・2022年1月に発効した「国際疾病分類第11回改訂版」(ICD-11)の“依存/嗜癖”のセクションにギャンブル行動症(gambling disorder)とゲーム行動症(gaming disorder)が正式に収載された。
・ICD-10では、ギャンブル行動症は病的賭博という名前で、習慣および衝動の障害に分類されている。一方、ゲーム行動症は今回はじめて疾病と認定され、収載されるに至った。。
・本特集では、いまだに馴染みの薄い行動嗜癖にターゲットを当てて、わが国を代表する専門家に最新の知見をまとめていただく。行動嗜癖に関する読者の理解を深め、今後の臨床や研究におおいに役立つと期待される。
■ 行動嗜癖 ─ギャンブル障害・ゲーム障害等の実態と対策 11月第1土曜特集
・はじめに
●総論
・行動嗜癖の疾患概念と病態機序
〔key word〕ギャンブル依存、ネット・ゲーム依存、薬物依存、発達障害、報酬回路
・行動嗜癖の脳科学
〔key word〕ギャンブル障害、ゲーム障害、脳画像研究、ドパミン
●ギャンブル行動症
・ギャンブル行動の実態
〔key word〕ギャンブル障害、病的ギャンブル、ギャンブル行動、疫学
・ギャンブル障害ーー症状、診断・スクリーニング
〔key word〕ギャンブル障害、スクリーニングテスト、有病率、診断基準
・ギャンブル行動ーーリスク要因・合併症
〔key word〕ギャンブル行動症、リスク要因、合併症、行動嗜癖
・ギャンブル障害の治療ーー行動という視点を中心に
〔key word〕遅延報酬割引、選好逆転、認知行動療法(CBT)、ギャンブル障害の標準的治療プログラム
・ギャンブル障害は誰が“治す”のかーー社会資源を知り連携する必要性
〔key word〕回復支援、連携、相互交流、問題解決しない事例検討会
・ギャンブル行動症の予防と対策
〔key word〕ギャンブル等依存症、ギャンブル等依存症対策基本法、ギャンブル等依存症対策推進基本計画
【トピックス】・多重債務とギャンブル障害
〔key word〕多重債務、債務整理、自己破産、自殺、底つき
・COVID-19による行動嗜癖への社会的影響
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ゲーム障害
・ギャンブル・ゲームの融合
〔key word〕ギャンブル、ゲーム、ルートボックス、ガチャ、課金
●ゲーム行動症
・ゲーム・インターネット行動の実態ーー2019年ゲーム使用状況等に関する全国調査から
〔key word〕ゲーム行動、インターネット行動、ゲーム時間、疫学
・ゲーム障害の診断プロセス、評価ツール、症状
〔key word〕ゲーム障害、診断、評価、症状、スクリーニング
・ゲーム行動症のリスク要因・併存症
〔key word〕ゲーム行動症、インターネットゲーム障害、ネット依存、行動嗜癖、アディクション
・ゲーム行動症の治療
〔key word〕ゲーム行動症、インターネット依存、治療、相談
・相談機関におけるゲーム依存への相談と支援
〔key word〕ゲーム障害、ゲーム依存、相談機関、ひきこもり、精神保健福祉センター
【トピックス】・スマートフォンの脳・学習への影響
〔key word〕スマートフォン、学習、脳、睡眠
・インターネットにおける課金・投げ銭問題の現状
〔key word〕インターネット・ゲーム使用障害、ゲーム課金、生動画(ライブ)配信、投げ銭
・e-スポーツ
〔key word〕eスポーツ、ビデオゲーム、MOBA、FPS、RTS
●他の行動嗜癖
・性的嗜癖行動
〔key word〕強迫的性行動症、パラフィリア障害、リスクアセスメント、認知行動療法、リラプスプリベンションモデル(RP)
・食べ物嗜癖と買い物嗜癖
〔key word〕食べ物嗜癖、摂食嗜癖、買い物嗜癖
・衝動制御障害と行動嗜癖は同じか違うか
〔key word〕嗜癖、衝動制御障害、依存、窃盗症、ギャンブル障害
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
インターネットによる技術・ビジネス・社会の変革を伝える業界定番の年鑑です。「The Internet for Everything」を掲げ、あらゆる分野にイノベーションを起こすインターネットの最新動向を42人の専門家の寄稿と統計資料によって報告します。1996年に第1回目を発行して以来、20回目を迎える今年は、「20年記念特別版」。「インターネットの10年後を語ろう!」という特別企画によって11人の専門家が未来のネット社会やテクノロジーを展望するほか、過去20年の年表を掲載。また、2016年の注目キーワードは「IoT」「人工知能」「シェアリングエコノミー」「フィンテック」「定額コンテンツ配信」「メディアテクノロジー」「減災インターネット」「ドローン」「コンテナー型仮想基盤技術」「サイバーセキュリティ」。インターネットの現在・過去・未来を概観できる貴重な一冊です。
