【この回の内容】
印刷時は2分冊に分けます。本書は第12回講義の上巻です。
今回(第12回講義)は、シングル単位の関係の続きで、むつかしい具体例で「課題の分離」の考えを深めていきます。又ジェンダーとDVの関係も改めてみておきます。
そして今回の講義のメイン料理としては、デートDVの種類の一つとしての«性的DV»について、性的暴力、レイプドラッグ問題なども含めて学んでいきます。具体的項目として、性的同意の理解、性的なDVの様々な実態、性暴力にかかわる最近の法律問題と外国の事例、セックスワークや売買春についての整理、性(セックス・セクシュアリティ)の解放とは何か、ポルノや性の商品化、地下アイドル問題、そして実際の事件(伊藤詩織さん事件、大阪地検事件、滋賀医大事件、中居・フジテレビ事件)、セクハラ、性教育、等を扱っています。
テキストの最後の「コラム」が対応部分です。
なお、性的暴力の動画の視聴や性的暴力の話を聞いて、しんどくなる人がいるかもしれないので、自分の精神的安定を考慮して対応してください。具体的には、動画視聴をやめたり、部屋を出ていくことも「あり」です。
なお印刷書籍の内容は固定的ですが、「講義録・電子増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後も加筆していく予定です。
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第12回講義 性にかかわるDVと性暴力関係の学び (12-上巻)
目次
12-1 「課題の分離・実践編ーーー ケースで考えて理解を深める
12-2 ジェンダーとDV
12-3 「性的なデートDV」「性にかかわるDV」---性的同意の大切さ
12-3-1 性的なデートDV
12-3-2 性的同意とシングル単位
12-3-3 性的なDVの様々な実態ーー学生の経験談を中心に
12-4 性暴力にかかわる最近の法律問題(日本の法律改正)、外国事例などの学び
12-4-1 性暴力に対する考えの変化ーー外国の情報も含めて
12-4-2 日本の最近の法律改正
12-5 セックスワーク、売買春について
12-5-1 性(セックス・セクシュアリティ)の解放を考える
12-5-2 セックスワーク
12-5-3 暴力的ポルノから性の商品化を考える
12-5-4 “アイドル”“地下アイドル”という罠
12-6 伊藤詩織さん、大阪地検などの性暴力被害事件について
12-6-1 伊藤詩織さんの性暴力被害事件について
12-6-2 大阪地検、滋賀医大事件について
12-6-3 フジテレビ、性暴力隠蔽・セクハラ容認体質事件
12-7 主流秩序を意識した性教育へ
12-8 セクハラ容認社会から脱却するための提言
12-9 その他 諸情報から学ぶ
12-9-1 自衛隊セクハラ事件をめぐって考える
12-9-2 児童ポルノと表現の自由
12-9-3 その他、DV、性暴力、主流秩序などに関連する諸問題
(上巻はここまで)
「山宣ひとり孤塁を守る……」は、戦争とファシズムに反対した山宣こと山本宣治=孤高の人というイメージを広げたが、しかし実際には彼の大衆的人柄は多くの人々に愛された。治安維持法改悪には170人の議員が反対し、生物学者・性科学者であり科学と政治のかかわりを実践的にとらえていた山宣の生き方は、今日の市民社会と政治のあり方に新たな視座を与えるだろう。
〈推薦のことば〉
衆議院議員・立憲民主党国会対策委員長 安住 淳
私は、山本宣治先生の主義主張を超えた人間のあるべき姿を見い出したのです。立場は違いますが、あのようにありたい。時代に流されずに、おもねらず、筋を通す。時代を超越した凄みを、私は感じました。
衆議院議員・日本共産党国会対策委員長 穀田 恵二
立憲野党は、戦争への道許さないという立場で闘っています。「だが私は淋しくない 背後には大衆が支持してゐるから」の文言を、現代に置き換え、「市民と野党の共闘」が厳然と存在するとしました。
〈推薦のことば〉
衆議院議員・立憲民主党国会対策委員長 安住 淳
衆議院議員・日本共産党国会対策委員長 穀田 恵二
はじめに〜今なぜ山本宣治が注目されるのか
〈略歴〉山本 宣治
