介護の現場で年々大きな課題となっている人材不足の問題に対して、その担い手としての外国人人材への期待は大きい。むしろ、彼らの活躍の場を広げることは、介護のサービスや現場の環境の向上に不可欠といえる。そのため、外国人人材がよりスムーズに現場に適応し専門性を高めていけるよう、外国人にとってわかりやすく効果的な教材が、今、求められている。
本書は、介護という仕事に初めて挑む外国人のための入門書。介護サービスの基本的な内容と専門用語、現場で使われる日本語の表現を、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介し、解説する。
著者は、高齢者福祉サービスの分野で長年の実績のある社会福祉法人至誠学舎立川・至誠ホームの同出版会。日々の介護現場をよく知るスタッフが実践ガイド。一つ一つの動作について、外国人にも理解しやすいように丁寧に説明。説明現場ですぐに使える声掛けフレーズを豊富に紹介、各章末には、ことばのリストを掲載。英語・ベトナム語の対訳も付いているので、一人でも安心して学習できる。
はじめに
1 介護の基本/介護の前に
2 寝起き・立ち座りの動作
3 移動介助
4 食事介助
5 清潔を保つための介助
6 入浴介助
7 排泄介助
※各章末に語彙リストと確認問題
さくいん
女子栄養大学副学長である著者が、学生への長年の栄養学講義をもとに、初学者向けにわかりやすくまとめた栄養学の入門書。
食事摂取基準の改訂に伴う見直しと、最新栄養学の知見を盛り込み、第2版としました。
全編、講義のようなやさしい語り口で、栄養学を学ぶ意義と楽しさを知ることのできる1冊です。
白内障・黄斑変性など視力の衰え対策なら、「視力回復博士」山口先生にお任せ!薬に頼らず、視力ををぐんぐん回復させる鉄壁のコツ、患者に指導し、効果をに発揮している、文字通り目からウロコの方法をズバリ伝授。《主な内容》〈視力再生5日間ドリル〉 このドリルで気になる視力減退をみるみる解消しよう/★〈視力超回復食〉食べるだけ、飲むだけで衰えた視力をここまで復活できる/★白内障・緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症をぐんぐん改善するとっておき対策集/★白内障・緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症を改善する生活習慣のコツ/★白内障・緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症を改善するために何が必要かがわかる50問50答/【視力チェック表】【乱視チェック表】【3点凝視カード】【ジグザグポスター】【ぐるぐるポスター】【季節絵なぞり】も添付。
科学的に体系化された「料理・食事論」と「料理データベース」の2部構成。料理選択型食・栄養教育の実践的教材。
計693点の料理写真・エネルギー量・サービングサイズ(SV)・主要栄養素・料理のワンポイント知識を紹介した「料理群別・主材料群別料理写真一覧」やレシピ(材料と作り方)、7訂食品成分表に基づいた料理1人分の栄養価データとカロリーベースの食料自給率を掲載。
掲載料理が料理群と調理法から俯瞰でき、味、栄養、手間や時間などを体系的に把握できる「主食・主菜・副菜料理マトリックス」「調味の基本7つのタイプ」「食塩量からみた料理地図」「料理群別・調理法別さくいん」など、便利な機能がいっぱい。
潰瘍性大腸炎・クローン病と診断されたこどもや家族の不安を少しでも和らげるために、病気について理解できるように、イラストを中心にやさしく解説した本。どういう病気なのか?や治療法について、また入院中や家庭での生活についてなど、ていねいに解説。患者説明にそのまま使うこともできる。
森拓郎が提唱、超実践的「読む」「見る」ダイエット。
食生活を変えるだけ! 9割成功するダイエット法。
「健康な体は一生の財産」。これは著者が長年標榜しているキャッチフレーズです。日本で初めてプロテインを研究開発し、普及に努め、さらに筋力トレーニングを健康づくりに取り入れた本書の著者は、今でも健康づくりのため啓蒙活動を積極的に進めています。この本は、氏の集大成となるもので健康に効果があり役立つトレーニングや食事の方法をイラストを交え紹介しました。どれも簡単にでき、効果が実感できるものばかりで、一生使える健康本ともいえる一冊です。
2000(平成 12)年に介護保険が開始され、時代とともに世の中の在宅訪問栄養食事指導の捉え方も変わり、訪問栄養食事指導は介護保険を使われる療養者が多くなりました。
超高齢社会への取り組みとして「地域包括ケア」という新たな概念が登場。
