見た目はかなり違っても、パンとクラッカーのレシピの違いは大さじ一杯のイーストだけ。似たところなど何ひとつなさそうな言語どうしも、実はレシピがほんの一カ所違うだけかもしれない。言語学は、日本語や英語、アメリカ先住民の言語など、あらゆる言語の多様性の本質に迫りつつある。多様性と普遍性の矛盾を解くカギはパラメータだ。
進化劇の役者たち!博物学者の鋭い目が、個性豊かな動物たちのくらしぶりから、進化の謎の解き明かす。
本書では炭素材料、特に黒鉛と同じ炭素原子の六角網面を基本構造とした炭素材料およびそれらを評価するための基本的な評価技術のいくつかについて解説する。
「エメラルドの首飾り」にたとえられる赤道下の島々が発信する2億人の鼓動。政治に、若者文化に、スポーツに、この国のあふれるばかりの活力を紹介する。
国や企業による独占から、種子の多様性を守る!タネの保存に取り組む、地域事例を紹介。
本書は、植物を語り手として、植物の立場から、植物の世界を描いたものです。長年にわたる植物観察を通して見えてきた、植物の生きかた、生態、多様性、人間との関わりなどを丁寧に解説しています。人間が自分勝手に扱っている植物との関わりが、いかに生態系を脅かしているか、考えさせられる書です。
糖鎖を蛍光で標識し解析する手法として世界ではじめて編者らが開発したピリジルアミノ化法の原理と特徴を詳説する。
人間言語に共通する特徴(普遍性)と変異の幅(多様性)を見出すために、世界中の多数の言語を比較し、言語の全体像やその構成部分を形式的特徴に基づいて分類するのが言語類型論である。その方法論と知見に馴染むことは、種々の文法理論、日本語学、言語獲得や言語心理学を専攻する人にとっても今後ますます重要になるだろう。新しい研究成果を取り入れながら、基本事項を明快に解説したテキスト。
世界各地で、今何が起きているのか。日本のブラックバスから北米の日本産クズまで、第一線で活躍する内外の研究者18名が最新のデータをもとに分析・報告。
単一能力教育から多面的能力教育へー子どものさまざまな能力を制限する現行の教育システムを見直し、子どもの可能性を見いだす。
「これからの教育」に何が必要なのか。臨教審委員として、文部省、日教組に果敢に論争を挑み、一貫して教育の自由化を主張する著者が、21世紀を見すえた改革の視点を提示する!
ファイトテルマータ(植物上に保持される小さな水たまり)とその生物群集を紹介した世界で初めての本。小さな空間、少ない餌、蓄積する有害物質、そうしたすみ場所で、多様な生物が共存できるのはなぜだろうか。竹に切り株、樹洞、葉腋、花、食虫植物のつぼなどの水たまりの生物群集の形成と存続にかかわるすみわけ、競争、捕食、助け合いなどについて、最新の研究成果を紹介している。生物多様性の維持における小さなすみ場所の役割を認識することは、応用的にも重要である。生物群集や自然保護に関心のある人に広く薦められる。