョンまで、なんと10通り以上のアレンジで楽しめる。未発表ヴァージョンも多数収録。
『ハウルの動く城』の主題歌でヒロイン役の賠償千恵子が歌っているがさすがにうまい。切々と歌い上げ心に染み入る。作詞:谷川俊太郎、作曲:木村弓、編曲:久石譲という強力トリオで悪いわけがない。カップリングの久石譲のテーマも懐かしいメロディでいい感じ。
アメリカン・ポップスへのオマージュに満ちた珠玉のメロディと甘く切ない歌詞が高次元で結実した、Jポップ史上に燦然と輝く金字塔。「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」他、時代を超越した名曲がここにある。
シンガーとして第2の円熟期を迎えていた時期のバラードを集めたベスト2枚組。「よろしく哀愁」「哀愁のカサブランカ」など旧曲はアレンジを変え再レコーディングされている。ヒット曲「逢いたくてしかたない」など3部作も収録。充実の1作!
哀愁をテーマにした“赤歌”、青春をテーマにした“青歌”、未公開ライヴやデモ・テイクの中から厳選した“白歌”とそれぞれのテーマに沿った作品群を3枚のディスクに収めたファン垂涎の1枚。
女性シティ・ポップ・シンガーの代表格、ラジが1978年に発表した2作目。プロデュースは高橋幸宏、サウンド・プロデュースは坂本龍一で、南佳孝とのデュエットや、山下達郎もコーラスで参加した豪華な1枚。
スーパーと名乗るだけあって、代表曲がズラリ28曲、完全リマスタリングの2枚組で3,000円は安すぎるでしょう。今が一番評価の厳しい時期だと思うけど、いい歌を残してきたという事実がここにはあるし、懐メロになるのはまだ早い。
胸キュンのリリックとサウンドで、インディーズ時代に数々の記録を打ち立ててきた彼らのメジャー第1弾シングル。彼らの真骨頂である前向きさにセンシティヴさも加わり、バンドとしての成長を感じさせる。カップリングには高校生バンドとの共演曲を収録。
「魅惑のハスキーボイスが誘惑(デビュー時の宣伝コピー)」するちあきなおみの6枚組ボックス。往年のちあきファンはもちろんのこと、増え続ける若い新規ファン入門用としてもおすすめ。
アニメ・ジャンル発の廉価シリーズ“ANIMEX1200”。懐かしのアニメや特撮ソングが、完全デジタルマスタリングの高音質で甦る。初回リリース時のジャケットデザインも嬉しい。