勝小吉と勝海舟は、ともに閉塞した幕末江戸の下級旗本の世界に生まれた。小吉は脱出できなかったが、その代わり自叙伝のなかでその生活ぶりを描写してくれた。海舟は、黒船来航を機に、みずから閉塞社会に風穴を開けて飛びだすことに成功し、幕末の陸軍総裁、明治国家の伯爵にまでのぼりつめた。一八〇二年に生まれた親の小吉と、一八九九年に没した子の海舟が、二人して明治維新をはさむ十九世紀をフルに生きたストーリーである。
アドバイスを求める経営者の周りにいる、経理・財務、税理士、コンサルタントが最少限知っておきたい会計の実務知識。総原価と売上、在庫・原価・人件費の管理等について。
HACCPは、それ自体が単独で機能するものではありません。HACCPを効果的に機能させるためには、一般衛生管理プログラムと呼ばれる取組みが必要です。
食品等事業者にとってはHACCPが制度化されるのに伴い、一般衛生管理プログラムの整備が急務となっています。特に中小の食品事業者が、HACCPの制度化に対応する上で、施設・設備の無駄な投資を防ぐとともに、食品衛生管理の勘どころについて理解することが不可欠です。
そこで、やさしく食品関連法規が求める衛生管理とは何かを学べるように、国内外の関連法規・規定類を参照し、具体的には、食品衛生法関係の規定、食品安全等に係る規格、消費者の信頼確保のために実施することが望ましい事項として国等が示しているガイドライン等に記載されている内容のうち、HACCP導入の基盤となる衛生管理および品質管理に関して実施すべき事項に該当するものを、網羅的かつ具体的に取りまとめました。
建築の誕生を問うことは、それが何であり、その未来は那辺に、という疑問を追求することである。この方法の中に、何をもって建築の本質とするか、あるいは本質となっていくのかという問題が秘められている。建築を通して歴史の曙に迫らんとする本書では、巨石造建築、古代エジプト建築、神社本殿の成り立ちを取り上げる。
第一章 巨石造建築
1 はじめに
2 巨石造建築の形態と分布
3 各地の巨石造建築
4 歴史時代の巨石造建築
5 巨石造建築への現代的視点
第二章 石造建築の誕生
1 日干しれんがから石へ
2 重力との闘い
3 技術の飛躍的発展
第三章 日本の信仰にかかわる建物と神社本殿
1 はじめに
2 自然への畏れと崇敬の祭場
3 祖霊への祭祀
4 神社形成期の本殿
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数学の問いに答えは一つではありません。数学指導50年、その間、数万におよぶ答案を採点し、その中から思いもつかないルートを登って途中で挫折した多くの答案に出合いました。その先を工夫して頂上まで到達する方法を考案してできたのが、この本です。これは多くの生徒の知恵と努力に支えられて作られた、いわば生徒と教師との共同作品、モニュメントです。
金融機関、事業会社の実務担当者も必見!実務に沿ったキャッシュ・フロー・モデリングの解説書、待望の邦訳。ストラクチャード・ファイナンスの分野においてキャッシュ・フロー・モデリングを長年手掛けた、米国の実務家キース・A・オールマン氏による解説書。
建築学の観点から宗教建築の誕生、伝播、衝突、折衷、変容、持続といったダイナミズムを地域・時代ごとに俯瞰し解説するシリーズ。本書では地中海から東アジアにおける古代文明とその宗教建築の成立から確立期までの変遷を扱う。ピラミッドやパルテノン神殿などの建築物の造形とその根底にある思想を探り、宗教、王権、建築の相互作用を解き明かす。
序 文
第1章 専制王権の成立と建築の誕生
1 新石器時代と初期文明の建築的断層
2 群小国家時代の宗教と専制国家の宗教
3 古代専制国家と建築の誕生
第2章 建築の記念性の成立
1 巨大施設をどのようにつくるか
2 恒久性の確保
3 記念碑的形状の基調
3・1 造形の対称性と方位観
3・2 古代エジプトの四方位
3・3 メソポタミアの方位観
3・4 古代インドの方位観
3・5 古代中国の方位観
3・6 四方位の発生と古代世界
4 初期文明の王権と宗教建築の始原
第3章 世界帝国と世界宗教の建築
1 世界宗教へ
2 世界宗教の成立と建築の変遷
2・1 エジプトと西アジア
2・2 地中海
2・3 南アジア
2・4 東アジア
2・5 イスラム
3 古代建築の記念性の展開
終 章 古代の国家・宗教・建築の変遷
注
索引
あとがき
1986年、M.エリアーデの死によって、大著『世界宗教史』は未完の書として残された。その愛弟子であり学問的後継者であったヨアン・P・クリアーヌは、エリアーデから最終巻の編集を依頼され、師の精神と構想に基づいてまとめる作業を行ったが、中途、彼もまた不慮の死を遂げてしまう。最終刊のドイツ語原本の版元ヘルダー社は、エリアーデ、クリアーヌの意を受け、著名な宗教学者や民族学者の協力を得てそれを完成させた。これにより、既刊分では論じられなかった諸地域がカバーされることとなった。文庫版第7巻は、メソアメリカの諸宗教、中国六朝時代の道教、インドネシア・オセアニア・オーストラリアの宗教を収録。
税理士が遭遇する難問事案への対処法とその捉え方・考え方を、豊富な実務経験から導かれた知見を元にわかりやすく解説!
