冒険者とは、夢や謎や財宝や美しい姫君や凶暴な怪物を求めて、はるかな空の下、はてしない旅を続け、故郷を遠くはなれ友と歌と愛を心のささえにして、剣と魔法と自分の信念にまっすぐにつかえる、そういうものだとわたしマリリン・マリルーンは思う。そういう冒険者にわたしはなりたい。歌姫“銀のユナイア”の護衛を頼まれたマリリンと冒険者の仲間たち。ゾンビを操る死霊術師はどこに。そしてさらにしのびよる巨大な悪の影ー。はたしてマリリンたちは無事に歌姫を守りぬくことができるのかー。
幻の中でだけ、逢える。どこから来て、どこへ行ってしまったのか-記憶の時空を越え、出会った男女の淡き交わりを紡ぐ十二の短篇。
時間は、一瞬のためらいもなく通り過ぎ、しかも無限。しかし、生き物にとっては有限、かつ最も残酷なものだ。「今」の中に過去が現実にあらわれるとき、同じ空間に二つのできごとが並んで進行してゆく。逆に、「今」の中に未来が現実のものとなってあらわれる作品もある。「三つの時計の物語」は、三話平行的に、「まぼろしのキャッチ」、「飛べない飛行機」などは、過去と今を、そして「マイ サンシャイン」で未来と現実を空洞のように風が走り去る美しい作品である。小学校中・高学年向。
ポルシェに乗って現れたきざったらしい男・曾我部綱彦。彼はなんとエリート刑事にして、篤史のかつての恋人だった。篤史を「サディスト」(遼一郎のこと)から救い出すため熱心に口説くが、綱彦の言動には奇妙なところが多かった。全てを察した篤史は、オリーブづくめの部屋に乗り込むが…。表題作ほか、篤史の友達・勝の結婚式が乗っ取られた?大騒動・高松編、さらには、なぜか江戸時代版の番外編も収録。厄介な連中はますます絶好調。
まぶしいほど艶やかな母、伊沙子に再婚話が持ち上がり、娘の水穂は伊豆へ向かった。離婚後、妻子ある男を下田へ追いかけ、わずか三年後にまた違う男。昔から母はそういう人だった。姉の加穂はそんな母に何かにつけ反目する。加穂自身は、夫と別居中だった…祖母、母、そして姉。三代にわたる離婚の系譜という現実を前に、水穂はどう生きるのか。
第1次大戦のツェッペリン飛行船搭乗員の腕時計から、ドイツUボート乗務員、各国空軍のパイロット、現代特殊部隊員の腕時計まで、ミリタリー・ウォッチのメカニズム、機能、特徴、歴史、価格のすべてを初めて明らかにした画期的な事典!軍用時計のマーキング・ガイド付き。
男と女が出あうとき。いくつかの家族、人のかかわり。夢と夢がぶつかり、物語はいよいよ佳境。
西南戦争を経て、西郷隆盛の教えに導かれた男は、新天地をめざし、太平洋を渡った。維新の嵐に翻弄され、異境の地に全てを賭けた男、馬場小三郎。それは新たなる闘いの始まりでもあった。牧師となり各地を伝道してゆく彼の眼に映ったアメリカ日系移民社会の希望と苦悩。
「愛ばかりにこだわっていられない。だからってただ生活しているわけじゃない、ごちゃまぜの人生ー。」日常のふとしたことに感じる甘さ、切なさ、暖かさ。シンプルで何気ない言葉たちと都会的センスのイラストで綴られる、ハートウオーミングな一冊です。
20世紀「傑作時計」の集大成。時計収集・研究で知られる著者の時計読本決定版!カラー写真満載。
北海道開発に精魂を注いだ農・法学者高岡熊雄の回想は、時代をこえて人間の営みの根本を差し示めす。蝦名賢造 北海道著作集第8巻。
「…悪魔…」のひとことを聞くと、ゼンマイじかけの騎士は、カチッカチッという音と共に、剣をふりあげた。冬の夜、恐怖話に聞きいっていた人々の前に、とつぜん物語の中の人物があらわれ、話は思いがけない方向へ展開していくがー。