第1章 生物学者・山本宣治と科学的社会主義
1 スペイン・インフルエンザと山本宣治
2 神戸中学を1年足らずで退学
3 進化論と社会主義を学んだカナダ時代
4 G.F.ニコライ『戦争の生物学』上下の翻訳
5 『無産者生物学』における科学と社会
6 ジェンダー平等をめざして〜山本宣治『恋愛革命』
7 科学と政治の在り方〜コロナ禍のなかで
第2章 野党と市民が共同する時代の到来と山本宣治
1 日本共産党大会での立憲民主党・安住淳氏のあいさつ
2 山宣暗殺翌日の川崎安之助議員(立憲民政党)の国会での追悼演説
3 「立憲主義の危機」〜「大阪朝日新聞」「大阪毎日新聞」
4 3月8日の仏教青年会館(東京)での山宣告別式
5 京都三条青年会館での山宣・渡政労農葬
6 治安維持法の改悪に反対した170人の議員たち
7 韓国語版『民衆ととともに歩んだ山本宣治』(宇治山宣会)の刊行
8 山本宣治への新たな光〜分断を乗り越えるために
9 新しい時代、山宣の生き方と理論に学び実践する
第3章 社会運動史研究と社会運動の実践
1 山宣のDNA〜立憲民主党国対委員会が第92回山宣墓前祭に寄せたメッセージ
2 山宣の「孤高イメージ」の形成と研究者の立ち位置
3 戦後の社会運動家たちと戦争孤児
4 花やしきに泊まった本多公栄
5 信田さよ子『家族と国家は共謀する』を読む
あとがき〜最後まで生物学者であろうとした山宣
東南アジア諸国では、高等教育段階において女性が優位となるリバース・ジェンダー・ギャップ現象が進行している。「女性の高学歴化の光と影」「男子はどこへ問題」「ジェンダー二元論を懐疑し、超える」といったテーマを軸に、この新しい現象の現状やその背景要因の解明を試みる。
日常生活から戦時まで、男女間に生じる“暴力”を、さまざまな事象をとおしてとりあげた5回の連続講義。秋葉原での無差別殺傷事件、広告・CMや公共彫刻、戦時の「国語」と女ことば、現代の人身取引の実態、「慰安婦」問題と米軍の性犯罪について、5人の専門家が分析し、日常と非日常の暴力の問題を考える。
第9回講義は、講義前半(1〜9回)のまとめの回です。ガタロさん、坂本さん、豊島ミホさんの生き方、「これは水です」スピーチ、など、主流秩序的なものから離れて生きる人々から「脱・主流秩序」のヒントを学びます。また、メディアのゆがみやその中で抗う人の存在を諸事例から学びます。主権者教育の在り方も主流秩序との関係で考えます。
更に今回力を入れているのは、社会の実態を知って、だまされない個人になるために、「主流秩序・ジェンダー秩序を見抜く目」を持つ学びをします。一例としては、メディア(SNS,生成AIなどによる偽情報)のゆがみを見抜く学びや戦争に動員するプロパガンダ・愛国主義・自衛権正当化論等に騙されない力を身に着けることなどです。それは集団(主流秩序という既存の強者)に自分を溶け込ませずに、個人として思考する自立人間になることでもあり、第7回の『群衆』にならない学びの続き、第5回のアドラーの「嫌われる勇気」を持つ人間の学びの続き、この講座の中心課題である“非暴力主義”の学びの展開でもあります。特に現在大問題となっているロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ虐殺的行為についてどう考えるべきかを提起します。
なお、講義録が長くなったので、2冊(9-前半、9-後半)に分けて電子書籍発行する。印刷本は「9-前半の上巻/下巻」「9-後半の上巻/下巻」の4冊に分けて発行する。
本書はその第1分冊(9-前半の上巻)である。
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第9回講義 ガタロさんの生き方から学ぶーー主流秩序から自由になるという希望 (講義前半まとめ)--上巻
目次
9-1 第1回〜第9回講義までの全体振りかえり
9-1-1 これまで学んできたこと及び「オメラスから歩み去る人」
9-1-2 いじめられた豊島ミホのリベンジの方法ーー主流秩序との闘いの一例
9-2 メディア問題中心に様々な事例・情報から主流秩序を考える
9-2-1 ジャニーズ問題と主流秩序
9-2-2 「真実の報道」からかけ離れたメディア
