安倍晴明に連なる桔梗家の跡取り息子・晴人は、式神のさんごとともに今日もかんざし六花を訪れていた。店主の和装美女・茜が迎え入れる陰陽師の卵たちは、七星剣の魂に遭遇した学芸員と、海辺で戦の幻影を鎮める男性。二人の選んだ扇から生まれた式神は愛らしくも頼もしい。
一方晴人は、土地神たる山犬に会うため四国へ向かう。海辺の哀しい幻影には、茜によく似た姿もあってーー。
古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー、完結。
大ヒット“地名の由来”シリーズの京都編。京都の62カ所を著者自らが歩きに歩き、地名の由来の謎を解く。「水」「坂」「開発・産業」「寺」「戦い」「埋葬地」「怨念」「遊び」「人物」「朝鮮半島」「飲食」をキーワードに浮かび上がる歴史の街、京都の知られざる魅力が満載!!各項に地図と写真を盛り込み、周辺のお勧めスポットや見どころも紹介。
人の出入りを計器で数える仕事をしていたサツコは、ある日会社の社長から自動販売機で「あれ」を売ってその客をチェックする仕事を命ぜられた「走るひと」。大学をやめたわたしの周囲で起こる、意外なかたちでの別離と死。痛切な青春小説「回旋曲」。民話「瓜子姫と天邪鬼」「浦島太郎」を大胆に翻案、現代社会と接続する試み「ウリコ」「浦島」。小説の合評形式で解き明かされてゆく「解釈」という重層的な物語「あじさい」。あの人が途方に暮れてたたずんでいた駅のホームに、今度は自分が立ち尽くしている。ここは果たして「ほんとうの」京都駅なのか?「京都駅プラットフォーム」。さまざまな形式と手法で描かれた6つの物語を収録。
走るひと
回旋曲
ウリコ
浦島
あじさい
京都駅プラットフォーム
その土地で愛される春夏秋冬の知恵レシピ
地元に根づく食材をおいしく使い切る。
定番のおばんざいから季節の料理、ハレの日のお寿司まで。
京都府内の各地域のおばあちゃんに教えてもらった、心がほどける知恵レシピを100点掲載。
1章 京都市 〜右京区・北区〜
2章 山城 〜宇治市・京田辺市、綴喜郡〜
3章 南丹 〜亀岡氏〜
4章 中丹 〜福知山市、綾部市、舞鶴市〜
5章 丹後 〜京丹後市〜
『源氏物語』の世界を英語でご紹介!
NHK大河ドラマ「光る君へ」ゆかりの地巡りのお供に
訪日外国人向けガイドの参考書として
旅行、留学、出張先で日本の文化や歴史を説明したい
そんな時、本書がお役に立つと思います。
海外の友人・知人を京都に案内した際、日本の文化や歴史について訊かれて答えに窮した。そんな経験はありませんか?
2024年のインバウンド(訪日外国人)は、過去最高だった新型コロナウイルス禍前の19年を上回り、今後も増え続けると期待されています。仕事を通じて、あるいはプライベートで、英語で外国人を案内したり、日本の文化や歴史を紹介する機会は、今後ますます増えてくることでしょう。
昔、歴史の授業で習ったけれど、英語だとうまく説明できない。
適切な英単語や表現が思いつかない。
そんなとき、「日英バイリンガルの京都ガイドブック」である本書がお役に立つと思います。
『源氏物語/The Tale of Genji』を通して京都を知る。それが本書のねらいです。
海外でも人気が高い『源氏物語/The Tale of Genji』は、1000年以上にわたって読み継がれてきた不朽の名作です。日本や京都の魅力を世界に伝える貴重な役割も果たしているのです。
ご存じのように、『源氏物語』の舞台は平安時代の京都です。そして京都には、『源氏物語』に描かれた神社やモデルとなった場所が、往時の面影を残したまま現存する。海外の人には、そのこと自体が驚きではないでしょうか。
2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」では『源氏物語』の作者、紫式部の生涯が描かれます。ドラマをきっかけに、舞台である平安時代の京都にも関心が集まることでしょう。
みなさんも本書を手に京都を訪れて、紫式部も見たであろう景色に出会ってください。そして願わくば、その感動を海外の友人・知人と共有してほしいと思います。
京都観光や英語学習のお供など、さまざまに活用していただければ幸いです。
(抜粋)
・源氏物語とは──1000年読み継がれる名作
・作者・紫式部について──『源氏物語』が生まれた背景
・主人公・光源氏について
・物語のあらすじ
・現代語訳、外国語訳、マンガ版
・繰り返し映像化、舞台化される『源氏物語』
・源氏物語と京都御所
・平安神宮と葵祭
・源氏物語「宇治十帖」と宇治
・紫式部と『源氏物語』ゆかりの地と見どころ
・宇治茶について
・賀茂社参拝のお楽しみ 門前の名物
・平安装束を知る、感じる
・京都──時間旅行ができる都市
よそから見れば「関西」って、ひとつのかたまった世界。でも、そこに住む府民・県民からすれば「隣と一緒にせんといて!」。つぶさに探ったら、たしかに六者六様だった!!
