不健全なる精神に映える狂気というステロタイプ…癩から梅毒、そしてエイズまで百年の西欧史を書き換える視・表象の文化への鮮烈なクリティーク。
出血が止まらず、死線をさまよったときに助けてくれた医師が、なぜ、HIV感染の疑いが濃い血液製剤を使い続けたのか。実名を公表して提訴に踏み切った患者と家族の苦悩と希望を描く。
本書は、若い勤務医を対象に、現状をわかりやすく解説した遺伝子治療に関する入門書。遺伝子治療の基礎・臨床の両方にわたってわかりやすく解析。
ウイルスは、細胞内に入り込み、完結していたヒトの身体情報を一挙にくつがえす他者である。本書では他者・越境者の受け入れなしにアイデンティティのあり得ない今という時代そのものを他者ウイルスの侵入としてとらえ、エイズの暗喩について考えていく。特に、極微の他者・HIウイルス出現の意味性・象徴性について、日向あき子独自の「社会病理と芸術」という視点から、エイズで逝ったアーチスト、-メイプルソープ(写真家)、ヘリング(画家)、ジャーマン(映画監督)…-の言説、作品をモチーフに解明していく。
本書は、生と死をめぐるこころの問題について、世界6ヵ国の第一線の臨床家及び研究者が参加して行われた国際シンポジウムをもとに編まれた。ターミナルケアア・自殺予防・尊厳死の3項目をめぐって議論が展開し、ホスピスやエイズに関する心理的ケア、老人や子供の自殺への適切な対策、海外における治療戦略など精神医学的視点からの積極的な意見が述べられている。とくに現在センセーショナルに取り上げられる尊厳死については、安楽死が認められたオランダの事情、またナチスの悲劇をふまえたドイツの人の論考が収められ、日本も本格的な死をめぐる議論を起こす時期にきていることがあらためて認識させられよう。死にゆく過程を否認することなく正面から取り上げ、生の尊厳を見つめ直すための果敢な試みである。
本書は、医学生物学的基礎研究、疫学と自然史、ワクチンの発見と開発および他の予防戦略、HIV感染とその合併症の治療法の発見と開発、小児HIV疾患の5領域において、NIAIDが実施している多数の研究活動の概要を示します。
本書は“エイズ”を医学・生化学はもちろん、社会科学的な面からも正確に伝えつつ、読み物的な内容を入れ、一般の方々にもエイズを理解していただくとともに、学生諸君には将来“エイズ”に取り組む気持ちをもってもらうことを狙った。
阪神大震災、オウム事件、55年体制崩壊など激動の4年間。フジテレビ記者が取材日記をもとに綴る、報道を報道するルポ。