9-2-3 メディアと自律性と大衆操作ーー『華氏451度』と「Dappi」事件から学ぶもの
9-2-4 主流秩序に抵抗するメディア
9-3 ガタロさん、坂本さんなどから学ぶ・・主流秩序を気にしない生き方のイメージ
9-4 デイビット・ウォレス『これは水です』がいわんとすること
9-5 主権者教育と主流秩序(戦い方を学ぶことの重要性)
9-6 煽動される群衆にならないためにーー戦争と非暴力主義、戦争へのプロパガンダ
9-6-1 戦争への基本姿勢
9-6-2 平和憲法と戦争ーー戦争の実態
9-6-3 プロパガンダへの注意ーー愛国心とナショナリズム
9-6-3-1国民国家とプロパガンダと愛国心とナショナリズム
9-6-3-2 認識の歪み、選択的共感、二重基準、軍事費と軍備、徴兵制
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以下は、「9-前半ー下巻」等に所収
【この回の内容】
今回、第11回講義では、前回の続きで、デートDVをする人や被害に遭う人の心理を学び、その上で、逆に「デートDVではない関係」とはどういうものかを考えていきます。
通常のように、ふわっと「暴力を振るわず、相手に共感し尊重しましょう」というのではなく、具体的に「DVではない関係」(非暴力の関係)とは何か、シングル単位の関係とはどういうものかを「身近にある暴力的な関係との対比」で学んでいきます。パワハラやセクハラや体罰的指導、モラハラ、フキハラなど、程度の軽いものは周りにあふれているので、この学びはだれもが被害者にも加害者にもならないために必要なものです。DV的でない対等な関係というときに、この講義では、とくにシングル単位思考法、課題の分離の観点で深めていきます。「毒親問題、共依存」を反面教師に、良い関係のポイントをつかんでいきます。理論的には、「家族単位(カップル単位)/シングル単位」という切り口は、ある共同体(国、民族、会社、学校など)を1単位と考えることの問題性を深く検討し、そうではない健全な共同体と個人の関係の在り方を考察することになります。これは第9回で扱う、戦争やプロパガンダ、ナショナリズム、愛国心問題にかかわるもの、および第6回であつかった「個人単位型の社会システム」にかかわるものとなります。
テキスト 2章,3章を使います。
なお印刷書籍の内容は固定的だが、電子書籍専用原稿内容は今後も加筆していく予定である。
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第11回講義 デートDVではない、非暴力・対等・尊重・健康的な関係=シングル単位思考法の関係
目次
11-1 DVについてここまで学んだことに関しての補足
11-2 DVでない関係ーーシングル単位の関係
11-3 恋愛観をシングル単位に変える、ひとりが基本、課題の分離
11-4 毒親問題・暴力的指導問題を反面教師に、「安全・対等な関係」を学ぶ
11-5 恋愛心理の難しさと共依存、共同体愛
11-6 DVや親からの虐待の諸事例ーーー学生さんの体験談中心に
11-7 主流秩序・ジェンダー秩序やDV にかかわる諸考察
11-8 第11回の課題と学生さんの記述例
参考資料
DV事件 2021年
【この回の内容】
第9回講義は、講義前半(第1回〜9回)のまとめの回である。
分量が多くなったので、本としては、第9回を2つに分けて、「後半」では、「9-6-6 パレスチナーイスラエル問題の評価との関係で」以降を収録する。
暴力と非暴力の現実を考えるうえで、イスラエルへの西側諸国の態度は、いかに今の日本と世界の主流秩序がゆがんでいるか、ロシアに言っていることと矛盾しているかが示されるであろう。
またこの第9巻「後半」では、ここまでの講義(第1回から9回まで)の感想や、講義全体への感想も多く紹介している。これによって、前半全体が俯瞰されるであろう。
参考資料としては、カタールのWorld Cupを事例としてスポーツと主流秩序(政治)の関係の検討も紹介している。
なお、第9回の講義録が長くなったので、4冊(「9-前半の上巻/下巻」「9-後半の上巻/下巻)に分けて印刷書籍発行する。つまり電子書籍版は2冊、印刷本は4冊になっている。