この地域包括ケアによって「最期まで自分の住み慣れた地域や場所で」という国民の願いをかなえようと「施設から地域へ」「医療から介護へ」と、施策は大きく舵が切らました。
在宅医療の対象者は小児から高齢者までですが、医療的ケア児の訪問栄養食事指導が年々増加しています。
このような変化を見据え 12 年ぶりに包括的で実践的なテキストを作成しました。
本書は、一般の教科書スタイルではなくファイルスタイルにし、必要なところだけ取り出したり、差し込んだりできるようにしました。
また、執筆を公益社団法人日本栄養士会と共同認定である在宅訪問管理栄養士・在宅栄養専門管理栄養士を取得、かつ在宅訪問栄養食事指導の実践者の方々に、お願いしました。
これから在宅訪問栄養食事指導を始めようとする方や現在、訪問栄養食事指導を実践されている方々 そして、管理栄養士養成教育の場にも活用していただければ幸いです。(本書「はじめに」から抜粋)
いつもの油を変えて一生ボケない!オリーブ油、ココナッツオイル、あまに油、えごま油、米油、ごま油。注目!この油。
へバーデン結節とは、指の第1関節に腫れ・痛み・変形等が現れる疾患です。本書では、つらいへバーデン結節の基礎知識と症状を緩和する方法をわかりやすく解説しました。マッサージやテーピング法といったセルフケア術、へバーデン結節とうまく付き合うための生活術などが満載の1冊です。
プロローグ これがへバーデン結節だ! -症例紹介ー
パート1 おさえておきたい ヘバーデン結節のきほん
パート2 つらい痛みを自分でとる方法
パート3 つらい痛みをおさえるための生活術
パート4 指を安静にするための日常生活の工夫
異常行動にはしる子ども、それは、遺伝でも性格でもない!砂糖の過剰摂取が低血糖を引き起こす!“三白”(白米・白砂糖・精白小麦粉)が栄養バランスを崩す。
食事には作法と決まり事がある。人と人をつなぐ共食や贈答、神仏への供え物、調理の技法と担い手、食具の扱いなど、儀礼と日常の食の社会的な意味を読み解く。ファーストフードや「和食」の国際的な動向にも着目する。
総論 「食」の作法と知識…小川直之/食をめぐるハレとケ…新谷尚紀(対概念としてのハレとケ/ハレの食事とケの食事/おせち料理にみるハレの食)/饗宴と共食…渡邊欣雄(宴の語義を求めて/宴の多義性と定義/饗宴の共食に伴う主客関係/共食物の「ちから」/共食物によって異なる饗宴)/食物贈答…山崎祐子(共食と贈答/中元と歳暮/食物を集めることと分けること)/神饌…黒田一充(神仏への供え物/さまざまな供え物/神饌の運搬と食事)以下細目略/ユネスコ無形文化遺産の「和食」…小川直之/三度の食事…藤井弘章/箸と椀・膳…印南敏秀/焼く・煮る・蒸すと火の文化…石垣 悟/料理人…竹内由紀子/ファーストフードとスローフード…関沢まゆみ/索引
日本人の心身にプラスになる理想的な食事法とは? 最新科学に基づき 「血糖値」「腸」「空腹感」の3つのキーワードで解説する。今や、テレビや週刊誌までもが食品の科学的根拠(エビデンス)に言及する時代になった。エビデンスの有無が、食生活の重要なファクターになっているからだ。そこで本書では「科学的に正しい情報」のみを根拠として、私たち日本人にとっての、理想的な食品や食事法を紹介するーー。
「食」生活をととのえることがうつ病改善の近道です。
栄養ケアプランの項の前に疾患について簡単な解説を収載し、「疾病の知識」を確認。各疾患の栄養ケアプランについて概説、献立作成の要点を明らかにし、コラムにその献立を別の疾患に応用する方法や、その疾患の献立作成に役立つ情報を掲載した。料理の作成に当たっては、盛り付けや食器の選び方にも配慮し、見た目にも「おいしさ」を演出している。今回の改訂にあたっては、『日本人の食事摂取基準(2015年版)』のほか、最新の診療ガイドラインの情報を反映させ、料理の栄養価は『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』を用いて再計算を行った
・悩みや課題を抱える糖尿病患者の多様なパターンを全48個取り上げ,支援・コントロールの視点で解決のためのバリエーションを紹介しました。
・本文はすべて以下の形式で解説を進めています。1基本的な考え方:診療の基本方針を簡潔に記載,
2具体的な治療手順:診療の進め方をstepに分けて解説,3うまくいかない場合はこうする:通常の対応では困難なパターンについて,一歩踏み込んだ考え方や対処法を紹介。
・様々なシチュエーションにおける対応の引き出しを増やし,患者さんも納得する最適な診療を行うためのエッセンスが満載の1冊!糖尿病診療に関わるすべての医療従事者に役立ちます。