村人に裏切られ集落から脱出した“錬金術士”マグナは、街で「錬金術士協会採用試験」を受けるもチートすぎる能力から不正を疑われ不合格に。失意の中、ルチアとリズに誘われ冒険者として新しい人生を歩み始めた矢先ーー「捜したよ マグナ」突如現れた村長に動揺するマグナ。一方で、ルチアたちにも危険が迫る!? 最強の錬金術で切り拓く人生逆転冒険譚、第2巻!
最新カーフェリーからケーブル船、南極観測船、懐かしの船まで、全35船「船体解剖図」の第2弾。あの船の中はどうなっている?
社会心理学のオーソドックスな構成は崩さずに、最新の研究トピックと公認心理師カリキュラムに必要な内容を網羅。社会心理学の面白さを伝える、定評ある教科書の改訂版。
まえがき
目次
第1章 序論 社会心理学ーー社会心理学とは何か
第1節 社会とは何か
第2節 社会心理学とは何か
第2章 社会心理学の研究法
第1節 目に見えない「心」を科学するために
第2節 変数間の関係性
第3節 実証的検討の実際
第3章 対人認知
第1節 対人認知のプロセス
第2節 ステレオタイプの影響のメカニズム
第3節 印象形成
第4節 特性推論
第5節 印象やステレオタイプの社会的共有
第4章 自 己
第1節 自己の姿への注目
第2節 自己の姿の把握
第3節 自己の姿の評価
第4節 自己の姿の表出
第5節 自己に関するテーマの新たな展開
第5章 態度と態度変容
第1節 態度とは何か
第2節 態度の推測
第3節 態度変容
第4節 潜在的態度
第5節 説 得
第6節 マインドコントロール
第6章 感 情
第1節 感情の分類
第2節 感情と社会的認知
第3節 社会的動機づけと感情
第4節 感情制御と自他の感情予測
第7章 対人関係
第1節 関係の起源
第2節 関係の種類
第3節 対人魅力
第4節 恋愛・友情
第5節 社会的排斥
第8章 向社会的行動
第1節 ソーシャル・サポート
第2節 社会的スキル
第3節 援助行動
第9章 対人コミュニケーション
第1節 対人コミュニケーションとは何か
第2節 非言語的コミュニケーション
第3節 コミュニケーションの歪み
第10章 ステレオタイプ・偏見・差別
第1節 ステレオタイプの形成
第2節 文化的に共有されたステレオタイプとステレオタイプの自動性・統制性
第3節 ステレオタイプの適用と維持
第4節 差別の生起と解消
第11章 集団の中の個人
第1節 他者の存在とパフォーマンス
第2節 集団の意思決定
第3節 リーダーシップ
第4節 大集団の中の個人
第12章 メディアの中の個人
第1節 Genuinity--本当の自己の表出
第2節 Aggression--攻撃的言動の発生
第3節 Fascination--インターネット上ゆえの魅力
第4節 Alienation--現実生活における孤立化
第13章 文化と個人
第1節 文化とは
第2節 文化の分類
第3節 自己認知の文化差
第14章 集合現象
第1節 災害時の避難行動
第2節 流 言
第3節 流行と普及
第15章 家 族
第1節 家族とは何か
第2節 結婚と離婚
第3節 再 婚
第4節 子育てをめぐる問題と援助
第5節 家族への支援
COLUMN
1 マクロ・ミクロの意味のゆらぎ
2 「社会」科学の社会が指すもの
3 小さい標本から大きな母集団を統計的に推測する
4 効果量を解釈する
5 怒り制御
6 集団と進化
0から解説 そもそも広告業界って?最新事例紹介と未来予想。AI時代のキャリア戦略。採用情報 採用人数と採用フロー。人事のホンネと求める人物像。業界解説 広告会社、制作会社、職種別の仕事紹介から就活法まで網羅。選考対策 電通インターン追体験。電博社員によるES添削&自分キャッチコピー伝授。
わずか25年で、この村にいったい何が起こったのだろうか。ヨソモノ・若者がむらに根を張り、山村教育で巻き起こした奇跡の旋風。まちの子どもを対象とした「暮らしの学校だいだらぼっち」、「子ども山賊キャンプ」からむらの子どもが主役になる「あんじゃね自然学校」へ。具体的な実践手法や経営術とともに、NPOグリーンウッドが歩んだ25年の葛藤と地域再生の道を綴る。
奔放自在、縦横無尽!幕末・維新を語り、明治の政局を評する海舟の炯眼と叡智
官を辞してなお、陰に陽に政治に関わった勝海舟。彼は晩年、ジャーナリスト巌本善治を相手に、幕末明治の政情や人物等について奔放に語った。本書では、『海舟餘波』『海舟座談』等として知られるそれらの談話を詳細に検討、日付順に再構成し、海舟の人柄や、その炯眼、叡智を偲ばせる肉声の復元を試みた。『氷川清話』の姉妹編をなす貴重な歴史的証言集。
これは、まったく新しい観点から編集した勝海舟の『語録』である。かつて巌本善治が編纂した『海舟餘波』、『海舟座談』に収められている談話を、あたう限り初出に遡って検討し、配列をあらため、かつ適切な注を点した。時代を超えて語りかけて来る海舟の叡智は、かくして歴史のなかにも正しく位置づけられるようになったのである。--<本書「まえがき」より>