本書はその第4分冊(9-後半の下巻)である。愛国心やプロパガンダ、ナショナリズム問題のまとめや、この講義を受けて何を考えたかの学生の声を多く紹介している。
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第9回講義 ガタロさんの生き方から学ぶーー主流秩序から自由になるという希望
目次(後半ー下巻)
9-6 煽動される群衆にならないためにーー戦争と非暴力主義、戦争へのプロパガンダ
9-6-7 戦争と愛国心と主流秩序についてのまとめ
9-7 その他、様々な資料から主流秩序とダイバーシティについて考える
9-8 第9回の課題・と学生さんの記述例
9-9 この講義を受けた感想
参考資料
米国で初めて出版された『女性とジェンダーの心理学ハンドブック』を完訳。ジェンダーの視点から心理学の歴史,研究方法論,発達心理学,社会心理学,臨床心理学など幅広い領域を体系的に検証する。米国内外の研究がまとめられ,伝統的な実験〜ポストモダン分析までのさまざまなアプローチを紹介する。
異文化の出会いが「庭」を変える
庭園とは単なる景観ではなく、人と自然と文化を結びつける空間である。
二〇世紀のイングリッシュガーデンと日本庭園の歴史的な交錯に注目し、庭園における文化交流・再創造の過程を、女性庭師、女性地主、造園家、庭園著述家のライフヒストリーを通じて多面的に描写。特に庭園に関わる女性たちの実践と交流に焦点をあて、女性と家庭や社会との多様化・複雑化する関係の諸相がどのように表れるのか検討する。
序章 ライフヒストリー/ライフジオグラフィーの視点から庭園史をみる
第I部 二〇世紀初期英国における日本庭園の流行と女性
第1章 二〇世紀初期英国における日本庭園の流行と英国の女性地主の活躍
第2章 イングランドの女性地主エセル・ウェブによる日本庭園造園
第3章 スコットランドの女性地主エラ・クリスティーの日本旅行とコーデン城の日本庭園造園
第4章 英国人女性地主エラ・クリスティーの日本庭園造園を助けた日本人女性半田たき
第II部 英国における女子園芸学校の創立ー「ズボンなんかをはいた、いまどきの女庭師」
第5章 二〇世紀初期英国における女性庭師の誕生と活躍
第6章 日本人園芸家半田たきの学んだ女子園芸学校の同胞たちー女子園芸学校レイディ・ウォリック・カレッジ・スタッドリー校の教職員の視点
第III部 日本庭園との出会いを契機とした英国の庭園潮流と自然の再創造ーロックガーデンとワイルドガーデン
第7章 英国人植物学者レジナルド・ファラーの日本旅行とロックガーデンに魅せられた人生
第8章 ウィリアム・ロビンソンの創造する庭園のなかの野生と異文化ー『ワイルドガーデン』の思想と実践について
第IV部 英国人女性が描いたガーデンとジェンダーー公式戦争画家エブリン・ダンバーと庭園著述家マージェリー・フィッシュ
第9章 英国人女性画家エブリン・ダンバーの描いた戦時のガーデニングとジェンダーをめぐる文化地理学
第10章 庭園著述家マージェリー・フィッシュの語りからみるホームとジェンダーをめぐる文化地理学
終章 二〇世紀英国における「イングリッシュガーデン」の創造
あとがき
参考文献
索引
SDGs目標のひとつでもあるジェンダー平等の推進と女性の地位向上。政治分野における男女参画の均等をはかる「パリテ法」の成果と課題について、長い歴史をもつフランスの取り組みや各国の事例に学び、日本における女性への社会的処遇の改善をめざす。
ジェンダー問題は身近な課題であるとともに,現代社会を生きるうえで不可欠な諸問題と深くかかわりをもっている。ジェンダーを,生物学的性差との関連で位置づけ,歴史の変化や文化との関連について考察する。そして,性差別,性暴力,労働,家族,教育といった現代社会をめぐる諸問題を,ジェンダーという視点から考察する。「女らしさ」というジェンダーの縛りやそれが抱えてきた課題,また男性性の危機や男性学,男性運動などにも言及している。国際社会の動きを見据えつつ,日本社会におけるジェンダー政策の可能性を探る。