京都には、数多くの歴史のある寺社があります。そうした寺社には、すばらしい建築物、目を見張るような仏像、さらには美しい庭園などを楽しむことができます。
一方、京都は、平安京遷都以降千二百余年の歴史を持っています。そうした歴史の中、怨霊、鬼、天狗、大蛇など数々の魑魅魍魎が跋扈してきました。京都の人々は、そうした魔物を避けようと様々な努力をしてきましたが、その中心となるのが、寺社であります。鬼門封じのために建てられた延暦寺、菅原道真の怨霊を鎮めるために建立された北野天満宮、疫病退散の願いを込めて牛頭天王という疫病神自体を祀った祇園社などです。本書は、こうした魔界との接点を持つ寺社を取り上げ、その逸話についてご紹介していきたいと思います。
寺社紹介の構成は、京都市内の区ごとで分けておりますので、特定の地域に観光される場合、その箇所を読んでいただければ思います。また、どこから読まれても良いように構成しております。読者の皆様が京都寺社めぐりをされる際に、少しでもお役に立てれば幸いです。
シリーズ〈日本の伝説〉第2弾。日本の伝説のふるさとの三府県から。「羅生門」「鞍馬天狗」「浦島伝説」「葛の葉物語」「三輪山神婚伝説」「役行者」など全50話。中沢新一推薦。
アリストテレスの学園リュケイオンにて師の跡を継いだ著者による講義録とされる本書、全9巻のうち本分冊では栽培される野菜や食用になる野草、種子を食用にする作物、および植物の液汁や薬用植物の効力などが扱われる。質・量ともに充実した訳註や解説に加え、訳者自身による挿絵もふんだんに掲載。最終巻は一種の「薬物誌」の体をなし、後世に盛んとなる本草学への影響も注目される。(全3巻)
口絵
内容目次
第七巻
第八巻
第九巻
補註
関連地図
解説
テオプラストスの生涯と『植物誌』
第三分冊梗概
『植物誌』の伝承と構成について
農業をめぐる諸問題
香料植物および薬用植物をめぐる諸問題
『植物誌』に見られる植物の研究─その背景と後世に伝えたもの
おわりに
『植物誌3』参考文献
あとがき
植物名索引・固有名詞索引
セイ、あなたと私は驚くほど似ているーー。
遠い平安朝に生きた憧れの女性「セイ」を追いかけて、
ヘルシンキから京都、ロンドン、プーケットを旅する長編エッセイ。
仕事にも人生にもうんざりしたアラフォーシングルのフィンランド人「私」は、
長期休暇制度を使って日本へ旅立つ。目的は「清少納言を研究する」ためーー。
うだるような京都の夏の暑さ、ゴキブリだらけの「ガイジンハウス」、
同居人たちとのドタバタ劇、博物館や図書館での資料探し、
東日本大震災による精神的混乱、深夜のバーでの友との語らい、
この世のものとは思えないほど美しい桜、女性が生きていくことの困難さ……。
新しい人生へと旅立つ期待と不安を、鮮烈に描いたデビュー作!
■目次
1 始まり。十月
清少納言について知っていること
2 エスポー。冬から夏
長期休暇ーー助成金ーー研究ーー傲慢と恐怖ーー引っ越しと出発
3 平安京へタイムスリップ
美と歌の世界
平安時代の女たち
仮名文字
4 京都。九月
暑さーー同居人たちーー町
『枕草子』とは何だったのか。様々な伝本
5 京都。九月。第二部
歌舞伎ーー石庭ーー坐禅ーー能ーー芸者たち
空っぽの部屋、つまり平安時代の調度品
後宮、つまり女たちの世界
6 京都ーー九州。十月
庭園ーー宇治ーー比叡山ーー金運稲荷たちーー列車の旅ーー美容院にてーー手蹟テストーー苔庭にてーーセイ、あなたが見える
宗教と食事について
セイ、あなたはどう思われている?
