意外なところで日本の文字とつながりのある、インドのナーガリー文字を紹介します。
「私は生死の間を彷徨い戦没者の意志によって生かされているもの」と考えて、食糧もなく兵器も弾丸もなく、後方支援ゼロ、瘴癘の戦場で山を越え、河を渡り、彷徨する弊衣を纏うた味方兵士のため、没我の境地となり、東奔西走した烈兵団五十八連隊の若き主計士官が書き綴った戦場の記録。青春苦闘の異色ビルマ戦記。
子鉄やママ鉄などの造語も登場するなど、広く浸透してきた鉄道趣味。それでも鉄ちゃんのイメージといえば相も変わらずマニアやオタク…。本書では、そんな鉄ちゃんと結婚した「鉄妻」たちが、鉄道趣味に明け暮れる夫の姿をどう見ているかを徹底調査。日ごろフィーチャーされている夫に代わり、「鉄妻」たちが、これまで大声で語ることのなかった思いのたけを、リアルに告白。
メコンの恵みとコロニアルの暮らし。南国の“お米文化”が育んだインドシナ三国のおかず料理全46レシピ。
「世界一周に出掛けよう、日本でだけどね」。日本に住む外国人は200万人超。国内にある異国を求め歩いた先は、高田馬場のミャンマー少数民族料理、名古屋のイラン料理、長理のカンボジア料理…など20カ国。店主に来日の経緯を聞き、彼らの祖国、その人生に思いを馳せる。ひとりメシは苦手でも、日本で味わう世界一周気分は格別。未踏のグルメ紀行。
臨終を迎えたマハースダッサナ王が、嘆き悲しむ王妃たちに対して、一切の形成されたもの(諸行)の無常を説き示す物語。ほか120話を収録。
本書は、インド最古のインダス文明からアレクサンドロス侵入以前まで。ヴェーダ等の諸文献を縦横に駆使し、政治・経済・文化を解明する。
宝物を求めて大海へ乗り出した商人たちが難破の危機に陥った時、全盲の船長スッパーラカが巧みにこれを救ったという物語。ほか45話を収録。
普遍的思想史の構築。新編集による決定版選集。従来のものとは全く類を異にする画期的な思想史。第1巻では、全体の方法論について考察するほか古代農耕共同体の思想から哲学的思索の出現まで。
馬面の女夜叉の子が、人の過去12年間の足跡を知ることができるという母から授かった能力を使い、悪王を倒してついに国王となった物語。ほか53話を収録。
性欲に悩み、妻にあたり、菜食を実験して離欲者たらんと努め、奉仕の精神で偉大な運動を指導ーその半生を、自らと民衆の言葉で平易に、真率に、ユーモラスに語りかける、『自叙伝』決定版。
アートマンとブラフマンの一如(=梵我一如)がインド思想の根本である。絶対の一元論を説くインド哲学の醍醐味を示す画期的な大著。
美女の官能的な誘惑に、巧妙にだまされた一角仙人が、禅定の力を失ってしまうという、わが国の謡曲や歌舞伎にも取り入れられた物語。ほか17話を収録。
「ブッダ最後の旅」とは。故郷を目指し遊行の旅に出たブッダが出会ったものとは。涅槃への道程を描く、感動の完結編。
最後の旅と大いなる死を描く、ブッダ伝の後篇。最新の原典批判研究をもとに、考古学的・仏教美術的成果をふまえ、真実の姿を探る決定版。
宗教聖典にみる文化・言語表現の分析と西洋的思惟との比較をとおし、インド固有の思惟を詳述。新編集による決定版選集。