1章 境界型〜初期糖尿病患者へのアプローチ
1 糖尿病が疑われる患者への伝え方
2 自覚症状のない患者
3 体重管理ができない患者
4 運動嫌いの患者
5 食事療法を嫌がる患者
6 薬を飲みたがらない患者
7 教育入院が困難な患者
8 経口血糖降下薬併用の具体的な方法・うまくいかない患者
9 低血糖に不安を抱える患者
10 禁酒支援について
11 禁煙支援について
12 サプリメント・健康食品をどう考えるか
13 糖質制限ダイエットをどう考えるか
2章 働きざかりの糖尿病患者へのアプローチ
1 仕事が忙しい患者の通院継続
2 3食外食の患者の食事療法
3 不規則な生活(夜勤等)の就労者
4 肉体労働に従事する患者
3章 高齢糖尿病患者へのアプローチ
1 高齢患者における血糖コントロールと薬物療法のポイント
2 服薬アドヒアランス低下
3 インスリン注射手技が覚えられない患者
4 マルチモビディティの患者
5 咀嚼・嚥下困難な患者の食事療法
6 高齢者糖尿病の運動療法
7 認知症のある患者
8 がん患者
9 訪問看護との連携
4章 糖尿病が進行した患者へのアプローチ
1 長く放置されてきた患者の診断・治療
2 治療中断を繰り返す患者
3 インスリン導入を拒否する患者
4 他科へのコンサルテーションを拒む患者
5 入院拒否する患者
6 透析予防のための取り組み
7 患者が視覚障害を訴えるとき
8 足病変がある患者の生活上の注意点,療養支援
9 合併症が進行した患者(網膜症・腎症)の運動療法
5章 その他の課題へのアプローチ
1 挙児希望について
2 糖尿病合併妊娠
3 小児・思春期の糖尿病
4 小児科から内科への引継ぎ
5 うつ病のある患者
6 睡眠障害のある患者
7 肥満症患者の外科的治療
8 足病変予防のための療養支援
9 歯周病と糖尿病医科歯科連携推進のためのポイント
10 海外渡航時の対応
11 災害に対する備え
12 経済的問題を抱える患者
13 他職種との協働
子どもの食と栄養のテキスト。(まえがき)食は生きることの基本であり、その重要性はますます注目されています。我が国では2005年に食育基本法が制定され、食に関心を持ち、必要な知識を活用して食生活を営むことが、広く国民に奨励されることとなりました。食育基本法が制定される前年には、「楽しく食べる子どもに〜食育に関する指針〜」が保育所に示されました。我が国の食育に対する取り組みは、保育所から始まったと言っても良いでしょう。
食育は生涯を通じて重要ですが、とりわけ乳幼児期の食生活のあり方は重要であると言われています。なぜならば、この時期に生涯にわたる食習慣の基礎が形成・定着するからです。この時期に良好な食習慣を身につけることは、生涯にわたる健康に寄与しますが、課題のある食習慣が身についてしまうと、成人期における生活習慣病などの原因になることが指摘されています。
胎児期から2歳までの約3年間の栄養状態は、子どもの発育・発達のみならず、成人後の慢性疾患リスクや将来の経済状況にまで、影響を及ぼすことが報告されています。さらに小学校就学までの時期は、栄養状態だけでなく、生活習慣・家族関係・コミュニケーション能力の発達・学力にまで影響を及ぼすことがわかっています。このように、乳幼児期の食生活のあり方・食習慣は極めて重要です。その大切な時期を過ごす保育所、幼保認定型こども園、幼稚園で実施される食育は益々重要となり、食育の担い手となる保育者の役割は大きくなっています。
食育基本法制定後には、保育や幼児教育の場でも、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領に、食育推進の項目が追加されました。それにより、保育施設では多職種の全職員が保護者と連携しながら、専門性を活かしながら多角的に栄養・食生活支援を行うこととなりました。
保護者と連携し、子どもの食習慣をつくる支援を担う職種として、身近な存在である保育士・幼稚園教諭の役割は最も重要となります。したがって保育士や幼稚園教諭には、子どもの食生活の課題や健全な食生活を創造する食に関する幅広い知識と技術が必要とされます。
本書は保育士養成課程で学ぶ、子どもの食と栄養の基本的な知識と実践にかかわる必須内容を、コンパクトにまとめています。各章の内容は、指定保育士養成施設の指定及び運営の基準に基づき、保育の対象の理解に関する科目「子どもの食と栄養(演習・2単位)」に対応するよう構成されています。さらなる学びに必要な情報については、資料の入手先を示すリンクを示しました。本書を活用し、保育者に必要な食と栄養の知識を身につけていただきたいと願います。