友だちノート、つまり清少納言って誰?
7 東京ーー京都。十一月
大都市ーー日文研塹壕ーーヴォーグ
嫌味なセイとムラサキーー二人の宮廷女房の争い
8 フィンランドーーロンドン。冬
ものづくしの秘密
ヴァージニア・ウルフと女性事情ーーセイ
四十二人のセイーー訳書
脱線とセイの後継者たちーー文学、映画、音楽
9 男たちと恋人たち
恋人との逢瀬
平安時代の男たち
セイの男たちと子どもたち
10 津波ーータイ
Ⅺ 京都。四月
桜ーーもののあはれーー兼好と私
源氏狩り
和歌テスト
Ⅻ 京都。五月
坐禅ーー舞踏ーーレイのバー
春画よ、セイ
宴会と酒飲みについて
セイの運命
XIII 脱ぐこと、纏うこと
最後の質問、つまり『枕草子』とは何だったのか?
XIV 終わりーー始まり。ノルマンディー。八月から九月
謝辞
あとがき
親愛なるミア・カンキマキさんーー訳者解説
参考文献
『両面宿儺の謎』に続く桜咲准教授シリーズ第2弾!
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。地名や伝承から、その土地で過去にあった事件や未来に起こりうる災害を推測する「災害伝承」研究の第一人者・桜咲竜司。
出張で京都を訪れた彼は、不動産鑑定士である姉・椎名からの依頼で、奇妙な土地の調査をすることになる。
行方不明者が帰ってくる“神戻し”の伝承が残る産婦人科医院。過疎化したニュータウンに残された、怨霊を祀る天満宮。その地に伝わる怪異の真相を桜咲が解き明かす!
建物は建立される目的に即して、規模や用途、構法、意匠などが決まる。
清水寺、金閣(鹿苑寺)、銀閣(慈照寺)、東福寺、知恩院、南禅寺、八坂神社、三十三間堂、上賀茂神社、下鴨神社、北野天満宮、桂離宮、西本願寺、平等院鳳凰堂、天龍寺、延暦寺、平安神宮、東寺、三千院、大徳寺、仁和寺、鞍馬寺、二条城、三井寺、醍醐寺、伏見稲荷、京都国際会館、南座、京都駅・・・。
たとえば千体の観音像を収納することが先に決まっていたからこそ、三十三間堂の南北に長い棟の形式と規模は決定された。秋、建築を愛でながら歩く京都。全体的な造形美もさることながら、ディテールのすごさは、簡単な細部スケッチをするだけでも、新しい発見につながる。
建築家・都市設計家である著者が素描を駆使して建築の奥義を紹介するシリーズに「京都編」が登場。
装丁デザイン=渡部岳大(ウエル・プランニング)
累計部数27万部の大人気シリーズ!
日本中の神様が出雲へと赴き、留守になる神無月。れんげは不動産会社で任された町家の民泊事業の企画に悩んでいた。
虎太郎に誘われて京都ゑびす神社に行ってみると、留守神として京都に留まっている恵比須様に遭遇。盗まれた釣り竿を探してほしいと頼まれ、よく喋る鯛とともに、七福神の事情聴取を請け負うことに……。
秋の京都と和菓子、七福神の裏事情を描く、和風ファンタジー第8弾
京都で古寺巡礼をしたいという人にぴったりの本ができました。清水寺や金閣寺、銀閣寺などの世界遺産に認定された名刹から、知る人ぞ知る古刹まで約50の寺社をピックアップ。京都の市街地から嵐山・嵯峨野、伏見や南山城まで、京都の古寺集中エリアを広くカバー。各寺社の見どころやお勧めの拝観方法、歴史や季節ごとの楽しみなどを詳しく紹介しています。お寺周辺の観光スポットや食事処、みやげ店も多数紹介。これ1冊で京都の古寺巡りは完璧です。
京都発物語のある大人の旅を提案。京都のモノ、ヒト、マチをまじめにやさしくあんじょう伝える
日本の古く美しい〈千年の都〉として、今も愛される京都。しかし今の京都の市街地に、平安時代の建物は実は何一つ残っていない。この都はいかにして生まれ、どのような変遷をたどり、そして「古都」として定着するに至ったのか?都の誕生から近代の始まりまで、その歴史をたどり、「花の都」の実像を明らかにする。