クリーンエネルギーとして注目の燃料電池。自動車・パソコン・携帯電話・コージェネレーション等本格的な民生用製品への実用化が近づいてきた。その基本原理から、現在の開発状況、技術的な課題、さらに、来るべき水素社会へ向けての提言まで。
クルマはどこまで進化しているか。環境にやさしく燃費のよさで世界的に注目を集め、人気を呼んでいるハイブリッドカー。究極の環境性能をもつ燃料電池車…そのメカニズムはどうなっているのか。エンジン、ブレーキ、ボディ、サスペンション、IT技術…最新テクノロジーはどこまですすんでいるのか。ガソリンに替わる代替燃料には何があるのか。世界をリードする日本の技術。「環境」「安全」「IT化」をテーマに進化しつづけるクルマの最新メカニズムをやさしく解説する。
本書はナノカーボンの、おもに応用・実用化研究に焦点をしぼったモノグラフである。
「世界初」には共通項あり。「理解されないアイデア」「ひとり」、そして「好き」。アシモ、ヘルシオ、H2Aロケット…。開発のプロ達が初めて明かす、苦しくも楽しい人間ドラマ。
人間は自動車を発明して以来、事故をどう減らすかという課題を突きつけられてきた。サイのように巨大で重たいクルマが、個々バラバラに走り回る…これではいくら、自動車道や信号機などを整備しても、渋滞や事故低減には限界がある。いま、ようやくITを利用したテレマティックスにより、クルマ同士をつなぐ巨大ネットワーク社会が誕生しようとしている。進化したカーナビ、ETCに用いられる高速大容量送受信が可能な通信技術、自車の交通情況をセンターに送るプローブカー技術などにより、交通事故死亡者数は半減、渋滞もなくなり、環境への負荷も低減できる。日欧のメーカーに取材し、開発の最前線をレポート。ハード面のみならず、人とモビリティが共生する思想を問う意欲作。
ラジオ少年だった著者は、およそ8年前、珍しい1本の真空管にである。ふとしたキッカケで、常識的には真空管5本が必要なスーパーラジオがこの1本だけで出来ないかと思いたち、苦心の末実現する。以後、誰も成功したことのない、より高度な「1球スーパー」への挑戦がはじまった。本書では、驚愕の1球スーパーラジオ完成の過程を写真や配線図入りで紹介していく。完成した一見チープなラジオが、確かな性能を発揮するのが痛快だ。ここで語られる設計思想や製作過程からは、時間にとらわれず考え抜くことの贅沢さ、楽しさが伝わってくる。
電子材料とデバイスを知る。電子機器の多彩な進展に、材料開発が大きく寄与。基礎から応用展開までを重点解説。
一歩先行く独自技術開発、危機と向き合い意識改革。バブル崩壊後の混迷の中に活力と存在感を示した21社を紹介。