嘘をつけない男と、嘘しか口にしない女ーー彼女が夜ごと語るのは、人形が夢見た物語? 幻想と現実が溶けあう、宝石箱のような短篇集。
せわしなく、あらゆる変化の激しい現代。
前例のない発想やアイデアが必要と言われて久しいが、
実際に自分の頭で考えようとすればするほど、
考えは凝り固まってしまうもの。
大ベストセラー『思考の整理学』著者の外山滋比古氏は、
「急に頭をよくすることはできなくても、
頭にうまくはたらいてもらうコンディションづくりなら
できない話ではない」と言う。
そんな外山氏のこれまでの著作の中から、
「柔軟にものごとを見るヒント」となるような箇所を抜粋し、
まとめた箴言集が本書である。
・知れば知るほどバカになる
・ゆっくり急ぐ
・雑談は発見のタネ
・木を見て森も見る……etc.
読めば、世間の常識にとらわれない
「やわらかい思考」のコツが身につく、150の至言。
子どもから大人まで人気の「いちにち」シリーズ! 擬音の面白さとユーモア満載の絵で、読み聞かせでも大好評です。
うんちって、きたなくてくさいのになぜかきになっちゃうんだよな〜。なんでだろう? よし、いちにちうんちになってたしかめてみよう。
いちにちゾウのうんち! ぶりぶりぶりぶり ドスーーーーーン! でっかーーーーー!! ゾウのうんちって、こんなにおおきいんだ!
いちにちライオンのうんち! もりもりもりもり クッサーーーーー! ライオンって、うんちのにおいもさいきょうなんだ〜。
いちにちジャコウネコのうんち! つぶつぶブリブリ えーーーーー! ジャコウネコのうんちって、コーヒーになるの!?
ほかにも、ハトのうんちやアオブダイのうんち、ウォンバットのうんち、ハイエナのうんち、タヌキのうんちになってみた。うんちって、きたなくてくさいだけじゃないんだな。これからは、はずかしがらずにもっとうんちしよ!
「先行きがまったく読めない」「成功法則がすぐに陳腐化してしまう」……
そんな現代に求められるのは、「自ら深く考え、答えを出していく」こと。そしてそのために不可欠なのが「数学的思考」です。
本書では、数学的思考の「正体」を解き明かすとともに、それを鍛えるトレーニング問題も多数用意しました。
●問題:「18」と「255255」。その共通点は?
●問題:「居酒屋の飲み物」と「プリンターのインク」。その共通点は?
●問題: その人があなたにとっていちばん優しい人であることを、どうやって説明しますか?
●問題:仕事において「忙しい」「時間がない」が口癖の山田さん。余裕のある働き方がで
きるようにアドバイスをしたい。さて、あなたなら何をしますか?
●問題:「いい人材」とはどんな人材のことでしょうか? 四則演算の記号(+-×÷)を使って表現してください。
こうした問題を楽しく解いているうちに、「数学的なアタマの使い方」が身につき、問題解決力が飛躍的にアップする一冊!
会社人生の終わりが近づき、「役職定年」によって立場も奪われる。50代を取り巻く環境は厳しい。いったい、何をモチベーションに働けばいいのか悩む人も多いだろう。
本書は、「1万人の話を聞いてきた男」が、先人たちのアドバイスを元に「50代を後悔しないためにやっておくべきこと」を説くもの。
40代までと違い、「会社のために働く」という意識では行き詰る。そこで、50代を「会社人生から脱却するためのリハビリ期間」として、どのように組織人から「個人」へと脱却するかを説いていく。
その一方で、自分の仕事を「集大成」するための方法を、豊富な先人たちの事例を元に紹介。
また、現在は50代の4人に1人が他社へ転職するという時代。定年後に別の会社に再就職する人も含め、多くの人が気になるであろう「50代〜定年後の転職事情」についても詳しく紹介する。
定年後を迎えるのが楽しみになる1冊。
私が大丈夫なんだから、あなたはもっと大丈夫。
人気フォトグラファーが、悩めるあなたに伝えたいこと。
逃げることは悪いことなのか……。
集団生活から逃げ、受験から逃げ、就活からも逃げ、自分自身が不向きだと感じたモノ全てから逃げてきたというヨシダナギ氏が、逃げ出したいのに逃げられない人たちのために、あくまでも「しれっと」色々な嫌なことから逃げ出す方法をゆる〜く伝える一冊。
頑張ること、夢を持つこと、人間関係……など、世の中に溢れる無言の圧力に、今にも押しつぶされそうな人に、ぜひ読んでいただきたい。
【目次】
はじめに/第1章 私はアフリカ人になる/第2章 夢がなくても大丈夫/第3章 ネットがある時代に生きられた喜び/第4章 ネガティブ人間は割り切りが大事/第5章 世の中が決めた美しさにハマるな/おわりに
名探偵は……コテコテの関西弁を喋る馬!?