1.ジェンダーと社会学の視点 2.生物学的性差とジェンダー 3.文化の中のジェンダー 4.歴史の中のジェンダー 5.性差別とジェンダー 6.性暴力とジェンダー 7.「女らしさ」という課題 8.「男らしさ」のゆくえ 9.労働とジェンダー 10.家族の中のジェンダー 11.教育とジェンダー 12.スポーツとジェンダー 13.セクシュアリティとジェンダー 14.国際社会とジェンダー 15.ジェンダー政策のゆくえ
分析と証言の両面から新聞社の実態に迫るフェニミズムのフロンティア。
本書は第14回講義の講義録(印刷書籍)の前半(上巻)です。
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この第14回講義では、前回まででDVについての基本はおさえたので、関連のことに触れていきます。
相談の乗り方、私がしているDV加害者更生プログラムについての簡単な基本を紹介します
「加害者は変わらない」とネットで見たから「そうなんだ」と思うのはだめです。
また世の中には「虐待とDV」がからまった事例がたくさんありますが、いまは十分に連携した対応がとられていません。親子関係ということで虐待は身近な問題です。面会交流、両親親権問論点もあります。
その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題として、自殺の問題、死刑制度、幸せに生きるコツの話、公益通報制度と「通報者」粛清の話も入れました。特に、兵庫県知事選と公益通報の話は、昨今のネットと群衆化、ネットと選挙の問題に絡み、現代のメディア・ネットを通じた誹謗中傷、アテンションエコノミー、デマ、フェイクを信じる問題、ポピュリズムとナショナリズムの合体状況など人権にかかわる重要なところです。組織、社会を変えていくうえでは、主流秩序に負けずに不正を告発することが大事ですが、それをつぶそうとするのが権力者です。これをこわがって主流秩序に従属して沈黙する人が多いので、自分の生き方を考えるうえで重要な現代的問題です。ここは第7回の群衆、トランプ支持者的状況、第9回のプロパガンダや愛国主義にかかわる問題です。
この講義も最終回に近づいているので、この講義全体への、学生の感想も紹介していきます。
目次
14-0 すこし、はじめにーーここまでのまとめとQ&A
14-1 相談の乗り方
14-2 加害者更生プログラムの実態と必要性
14-3 虐待とDVの関係、虐待をなくしていくためにどうしたらいいか
14-4 その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題
14-4-1 自殺の問題について考えておこう
14-4-2 幸せに生きるコツ
14-4-3 公益通報制度と「通報者」粛清ーーポピュリズム政治とネットと主流秩序ーー兵庫県知事の通報者つぶし問題を中心に
14-4-3-1 鹿児島県警の公益通報者つぶし事件
14-4-3-2 兵庫県知事の公益通報者つぶし事件 :主流秩序の観点
から考える
14-4-3-3 兵庫県知事選挙と群衆問題とポピュリズムとネット・SNS問題
14-4-3-4 公益通報制度の改革
【この回の内容】
印刷時は2分冊に分けます。本書は第12回講義の下巻です。
今回(第12回講義)は、シングル単位の関係の続きで、むつかしい具体例で「課題の分離」の考えを深めていきます。又ジェンダーとDVの関係も改めてみておきます。
そして今回の講義のメイン料理としては、デートDVの種類の一つとしての性的DVについて、性的暴力、レイプドラッグ問題なども含めて学んでいきます。具体的項目として、性的同意の理解、性的なDVの様々な実態、性暴力にかかわる最近の法律問題と外国の事例、セックスワークや売買春についての整理、性(セックス・セクシュアリティ)の解放とは何か、ポルノや性の商品化、地下アイドル問題、そして実際の事件(伊藤詩織さん事件、大阪地検事件、滋賀医大事件、中居・フジテレビ事件)、セクハラ、性教育、等を扱っています。
テキストの最後の「コラム」が対応部分です。
なお、性的暴力の動画の視聴や性的暴力の話を聞いて、しんどくなる人がいるかもしれないので、自分の精神的安定を考慮して対応してください。具体的には、動画視聴をやめたり、部屋を出ていくことも「あり」です。
