約4700項目を収録した日本仏教史辞典。寺院・仏典・僧階、法会・宗論、僧侶およびその日記、寺院建築や考古遺跡、仏画・仏像の作例や作者、仏教民俗や民間信仰など日本仏教史全般にわたり、なかでも寺院・僧侶の項目を多く採取した。配列はかな見出しの五十音順。付編として、図像、国師号一覧、禅師号一覧、禅僧別号一覧がある。索引付き。
頭脳ではなく、身体にきけ!「中心」をとらえれば、ビジネスから恋愛まで人生すべてがうまくいく。
天皇・皇族などの墓地=陵墓は、風雲急を告げる幕末、尊攘の嵐の中で被葬者が決められていく。文久の修陵、神武天皇陵の創出、揺れ動く天武持統天皇陵、陵墓と村・崇りなど民衆との関係を探り、さまざまな問題に迫る。
得宗は北条氏嫡宗の呼称である。幕府要職就任者の家系を調査・分析する独自の方法により得宗専制の実態を解明し、家格秩序の存在を明らかにする。あわせて新式目や寄合などを取り上げ、後期幕府政治体制の変化を究明。
文法や発音からしっかり学びたい人の入門書。韓国語の表現・語法をやさしくわかりやすく解説。系統的に学習できる用例解説と豊富なセルフチェック問題。
中世社会には、朝廷・幕府から独立した巨大寺院が存在した。僧侶・商人・職人などの人びとが集合する一大産業センターで、境内都市というべき自由空間を構成していた。境内都市を通して、新しい中世社会像を構築する。
本書は、過去10年間にわたる全国マスコミ各社の入社試験問題の中から40社の国語関連問題を選び、綿密に分析したうえで約500題を精選しました。いずれも出題頻度の高いもの、典型的な出題形式をとるものです。解答の部では単に正解を載せるだけではなく、必要な解説や注意事項を付け加えました。
日本史学に関連する文献解題辞典。古文書・古記録および典籍などの文献史料、金石文あるいは古代刀剣銘などの考古学的遺物、墨書銘・絵画資料などの美術的史料のほか新聞・雑誌について約4700項目を収載。かな見出しの五十音順で配列。各項目には文献の解説とその参考文献、執筆者を掲載。巻末に頭字索引、典籍索引、人名索引、事項索引を付す。
中国地方など11ヵ国に君臨したとも言われる戦国大名尼子氏。戦国動乱の中に滅亡したため実態は不明であった。残された史料を丹念に収集し、初めてその実像を描き出す。戦国期守護論や大名領国制論にも一石を投ずる。
歌舞伎は日本特有の芸能か、その源にあるものははたして何か、中国の民間芸能と共通する精神性や構造を解き明かし、日本的展開をとげた歌舞伎を問う。芸能はもとより、櫓・舞台・花道、役柄・隈取までを俎上にのせる。
21世紀に贈る遠藤文学の貴重な遺産。没後発見された処女戯曲「サウロ」、未刊行長篇「満潮の時刻」など7篇。
古来の山岳信仰と外来の仏教・道教や神道の習合によって形成された修験道。この日本独特の宗教は役行者を祖師と仰ぎ、それぞれの時代において理想的祖師像を創造した。役行者伝承の展開を通して、修験道の歴史を辿る。
海獣葡萄鏡は、西方の葡萄唐草文に、「海獣」と呼ばれる動物が躍動する図像の鏡である。西から東へと、動物・鳥を含めた葡萄唐草文の分析を行ない、葡萄栽培、ワイン醸造、結実する楽園に至る図像のルーツを探る。
現代人の想像を超えた重厚な宗教的世界に満ち溢れていた中世社会。本書は、国家史の枠組みではとらえきれない宗教と社会との多様な関わりを北方史における地域社会に発見し、民衆の視座から多面的に考察する。
古代から現代にわたる日本社会で、人びとはどのようなアイデンティティを形成してきたのか。また、社会の中心と周縁との間に存在する複雑な力関係とそれを媒介する存在とはいかなるものか。日仏両国の研究者たちが五年にわたって行なってきた学際的共同研究の成果をここに公刊する。ヨーロッパとの豊かな対話を切り開いた、新しい比較日本研究。