殺人、窃盗、金銭トラブルーー
小さな田舎町で起こる不可解な事件に、元競走馬と牧場の娘のコンビが挑む!
『謎解きはディナーのあとで』の著者が仕掛ける、大本命ユーモアミステリ!
●「馬の耳に殺人」
田舎の乗馬クラブで起こった殺人事件。容疑者とされたのは、なんと馬のロック。本当にロックの犯行なのか腑に落ちない牧場の娘・陽子(マキバ子)に、元競走馬のルイスが話しかけてきて……。
●「馬も歩けば馬券に当たる」
マキバ子の実家である「牧牧場(まきぼくじょう)」の求人に応募してきた藤川という青年。彼がお金に困っているのには、ある理由があって……?
●「タテガミはおウマの命」
行方不明だった女子高生の死体を発見したマキバ子とルイス。唯一の手掛かりは、現場付近に残された馬のタテガミがべったりとついたガムテープだった……。
ーーなど、全5編を収録した連作短篇集!
「勢力均衡」と「世界統合」のせめぎ合いを経て、「新しい皇帝」が統治する現代の大問題とは? 天才肌の物理学者が示す新たな歴史観。
◆リーダーしか発言しないチーム、結局何も決まらない会議……
◇形だけの対話から脱却し、成果を生む「話し合いの作法」とは?
◆言いたいことが言い合える有意義な場をつくる全技法!
ふと気づくと、「偉い人」やリーダーしか発言していない会議、
長時間話しても、有意義な結論が出ない打ち合わせ……
こうした「残念な話し合い」が今、日本のいたるところで発生している。
しかし、立教大学で人材開発・組織開発を研究する中原淳氏は、
現代の職場やチームでは、多様な人々とともに「答えのない問い」に挑み、
試行錯誤しながら、その先に解決を目指す必要があるため、
「話し合い」の重要性は今後ますます増していく、と語る。
そこで本書では、メンバーの相互理解を促す「対話の作法」と、
納得感ある結論を導く「決断の作法」を合わせた、
「話し合いの作法」について、わかりやすく丁寧に解説。
職場や組織で発生する「分断・対立・多様性」を乗り越え、
チーム・メンバー全員の力で成果を生む技術がここにある!
【本書の内容】
第1章 話し合いが苦手な国、ニッポン
〇話し合いが苦手な日本人、その3つの理由とは?
〇「一見、仲がよい」だけでは、心理的安全性は高くない?
〇表層のダイバーシティと深層のダイバーシティ
第2章 「話し合い=対話+決断」--よい話し合いのプロセスとは?
〇「対話」と「決断(議論)」─話し合いの2つのフェイズ
〇日本全国で発生中!「残念な話し合い」5つの病
〇究極の病「対話ゼロで、ただちに多数決病」
第3章 対話の作法
〇「何でもいいから話してごらん」では対話は生まれない
〇なぜ人は年を取ると話が長くなるのか
〇リーダーのなにげない「いいね!」がフラットな関係を壊す
第4章 決断の作法
〇決断とは、メリット・デメリットを明らかにした議論の「先」にある
〇多数決に安易に逃げるな
〇決めた後は「自発的フォロー」が不可欠
第5章 「話し合い」にあふれた社会へ
〇「対話と決断」こそ、話し合いにあふれた社会への第一歩
〇すべてのリーダー・管理職に話し合いのスキルを
〇「言葉」が軽視され、「論理」で考えられない社会
「普通の夫婦」っていったい何!?
