古(いにしえ)より詩のなかでうたわれ、絵画のなかに描かれてきた古代ローマの理想的な自然の風景を庭園のなかに表現したのが、「風景庭園」の始まりである。本書では、何十年にもわたって幾人もの人々の手にかかり姿を変えてきたイギリスを代表する11の庭園を紹介する。そのデザインから歴史的変遷までわかりやすく解説しながら、100点近い写真で日本のそれとは全く違う「庭園」の魅力を解剖。イギリスの人々が年に何度も訪れるという独特の空間には、どんな光景が広がっているのだろうか。巻末には、それぞれの庭園の所在地、開館時間、料金など詳細な情報と地図も掲載、そのままガイドブックとしても利用できるようになっている。
近ごろ、街でよく見かけるようになったそば屋の“自家製粉”の文字。そば粉を自店で製粉することにどんな意味があるのか、そして店主はそばに対してどんなこだわりを持っているのか。東北、関東、信州、北陸、近畿から30店。自家製粉手打ちそばの店主が、そば粉の繊細さとそばの妙味を語る。
日本庭園の魅力を凝縮。各地の有名庭園111か所を選び、その歴史・特色・みどころを、最新の情報に基づき、豊富な写真・図版を用いて解説。概略図・石組み図など詳細。
住宅建築における庭づくり・植栽の基本知識やプランニングの基本として必要な用語約2600語を図版・写真約330点をまじえて簡潔にわかりやすく解説した、本格的な庭園・植栽用語辞典。
古代の人々の暮らしとはどのようなものだったのか?古代庭園の思想、歌や生活習慣から万葉の時代に生きた人々の息吹を聴く。万葉学の新しい試み。古代の生活を実感する。飛鳥苑池遺構や亀型石についてもわかりやすく解説。
空間にあふれる色、匂い、光、ファンタジーそしてエロス。五感を兆発する悦楽の建築空間を求めて。
隠された西欧。キリスト教伝来から鎖国までの約60年間、日本人はあらゆる西欧文化に接触した-。桂離宮・修学院離宮・聚楽第・東照宮・茶室建築など、桃山・江戸初期の伝統建築に、ルネサンス・バロック・マニエリスムの痕跡をさぐる。
知識や仕来たりに囚われず、自分の経験と勘だけで強く生きてきた大工、名人の自分がたり。
本書のねらいは、芸術としての風景デザインを他の分野と共に目指しつつも、造園家として参加するための、心構えをつくる理論を示すことにある。第一部では一般的理論を扱い、第二部では日本庭園の伝統を通じて、より具体的に理論を展開している。
本書は、日本文化を代表する庭園施設を学ぶ人達の指導書として記されたものである。全国にある庭園施設の好例の紹介、沿革の解説、代表的な施設の各々について、その定義・変遷・意匠・工法などの詳述と続く。理解しやすいよう数多くの写真・挿絵・図解を挿入した。
シノワズリーから「インドの花」、そして「ドイツの花」をはじめとする華麗な花々の変遷を、箱根マイセン庭園美術館のコレクションに見る美の競演。
和も洋もあり、自然にふれることを大切にした、さまざまなスタイルの庭を紹介する一冊。
「庭師の国民」が作り上げた、豊かな庭園文化。ハーブ研究家桐原春子が、みずから訪れ、カメラにおさめた140の庭をオールカラーで紹介した、英国庭園案内。
おのれの生涯をも芸術たらしめたミケランジェロ。その伝記に散見する嘘を詩的レトリックとして読み直すことで、芸術家たちの自己成型の伝統を探り、ルネサンス美術の詩的=伝記的根源に迫る。
クローン羊「ドリー」の誕生により、「クローン人間」も現実味を帯びてきた。各界を代表する専門家たちが一堂に会し、クローニング研究が引き起こし得るあらゆる問題を徹底的に討議する、「人類の未来」への羅針盤。
毛越寺・六義園・小石川後楽園・三渓園・有楽苑・永保寺・玄宮園・円満院・西芳寺などを紹介。付録として、名勝指定庭園一覧・重文指定の茶室一覧を付す。