今年の副題は「すべてがつながる未来へ」。これからのインターネットを占う新潮流を35人の識者が解説するとともに、様々な機関が発表している約100点の統計資料を再編して掲載し、今のインターネットの現状がわかるようにしています。
技術面ではモノのインターネットが発展するIoT(Internet of Things)/M2Mやウェアラブルコンピューティング、SDNやNFVといった新しいネットワークアーキテクチャー、2014年に最終勧告が予定されているコンテンツ開発の基盤技術HTML5などについて解説しています。
通信事業者の動向ではグローバルメガキャリアのLTE戦略やモバイルトラフィックの現状など。また、ビジネス面では、ゲーム・音楽・電子書籍などのデジタルコンテンツビジネスがどのように業界を変えているかという考察や、Eコマース、ネット広告の最新トピックのほか、クラウドソーシング、クラウドファンディングといった新たなインターネット活用ビジネスについても詳しく解説しています。
さらに社会動向では、政府の新情報通信技術戦略や、ネット選挙解禁の意味、自治体などのオープンデータの取り組み、オンライン教育、パーソナルデータ検討の動きのほか、世界規模で新たな議論を起こしているインターネットガバナンスなどについても詳しく解説しており、インターネットにかかわるすべての人が知っておきたい重要なテーマを網羅しています。
1996年から続く「インターネット白書」の最新刊。人々の生活からビジネスまで、あらゆる分野に大きな影響を与えてきたインターネット。その最新動向を30人以上の識者の寄稿と統計資料で読み解きます。2015年は、スマホの普及が進み、ゲームや動画などのデジタルコンテンツやEコマースが活況となるなど、ライフスタイルのデジタル化が一層進み、その次に来るウェアラブルコンピューティングやIoT(Internet of Things)の世界も近づいています。こうしたデジタル社会の進展とともに、信頼性を確保するための取り組みも活発になっており、サイバーセキュリティ対策や通信業界の構造変革が進行。ますます面白くなるインターネット。その最前線この一冊で展望します。
すべての学生と企業人に捧げる「インターネット就職元年」全記録。
本書はインターネット・ショッピングを中心としたビジネスにおける法律、税務全般の問題を解説いたします。インターネット・ショッピング等の現在における問題点を指摘するだけにとどまらず、実践的な観点から、トラブルの予防、トラブル解決のための具体的手続や証拠化の方法等にも言及し、さらに事業者とって不可欠なノウハウの一つである税務、会社の設立、そして事業につきものである各種法的規制など幅広いテーマを扱っていることが特徴です。
インターネットの世界に対して、「インターネットは無法地帯」等と、ことさら危険な印象を与える言葉を発する人がいる。「無法地帯」というのは明らかに大袈裟で、インターネット上での行為も当然に法律の規制に服するものである。ただ、インターネットを利用する際に生じうるトラブルには様々な法的な課題があることは事実である。また、ネットワークではクラッキング等によって情報が盗取されたり破壊されたりすることは避けられない宿命といえる。インターネットを利用する人が増えることで、そこには実社会と同様に「おかしな」人が存在するようになる。しかし、インターネットの仕組みや法的な問題の所在をある程度理解しておけば、考えられるトラブルの多くを未然に回避することが可能なのだ。本書はそのための「護身術」を提供する目的で編まれた。本書を参考にすれば、一般ユーザーがインターネットの世界を楽しむことは、車を運転するよりも安全だと言えよう。
インターネットのことを知りたい人のための本。インターネットとは何かから最新技術までをやさしく解説。
たった3分10円の市内通話で世界中の最先端情報からアソコのまる見え画像まで、なんでも手に入るインターネット。このメディアの賢い利用法から厳選したホームページとネット・サーフィンに欠かせないリンク集まで詳細な解説で体験する前にすべてがわかる。
何気ない、悪意のない一言が、なぜ怒りを買ってしまうのか? 2014年、大学に通いながら潜入調査をして執筆した『キャバ嬢の社会学』で鮮烈なデビューを果たした社会学者・北条かや。しかし、その2年後、twitterの炎上騒動から自殺未遂をし、休業を余儀なくされた。これまでに読んだ社会学の本の論点と重ね合わせながら、「評価経済社会」のなかで悪戦苦闘した体験を赤裸々に描く。
現代日本から異世界へ精霊として転生した凄腕システムエンジニア・如月優(きさらぎゆう)は、ジルコニア王国の姫・ルミナと共に魔術の力を用いて、急速に異世界中へインターネットを普及させていく。その最中、ユウ達はウェスティント共和国第四皇女・アムリルからの要請を受け共和国を訪れるのだが、インターネットを巡って国家の核心に関わる大騒動に巻き込まれてしまうーー
インターネットは、善なのか?
「剣と魔法の世界」のインターネット創造譚、完結!!
財団法人インターネット協会監修「インターネット白書」の2012年度版。産業と社会の牽引役としてのインターネットの力を独自データと専門家の寄稿で報告する業界定番の年鑑。今年で17年目。