社労士事務所を経営している岩瀬麻衣子は、結婚するときに仕事を辞めると申し出てくれた夫の耀太に育児を任せ、大黒柱として家計を担い、日々の仕事に邁進していた。しかし世間の不理解、お互いの仕事と家事への不満、さらに忙しさですれ違う生活のなか、ある決定的な出来事が起こり、とうとう二人は離婚することに。だが、麻衣子にはこれまで任せっきりだった育児、耀太には再就職という高い壁が立ちはだかっていて……。
世間の価値観とのギャップに振り回される夫婦生活のゆくえは!?
人気シリーズ「居酒屋ぜんや」の著者が描く、新しい家族の形を捉えた、感動の長編小説。
「考えてみると、私たちの毎日は『する』『しない』に溢れている。(中略)
どんなにささいなことでも、どちらかをえらばないと先にはすすめません。」(本書「はじめに」より)
人気スタイリスト・伊藤まさこさんがコロナ禍のなかで50代を迎え、立ち止まって考えた「暮らしの中のすること、しないこと」をまとめた最新エッセイ『する、しない。』は、決めることで見えてくる、気持ちよい暮らし方の提案です。
する、
出したらしまう
返事は即座に
毎日拭き掃除
素材を吟味する
自分の営業時間を決める
適量を考える
白湯を飲む
ぼやきは一度まで
良いものをえらぶ
しない。
「忙しい」って言わない
ため込めない
大掃除をしない
人と比べない
スマホをなるべく見ない
ひとりでかかえない
ものを死蔵させない
噂話をしない
「とりあえず」と「あとまわし」
などなど、豊富なカラー写真と役に立つヒントが満載です。
すいせい、きんせい、ちきゅう、かせい、もくせい、どせい、かいおうせい、たいよう、つき、ほしぞら……。ぜんぶぜんぶ、食べられる!?
【まるごとうちゅうカレーのつくりかた】
1惑星の下じゅんび
惑星を切ったり、むいたり、わったりする
2惑星をいためる
アツアツのフライパンで、色が変わるまでじっくりいためる
3惑星をにこむ
なべにいためた惑星と、たっぷりのほしぞらを入れてグツグツにこむ
4つづきは読んでのお楽しみ
発想の転換力・想像力を育む新感覚の食べ物? 絵本!
世界に覇を唱えた大国も、いずれは衰退しその主役の座を明け渡していく。この文明の衰亡は必然なのか? 衰退から逃れる道はないのか? 本書ではローマ帝国、ビザンチン帝国、大英帝国、アメリカ、中国そして江戸時代の日本など独自の世界を確立した大国興亡の光景を描き出し、その文明の「衰退の理(ことわり)」を歴史の教訓から導き出す。そして、大国興亡の歴史を読み解くことで、現代日本の行方を洞察していく。 目次より●愚かなるオプティズム ●衰退とは何か ●衰退を考える視点 ●大英帝国衰退の光景 ●ローマの衰退とビザンチンの叡智 ●衰退の行方を決める文明の構造 ●江戸時代の衰退と改革ー日本型再生の原点 ●衰退する現代日本……。 人類史上、外敵の侵入で滅んだ文明はない。衰退はその文明の「内なる原因」によってなされたと著者は論じる。 世界史的・文明史的視点から、現代日本の衰退と再生を洞察していく「衰退学」の集大成である。
