「真の英語力を身につける」とは、どういうことか。批判多き日本の「文法重視型」英語教育は、本当に「無益」なものなのか。英文法を徹底的に分析することによって、確実に語学を習得していったという著者。本書では、文法少年だった頃から「英文法ノイローゼ」にかかった苦学生時代、ドイツ留学時代などを振り返りながら、自身の英文法体験や、英語に関する四方山話を披露する。英文法研究とともに歩んできた著者による「知の自叙伝」。
人権・誘拐・言語・インターネット・交通・エネルギー…錯綜する潜在リスクを事前回避。新世紀アジアの投資シナリオを徹底分析。
マルチメディア社会への期待とは何か?それは、文字や映像や音声の情報を多様なかたちで交流させ、生み出された情報を大量に蓄積し、一人ひとりの必要に応じて活用できる高度なコミュニケーション社会が誕生するのではないかという期待感である。これに反して、増大する不安も、多くの人々によって語られている。マルチメディアといっても、所詮は「人間のコミュニケーションの道具」であるに過ぎない。そうである以上は、「高度の知識や所得を持って、この道具に接近し、道具を使いこなす人々」と「知識や所得が貧弱で、この道具に接近する機会も資金もなく、道具を使いこなせない人々」との格差があらゆる生活や仕事のなかに進入してくるのではないか、という不安である。これらの期待と不安の交錯を目の前にして、本書は、期待が現実のものとなって、不安をできるだけ小さくするための社会的な条件、とくに、経済制度と法制度のありかたを事実と経験を踏まえて検討しようとした。本書で採り上げるのは、いわば、「足下からの政治と経済」から見たマルチメディア社会の展望である。ここでのキーワードは「ネットワーキング」による「もうひとつの社会の可能性」であるとも言えるであろう。本書の通読によって、読者は、この可能性を、マルチメディアによる個性と創造性を支援する自立支援システムの追求の問題として考えるきっかけを獲得される。そして、情報スーパーハイウエイのありかた、文化と経済の関係、空洞化に直面する産業の未来、国際化による生活や企業の変化、地域社会の発展と分権化の波、ノウハウを創造し継承する大学の機能の発展、そして、教育における自立支援ネットワークのありかたなど、これらを総合的に理解し、検討されるに違いない。それによって、不安を解消し、期待を拡大する方向性もまた見えてくると考えられる。
全国の各科一線研究者による活性酸素・フリーラジカルの最新研究成果。
マルチメディア時代の到来が建物に与える変化、そしてインテリジェントビルはどうなるのか。21世紀に向けたデザイン、テクノロジー、エンジニアリングなどのコンセプトと具体例をわかりやすく紹介した。
ブルデューの原点。大学における形式的平等と実質的不平等の謎を科学的に解明する文化的再生産論の古典的名著。
むらと都市は異なる原理で…食と農は同じ原理で…四十年にわたる農村巡礼のなかに、都会育ちの著者が感受した異と同のハーモニー。
本書はプライマリーケアチームの役割と教育の必要性、さらに英国における糖尿病管理体制を含めて、全体像を示し、一般診療所において糖尿病ケアをいかに準備し、実践するかを述べ、糖尿病とその合併症について述べる。