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印刷版下巻は、学生の多くの声、体験談を載せています。質問や誤解や経験談などへの私のコメント(応答)もかなり載せています。それによって、この講義で言わんとすることがより伝わっていると感じていますので、「講義録」読者の皆さんはぜひ見ていただけたらと思います。
なお印刷書籍の内容は固定的ですが、「講義録・電子書籍・増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後もず時、加筆していく予定です。
電子増補版は、この印刷書籍と同じページの電子書籍とは別です。別ページから取得してください。
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第12回講義 性にかかわるDVと性暴力関係の学び 【下巻】
目次
12-10 第12回の課題と学生の感想例
参考資料
関連事件 2023年
本書は第14回講義録の後半(下巻)です。
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この第14回講義では、前回まででDVについての基本はおさえたので、関連のことに触れていきます。まわりにデートDV被害者や加害者がいたときにどうするか、相談の乗り方の話は、役立つという声をよく聞きます。また私がしているDV加害者更生プログラムについての簡単な基本を紹介します。今後はここが大事になっていくとおもいます。学生さんとしては、コミュニティ全体が非暴力になっていき、被害者が減ったり安全に生きていけるためにも、加害者も変われるという希望を持ってほしと思います。まちがったことをしたあとの責任をとるということの重要性とすばらしさも知ってほしいと思います。「加害者は変わらない」とネットで見たからそうなんだと思うのはだめです。また世の中には「虐待とDV」がからまった事例がたくさんありますが、いまは十分に連携した対応がとられていません。親子関係ということで虐待は身近な問題です。面会交流、両親親権問論点もあります。その他、主流秩序/ジェンダー秩序、生き方にかかわる諸問題として、自殺の問題、死刑制度、幸せに生きるコツの話、公益通報制度と「通報者」粛清の話も入れました。特に、兵庫県知事選と公益通報の話は、昨今のネットと群衆化、ネットと選挙の問題に絡み、現代のメディア・ネットを通じた誹謗中傷、アテンションエコノミー、デマ、フェイクを信じるなど人権にかかわる重要なところです。組織、社会を変えていくうえでは、主流秩序に負けずに不正を告発することが大事ですが、それをつぶそうとするのが権力者です。これをこわがって主流秩序に従属して沈黙する人が多いので、自分の生き方を考えるうえで重要な現代的問題です。ここは第7回の群衆、トランプ支持者的状況、第9回のプロパガンダや愛国主義にかかわる問題です。
この講義も最終回に近づいているので、この講義全体への、学生の感想、スピリチュアリティに関することも紹介していきます。
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なお「印刷書籍版」の内容については頻繁に加筆できず固定的ですが、「講義録・電子増補版」(電子書籍専用原稿内容)の方は今後も加筆していく予定です。
第14回講義 (下巻)
目次
14-4-4 その他、主流秩序、生き方にかかわる諸問題
14-4-4-1 主流秩序によって歪む精神
14-4-4-2 死刑制度と修復的正義について考える
14-5 課題と学生の応答
14-6 学生の最終レポートの一部紹介ーー考察例、体験談、講義への感想など
参考資料
伊田論文 面会交流問題、スピリチュアリティ関連など
“ことばを使う行為”を通して、私たちはどのような女/男であろうとしているのか。“ことば…”はジェンダーの権力関係にどう左右されるのか/どう変革しているのか。ジェンダーに関するイメージ・規範・カテゴリーは“ことば…”によってどのように作り上げられ正当化され普及しているのか?研究史と最新の成果。