「愛している」という言葉は、恋愛小説やドラマなどでは陳腐なぐらいよく使われるフレーズである。実際生活においても、私たちはこの言葉を、便利なものとして、さまざまな場合において使っているのではないだろうか? しかし、突き詰めて考えてみれば、「愛」とは、いったいどういうものなのか? このことは、古今東西の哲学者や作家たちが、それこそ大まじめに追及してきた、「人生における究極のテーマ」なのだ。私たちは、物事の価値観が揺れ動いている現代において、このテーマについていかなる考察をしておかなければならないのか。このような問題意識にたって書かれたのが、本書である。「男女の愛」から、より広い意味での「人間愛」にいたるまで、さまざまな角度から深く検証と考察を行い、読者の人生観や恋愛観、価値観にまで大きな揺さぶりをかけて行く。魅力にあふれた人生論である。
●第1章 「愛」とは何か ●第2章 「愛」をめぐる論点 ●第3章 愛の諸側面 ●第4章 愛の統合理論
あいさつをしたのに、会釈すら返してもらえなかった時。他人から辛辣なことを言われたり、そういうことを人づてに聞かされた時。「私はもっといい仕事ができたはずなのに」と自信をなくした時ーー傷いっぱいの日々を生きるあなたの心を支える言葉が、ここにあります。▼本書は、「信仰があっても、なくても、人間、落ち込むことに変わりはないのです」というシスター渡辺が、「ひとりの人間」としての日常や、心と体の病から立ち直った経験から学んだことを、飾らない筆致で綴ったエッセイ集。あなたの生き方、考え方を励まします。▼「そんな自分を嫌わず、いじめず」「したい性と主体性」「なぜ人を殺してはいけないのか」「好き嫌いを乗り越える」……など、ふと感じるみじめさやむなしさ、孤独感は、たくましくしなやかな自分を育てる糧になるということを教えてくれる48篇を収録。▼心に穴があきそうなあなたに読んでほしい、珠玉の随想集、待望の文庫化!
[1]こんな生き方ができたら [2]人を育てる心 [3]愛を知る人のために [4]心が波立つ日には [5]大切なものは目に見えない
幅広い分野で旺盛な評論活動を続けている著者。膨大な書物を読破し、驚異のスピードで原稿を書くその日常とはー本書は、そんな著者が、実際にどう読み、どう書いているのか、具体的なテクニックを公開します。読む「目的」をはっきりさせる、役立つ本の選び方、抜書きの効用、取材でのメモのとり方など、効率的に読み、文章を上達させる方法が満載。使用中の手帳、筆記具などの写真も公開。
攻撃方法を詳細に解説し、それに対する適切な防御方法を明示。開発者が安全で攻撃に強いアプリケーションを作る上で、必要な知識を凝縮。
天正18年(1590)、豊臣秀吉は戦国乱世の時代に終止符を打ち、天下統一を成し遂げた。この偉業を支えた二人の名軍師が、竹中半兵衛重治と黒田官兵衛孝高である。▼わずかな手勢でやすやすと美濃・稲葉山城を盗り、そのあとで城を主に返して隠棲した無欲の天才・竹中半兵衛。秀吉が織田家臣団の中で台頭する時期、戦場における半兵衛の貢献は計り知れないほど大きかった。▼一方、播磨の国人に仕える一家老でありながら、天下への志を抱いた智謀と誠実の人・黒田官兵衛。本能寺の変に際して中国大返しを実現させ、官兵衛は秀吉に天下人への道を開いた。▼「二兵衛」と並び称された半兵衛と官兵衛は、置かれた環境は異なり、性格も正反対だった。にもかかわらず、互いの才を認め合い、相手を信頼し合って、秀吉の天下取りを補佐した。▼二人が抱き続けた志と友情は、今日の我々の胸を打つ「熱さ」を帯びている。不世出の軍師二人の人生を描いた力作長編小説。
●一の巻 城盗り ●ニの巻 さくらの化身 ●三の巻 ニ兵衛 ●四の巻 二つの月 ●五の巻 天下への道 ●六の巻 僅か十二万石 ●七の巻 退隠の秋(とき) ●八の巻 夢の涯(はて)